2023年6月18日、双子座(ふたご座)で新月を迎えます。
「ホロスコープをスイスイ読めちゃう講座」の講師やなかえつこ先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
今回の新月についての解説を担当いたします。
2023年6月18日13:37ごろ、双子座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。
新月から吸い始めた何かを満月には表に出していきます。
今回は新月なので、何かを取り込み始めるタイミング。
何を取り込み始めればいいのか、見ていきましょう。
Contents
2023年6月18日【双子座(ふたご座)新月】ホロスコープを徹底解説
2023年6月18日13:37ごろ、双子座で新月を迎えます。
「2023年6月の新月」の星読みをお伝えしますので、次の満月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用ください。
それでは、2023年6月18日の双子座新月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。
※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 双子座27度でおこる新月
【双子座27度】サビアンシンボル「森から出てくるロマ」
いままでのやり方に疑問を抱く。新たな環境で自分の実力を試してみたいと考える。自分の思うままにチャレンジしていく。 - 新月(太陽/月)にアクセスする星達
新月(月/太陽)と海王星がスクエア
情熱や直感に従うことで気持ちと行動のバランスが取れる。 - その他、特徴的な配置
水星と土星のスクエア:視野が狭くなる。頑固。偏屈。人の意見が聞けない。
金星と木星のスクエア:大雑把。大枠で捉える。
火星と天王星のスクエア:突発的に動く。抑えきれず飛び出す。
水星と火星のセクスタイル:クリアになる。機敏な知性。
金星と水星のセクスタイル:会話を楽しむ。楽観的になれる。何かを生み出す知性。
ホロスコープを読むのが難しい…と感じる人は、下のボタンから星読みテラスのホロスコープを出してみてくださいね。
2023年6月新月は【混沌から生み出される新しいあなたに出会う新月】
2023年6月18日 日本時間13:37ごろ、双子座(ふたご座)で新月を迎えます。
今回の新月を一言でいうと「混沌から生み出される新しいあなたに出会う新月」です。
今回の新月チャートを見てみると、新月は海王星と葛藤の角度。
さらに、私たちの内面を表すとされるパーソナルプラネット(個人天体)である水星・金星・火星にも、それぞれ葛藤を生み出す角度が多く見られます。
海王星からイメージされる“深い海”から新しい新月を生み出すための、産みの苦しみのようなものを感じます。
そんな今回の双子座新月ですが、新月で生み出されるもの、またこのタイミングを乗り越えるためのヒントも、ホロスコープにちゃんと描かれていますので、安心してくださいね。
この先の見通しがぼんやりしやすい|双子座新月
まず最初に、新月にアクセスする星を見ていきましょう。
実は、今回の新月にアクセスするのは海王星のみ。
「スクエア」という葛藤の角度ですが、誤差が少ないタイトな関係で、新月に非常に強く影響を与えると言っていいでしょう。
新月は私たちの心や身体を表しますから、海王星が司る「混沌」「境界線がなくなる」「ぼやける」などの状態になりやすいタイミングと言えます。
新月は物事のスタートも表しているので、この先の見通しがぼんやりする、はっきりと分からなくなったという人も増えそうですね。
前回の射手座満月から、ひらめき力アップのためにぼーっとしてみたり、これまで触れてこなかった分野に触れてみたりした人ほど、この影響を強く感じることでしょう。
満月からの約2週間で、これまでの人生で知らなかったことや、知らなかった常識に触れることで、
新しいものがすんなり理解できず戸惑ったり、これまでの常識が崩れるような感覚に少し怖さを感じている人もいるかもしれません。
けれど今回の双子座新月は、そんな混沌とした状態がピークに達するタイミングでもあります。
この緊張状態は、ここから徐々に緩んでいきますよ。
そして、このぼんやりとした状態を抜けたときには、新しく取り込んだ常識を自分のベースに落とし込み、新しいあなたに生まれ変わっているはずです。
それでは、この混沌とした状態から新しい自分に生まれ変わるために、私たちはどのように進んでいけば良いのか。
もう少し、新月のチャートを読み解いていきましょう。
大きな枠で捉えるからこそ新しい考え方が生み出せる|双子座新月
次の満月までの過ごし方のヒント1つ目は、金星と木星の角度(スクエア)にあります。
メッセージは「もっと大枠で捉えよう」です。
あなたは今、分からないことに対して「今すぐに全て解明したい…!」とか、受け入れられない考え方について「隅々まで完全に理解しなくちゃ」と思っていませんか?
あなたが今まさに接しているものは「これまでの自分になかったこと」なので、それを今すぐに全てを解明するというのは、実は難しい話なんです。
今回の双子座新月では、そういった「分からないもの・未知のもの」に対して、もう少し大枠で、大雑把にふわっと捉えてもいいんじゃない?と問いかけています。
例えば、普段から目的地までの道のりを、曲がり角の位置や信号の名前まで、詳細にチェックしないと気が済まないとします。
今回の新月では、「そこまでガッチガチに準備せずとも大丈夫だよ」と言ってくれているようです。
さらに金星は、水星からの後押し(セクスタイル)を受けています。
水星は知性を司る星ですから、「大枠で捉えること=考えなし」というわけじゃないんだよとも伝えています。
隅々まで理解できていないと不安になることもあるかもしれませんが、大枠で捉えることは、考えることを放棄することではないんです。
考え方や頭の使い方を変えているだけです。
さっきの道のりの例で言えば、出発地点と目的地、大体の行き方が確認できればOK。
金星はヴィーナスの星でもあり、創造性・生み出す星でもあります。
今回の双子座新月ではむしろ、大きな枠で捉えるからこそ生み出せる、新しい考え方があるということも表しています。
コツがつかめると、自分でどんどんホロスコープが読めるようになりますよ。
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突破力と臨機応変さでとりあえず出発してみよう|双子座新月
さて、整理されていない情報や新しい常識に対しても、大枠で捉えてみよう!と思えたあなたへのもう1つのヒントとなるのは、火星と天王星の関係(スクエア)です。
今回の双子座新月タイミングで、混沌の頂点に達したあなた。
火星と天王星の関わりから力をもらうことで、「何もかも全部理解してから動かなくちゃいけない」という常識を飛び越えて行動できるようになるでしょう。
その突破力こそが、この火星と天王星の角度のパワーです。
またまた道のりで例えると、出発地点と目的地、大体の行き方が分かったから、とりあえず出発してみる力が、火星と天王星と言えます。
たとえ突発的に動いたとしても、あなたの頭は非常にクリアに働いています。
状況をちゃんと見て判断することができるでしょう。
私たちは、「知性が豊か」とは「全て分かっていること」だと思いがちです。
ただ、臨機応変に動くことも非常に頭を使うことで、その場その場での判断がこなせるのも知性の豊かさの1つです。
「こっちの道のほうがなんか良さそうだぞ」と、思い切ってそっちに進んでみる。
そうすると、そこには知らなかった素敵な世界がぱぁっと広がっていることもありますよね。
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誰かの何気ない一言で思いこみがふっと和らぐ|双子座新月
そしてもう1つ、ピックアップしておきたいのが、水星と土星の葛藤の角度(スクエア)です。
「真面目にやらなくちゃ」「ルール通りにしなくちゃ」という思いが強くなると、なかなか思うように動けません。
視野が狭くなったり、人の意見が受け取れなくなったりして、なんだか思うように動けないと感じたら、人と話す機会を積極的に持ってみましょう。
相手の何気ない一言から「真面目にやらなくちゃ」という思いこみが、ふっと和らぐことがあるかもしれません。
ちなみに、今回の双子座27度で起こる新月のサビアンシンボルは「森から出てくるロマ」。
「いままでのやり方に疑問を抱き、新たな環境で自分の実力を試してみたいと考え、自分の思うままにチャレンジしていく」という意味を持つサビアンシンボルです。
まさに、今回の双子座新月の星の配置にぴったりですね。
初めてでも簡単に楽しく星が読めちゃう記事もチェックしてみてくださいね。
【まとめ】6月18日双子座(ふたご座)新月から次の満月までの過ごし方
最後に、2023年6月18日の双子座新月から、7月3日の山羊座満月までの過ごし方のポイントを、3つにまとめておきましょう。
- 海王星の影響でぼんやりしやすいタイミング。先が見え辛くなって不安になるけど、その不安は今がピークです。
- 見えづらいからこそ細部まで把握しようとせず、物事を大枠で捉えてフワッとキャッチする力を磨くきっかけにしよう。
- 大枠で捉えて動いたとしても、非常にクリアに頭を使うことができます。新しい知性の使い方を身につけられますよ。
以上です。
素敵な新月をお過ごしください。
YouTubeチャンネル『スピリチュアルリーダーズTV』でも、2023年6月18日の双子座新月について動画で解説しています。
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