2021年11月5日、蠍座で新月を迎えます。星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2021年11月5日6:14頃、蠍座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
次の11月19日の牡牛座満月に向けて、どのような種を蒔くタイミングなのでしょうか。
詳しく読み解いていきましょう。
Contents
2021年11月の新月|自分に嘘をつかなくていい新月
2021年11月5日6:14頃 蠍座で新月を迎えます。
11月の新月は、11月19日の牡牛座の満月に向かっての種まきの時期となるのですが、11月19日の牡牛座満月は月食を伴う特別な日です。
つまり、11月5日の蠍座新月は、月食に向かう特別なタイミングとなるでしょう。
11月の新月は蠍座で起こる新月。
蠍座にある月は、何かと感情や物事を掘り下げます。
表面的なことだけでは満足できず、自分の内側の深いところを見た上で事を起こそうとします。
「自分は果たして本領を発揮しているのか?」ということを、改めて確認するということもありそう。
普段、嘘をついて生きているつもりはなくても、何か無意識に誤魔化して生きていたことに気づいたりするかもしれません。
その結果、
- これはもういらない
- これはやっぱり譲れない
という境地に至るでしょう。
しかし、目の前のものを半ば機械的に「これはいる、いらない」と分別しているわけではありません。
自分の深い部分と向き合った結果、これまでずっと捨てるのをためらっていたものを「やっぱりいらない」と手放したり、「やっぱり譲れない!」と心に決めるタイミングです。
これまでも不要なものは削ぎ落としてきた人もいると思いますが、更にあなたの深い部分で何かがぐっと絞り込まれます。
ある意味、あなたが意図して掘り下げなくても、そういう状況になるとも言えるのです。
既に、これまで自分の本質と向き合ってきた人でさえ、最後の何かが剥がれ落ちる感覚を覚えるでしょう。
その結果、嘘のない本質だけがあらわになるというタイミングなのです。
約2週間前の10月20日の牡羊座満月は「周囲の予想を裏切り、現状を突破する満月」でした。
10月20日の牡羊座満月から歩んできたあなたは、古い自分を脱ぎ捨て、葛藤しながらも、周囲の期待を手放し、自分に実直に進んできたと思います。
今回の蠍座新月で、純度の高い実直な自分になっておくことが肝心です。
「純度の高い実直な自分」という状態で、11月19日の月食(牡牛座満月)を迎えると、新しい自分に生まれ変わりやすいのです。
それでは、蠍座新月のホロスコープを詳しく見ていきましょう。
2021年11月5日 蠍座新月のホロスコープを徹底解説!
2021年11月5日蠍座の新月のホロスコープを細かく読み解いていきましょう。
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蠍座13度で起こる新月【素晴らしい才能との化学変化】
今回、新月が起こる蠍座13度には「実験をしている発明家」という、なんだか楽しげなサビアンシンボルが充てられています。
蠍座13度のサビアンシンボルは「素晴らしい才能との化学変化が起こる」ということを物語っているのです。
自分の本質を生きているあなたは、他の人から見ても輝きを放ちます。
あなたが放つ輝きとコラボしたい才能が引き寄せられてくる…それが蠍座13度なのです。
ただし、あなたが化学反応を起こせるかどうかは、「純度の高い自分になっていること」が条件となるでしょう。
化学実験に使う薬品も混じりっけのない純度の高いものが良いですからね。
新月と天王星が180度【馴染みのある日常を変える】
2021年11月5日の蠍座新月は、新月(太陽/月)と天王星が180度(オポジション)です。
私達に「目覚め」を促す天王星が、向こう岸から視線を外さず、しっかりと蠍座の新月を見張っています。
そのため、「自分に嘘をつけない」「ごまかしても、あらわになる」という時になります。
天王星は、あなたがこれまで「なかったことにしていた感情」または「当たり前になり、惰性になっていた日常」にガツンと刺激を入れてくるかもしれません。
あなたにとって「親しんでいる馴染みのある日常」を変えなければならないこともあるでしょう。
また、天王星は「切り離す」という意味合いを持ちますので「手放すこと」を促すかもしれません。
馴染みのある日常を超えていくキッカケを与えてくれそうな新月ですが、「何かを超えるためには「余計なもの」を抱えていては難しい」ということも教えてくれています。
新月と火星が同じ蠍座【天王星の力を受け止める】
2021年11月5日の蠍座新月は、新月(太陽/月)と同じ蠍座に火星が寄り添っています。
蠍座の火星は、とてもパワフルです。
ぐっと丹田に力が入ったようなパワフルさを持っています。
この火星のパワーを上手く使うことで、180度の位置から見張っている天王星からの刺激をぐっと受け止めることができるでしょう。
ちなみに、火星は「受け止める」星ではなく、「打ち出す」星です。
感覚としては「腹に力を入れて受け止める」という感じかもしれませんが、確固たる信念という打ち出すものがあるからこそ、受け止められるのです。
Ascに重なる新月【表面化しやすい時期】
2021年11月5日の蠍座新月は、新月(太陽/月)が、Asc(アセンダント)に重なっています。
今回は蠍座の新月なので、当然ながら月が滞在しているのは蠍座です。
古典的な占星術では、蠍座にある月は「下降している」といわれ、月の状態はあまり良くないとされます。
月は、私たちの日常や感情を表します。
その月が「下降している状態」というと「仕舞い込んでしまった感情」「埋もれた日常」と読めます。
その蠍座の月が、日本の新月のホロスコープでは「表玄関」を表すAsc付近に位置しています。
そのため、嘘をついたりごまかしたりしていたことが表面化しやすい時期と言えるのです。
水星と冥王星が90度【大きく両手を広げる力に変える】
2021年11月5日の蠍座新月は、水星と冥王星が90度(スクエア)です。
水星は「考え方」。冥王星は「偏り」を表すことから、1つの考えに固執しているような傾向を示しています。
しかし、言い方を変えると冥王星はあなたにとって「これだけは譲れない」というエネルギー。
あなたの「これだけは譲れない」という熱い思いを「抱え込む力」として使うのではなく、「譲れないものさえ守れたら、あとはなんとかなるさ!」という、大きく両手を広げる力に使うとよいでしょう。
火星と土星の90度【揺るぎない情熱と粘り強さ】
2021年11月5日の蠍座新月は、火星と土星が葛藤の90度(スクエア)です。
あなたに揺るぎない情熱があれば、粘り強さとして働いてくれるでしょう。
水星と金星の60度【クリエイティビティを後押しする】
水星と金星が60度(セクスタイル)です。
水星と金星の生産的な角度が、あなたのクリエイティビティを後押ししてくれるはずです!
【まとめ】11月5日の蠍座新月から次の満月までの過ごし方
最後に、2021年11月5日の蠍座新月から11月19日の牡牛座満月までの過ごし方のポイントを、まとめておきましょう。
- 自己防衛のための「こだわり」「抱え込み」は手放そう。
- どうやっても嘘をつけない自分がいることを認めて、許可してあげよう。
- 心がざわざわしても、「大事なこと」が明確になっていれば、(信念があれば)大丈夫。
素敵な新月をお過ごし下さい。
2021年11月5日の蠍座新月について、スピリチュアルリーダーズTVもぜひご覧下さい♪
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