2024年11月16日、牡牛座(おうし座)で満月を迎えます。
星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
「2024年11月の牡牛座満月」の星読みをお伝えしますので、次の新月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用くださいね。
一緒に2024年11月の満月からのメッセージを受け取ろうね♪
Contents
2024年11月16日【牡牛座(おうし座)満月】ホロスコープを徹底解説
2024年11月16日 日本時間6時28分ごろ、牡牛座(おうし座)で満月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。
満月は、新月から吸収してきた何かを外側に出していくタイミング。
何が満ちていて、どんなことを外側に出していけばいいのか見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪
秋分(9/22)から冬至(12/21)までの社会の雰囲気がわかるんだ~!
それでは、2024年11月16日の牡牛座満月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。
※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 牡牛座25度でおこる満月
【牡牛座25度】サビアンシンボル「大きく手入れの行き届いた公共の公園」
自分の労力で手にしたもの・守り抜いたものから大きな恩恵と安らぎを受け取る - 満月(太陽/月)にアクセスする星達
・月と天王星(R)がコンジャンクション(0度)
自由奔放で個性的な日常を求める。独自の感性を大切にする・太陽/月の軸と天王星(R)(0度)が海王星(R)とメディエーション(調停)
想像したものがかたちになりやすく、幸運にも恵まれやすい・月と天王星(R)が海王星(R)と冥王星とミニトライン(小三角形)
限界を超えて夢を追うことを恐れなくなる。社会を変えるほどの強い意志 - その他、特徴的な配置
・火星と冥王星がオポジション(180度)
思いこみ、強引さが行き過ぎ、敵だと思ったものを排除しようとする・木星(R)・水星・リリス・カイロン(R)がミスティック・レクタングルを形成
根底にある怒りやストレスの塊を健全に吐き出していける
ホロスコープを読むのが難しい…と感じる人は、下のボタンから星読みテラスのホロスコープを出してみてくださいね。
2024年11月の牡牛座満月は【恐れを勇気に!新世界へ飛び込む満月】
2024年11月16日6時28分(日本時間)に牡牛座で満月を迎えます。
11月は西洋占星術師が、もっとも注目している月であり、冥王星の動きを無視しては語れません。
「破壊と再生」の力によって社会を揺るがせてきた冥王星が、ついに11月20日に風のエレメントである水瓶座へと完全に移ります。
これによって、いよいよ本格的に「風の時代」へと突入をするということになります。
前回の11月1日の蠍座新月は、その前哨戦。
今回注目している冥王星を支配星にもつ星座(サイン)でおこった新月だったことから、大切な仲間とともに風の時代へと進めば、恐れることはないとお伝えしました。
さらに今回は、本格的に風の時代への最終切り替えが起こる4日前の特別な満月です。
冥王星との因果関係があると考えるのが自然と考え、ホロスコープを読み解いてみました。
予想通り、そこには重要なメッセージがたくさんありました。
新旧のムードが入り混じり、不安定になりがちなこの節目を、軽やかに進むためのヒントを随所に散りばめてくれています。
もし、あなたが今、なにかしら試行錯誤していたり、不安に思っているのならば是非、この満月のメッセージに耳を傾けてみてください。
初めてでも簡単に楽しく星が読めちゃう記事もチェックしてみてくださいね。
新月満月占い|風の時代があなたに求める生き方とは|牡牛座満月
本題に入る前に、「そもそも風の時代って何だっけ?」という方に向けて簡単に説明しますね。
風の時代とは、木星と土星のある配置を根拠に200~400年単位で「火・地・風・水」と区切られる時代のことを指します。
私たちが住んでいる日本に「春・夏・秋・冬」と四季のサイクルがあるように、宇宙でも「火・地・風・水」という4つのエレメントによるサイクルが存在するのです。
風の時代は、2020年12月22日からお試し期間がすでにスタートしており、今月11月20日から本格的に稼働していきます。
あなたは「風」と聞いてどんなイメージが浮かぶでしょうか。
風とは、自由であり、空気であり、何者にもとらえることができない、軽やかなイメージがあると思います。
つまり、すべての物事において、自由で制限がない時代へとどんどん移り変わっていくことを意味しているのです。
そんな時代を生きていくために、私たちはどう過ごしていけばいいのでしょうか。
その疑問に答えをくれるのが、この月と天王星のコンジャンクション(0度)です。
感情と私生活を表す「月」とつねに新しい環境を求める「天王星」が重なるこの配置は、これまでのしがらみをみごとに取っ払ってくれます。
ともに五感を大切にする「牡牛座」に位置しているからこそ、自分の感覚を最優先していいと力強く教えてくれています。
この配置から「あなたの感性を第一とした、自由で開放的な生き方を迷わず選んでいきなさい。」と読み解けるでしょう。
自由で制限がない風の時代だからこそ、迷いがちな私たちに生き方・スタンスを示してくれているのです。
気になる人はこちらの記事で詳しく書いてあるよ♪
新月満月占い|あなたはすでに素晴らしい公園を手に入れている|牡牛座満月
さて、「感性を第一として、自由で開放的な生き方をすればいい」というメッセージを星から受け取りました。
みなさんが真っ先に思ったのは、「え、じゃあ実際何をすればいいの?」という疑問ではないでしょうか。
感性に従って生き方を考えたら、たとえば仕事でいうと、「もしかして、会社員をやめてフリーランスになることかも!」と思われるかもしれませんね。
「でもそれって不安だなあ、家族もいるし…」
「世の中もそういうブームだし、偉い人も「好きなことを仕事にする時代だ」と言うし…」
「実際に行動するにしても、なにから始めていいかも分からないし…」
「失敗のリスクとかを考えちゃうと不安だなあ」
と不安な気持ちがいくつも浮かんでしまい、感性に従って生きたくてもストップがかかってしまいがちです。
今回の満月は牡牛座25度付近で起こります。
牡牛座の25度は、サビアンシンボルでいうと「大きく手入れの行き届いた公共の公園」というメッセージがあてられています。
私たちはこれまで、自分の実力やステイタス、大切にしている物を守り抜いてきました。
ですが、今度は他者、つまり社会全体に対しても、広く助け合いの精神を持つことで、大きな恩恵と安らぎを手に入れることができるということなのです。
言い換えれば、「あなたはすでにこれまでの人生で豊かな“基盤”を築いている」のです。
これからあなたがするべきことは、その基盤の手入れをして好きな植物の種を撒き、水を定期的に与えながら成長を待つだけでいいのです。
そして、綺麗な花や植物がたくさん育ったら、それを周りの人にも開放し、心安らぐ場所として使ってもらえたらいいというわけです。
これからあなたがやることは、3つです。
- まずは理想の生き方を具体的にイメージし、目標を設定する。(種まき)
- 目標を達成するために、知識をつけたり、仲間をみつける。(水やり)
- 周囲に惑わされず、自分の決めた目標に向かって前に進んでいく。(成長)
16日から次の12月1日の新月までに、まずはこの3つに取り組むと心に決めることで、風の時代もおのずと軽やかに進んでいけることでしょう。
こちらの記事ではお仕事や恋愛が上手くいきやすくなる方法が、星座別に分かります♪
気になる人は読んでみてね。
新月満月占い|あなたはただ夢を追いかけていけばいいだけ|牡牛座満月
これから行うべき3つのことをお伝えしました。
まとめてみると、とてもシンプルですよね。
しかし、これを実際に行動に移すとき、抵抗感を感じる方もいるでしょう。
毎日こなす仕事や家庭のことに加え、知らない間に抱えてしまった人間関係。
このように気がつかないうちに多くのものを抱えているあなたがいるかもしれません。
そこで、そんなあなたの手をグイッと引っ張ってくれる星の配置をお伝えします。
それは、月と天王星・海王星・冥王星の4つの星が結ぶ小さな三角形です。
小さいからと言って、侮ることなかれ。
太陽系の中でも強い力を持つトランスサタニアンの天王星、海王星、冥王星の3つの天体が、私たちの感情である「月」と結びついたスペシャルな三角形なのです。
特に注目すべきは、今回のキーである「冥王星」が絡んでいるということですね。
非常に力強い星の配置になりますが、解釈はいたってシンプルです。
この月とトランスサタニアンの3天体の応援により、あなたは限界を超えることも、夢を追うことも恐れなくなるのです。
まさに鬼に金棒。
怖いものなしです。
時間的に余裕がないとしても、他の問題が多くて心に余裕がなかったとしても。
そんな悩みから脱却するために。
理想の夢の世界で現実的に生きていけるように。
今が頑張りどきで、限界を超えるときだ。
なりふり構わず夢を追うときなんだと、星たちはあなたに喝を与えてくれています。
いかがでしょうか。
星たちの力強い声が、あなたにも少しずつ響いてきたのではないでしょうか。
でも実は他にも、月や金星など、他の星の星座からも、ひとりひとりの自分らしさや才能、運勢が分かるから、チェックしてみてね♪
新月満月占い|「もううんざり!」という気持ちが原動力になる|牡牛座満月
星の後押しがあるものの実際に一歩踏み出したからといって、トントン拍子に行くとは限りません。
でも、そこで引き返すのは時期尚早です。
人によって正解は様々で、確固たる正解がない中、ちょっとしたつまづきで「私には無理だ」と思い、引き返してしまいたくなるかもしれません。
あなたをそう思わせるのは2つの恐れに起因しています。
- たった一人で確固たる支えや補償がなく進むことへの恐れ
- 剥き出しのありのままの自分を見られる恐れ
和を大事にする日本人は空気を読むのに長けているので、それが行き過ぎると、これらの恐れが生まれるのでしょう。
「良い人でいたい」
「嫌われたくない」
という思いが年月を経て積もっていき、自分の本当の気持ちを抑圧し続けます。
それは、あなたにとっては非常に不快な感情となり、
「そんな気持ちは無かったことにしたい」
「こんな私を見せてはいけない。嫌われてしまう」
と、更に気持ちを押し込めてしまうのです。
それらはいつしか重い枷となり、あなたの動きを鈍くさせます。
まゆちん先生、その重い枷ってどうやって外していったらいいんですか~!?
活力を生む火星と極端性の冥王星が、お互いを敵として認識し、にらみ合っているかのようなこの配置は、「嫌いなものを徹底的に排除したい」という欲望をかき立てます。
あなたの根底にある、今まで抱えていた「怒り」や「悔しさ」、「妬ましさ」といった強力ないわば醜いとされる感情が表に出やすくなるのです。
今まで一生懸命ふたをしてきた感情が表に出るということは、一見悪いことのように思えますが、今回に限ってはそうではありません。
あなたが行動できない原因となっている重い枷を、この抑圧されている醜い感情がいとも簡単に外してくれるのです。
例えば、
- 政治や社会経済における不安と怒り。
- なぜあの人は成功しているのに、私は変わらないんだろうという妬み。
- 財政面で苦しい、もしくは理想とはかけ離れた生活を余儀なくされていることへの不満。
- 会社に行くのがしんどい。毎日食事を作るのがキツい。子育てのプレッシャーなど
「もうこんな状況が続くのは、うんざりだ!」と思える気持ちこそが、あなたの中の反骨精神を育み、現状を変えていく原動力になりえるのです。
新月満月占い|不安をどんどん手放してきましょう|牡牛座満月
「負の感情を上手に原動力に変えていきましょう!」とお伝えしたところで、さらなる不安がよぎったことと思います。
それは、自分の醜さを外に開放していくことへの怖さです。
でも、安心してください。
次の星の配置により、健全に気持ちを吐き出していけるのです。
リリスと木星の「風」、水星とカイロンの「火」が織りなす、「風によって威力を強めることができる火」という関係性でつくられた大きな四角形は、非常に相性が良いのです。
月の遠地点と呼ばれるリリスは、心の奥底に眠っている深い感情を呼び起こすのが得意です。
そのため「心の傷」と称されるカイロンが、リリスと反発し合うために、負の気持ちを外に出そうとすると、感情がまとまらず、ぐちゃぐちゃになってしまいやすい配置となっています。
しかし、水星と木星が溢れる感情を上手にとりなしてくれます。
4つの星がお互いにちょうどいいバランスを保っているため、今こそ不安などのネガティブな感情を吐き出す絶好のタイミングです。
だからこそ、16日から次の新月である12月1日までの期間は、今まで溜め込んできた感情を思いっきり吐き出してみてください。
もちろん遠慮は不要です。
どうやって感情を吐き出していいか分かりません~!!
-
満月に向かって抱えている不安や怒りなどを叫ぶ。
声に出しても、出さなくてもどちらでもOKです。
何も出てこなくなるまで叫び続けましょう。
-
真っ白の紙を用意して、そこに心ゆくまで負の気持ちを書き出す。
最初はあまり出てこないかもしれませんが、書いているうちにびっくりするくらいどんどん内から感情が溢れてくるはずです。
数日にわけて、心がスカッとするまでとことん書き出してみましょう。
たったそんなことで、本当に前へと動けるようになるのだろうか?と不安になるかもしれませんが、安心してください。
前へ進もうと少しでも行動に移したあなたには、その分の幸運が訪れると、次の星の配置が教えてくれていますよ。
太陽と月の満月の軸に、先進的な天王星と幻想性の海王星が調和を生み出します。
そのため、あなたが「こうなったらいいなあ」という願望が叶いやすく、不思議と幸運にも恵まれるという、大変心強い星の配置となっているのです。
つまり、今からあなたが想像し、動き始めるものには「良い結果が出やすいですよ!」と満月が太鼓判を押してくれているのです。
さらに、冒頭でもお伝えしましたが、今回は牡牛座で起こる満月なので五感に優れています。
あなたが実際に動いてみて楽しい、学びに触れてみて楽しい。
やってみて癒される。
これならずっとできるかも!と思ったことはあなたの夢を叶える大きなヒントになりえます。
何かを感じたらすぐさまメモをしたり、どうしてそう感じたのかを深堀りすることも忘れないでくださいね。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
【まとめ】11月16日牡牛座(おうし座)満月から次の新月までの過ごし方
さて、今回の満月を読み解いてみてどう感じたでしょうか。
風の時代を生き抜くためのヒントがたくさん含まれているので、何度か読み返して、前へ進む足掛かりにしてみてくださいね。
この記事を読んで、風の時代を生きることに楽しみを見出してもらえたら嬉しいです。
これは余談になりますが、今回のホロスコープを最初に読み解いたとき、まるで新社会人として初めて会社に足を踏み入れたときのようなドキドキを感じました。
不安と期待が入り混じったような、やってやるぞ!という決意のような、武者震いはちょっと大げさかもしれませんが、そんな高揚した気持ちです。
はたしてどんなことが起こるのだろうと未知の世界にワクワクしています。
恐れを勇気に変えて、最高の新世界へと一緒に飛び込んでいきましょうね。
最後に、2024年11月16日の牡牛座満月から、12月1日の射手座新月までの過ごし方のポイントを、もう一度まとめましょう。
- 理想的な生き方を具体的にイメージしていきましょう。
- 恐れ、怒り、不安などの感情はあなたを動かす原動力になります。
- 前に動く勇気が出ないときは、不安をどんどん吐き出していきましょう。
「11月16日牡牛座(おうし座)満月」のホロスコープ解説は以上です♪
実りある素敵な2週間をお過ごしください。
みんなも素敵な満月を過ごしてね~♪
YouTubeチャンネル『みらいテラス』でも、2024年11月16日の牡牛座満月について動画で解説します。
ぜひご覧ください♪
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