占星術には、人の一生を約10年ごとに区切り、それぞれの年代にテーマがあると考える「年齢域」という考え方があります。
15〜24歳頃は、その中でも「金星期」と呼ばれる時期。
感性を磨き、個性が鮮明になっていくことがテーマになる年代です。
「最近、子どもが何を考えているかわからなくなってきた」「勉強よりも好きなことばかりで心配」、そう感じている親御さんに、ぜひ読んでいただきたい記事です♪
金星期に「好き」を思いきり感じた人ほど、次の太陽期(24〜34歳)に自分らしさを力強く開花させることができます。
それでは、さっそく見ていきましょう!
Contents
占星術の年齢域【金星期は15〜24歳】
占星術には、人間の発達段階と天体を結びつけて考える【年齢域】というものがあります。
年齢域は、人の一生をだいたい10年ずつに区切り、【その年代ごとに育むべきテーマと天体】が設定されています。
例えば「0~7歳は月の年齢域で、感情が発達するとき」「7~15歳は水星の年齢域で、知性が発達するとき」というように、その年代ごとにテーマがあるのです。
それぞれの天体の年齢域は次のようになっています。
| 天体 | 年齢域 | 特徴 |
|---|---|---|
| 月 | 0〜7歳 | 感情の土台をつくる |
| 水星 | 7〜15歳 | 知性やコミュニケーション能力を伸ばす |
| 金星 | 15〜24歳 | 大好きという感性を高める |
| 太陽 | 24〜34歳 | 人生の目標を見出す |
| 火星 | 34〜45歳 | 人生の目標を具体的に形にしていく |
| 木星 | 45〜57歳 | 自分のことも人生も受容できるようになる |
| 土星 | 57〜70歳 | 社会的な成果を生み出していく |
| 天王星 | 70〜84歳 | 今までの常識を打ち壊していく |
| 海王星 | 84歳〜死ぬまで | 目に見えない世界へつながっていく |
| 冥王星 | 死後 | 魂の世界 |
この記事では、表の中の金星期(15〜24歳)にフォーカスします。
「金星期」の年代では、どのようなことがテーマになるのかを見ていきましょうね。
さきほどの表をご覧ください!
年齢域の図のとおり、水星期である「7〜15歳」で知識・言語・コミュニケーション力を育てた子どもは、金星期ではいよいよ、感性や好きと感じる力を開花させる段階に入ります。
ちょうど思春期から青年期にあたる時期で、子どもの行動や関心が急に変わったように感じる親御さんも多いのではないでしょうか。
この時期をどう過ごしたらいいか、親として何に気をつければいいのか、占星術の観点からお伝えします。
金星は【愛・美しさ・ときめき】の星
金星は、愛や美しさ、感性、喜び、価値観を象徴する天体です。
「何を美しいと思うか」「何に心が動くか」「何が好きか」の感覚を育てる星です。
また金星は、自分だけの価値観を育てる力も司ります。
1つ前の水星期までは、親や学校など周りの大人の「正解」を素直に受け入れていた子も、内側からあふれる好きな気持ちを大切にするようになっていきます。
実際に、金星期にあたる15〜24歳頃は、ファッションや音楽、スポーツ、芸術、恋愛、友人関係など、さまざまな経験を通して世界を広げていく人も多いでしょう。
好きなアーティストに夢中になったり、気になる人のことが頭から離れなくなったりするのも、ちょうどこの頃です。
理屈ではなく心が引き寄せられる感覚が、金星のエネルギーが動いているサインなのです。
しかし、この年代は子どもによって状況がさまざま。
好きだからやりたいという気持ちを優先することも増え、親とぶつかってしまう場面もあるでしょう。
けれど、それは子どもが自分らしい価値観を育て始めているサインでもあります。
心が惹かれるものに夢中になったり、憧れの人を見つけたりする経験も、金星期ならではの大切な成長です。
年齢域は【花の成長】に例えると理解しやすい
年齢期は「花の成長」としてとらえると理解しやすくなります。
もっと金星期を理解するために、年齢域の流れを見ていきましょう。
この時期の「好き」が、太陽期に咲く花の色をつくっていくんですよ♪
お花の成長サイクルに当てはめると、年齢域がぐんとわかりやすくなったよ~!
月は【0~7歳】
「感情」を司る月が発達する0~7歳の時期は、素直な感情を育むとき。
親や周りの大人の言うことを、どんどん吸収しながら成長していきます。
花に例えると、種が発芽して双葉が出始め、根っこを張ろうとするときです。
水星は【7~15歳】
「知性」を司る水星が発達する7~15歳の時期は、学習能力が発達するとき。
学校やコミュニティの中で様々なことを学び、知識を増やしていきます。
花に例えると、葉を増やして根っこもますます張り巡らせていくときです。
金星は【15~24歳】
「愛や喜び」を司る金星が発達する15~24歳の時期は、豊かな感性を磨くとき。
恋愛や趣味、クラブ活動など、ワクワクすることや、好きなことに夢中になります。
花に例えると、葉が成長してつぼみをつけるころです。
太陽は【24~34歳】
「意思」を司る太陽が発達する24~34歳の時期は、アイデンティティを育むとき。
社会に出て様々な経験を積みながら、自分らしさや使命を発揮していきます。
花に例えると、いよいよ、自分という大きな花を咲かせるときです。
火星は【34~45歳】
「情熱」を司る火星が発達する34~45歳の時期は、行動力がぐんと発揮されるとき。
自分をどんどん外側に出して社会人としての経験を積み、キャリアを発展させていきます。
花に例えると、咲かせた花から種がポロポロと飛び出すようなイメージです。
木星は【45~57歳】
「拡大や発展」を司る木星が発達する45〜57歳の時期は、自分を社会の中で役立てるための力の使い方が身につくとき。
ここまで積み上げてきた経験やスキル、影響力を発揮して、まわりと協働しながら進んでいきます。
花に例えると、火星期でこぼれ落ちた種が大地に蒔かれ、また芽を出して成長をはじめるときです。
土星は【57~70歳】
「制限や課題」を司る土星が発達する57~70歳の時期は、自分の人生に責任を持つ力が育まれるとき。
今までの人生を振り返り、成功だけでなく、失敗や遠回りも人生の糧とし、学んだことを自分の後に続く人たちへ還元していきます。
花に例えると「私は大地であり、花であり、根っこである」というように、自分という存在が世界と統合されていくイメージです。
金星期は【好きという感性を高める】ためにある
金星期には次のようなことが起こりやすくなります。
内側で起きていること
- 「好き」の感覚が急に強くなる
- 見た目やおしゃれへの関心が高まる
- 美的感覚が育つ
- 自分が何者か・何が好きかを、試行錯誤しながら探し続ける
金星期ならではの悩み
- 勉強よりも趣味や推し活、友人関係を優先するようになる
- 急に服装や髪型にこだわり始め、お金がかかる
- 親の言うことを素直に聞かなくなり、価値観がぶつかることがある
- 恋愛にのめり込み、生活に影響が出ることがある
こういった様子が見られるようになったら、まさに金星が象徴する「愛・美しさ・ときめき」といった部分を発達させている最中。
一見すると遠回りや無駄に思える経験も、その子だけの感性や個性を育てる大切な土台になっていきます。
心理的にも変化の多い時期ですが、夢中になりすぎていると否定するのではなく、その子の気持ちを尊重して、ぜひ温かく見守ってあげてくださいね。
金星期だからこそ育てられること
金星期には、次のようなことも育まれます。
- その子だけの感性や個性のカラーが磨かれる
- 「好き」を通して価値観が育つ
- 感受性が豊かになる
- 恋愛や友情を通して、人を大切にする力が育つ
- 将来の夢や生き方につながる興味や関心が見つかる
さまざまな経験を通して「自分は何が好きなのか」「どんな人生を送りたいのか」を少しずつ見つけていく時間です。
だからこそ、この時期の「好き」を大切にしてあげることが、これからの人生を豊かにする土壌づくりになるのです。
「好き」って、とっても大事な感覚なんだね!!
でも実は他にも、月や金星など、他の星の星座からも、ひとりひとりの自分らしさや才能、運勢が分かるから、チェックしてみてね♪
親として金星期の子どもにできること
金星は、占星術において「価値観・好き・美しい」を司る天体です。
金星期の子どもは、このエネルギーを通じて「自分とは何者か」を探り始めています。
つまり、この時期に「好き」を認めてもらえた経験が、子どもの自己肯定感の土台を大きく左右するのです。
また金星は、恋愛や人間関係の心地よさ、お金の感覚とも深く結びついている星。
ここでは、金星期をより豊かな時間にするために意識したい3つのことをご紹介します。
①「好き」を否定しない
趣味でも、部活動でも、夢中になれるものは子どもにとって大切な宝物です。
好きなことに打ち込んだ経験は、自信や自己肯定感を育むことにつながり、将来の仕事や生きがいになることもあります。
金星期に「好き」を思いきり感じた人ほど、次の太陽期(24〜34歳)に「これが私だ」という自分らしさを力強く開花させることができます。
②たくさんの人や価値観に触れる
この時期は、友人や先生、本や映画など、多くの出会いを通して世界が広がります。
自分とは違う考え方や価値観に触れることで、「どう生きたいのか」を考える力も育っていくでしょう。
さらに金星期になると、映画やドラマのなかの登場人物の気持ちに深く共感したり、友達の悲しみを自分のことのように感じて涙が出たりすることも増えてきます。
「なぜそんなことで泣くの?」と思うかもしれませんが、これは金星が育てる「人の痛みに寄り添える感受性」が育っているサインです。
この共感する力は、大人になっても人間関係を豊かにする、大切な才能のひとつです。
③失敗も青春の一部として受け止める
恋愛で傷つくこと、夢が叶わないこと、人間関係で悩むこともあるでしょう。
けれど、それらの経験は決して無駄ではありません。
占星術では、こうした経験は「感情の深さ」や「人を大切にする力」、「自分の気持ちを知る力」を育てる、金星期ならではの大切な学びだと考えます。
嬉しかったことも、悔しかったことも、自分らしい価値観や優しさを育てるかけがえのない経験になります。
「それはつらかったね」「うれしかったね」と、その子の気持ちを受けとめてあげることが大切です。
安心して気持ちを話せる場所があることで、子どもは少しずつ心と向き合い、自分らしい価値観を育てていくことができるでしょう。
傷ついた経験も、喜びにあふれた経験も、そのすべてが金星期の感性を豊かにする大切な宝物になっていくのです。
見守る立場にある方は、すべてを理解しようと頑張りすぎなくて大丈夫。
【まとめ】金星期は「好き」が才能の芽になる
15〜24歳の金星期は、子どもが「自分の感性・好き・美しいと感じるもの」を磨く、かけがえのない時期です。
推し活でも、ファッションでも、音楽でも、恋愛でも、金星期に心から「好き」と感じたものは、その子の人生を豊かにする感性の土台になります。
「役に立つかどうか」より「心が動いているかどうか」を大切にしてあげることが、子どもへの最大のギフトになります。
お子さんの「好き」を大切にして、金星期の感性の芽を育ててあげてくださいね♪
太陽・月・水星・金星などを使って、自分の星を使いこなすコツをお伝えしています。


























