2022年6月29日、蟹座で新月を迎えます。「ホロスコープをスイスイ読めちゃう講座」の講師やなかえつこ先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2022年6月29日 日本時間11時52分ごろ蟹座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
次の7月14日の山羊座満月に向けて、どのような種を蒔くタイミングなのでしょうか。
詳しく読み解いていきましょう。
あなたの星座へ新月のひとことメッセージがあるよ!
ぜひ最後まで読んでみてね!!
Contents
2022年6月29日 蟹座新月のホロスコープを徹底解説!
こんにちは。占星術師のやなかえつこです。
今回の満月について読み解きを担当いたします。
2022年6月29日 11時52分ごろ、蟹座で新月を迎えます。
さっそく、詳しくチャートを読み解いていきましょう。
※システムの仕様上、天体の記号やハウスのカスプの位置が、ズレて表示されている場合があります。
- 蟹座8度でおこる新月
【蟹座8度】サビアンシンボル「服を着てパレードするウサギたち」
パレードするように、みんなで心を合わせて行動することに喜びを感じる。
- 新月(太陽/月)にアクセスする星達
・新月(太陽/月)と木星がスクエア(90度)
楽観視しやすくなる。未知への突発的な突入。
- その他、特徴的な配置
・冥王星と火星がスクエア(90度)
押さえ込んでいたものが噴出する。急激に激しさが表出する。
・木星と金星がセクスタイル(60度)
落ち着いた快楽。芸術的センスを形にする(作品作り)。
・キロンと水星がセクスタイル(60度)
目的に全集中。押さえつけられる、抑制、ストイック。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
みずみずしい繋がりを結びなおす新月
2022年6月29日、11:52頃 蟹座で新月を迎えます。
今回の新月を一言でいうと「みずみずしい繋がりを結びなおす新月」です。
蟹は甲羅を再生することから「再生のシンボル」とも言われています。
私たちも、今回の新月のタイミングで、これまでの自分よりひとまわり成長するために、当たり前だと思っていたことを見直します。
そして場合によっては、壊しつつ、もう一度しっかりと再生していく、そんなターンに入るともいえます。
新月は新しいサイクルをスタートさせるタイミングですが、今回の蟹座新月で新しく再生していくものは、ずばり「人との繋がり」。
人のために我慢してしまう、もしくはその我慢が嫌で「私は一人でいい!」って思っている人がいるかもしれません。
今回の新月は自然と方向転換を促され、気がつくと感覚が変わっていそうです。
自分と照らし合わせ「ここが役に立ちそう!」というポイントを探しながら、最後までご覧ください。
みんなでやることに意味を感じられる
さて、今回の「みずみずしい繋がりを結びなおす新月」。
なぜ「繋がり」というキーワードが出てくるのでしょう。
それは、新月のサビアンシンボルからも分かります。
蟹座8度のサビアンシンボルは「服を着てパレードするウサギたち」。
パレードとは、行列を整えた華やかな行進のこと。
パレードは一人では出来ないですよね。
さらにウサギが服を着ているということで、ちょっとした進化も感じられます。
ウサギは一度の出産で、4〜8羽のこどもを産む、愛情深い動物。
家族や仲間と一緒に行動しながら大切な感情表現を身につけていきます。
そんなサビアンシンボルを持つ今回の新月は、「みんなでやるとこんなに楽しいんだ〜」と感じ、人と心を合わせることに充実感や喜びを覚えるタイミングとなるでしょう。
普段、人との関わりは少し億劫と感じている人も、一緒に何か成し得ることで、相手からの気遣いや、相手に対して自分の中に思いやりが芽生えるのを感じます。
そういった感情のやりとりである「みずみずしい繋がり」を感じながら、あなたは人間関係に対する思いを「面倒なもの」から「意味のあるもの」へと再生していきます。
相手との繋がりに意味がでてくるんだね!
詳しく知りたかったら、ここから見てみるとよいぞ!
他者に意識が向けることで自分を変えていく
それでは、さっそく今回の新月にアクセスする星を見ていきましょう。
今回は、新月に木星が葛藤の関係になっています。(スクエア 90度)
木星は善悪の善「善きこと」を表す星。
その善きことをしようとする時に、あなたの心に葛藤が混ざるとも言えます。
葛藤をもたらす関係であるため、人のためにと思ってやってあげているけど「もしかして迷惑かな?」と迷うかもしれません。
また、相手を思って頑張っているけど、ちょっとしんどいなと感じたり、良いことをしているのに気持ちがすっきりしなかったり、そんな感じになりやすいんです。
簡単にいうと、「お節介しすぎて、自分もしんどい!」。
こんな感じです。
こういう状態になりやすいのは、木星が葛藤の角度にあることの影響に加えて、日本国の「ホロスコープ右側に星が集中」していることもポイントの一つとして挙げられます。
ホロスコープ右側は、他者との関係を表すエリアで人との関わりが大切になります。
人からの影響を受けることで、自分の人生が作り上げられていく、そんな右側エリアに今回の新月は10天体全てが配置されています。
つまり、否が応でも他人に意識が向いてしまうし、向けることで自分を変えていく良いタイミングです。
とはいえ、人のために頑張り過ぎてしまうのはしんどいものです。
次に、そのしんどさを抜けていくにはどうしたらいいかを他の星の配置から読み解いていきましょう。
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人は対話によって癒される
まず、新月に葛藤を与えていた木星は、双子座金星と協調の関係性にあります。(セクスタイル 60度)
他者との関わりの中でしんどいと思っている人にとって、この金星が突破口を開いてくれることでしょう。
双子座はコミュニケーションや知性の星座。
金星は喜びや愛を表す天体です。
そんな双子座に滞在してる金星からのヒントは「会話を楽しむこと」。
双子座は知的好奇心旺盛な星座のため、双子座金星は何にでも興味津々です。
人との会話も、まわりの人にただなんとなく「分かる〜」と相槌を打ちながら、合わせるだけではなく、「どうしてそう思ったの?」「なんでそう感じたの?」と質問することで会話の糸口を広げていきましょう。
さらに、この双子座には、双子座と相性の良い水星が滞在しています。
そしてこの水星は小惑星カイロンとも協調の関係です。(セクスタイル 60度)
誰かと話をすることやノートに思いを書き出すことはあなた自身の傷ついた経験を
「そういうことだったのか」と気づかせるきっかけになります。
また、人と対話することで相手の本当の気持ちに気付くきっかけにもなり、あなたの思いを分かってもらえるきっかけにもなります。
誰かに思いを汲み取ってもらえたときの安心感や喜びは、一度は経験したことがあるのではと思います。
人間にとって「分かってもらえた」という感覚は、それだけで癒しになるものです。
だからこそ、思いを内側に留めておかず、会話を楽しめるこのタイミングに、コミュニケーションをとってみて欲しいと思います。
二人の関係がガラリと変わるとき
そして、今回の新月で注目すべき星の配置として外せないのは、冥王星と火星がスクエア(90度)です。
スクエアは葛藤を伴う角度であり、この星の配置には、「押さえ込んでいたものが噴出する、急激に激しさが表出する」という意味があります。
きちんと対話をしようと思っているのに、気持ちが爆発したり、対話の途中で気持ちが抑えきれなくなってしまうことも…。
そう聞くと、ちょっと怖いのかな?と思ってしまいますが、それだけ爆発的な力を秘めている分、普段できないような威力を発揮する組み合わせでもあります。
たとえば長年、なんとなく行き詰まっていた二人が、この新月で起きた対話によって、以前の二人のような関係には後戻りできなくなる。とも読めます。
これがもし、今回の新月の配置がなければ、二人の関係はそこで終わってしまうかもしれません。
しかし、今回は「みずみずしい繋がりを結びなおす新月」です。
蟹座の再生のパワーが効いています。
よって、以前の二人のような関係ではなくなってしまうけれど、関係性が発展していく、ということも考えられます。
どんな関係性を築いていくかは、ここから半月、次の満月までのあなたの行動次第と言えるでしょう。
一極集中で情熱を注ぎ込む!
では、ここから次の満月までの間、どのようなことを行動指針にしていけば良いかお伝えしますね。
まずは、人のために我慢してしまう、そんな人には、自分の専門性を高めることにトライしてほしいと思います。
というのも、今回の新月は日本国内のホスコープ解釈によると、専門知識・専門性を表すエリアに水星があるためです。(9ハウス)
あなたの頭の使い所はここだよ!というのを探究できる、そんなタイミングとなるでしょう。
そして、自分の使い所がなんとなく掴めたら、そこに一極集中するということも大切です。
それは、火星と土星の協調の関係が物語っています。(セクスタイル 60度)
火星は「情熱の星」、土星は「絞って、削ぎ落としてくれる星」です。
水星で自分の専門性がつかめたら、そこにぎゅっと情熱を注ぎ込む。
そうすることで、ただ人のためとか、会社のため、組織のために我慢してしまうあなたに
「自分はここをやる」という意思の力が生まれます。
そういった意志を持つことで初めて、ひとりのメンバーとして周りの人と「みずみずしい繋がり」を結びなおします。
「みんなでやるとこんなに楽しいんだ」って、人と心を合わせることに、充実感や喜びを感じられるでしょう。
土星は、地に足をつけてコツコツと積み重ねる星。
信頼関係も、一足跳びには築けません。
次の満月までの2週間、自分の役割に真摯に向き合うことも忘れずにいきましょう。
【まとめ】6月29日の蟹座新月から次の満月までの過ごし方
最後に、2022年6月29日の蟹座新月から7月14日山羊座満月までの過ごし方のポイントを、まとめておきましょう。
- 今回の蟹座新月で新しく再生していくものは、ずばり人との繋がり。分断された繋がりをみずみずしいものに変えていきます。
- ついついお節介をしすぎて、自分もしんどい!状態になりやすいです。そのしんどさを抜けていくには会話を楽しむこと。
話を合わせるだけでなく、「どうしてそう思ったの?」「なんでそう感じるの?」など、相手に興味を持って質問するのも有効です。 - 自分の専門性を高め一極集中することで、仕事をする姿勢に意志が芽生えます。
意志を持って初めて、我慢するのではなく、メンバーの一人として繋がりを結び直していけます。
以上です。
素敵な新月をお過ごしください。
星座のひとことメッセージ
あなたが生まれた時の「太陽」の星座をチェックしてみてくださいね
【火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)のあなたへ】
気持ちは前に進みたいのに、なぜか動けない…という人は、周りの人と話し、時間を共有することで視界が広がります。同時に大切な人の存在にも気づけるでしょう。心で感じることと、頭で考えることを一致させましょう。
【地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)のあなたへ】
大切な気づきを促される2週間になりそうです。思いもしなかった出来事や会話から、次のステップに進むヒントをもらえるかも。コミュニケーション力が冴える2週間なので、積極的に出かけたり人と話したりしてみてください。
【風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)のあなたへ】
理想に向かって小さくても行動してみるのがおすすめです。集中して取り組んでいる中で、これで良いんだというものが見つかり成果も得るでしょう。対人関係は、会話をあなたらしく丁寧にすることで信頼関係が深まります。
【水の星座(蟹座・蠍座・魚座)のあなたへ】
新しい人とのつながりや、新たな関係性を育むことで成長できる2週間です。古くなった関係を手放すことがあったとしても過去に執着せず、未来をみることがポイント。未来の私に大切な関係をイメージして引き寄せてくださいね。
新しい関係性や役割に気づく時。みずみずしいつながりを楽しんでくださいね。
2022年6月29日の蟹座新月について、6/26公開のスピリチュアルリーダーズTVもぜひご覧ください♪
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