2022年4月1日、牡羊座で新月を迎えます。「ホロスコープをスイスイ読めちゃう講座」の講師やなかえつこ先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2022年4月1日 日本時間15時24分ごろ牡羊座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
次の4月17日の天秤座満月に向けて、どのような種を蒔くタイミングなのでしょうか。
詳しく読み解いていきましょう。
あなたの星座へ新月のひとことメッセージがあるよ!
ぜひ最後まで読んでみてね!!」
Contents
2022年4月1日 牡羊座新月のホロスコープを徹底解説!
2022年4月1日 15時24分ごろ、牡羊座で新月を迎えます。
さっそく、詳しくチャートを読み解いていきましょう。
- 牡羊座12度でおこる新月
【牡羊座12度】サビアンシンボル「野生の鴨の群れ」
権力や支配することで社会が成り立つことへの反動
- 新月(太陽/月)にアクセスする星達
【1】新月(太陽/月)に水星がコンジャンクション(0度)
自己表現力が高まる、思い通りになるよう計画する、会話能力・共感能力の高まり【2】新月(太陽/月)にカイロンがコンジャンクション(0度)
自分を出すことへの痛み、でも出さずにいられない。自分を出すことで周りも癒される。
- その他、特徴的な配置・木星と海王星がコンジャンクション(0度)
夢を発展させる、夢を与える、善良・金星と土星がコンジャンクション(0度)
落ち着いた快楽、芸術的センスを形にする(作品作り)・火星と土星がコンジャンクション(0度)
目的に全集中、押さえつけられる、抑制、ストイック・ホロスコープの右半分(西半球)に天体が集中
他者との関わり方がテーマとなる
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
今回の新月チャートでは、驚くほど全ての星がホロスコープの右半分に集合し、天王星・冥王星を除く全ての天体が水瓶座・魚座・牡羊座に滞在しています。
さらに各星座の中にある天体は、天体同士でぎゅっと固まり重なり合っています。(グランド・コンジャンクション(ステリウム))
この天体同士の塊は、日本においては、
「人からの要求に応えられる自分を作っていくこと」を意味するエリア(6ハウス)、「パートナーシップ」のエリア(7ハウス)、
「人と深く関わること」を表すエリア(8ハウス)にあり、
今回の新月が他者との関わり方をテーマにしていることを表しています。
さらに、天体が集中している場所は、水瓶座→魚座→牡羊座と連なっているので、それぞれの星座が表す事柄が密接に関わりあっているホロスコープになっています。
変化のスピードが加速する
ではまず最初に、今回の新月が起こる牡羊座にある星たちを見てみましょう。
今回太陽と月が重なる牡羊座12度のサビアンシンボルは「野生の鴨の群れ」
じつは鳥をモチーフにしたサビアンシンボルは、2022年に入ってからすでに2回現れています。
1回目は、2月満月図のサビアンシンボル「大きな木の枝にとまるたくさんの小鳥」。
2回目は、つい先日の3月21日の春分図「家のドアにとまっている青い鳥」。
鳥が出てくるサビアンシンボルが続いていました。
鳥は、どの文化においても古来からラッキーモチーフとされてきています。
というのも、鳥は空を自由に飛べる生き物であり、飛躍とか上昇という意味を持つからです。
風の時代が始まる前から多くの人が発信していますが、「いよいよ私たちも次のステップに行く時だよ」と星たちが教えてくれているようです。
そして、今回の新月のサビアンシンボル「野生の鴨の群れ」は、人間の社会でも参考にするものがあるということを表したシンボルです。
野生の鴨は群れを作って飛んでいきます。
川などで休んでいる姿の方が馴染み深いので、鴨って飛べるの?って思ってしまいますが、鴨は空を自由に、しかも長時間飛べるようです。
そんな鴨が飛ぶときは、群れをなして綺麗なV字で整列します。
そして驚くことに、一番風の抵抗を受けやすいV字の先頭は持ち回りだそうです。
そんなことが自然にできるなんて、鴨ってすごいですね!
なんだかこれって、人間社会に取り入れたら素敵な世界になりそうです。
「無理に先頭を固定しなくて良い」という、支配的な構造じゃなくてもうまくいくよってことを教えてくれるサビアンシンボルです。
人間の社会では長い時間、偉い人とそうじゃない人という構造が続いて、固定化されているように感じます。
風の時代が始まって少しづつ変わってきてはいますが、今回の新月はそのスピードが加速していくことを告げているかのようです。
自分らしく生きる姿は誰かの癒しになる
では、支配的な構造を抜け出すには、どうしたら良いのでしょう。
新月(太陽/月)にアクセスする星を読み解いてみると、星からのメッセージをより詳しく読み解くことができます。
今回の新月は、国内においては、人と深く関わることを表すエリアに滞在しています。(ホロスコープの右半分 西半球の偏り)
さらに、新月には、水星とカイロンが重なっています。(コンジャンクション 0度)
この配置から、「私達は相手の存在を深く受け入れつつも、自分を率直に表現することができる」という星からのメッセージをキャッチできるでしょう。
むしろ、誰かへの信頼があるからこそ、自分を打ち出せるとも言えそうです。
いずれにせよ、今回の新月は自分を確立しようする「牡羊座」にあります。
このことから、自分らしくいられるのは誰かとの深い絆があるからこそだと気づき、深く感動する場面もあるでしょう。
また、自分らしさを追求すればするほど、過去の傷がうずく人もいるでしょう。
自分の思うままに事を進めたところ、仲間はずれにされてしまった・・・そんな過去を思い出して不安になるかもしれません。
けれど、今回の新月は傷と癒やしの星であるカイロンが寄り添っているため、あなた自身がそういった傷と向き合うことで誰かの癒やしにもなることを物語っています。
風の時代の到来とともに時代は移り変わり、社会のムードも変わりつつあります。
このことは、先程お話した状況に応じてリーダーが変わる「野生の鴨の群れ」の話にもつながってきます。
誰か影響力のある人物の下に入ろうとしなくても良く、あなたがリーダーになってもよいのです。
それ以前に、私達は一人でも風向きを読み、生きていける生命力があることを思い出す時なのではないでしょうか。
一方で、一人ひとりが自分の生命力を信じて生きていく上で、より安全に有意義に生きていく為、群れをなすのも必要なこと。
誰しも一人では生きられません。
たった一人のリーダーが率いる群れではなく、互いに支え合う心地よい群れを作っていくタイミングが来たことを知らせてくれるのが、今回の新月なのです。
一人の人間として社会の土台を作る
次に、その他の星の配置も見てみましょう。
水瓶座では金星・土星・火星が重なっています。(コンジャンクション 0度)
なんだか土星を中心にして両側に火星、金星を従えているようにも見えます。
占星術で火星は男性性を、金星は女性性を象徴する天体。
そんな両者を土星が「まぁ仲良くせい」と握手をさせているかのようです。
そして、この3つの天体が滞在するエリアは、日々の仕事や労働を表すエリア。(6ハウス)
職場や仕事の場面で、野生の鴨の群れのようにフレキシブルな「群れ」を作っていくこと、
つまり、男性だから、女性だからということではなく、一人の人間として関わり合える社会を作っていくことが大切だとも読み解けます。
土星には「課題」、水瓶座には「現状に満足しない」という意味もあります。
さらに、この3天体の重なりが、未来と過去の架け橋であるノード軸(ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル軸)に対して、スクエアという葛藤を伴う配置(Tスクエア)になっています。
このことから、私たちは未来へ進んでいこうとするときに、乗り越えなくてはならない課題があることも予想されます。
これまで女性だから・男性だからとその役割を果たそうとしてきた人ほど、今回の新月では殻を破るための力が必要となってきそうです。
金星のキャッチする力で得られた想いを、火星の外に押し出す力で表現していく、そんな風に二つの星の循環を思い描いてみてください。
例えば、男性であれ女性であれ、私たちは男性性と女性性の両面を持っています。
一人一人の中にある男性性と女性性のパートナーシップがうまくとれていることが、金星と火星をバランスよく使っていくということです。
加えて、男性だから、女性だからなど、自分の価値観の中に性別や性質の優劣があるならば、そうした思いを小さくしていくことが促されるでしょう。
フワッと軽い気持ちで取り組んで
最後に、魚座を見てみましょう。
木星と海王星が滞在し、この2つの星は重なり合っています。(コンジャンクション 0度)
さらに木星と海王星は、ノード軸(ドラゴンヘッド・テイル軸)に対して協力的に関わっています。(メディエーション(調停))
海王星にとって魚座は自宅のようにくつろげる場所であり、安心して力を発揮できる場所。(星座の支配星)
木星にとっても魚座は実家のように慣れ親しんだ場所。
両天体ともノリノリで本領発揮できる場所です。
木星・海王星を見ると、かなり力が抜けそうな幸せ感を感じられる配置ですね。
特にこれまで人間関係で苦労していた人は、二つの星の影響で、気持ちがふわっと楽になりそうです。
こんなに自由で心地良く楽でいられる「人との関わり方」があったのかと、不思議な気持ちにすらなるかもしれません。
今回の新月のテーマは、これまで見てきたように、ずっしりとした重みを感じるものですが、体感自体はこの2つの星のおかげで、随分軽く感じられそうです。
さらにこの2つの星は、ノード軸(ドラゴンヘッド・テイル軸)に対して、協力的な働きをしてくれます。
強く思いつめて課題に立ち向かうよりも、ふわっと軽い気持ちで取り組んだ方が、案外うまくいくなんてこともありそう。
「野生の鴨の群れ」のように、「コントロールしようとしない」ことが秘訣なのかもしれません。
【まとめ】4月1日の牡羊座新月から次の満月までの過ごし方
最後に、2022年4月1日の魚座新月から4月17日の天秤座満月までの過ごし方のポイントを、まとめておきましょう。
- 支配する側、される側といった構造が、スピーディーに解体されていきます。
- だからこそ、自分の主張や表現を確立することが大事です。
- しかし、私たちは一人で頑張るのではなく、自由に心地よく人と関わり、仲間と共に進むこともできます。
以上です。
素敵な新月をお過ごしください。
星座のひとことメッセージ
あなたが生まれた時の「太陽」の星座をチェックしてみてくださいね
【火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)のあなたへ】
心の火が燃えていることが大切なあなた。この新月から2週間は心の火がいよいよ着火します。火種を見逃さずに大きくして、ぜひあなたらしくスタートしてください。
【地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)のあなたへ】
ここ数年、時代や環境の変化をよりリアルに体験している人も多いでしょう。この新月から2週間は、そんなあなたへ、人や環境から、道しるべとなるようなメッセージを受け取れるかもしれません。
【風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)のあなたへ】
風の時代の追い風を受け、生きやすくなったと感じる人も多いでしょう。この新月から2週間は、あなたの好きなことや、したいと思うことを形にしていける時です。得意の知識や知恵を活用して軽やかに取り組んでみてください。
【水の星座(蟹座・蠍座・魚座)のあなたへ】
イメージしたり、感じることが得意なあなた。今年は特に感受性豊かに表現できる年ですが、この新月から2週間は、感じたことを具体的に目に見える形にしやすいでしょう。理想をリアルに描いて行動してみてくださいね。
自由に直感を大切に過ごしてみてくださいね
2022年4月1日の牡羊座新月について、スピリチュアルリーダーズTVもぜひご覧ください♪
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