火星は外へ向かって自分を表現するモチベーションを意味する天体です。
火星は約2年に1度逆行し、火星が逆行すると自己表現のエネルギーが弱くなったり、エネルギーがスムーズに出せなくなったりすることが起きやすいと言われています。
この記事では、火星逆行について詳しくご紹介します。
火星逆行中に起こりやすいことや、今回の火星逆行期間の過ごし方について、これから詳しく説明していきますね。
なんだかあぶなっかしくて、ヒヤヒヤするね〜
火星はパワフルじゃからのう。火星のエネルギーを正しく扱えれば、必要以上に怖がることはないぞ。
まずは火星逆行について説明していくぞ。
Contents
火星とはどんな星?
火星とは、太陽系の太陽に近い方から4番目の位置にある天体です。
公転周期は2年弱で、1つの星座に約2か月間滞在します。
太陽系の天体の中では2番目に小さい天体です。
けれど赤い色に見えることや、ギリシャ神話に出てくる戦いの神であるアレースからも、エネルギッシュでパワフルな天体と表現されます。
火星はわたしたちが持っている内なる想い、自分の才能や個性を外側へ発揮していくサポートをしてくれる存在です。
火星のエネルギーをうまく使いこなすことで、あなたの夢を実現したり、自己表現に一役買ってくれたり、社会で役に立つための行動力を与えてくれたりします。
火星逆行とは何か?
太陽系の天体は、太陽を中心にして常に同じ方向へ向かって動いています。
このような状態を順行といいます。
火星の場合は、2年に1回、約2か月の間、本来の進行方向とは逆向きに動くように見える現象があり、それを火星逆行といいます。
火星逆行中は火星の力が普段とは違った形で影響するので、外へ向かって自分を表現するモチベーションに停滞が訪れます。
火星はもともと自己表現を表す星ですので、火星逆行で何か決定的な悪いことが起きるわけではありません。
どちらかというと、今までの好調な流れが一転して滞るようになるといったイメージです。
モチベーションが停滞してしまうことに対し、振り返りが求められる時期になると言われています。
また、この時期に振り返った事柄は、順行後に大きく飛躍していくとも言われています。
2024年の火星逆行の期間【2024年12月7日~2025年2月24日】
火星は2年に1度、約2か月の間逆行します。
2024年12月に始まった火星逆行は、2025年2月24日に終わります。
火星のパワーが弱まる逆行期間は、エネルギーがスムーズに出しにくくなり、自己表現や行動力の勢いが弱まるなど、エネルギーのコントロールや見直しが促されます。
開始 | 終了 | 逆行サイン | |
2024/12/7 | ⇒ | 2025/2/24 | 獅子座 → 蟹座 |
前回は、2022年10月から2023年1月にかけて、火星の逆行が起こりました。
その時、自分の身に起こったことがどんなものであったか思い出してみると、火星逆行期間をうまく乗り越えるヒントになるかもしれません。
逆行期間を上手に使って、豊かな時間を過ごせるように、火星逆行期間の影響はどのようなものなのか、具体的に見ていきましょう。
2024年の火星逆行の影響【獅子座・蟹座】
2024年12月に始まった火星逆行は、2025年2月24日に終わります。
火星逆行の影響は、どの星座で起こるかによって影響も変わってきます。
2024年の火星逆行は獅子座から蟹座にまたがって起こるため、前半と後半でムードが変化します。
前半の2024年12月7日から2025年1月6日までは、獅子座が象徴する「自己表現」「プライド」といった面で影響を受けやすくなるでしょう。
そのため、思いを表現する方法や、自分が何を誇りとしているのか、ということに見直しが入る期間と言えるでしょう。
火星が獅子座に滞在すると、自己表現や創作活動への意欲が高まってきます。
自分らしさに自信を持ち、堂々と自分の思いや考えを表現していく時期と言えるでしょう。
しかし火星の逆行期間中は、火星の持つ力が停滞するので、自分に自信が持てなくなったり、どう表現したらいいのか迷いが生じたりするかもしれません。
そんなときこそ、あなたの根底にどんな誇りや信念があり、それを表現することで何を実現したいのかということを見直すのに打ってつけのタイミングです。
迷いや不安を無視せずに向き合うことで、確固たる信念や誇りが育ち、火星逆行が終わってから、さらに自信を持って行動していけるでしょう。
火星逆行の後半は、2025年1月6日から2月24日に、蟹座のサインで起こります。
蟹座は感受性が豊かで、身近な人たちに惜しみなく愛情を注ぐ星座です。
そのため、身近な人たちとの関係性について見直す期間となるでしょう。
火星が蟹座に滞在すると、家族や身近な人たちとの絆をもっと深めたいという思いや、自分にとっての居場所をさらに良いものにしたいという意欲が高まります。
心を許せる人たちとの関係や、安心してすごせる居場所をより良いものにしていくためにぴったりな時期と言えるでしょう。
一方で、火星の逆行期間中は、思いが強くなりすぎて、家族との衝突が増えたり、身内以外の人たちに対して排他的になったりする可能性も。
火星逆行中は、自分の気持ちや行動を俯瞰してみるように意識しながら、身近な人たちとの関係性や、あなたの居場所について見直すことがおすすめです。
そうすることで、あなたが安心してすごせる居場所と、そこに集う人々との絆を育むことにつながるでしょう。
火星逆行の影響【1】調子が出ず実力が発揮しづらくなる
火星は外へ向かって自分を表現するモチベーションを意味する天体。
順行しているときは自己表現や夢の実現、社会で役立つためのパワーを発揮しています。
でも、逆行期間中は一旦おやすみ。
これまで外側に向けて発揮されていた火星のエネルギーを、一度内側に向ける必要が出てきます。
そのため、これまでのやり方通りではうまくいかず「なんとなく調子が出ない」「自分の出番がない」と感じて、実力を発揮しづらくなる人が増えそうです。
スランプに陥ったように感じて「不調の原因は何なのか?」と、自分の内面やとりまく状況を見直すようなことも出てきそうです。
火星逆行の影響【2】イライラしやすく感情が爆発しやすい
火星逆行中はエネルギーが思うように使えなくなることにより、イライラや葛藤を感じやすくなります。
そのため、ストレスや鬱憤がたまりちょっとしたことで感情が爆発しやすくなり、衝動的な言動で喧嘩や口論になってしまうことが考えられます。
感情をためこんだり、我慢する癖がある人、感情のコントロールが苦手な人は、この期間の過ごし方に注意が必要です。
心にもない言動で身近にいる人との関係にヒビが入ったりしないよう、他のことでストレス解消したり、適度に気分転換するよう心がけると良いでしょう。
滞ったエネルギーに逃げ道をつくってあげることで、コントロールしてみてみましょう。
火星逆行の影響【3】エネルギーの使いどころの見直し期間
火星逆行期間中は、火星の外に向かって表現するパワーの流れが弱まりがちです。
そのため、これまで外に向かってどんどん表現する火星のパワーの流れにのっていた人にとっては「本当にこれまで通りでいいの?」と気持ちが揺り戻されたり、エネルギーの使いどころの見直しを迫られたりすることがあるかもしれません。
イライラとかモヤモヤが溜まって爆発しちゃうとか、周りの人も穏やかでいられないからつらいよね〜。
それでも「火星逆行中だから」と前もって知っておけば、何かしら対策は立てられるはずじゃ。
お次は、天体の逆行現象について説明するぞ。
2024年の火星逆行期間の過ごし方
火星逆行期間の過ごし方【1】情熱を取り戻し行動力を調整していく
火星逆行中のおすすめの過ごし方は、モチベーション維持の準備として使っていくことです。
火星は、外に向かうエネルギーを表しており、「行動力」「闘争心」「モチベーション」といったやる気にあふれた天体です。
火星逆行中は、そういった火星の力を上手く使えなくなるため、やりたい気持ちはあるのに上手く行動に繋がらないといったもどかしさを感じそう。
逆行期間中は無理にやる気を出そうとせず、今までのやり方をゆったりと続けていくこと、一息ついてお休みすることも大切にしましょう。
獅子座の火星は、自信をもって自分の考えをどんどんアピールしてみたり、創作や表現に力を入れる力を持っています。
しかし、逆行の時期に何か新しいことをスタートしても成果が出にくく、自信が失われてしまいがちです。
今回の逆行期間は、結果や評価など外側からの反応ではなく、自分自身に対して恥ずかしくない行動ができているか? ということを意識して動いてみると良いでしょう。
また、火星は蟹座に入ると、はたらきが弱くなると言われています。
逆行中はとくにやる気が出なかったり、行動することに躊躇してしまったりするかもしれません。
そんなときは、焦って無理に行動しようとせずに、まずは自分がどうしたいのか、あなたの気持ちを大切にすることで、取るべき行動が見えてきそうです。
逆行期間中は、焦りや義務感から無理に行動しようとせずに、自分の気持ちをよく見直した上で、必要だと思うことに集中して動けるように、行動力を調整してみてください。
なかなか上手くいかないなと感じるときは、今までのやり方を見直すのもおすすめです。
2025年3月には火星が順行に戻るため、新しいことにチャレンジするのはそのタイミングに合わせると、スムーズに進んでいくでしょう。
火星逆行の期間を有意義に過ごすことで、逆行が終わる頃には、自信を持って全力で取り組みたいことへのスタートが切れる状態になっているでしょう。
火星逆行期間の過ごし方【2】感情のコントロール方法を身につける
火星逆行期間中に気をつけることは、「感情のコントロール」です。
火星は「自己主張」の天体なので、火星逆行中はエネルギーが思うように使えなくなることにより、イライラや葛藤を感じやすくなります。
獅子座での火星の逆行期間は、とくに自分のプライドを守るために、攻撃的になってしまう可能性が。
火星逆行中は熟考せずに勢いに任せて意見を押し通そうとしてしまったり、傲慢さが現れやすかったりする時期ですが、獅子座での逆行中はとくにこの傾向が強くなりそうです。
逆行期間の後半になり、火星が蟹座に入ると、攻撃的な行動として表れることは少なくなりそうですが、逆に不満を抱え込みすぎる可能性が。
また、感情の揺れが大きくなり、気まぐれになったり、言動が一貫していなかったりして、無意識のうちに周囲を振り回してしまうことがあるかもしれません。
このように、火星逆行中はいつも以上に感情のコントロールやエネルギーの使い方を意識する必要が出てくるでしょう。
日常的に感情を溜め込んでしまう人、言いたいことを我慢しがちな人は、この期間に思いもしない形で感情を爆発させないためにも、こまめに自分の感情をチェックするようにしましょう。
感じていることを紙に書き出してみたり、1日の終わりに日記を書くことで、自分の感情に気づきやすくなる手助けになります。
ついイライラを身近な人にぶつけてしまったり、怒りっぽくなりがちな人は、この期間に感情をコントロールする方法を身につけると良いでしょう。
疲れを感じる前に息抜きやリフレッシュする時間を取り入れたり、朝に瞑想の時間を取り入れたりするのも、感情を落ち着かせることに役立ちます。
また「人はこうあるべき」といった強すぎる固定観念によって、怒りの感情が強くなっている人もいます。
必要以上の「〜するべき」は手放してしまうのが良いでしょう。
そして「自分の手で変えられないものは仕方がない」といった、良い意味での割り切りを身につけると、自分も身近な人も楽になるでしょう。
いずれにせよ、自分の感情がどこから来るのか、自分の内面を客観的に捉えてみたり、見直しをするのに良いタイミングです。
火星逆行期間が終わる頃には、以前より感情がコントロールできるようになって、日々を機嫌よく過ごせるようになっているイメージを持って過ごしましょう。
【12星座別】火星逆行期間をいかすためのヒント
火星の逆行はモチベーションを維持する期間とすることもできます。
2025年2月24日までの火星逆行をいかす、12星座別のヒントはこちらです。
参考にしてみてくださいね♪
太陽星座が分からない人はここから調べられるよ♪
星座別ひとことメッセージ
- 牡羊座 前半は趣味に没頭してリフレッシュを。後半はお部屋を掃除すると気持ちがスッキリしそう。
- 牡牛座 前半は家族との距離を上手に取ることを意識して。後半は情報の取捨選択がポイントに。
- 双子座 前半はひとつの分野に絞って学びを進めると良さそう。後半は、前半の学びを踏まえて、才能を磨いていくことが大切。
- 蟹座 前半は得意なことに磨きをかけましょう。後半は情熱を信じて行動してみて。
- 獅子座 前半は心が燃えるような、あなたがいきいきできることを探してみて。後半は無理をしすぎず、安心感を得られる場所の確保を。
- 乙女座 前半は美しいアートや音楽に触れると心が落ち着きます。後半は仲間と接する時間が助けになりそう。
- 天秤座 前半は制限をかけずに理想を思い描くことが、停滞した状況を切り開くカギに。後半は普段とは違う方法を試してみることが成功のカギ。
- 蠍座 前半は「いつものやり方」と違うことを試してみると上手くいくかも。後半は得意なことを学び直してみることで、新たな展開が開けそう。
- 射手座 前半は先輩や年長者の話を聞いてみると、やる気を取り戻せそう。後半は行き詰ったら少し離れてみることがおすすめ。
- 山羊座 前半は周囲からの意外な提案を受け入れてみると良い流れがつかめそう。後半は人間関係では適度な関係を保つことを意識してみて。
- 水瓶座 前半は適度な距離感と心地良い会話で、win winな人間関係を目指しましょう。後半はしっかり休養をとることを意識して。
- 魚座 前半は疲れたときはしっかりと体を休ませて。後半は読書や映画鑑賞など趣味を楽しむ時間を持つと、心身のバランスが取れます。
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【火星逆行Q&A】火星逆行でよくある疑問・質問
最後に、火星逆行にまつわるよくある疑問・質問についてお答えしていきます。
火星逆行Q&A【1】火星逆行期生まれだと影響はある?
火星逆行はどんな人にも影響しますが、火星逆行生まれさんの中には
「自己主張が苦手」
「怒りをため込みがち」
「言いたいことを飲み込んでしまう」
といった特徴がみられることもあるようです。
場の雰囲気を読みすぎてしまったり、思いを伝えるタイミングを逃しがちだったりと、自分を犠牲にして我慢することが多いかもしれません。
火星が逆行する期間は、そうした傾向が強くなる人もいれば、あまり影響を受けない人もいるでしょう。
もしイライラすることや、我慢することが多いなと感じたら、一線を越えて大爆発する前に、気持ちや考えを少しずつ相手に伝えていくことが大切です。
火星逆行Q&A【2】転職を考えているけど大丈夫?
すでに転職先の候補が決まっていて、前向きに準備を進められそうであれば問題ないでしょう。
気を付けた方が良さそうなパターンは、以下のようなものです。
- 今の仕事に飽きたから辞めたい
- 職場の環境が合わないから変えたい
- 趣味で続けていたことで起業したい
現状に満足できていないから、とりあえず今の職場から離れたい!と、その後のビジョンが明確ではないまま行動してしまうことです。
火星は「やる気」「モチベーション」「行動力」を表す天体であり、目標やゴールに向かってどんどん進んでいける力強さがあります。
しかし、逆行中はそういった面が裏目に出やすくなり、現実的に考える前に行動して失敗してしまったり、勢いに任せて転職したけど前の職場の方が自分に合っていたと気付いたりしそうです。
よく考えた上での結論であれば問題ないですが、感情的になって決めてしまうのはリスクがあります。
今の想いも大切にしつつ、決断するのは、火星逆行が終わる来年2月24日以降にするという方法もあります。
今の状況や自分の気持ちを冷静に分析して、後悔のない選択をしていきましょう。
火星逆行Q&A【3】ケンカした友人と仲直りする方法は?
火星逆行中は、火星が司っている「自己主張」が不安定になりやすく、イライラしたり気持ちが乱れたりする場面が増えそうです。
そのため、普段であれば口にしないような言葉も勢いに任せて言ってしまったり、売り言葉に買い言葉のように収拾のつかないようなケンカに発展しやすい時期とも言えます。
自分の意見を否定されると、つい言い返してしまいそうになりますが、火星逆行中は禁物。
一呼吸おいて冷静に思いを伝えること、相手の意見を聞き入れ受け入れる姿勢でいることが大切です。
ただし、自分の気持ちを押し殺してまで相手の意見を受け入れるのもナンセンス。
どうしても聞き入れられないときは、思い切って距離を置くことも必要かもしれません。
【まとめ】火星逆行期間中に感情を見直し、本心から情熱を発揮!
火星逆行期間は、調子が出ずにフラストレーションが溜まったり、情熱の燃やし方や、何のために行動するかに見直しが入ったりする可能性が考えられます。
でも、止まったり逆戻りしたように見えたとしても、時代は少しずつ着実に進んでいきます。
少し混乱が起こるかもしれませんが、それは一時的なもので、順行に戻れば解消されるはず。
逆行期間は、情熱やエネルギーを注ぐ方向性を見定めるための準備期間という気持ちで、自分の内側に意識を向けてみると良いでしょう。
火星逆行の時期に起こることを肌で感じながら、本心から湧き上がる情熱を発揮できるようになっていきましょう!
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