タロットカード【18:月】意味・解釈を正位置・逆位置別解説｜恋愛・仕事・悩み別

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タロット占い【18:月】リーディングで大切な3ポイント

【月】世界観

タロットカードの世界観を知ることで、カードへの理解が深まり、リーディングの幅が広がります。
さっそく【月】の世界観を見ていきましょう♪

「星」に続き、しんと静まり返った夜のカードです。夜空に浮かぶ大きな月に向けて、犬とオオカミが吠える声が聞こえてくるようですね。

泉からはザリガニが陸地にのぼってこようとしています。犬、オオカミ、ザリガニが見上げる月は、太陽と重なるように描かれ、何かを考え込むような表情。

泉から遠くへと続く細い一本道は、祝福を表す黄色で塗られています。その道の先には、2本の塔がまるで世界を分けるゲートのように立っています。

背景の夜空や泉など、全体的に青色が多く使われています。青色は、人の内面性や精神性、潜在意識や心の変化を表します。

このカードは、実際の出来事というよりも、直感や感受性が鋭くなった状態や、精神的な世界を、神秘的に描いているようです。

ではどんな内面の世界を表しているのか、「月」の象徴から考えてみましょう。

月は、満ち欠けを繰り返し、「移ろうもの」の代表です。刻々と姿形を変え、その光も夜道をそっと照らすほど、わずか。陽に対する陰の存在であり、不安定であいまいなものを表します。

ときに人間の内面でも、同じようなことが起こっていると言えそうですよね。
私たちは、先の見えない不透明な状況に対して、不安や恐れで心がいっぱいになったり、相手の気持ちを妄想して、心配したり疑い深くなったりします。

このカードは、そんな、情緒不安定で過敏なときに現れてきます。でも、あなたのその不安や恐怖心は、本当に今、抱えるべきものでしょうか？

【月】絵柄の意味

タロットカードの絵の中には、さまざまな象徴が描かれています。
一見何気なく描かれているような動物や植物、場所や服の模様など、実はその一つひとつに意味があるのです。

そしてその中には、タロットカードをパッと見た印象とは異なる、意外な意味合いが込められていることも。
象徴を知ると、キーワードから受け取る意味とは違った視点から、カードを読み解くことができるでしょう。

それでは、【月】の絵柄に込められた象徴をご紹介していきます♪

 

タロットカードの絵柄・象徴	意味・解説
数字の18（XVIII）の意味	数字の「18」の1と8を足した数の9は、内側へのエネルギーを意味します。
月	三日月・半月・満月という月のサイクルが描かれ、変化のすべてが内包されています。
月の光線	月の光線の数は32本あります。ユダヤ教発祥の神秘主義思想「カバラ」の教えを表した図「生命の樹」の、天球の数10個と、22本のパス（道）を合わせた数です。
月に向かって吠える犬とオオカミ	犬は知性のある文明的なもの、オオカミは野性的なものの象徴です。
ザリガニ	水は潜在意識を象徴し、泉から這い上がるザリガニは、不安や恐怖心の現れです。

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【月】他のカードとの関係性

前後のカードの関係性を知ることで、カードの意味をストーリーのように捉えることができるため、リーディングの際にカードからのメッセージを読み解きやすくなります。

ウェイト版タロットは、私たちの魂の成長物語を表していると言われています。
大アルカナはその物語の章立てにあたるカード。

【愚者】から始まる22枚の大アルカナには、それぞれどんな物語が込められているのでしょうか。
ここではその物語の一部を味わいながら、他のカードとの関係性を見ていきましょう。

18番【月】は「不安と恐れ」を象徴し、不透明であいまいな物事や、常に変動する不安定な状況などを表します。刻々と姿を変える月のように、私たち人間の心も、想像によって感情がゆれ、迷ったり悩んだりしますよね。

未知のものを恐れ、見えない敵と闘い、相手の真意がわからず動揺する…そんな常に移ろう心の状態を表しています。

そんな【月】の前のカードは17番【星】。

【星】は、あなたの才能や夢、理想を象徴します。星で希望を抱いて進み始めたものの、月では暗い夜道を行くように、先が見通せない不安と恐れを抱いてしまいます。

また、【月】に続くカードは19番【太陽】。

【太陽】は成果や達成、幸せを象徴するカードです。
【月】で、恐怖心や不安感を乗り越えて進んだ結果、夜が明けるように先々に明るい見通しがつき、太陽では大きな喜びを感じられるのです。

0番【愚者】から始まる大アルカナは、段階を経て21枚のカードを辿りながら最後の21番【世界】のカードへと到達します。
【世界】のカードは最高地点のゴールへ達したことを意味しています。

こうして大アルカナ22枚のひとつのサイクルが終わり、また新たなステージが始まることを表しているのです。

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タロット占い【18:月】リーディング上達のコツ

【月】ブレインマップで解釈を広げよう

タロットカードの意味や解釈をなかなか覚えられない！と感じている方は多いかもしれません。そんなときに役に立つのがこのブレインマップです。

ブレインマップは、キーワードや解釈を広げていく「言葉の地図」のようなもの。そのカードの持つイメージをあなた自身の言葉で広げながら、カードが持つイメージを膨らませていくことができます。

例えば月のカードの「見えない敵」というキーワードから、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか？

「自分自身」「とりこし苦労」というキーワードが浮かんだら、そのキーワードを書き留めていきましょう。このようにキーワードを広げていくことであなたの感覚にしっくりくるカードの意味を探しやすくなります。

ブレインマップに書かれたキーワードはほんの一部。このブレインマップを参考に、カードからあなただけのブレインマップを作ることもできますよ。

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タロットカード【18:月】の意味｜タロットパレット解釈例

正位置の場合は、不透明であいまいな物事や、常に変動する不安定な状況、それによって揺れ動く心境を表します。

ネガティブな想像をふくらませて、相手の裏切りを疑う、情緒不安定になる、はっきりしない関係性に翻弄されて不安を募らせる、何かにのめりこんで現実逃避する…など、心が少し疲れてしまいそう。見えない敵や妄想と闘っているともいえます。

逆位置の場合は、不安や恐れが徐々に解消されていく予感。状況がクリアになってきて、少しずつ心の平静と落ち着きを取り戻せそうです。

正位置・逆位置によって、月の持つ不安と恐れのエネルギーがスムーズに働くか、過剰になったり不足したりするかが変わります。あなたの本来持っている才能がどう発揮されるかが変わってきます。

でも、基本のキーワードは同じなので、心配しなくても大丈夫です。あなた自身の現状を知って、捉え方を少し変えるだけで望む未来へと歩んでいくことができますよ。

それでは、それぞれの意味を解説していきましょう♪

大アルカナ【月】正位置の意味・解釈

正位置のキーワード
不安や心配を募らせる・不透明であいまいな先行き・戸惑い・真実を見失う・混乱・悪い想像・疑心暗鬼・誤解・不安定な状況・現実逃避・何かを見ないふりをする・秘密や隠し事・騙し・妄想・疑惑・見えない敵

【月】のカードの正位置は、状況がクリアに見えていないこと、それによって不安や心配を募らせることを暗示しています。不透明であいまいな先行きに戸惑い、真実を見失って混乱してしまうかもしれません。

悪い想像がどんどん心の中で大きくなって、疑心暗鬼になり、何かを誤解してしまう可能性もあります。常に変動する不安定な状況から現実逃避するかのように、無意識のうちに何かを見ないふりをしているのかもしれません。

たしかに、誰かが秘密や隠し事をしていて、あなたを騙し、陥れようとしている可能性は否めません。でも多くの場合、誰か、ではなく、自分の心の中に湧き起こる勝手な妄想や疑惑のほうが、問題と言えそうです。

この見えない敵にとらわれて、実際の問題に向き合えなかったり、行動できなかったりすることは、避けたいですよね。少し冷静になってみましょう。今、目に見えているものがすべてではないのです。

大アルカナ【月】逆位置の意味・解釈

逆位置のキーワード
状況が徐々にクリアになる・不安や心配の解消・明るい兆し・少しずつ落ち着く・不安の正体がわかる・誤解に気づく・客観的にとらえ直す・心の中の霧がだんだん晴れる

【月】のカードが逆位置で出ると、状況が徐々にクリアになっていき、不安や心配が解消されていきそう。あいまいだった先行きに明るい兆しが見え、揺れ動いていた不安定な心も、少しずつ落ち着きを取り戻していくでしょう。

不安の正体が、自分自身でふくらませていた悪い想像だとわかったり、誰かや何かを誤解していたことに気づいたり。鬱々と悩み、思い詰めていた問題に対しても、客観的にとらえ直そうという気持ちになるでしょう。

不安定な状況が完全に解決するわけではないものの、心の中の霧はだんだん晴れていくようです。

でも、恐れや迷いが消えつつあっても、真実を見極めるために、結論を急ぐ必要はありません。完全な夜明けを待ってから、明るい太陽の下で進むべき道を決めたって良いのです。

今は、理知的な思考よりも、あなたの潜在意識の声に耳を澄ませ、本能的な感情の部分も大切にしてみましょう。

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続いて、恋愛・仕事・金運・人間関係のケース別解釈をご紹介していきます。

タロットカード【18:月】恋愛・仕事・悩み別解釈例

大アルカナ【月】恋愛｜正位置の解釈

正位置の解釈
モヤモヤ/相手に対する気持ちに迷いがある/思いこみや妄想/先行き不安/迷い/複雑な恋愛事情/秘密や隠し事/あいまいな関係性/不満/裏切りを疑う/混乱/恐れ/真実を見ないふり/だまされ続ける/悪い想像や妄想

【月】のカードの正位置は、不安定であいまいな恋愛を意味します。

片思いの人は、相手の気持ちをあれこれ想像して、モヤモヤしているかもしれません。刻々と姿形を変え続ける月のように、あなた自身の心も移ろい、揺れ動いているとき。相手に対する気持ちも安定せず、まだ迷いがあるようですね。

あなたが相手とどうなりたいのか、結論が出るまでは、動かないほうが良さそうです。思いこみや妄想にとらわれている、深く考えすぎていると思ったら、

好きな音楽を聴いたり美味しいものを食べたりして、上手に気分転換をしてみてくださいね。結論を急ぐ必要はないですよ。

両思いの人は、結婚など、将来の先行きに不安を募らせ、迷いが生じているかもしれません。相手の親など、家族が絡んだ複雑な恋愛事情に悩んでいる人もいそうです。

また、2人の間に秘密や隠し事が増えている可能性も。あいまいな関係性で進む交際に不満を持ったり、相手の裏切りを疑ったりと、心の中は大混乱中。

それでも、恐れの気持ちが強くて、無意識に真実を見ないふりをしたり、だまされ続けたりしているのかもしれません。

悪い想像や妄想にとらわれて、心が疲弊しきってしまう前に、相手を本当に愛しているのか、今後どう付き合っていきたいのか、あなたが自分の本音に耳を傾けることが大切ですよ。

大アルカナ【月】恋愛｜逆位置の解釈

逆位置の解釈
気持ちが定まる/信頼感の芽生え/真実/迷いが徐々に消える/先行き不安の解消/明るい兆し/誤解がとける/信頼関係をゆっくり構築/迷いから抜け出す/自分の気持ちに気づく/視界が広がる/見えなかったものが見える/秘密や隠し事の露呈/もつれた関係の解消/前向き

【月】のカードの逆位置は、明るい兆しが見える恋愛を意味します。

片思いの人は、あなたの中で揺れ動いていた相手への気持ちが、だんだん定まっていきそうです。

相手への理解が深まり、信頼感が芽生えて、あなたにとって心が安らぐ大切な人だと認識できるでしょう。相手にまつわる噂や周囲からの評判に不安を持っていた人も、相手の真実がわかることで、迷いが徐々に消えていきます。

それでも、すぐに相手に積極的なアプローチをする、お付き合いするなど、事を急ぐ必要はなさそう。まずは、これまで移ろいできた心を穏やかに受け止め、ゆっくり進んでいくのが良いでしょう。

両思いの人は、結婚など、将来の先行き不安が解消され、だんだん明るい兆しが見えてきそうです。相手への誤解がとけたり、疑いすぎていたことを自覚したり。信頼関係をゆっくり築いていきましょう。

今は、迷いが生じていた状況から一歩抜け出て、自分自身の気持ちに気づけるとき。ここから、あなたが本当にどうしていきたいのかを考えてみると、視界が広がり、良くも悪くも今まで見えなかったものが見えてくるでしょう。

同時に、秘密や隠し事なども露呈しそう。また、家族や第三者が絡んだ複雑な恋愛事情に悩んでいた人も、もつれた関係が解消していく暗示です。

あなたが選択した結論が何であっても、今、得られた気づきは、あなたを前向きな気持ちにしてくれます。

【相手の気持ち】でタロット18【月】が出たときの解釈恋愛で気になることと言えば、相手の気持ち。タロット占いで、月が出たときの読み解き方をお伝えします♪...

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大アルカナ【月】仕事｜正位置の解釈

正位置の解釈
あいまいで不透明な先行き/精神的な不安/心配や疑問/モヤモヤ/秘密/隠し事/ごまかし/中傷や噂話/だまされる/疑心暗鬼/思い込み/誤解/良くない想像/深く考えすぎ/真実を見誤る/感情的/想像力の高まり/感受性が鋭い/カウンセラーやセラピスト/創作などクリエイティブな仕事

【月】のカードが正位置で出た場合、あいまいで不透明な先行きに、精神的な不安を抱えることを表します。今の仕事の将来性や、自分に合っている仕事なのかという心配や疑問などで、モヤモヤしそう。

また秘密や隠し事、ごまかしなども暗示するため、あらぬ中傷や噂話に振り回されてトラブルを起こしたり、同僚など周囲にだまされているのではないかと疑心暗鬼になったりする人も。

思い込みによる誤解や、良くない想像など、深く考えすぎて真実を見誤らないように気をつけたいタイミングです。

感情的になっているかも、と気づけたら、リフレッシュタイムをうまく取り入れてくださいね。モヤがかかったように、よく捉えられないことでも、時とともに状況は変わります。結論を急がずに、ゆっくり構えていましょう。

一方で、想像力が高まり感受性が鋭くなっているため、カウンセラーやセラピストなど、心を扱う領域や、創作などに関するクリエイティブな仕事への適性も表します。ただ、独立や転職など思い切った判断を下すのは、少しだけ待ってみましょう。

大アルカナ【月】仕事｜逆位置の解釈

逆位置の解釈
明るい見通し/落ち着きを取り戻す/現実的に仕事に取り組む/すべきことが明確になる/ミスの原因を把握/精神的に安定/客観的な判断/トラブルを回避/善後策が見つかる/徐々に好転/ゆるやかな変化/滞っていたことが動き出す/秘密や隠し事が明るみに/迷いや不安の解消/徐々に自信とやる気を回復

【月】のカードが逆位置で出た場合、あいまいで不透明な先行きに、明るい見通しが立ちそうです。

仕事の将来性や自分の適性に不安を抱えていたり、トラブルに振り回されて悩んだりしていた人は、少しずつ落ち着きを取り戻せそう。ここからは、悪い想像をふくらませて過剰に心配することなく、現実的に目の前の仕事に取り組んでいけそうですよ。

職場で自分が何をなすべきかが明確になり、ミスをした場合もその原因が把握できるなど、精神的に安定します。客観的な判断でトラブルを回避でき、問題が起きてもうまく善後策を見つけられ、状況は徐々に好転していくでしょう。

ゆるやかな変化ですが、滞っていたことが動き出します。秘密や隠し事などは明るみに出る暗示なので、もし陰であなたの足を引っ張っていた人物がいれば、それもわかるかもしれません。

いずれにしても、仕事への迷いや不安が解消されていくことで、徐々に自信ややる気を回復できそうです。

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大アルカナ【月】金運｜正位置の解釈

正位置の解釈
不安定な金運/不要なものを購入/衝動買い/うまい話にだまされてお金を失う/現実逃避で大きな買い物をする/財布の紐がゆるむ/無駄な出費

【月】のカードの正位置は、不安定な金運を表します。この不安定さは、揺れ動く心の中を映し出すよう。

何かを心配しすぎて不要なものを購入してしまったり、不安な心を埋めるために衝動買いがやめられなかったり、うまい話にだまされてお金を失ってしまったり…。現実逃避するかのように、大きな買い物をしてしまう人も。

今は、お金を使うことに対して明確な基準が持てず、財布の紐もゆるみがちで、無駄な出費を重ねそうです。買いたい、欲しいという気持ちの裏側にある漠然とした不安感や恐れに気づくことが先決。

買い物で迷うときは、第三者のアドバイスを求めたり、買う価値があるか情報を集めたりして、少し時間を置いてみるのがおすすめです。

大アルカナ【月】金運｜逆位置の解釈

逆位置の解釈
安定した金運/金銭面は徐々に好転/金欠の原因が明らかに/ピンチ脱出/貯金/お金を使う判断基準の明確化/購入を迷うものを買うチャンス/正しい選択/満足できる良い買い物/好きなものにお金を使うと運気アップ

【月】のカードの逆位置は、安定した金運を表します。これまで収入が不安定だったり、無駄遣いなどを繰り返してしまっていた場合でも、金銭面の状況は徐々に好転していくでしょう。

金欠に悩んでいた人は、その原因が明らかになりそう。善後策を考え、早めに対応をとることでピンチは脱出できそうです。心の安定にともなって、貯金もおすすめの時期なので、少しずつでもコツコツと貯めていくと良いかもしれません。

また、お金を使う判断基準を明確にできる良いタイミングです。以前から購入を迷っていたものがあれば、今はチャンス。落ち着いて正しい選択ができるため、きっとあなたにとって満足できる良い買い物となるでしょう。

あなたが好きなものや、ウキウキすることにお金を使うと、運気はぐっと上がるでしょう。

タロット占い【金運】で【月】のカードが出たときの解釈タロット占い「金運」でタロットカード【月】が出たときの意味や解釈例をご紹介します♪...

大アルカナ【月】人間関係｜正位置の解釈

正位置の解釈
不透明な人間関係/精神的に不安定/周囲に疑いの目/不信感/情緒不安/腹の探り合い/秘密や隠し事/ごまかし/あらぬ中傷/良くない噂話/本来の自分を見失う/心の中が混乱/深読み/悪い想像/被害妄想/思い込み/過剰な心配

【月】のカードが正位置で出た場合、不透明な人間関係を表します。精神的に不安定になりがちで、周囲に心を開けず、疑いの目を持ち、不信感を募らせてしまうかも。

疑われる相手側も、あなたの情緒不安によってあなたのことがよくわからなくなり、腹の探り合いのような関係性になっていくかもしれません。実際に秘密や隠し事、ごまかしなども暗示するため、あらぬ中傷を受け、誤解されて悩んだり、良くない噂話に振り回されたりする可能性も。

ただ、悩ましい関係性の多くは、今、あなたが本来の自分を見失い、心の中が混乱していることが原因と言えそう。相手の行動や心理を深読みして、悪い想像をふくらませ、被害妄想的な考え方になったり、思い込みから過剰に相手のことを心配したりしていませんか？

不安から起こした言動でトラブルを招かないように、今はちょっと距離を置くと良いかもしれません。

大アルカナ【月】人間関係｜逆位置の解釈

逆位置の解釈
周囲との信頼関係/明るい兆し/誤解が解ける/不安が解消/状況が好転/相手への印象が変わる/信頼を取り戻す/打ち解けられるチャンス/精神的に安定/クリアな頭/客観的な判断/ストレスが減る/柔軟に交流を楽しむ

【月】のカードが逆位置で出た場合、周囲とは信頼関係が築けそうな明るい兆しです。うまくいっていなかった人とも、お互いに誤解が解けて不安が解消するなど、状況が好転しそうな予感。相手への印象が変わったり、信頼を取り戻すことができそうです。

もしまだ、何らかのわだかまりを感じる場合は、あなたの本当の気持ちを誠実に伝えてみましょう。相手のことがもっとよくわかり、打ち解けられるチャンスです。今は精神的に安定していて、クリアな頭で客観的な判断ができるので、周囲からの噂話や陰口などに振り回され、悪い影響を受けることもなさそう。

これまで不安や心配で固まっていた心も、少しずつほぐれていき、ストレスが減っていきそうです。職場でもプライベートでも、今まで付き合ってこなかった人とも良い関係を築けるとき。柔軟にさまざまな人との交流を楽しんでみましょう。

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ウェイト氏が【月】のカードに込めた意味

アーサー・エドワード・ウェイト
Arthur Edward Waite
（1857年10月2日 – 1942年5月19日）アメリカ合衆国に生まれ、イギリスで育つ。幼いころに父を亡くし、母の祖国であるイギリスに移住。17歳のとき、妹の死をきっかけとして精神世界の研究に傾倒していく。34歳で西洋魔術結社「黄金の夜明け団」に入団。1909年、ウェイト氏が52歳のときにイギリスのライダー社からタロットを発売する。