2023年10月15日、天秤座(てんびん座)で新月を迎えます。
「ホロスコープをスイスイ読めちゃう講座」の講師やなかえつこ先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
今回の新月についての解説を担当いたします。
みんなと楽しく星読みできたらうれしいな~♪
2023年10月15日2:55ごろ、天秤座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。
新月から吸い始めた何かを満月には表に出していきます。
今回は新月なので、何かを取り込み始めるタイミング。
何を取り込んでいけばいいのか、見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪
Contents
2023年10月15日【天秤座(てんびん座)新月】ホロスコープを徹底解説
2023年10月15日2:55ごろ、天秤座で新月を迎えます。
「2023年10月の新月」の星読みをお伝えしますので、次の満月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用ください。
※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 天秤座22度でおこる新月
【天秤座22度】サビアンシンボル「噴水で鳥に水をやる子供」
天秤座22度は、人の内面に接することを表しています。相手の心に対してサポートしたい気持ちが強まる時です。セラピーなど心の癒しになる分野において大きな力を発揮できます。 - 新月(太陽/月)にアクセスする星達
新月(太陽/月)と水星がコンジャンクション(0度)
感情と思考のバランスがとても優れている、優れた観察力や記憶力、柔軟な適応力、話し上手
新月(太陽/月)と天王星がクインカンクス(150度)
独特の感じ方、人生の進み方が人と違う
新月(太陽/月)とカイロンがオポジション(180度)
自己主張をすることに躊躇う、自分らしく生きることにテーマがある - その他、特徴的な配置
水星とカイロンがオポジション(180度)
表現する時に感じる痛みを乗り越える
金星と火星がセクスタイル(60度)
良いものを見極め味わう、好きなものに夢中になる
金星と土星がオポジション(180度)
喜びを押さえ込む
火星と冥王星がスクエア(90度)
怒りが爆発する、突発的な衝動による行動
ホロスコープを読むのが難しい…と感じる人は、下のボタンから星読みテラスのホロスコープを出してみてくださいね。
2023年10月新月は【自分と世界のバランスが整う新月】
2023年10月15日 日本時間2:55ごろ、天秤座(てんびん座)で新月を迎えます。
この新月は日食を伴う特別な新月。
そして今回の新月をひとことで言うと「自分と世界のバランスが整う新月」です。
言い換えれば、自分と世界は対等だったと気づく、そんな新月となるでしょう。
前回、9月29日牡羊座満月では、自分らしさを発揮するための「真の喜びの扉」「自分らしさを表現する勇気の扉」「創造性を発揮する扉」の3つがあなたの前にあらわれましたね。
これら3つの扉を開いたあなたが、いよいよ外の世界に出ていくタイミングでもあります。
新月のテーマは「調和」だけではない…?!
今回の新月が起こる「天秤座」は、12星座の7番目の星座。
12星座は人間の成長過程を表しています。
たとえばトップバッターの牡羊座が生まれたての赤ちゃんだとしたら、牡牛座で自分の肉体を認識し、双子座で言語を覚え…というふうに、順々に12星座をめぐっていきます。
自分に集中し鍛え上げる牡羊座から乙女座までのフェーズが終了し、天秤座でいよいよ他者との関わりを持つフェーズに入ります。
だからこそ、天秤座のテーマは「調和」なんですね。
では今回の天秤座新月は「他者と調和しよう!」がテーマなのか?…というと、少し違った側面が見えてきます。
今回の新月にはもっと深いテーマが隠されているんです。
そして、それは今回の新月が日食を伴うことにも関係しています。
そもそもホロスコープが読める人は、どうやって読めるようになったのかな?
分厚い本で勉強したりするイメージがあるけど…
コツがつかめると、自分でどんどんホロスコープが読めるようになりますよ。
わかりやすいコツがいっぱい詰まった無料講座もチェックしてみてくださいね。
今回の新月に隠されたテーマとは
通常の新月や満月は、わたしたちの毎月の心や身体のサイクルを司ります。
さらに今回のように日食や月食を伴う新月・満月は、約半年ごとの大きな節目となるのです。
日食は、社会的な自分・人生の目的などを表す太陽が、一旦「闇」となり、また「光」を取り戻すもの。
このことから、私たち個人に対して「社会的な自分の生まれ変わり」や「脱皮」をもたらします。
簡単に言うと、日食は社会的な立場が変わるタイミングとなるのです。
日食は新月がドラゴンヘッド・ドラゴンテイルに接近することで起こります。
ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルが持つ意味についてざっくりと説明すると、ドラゴンヘッドは取り組むと人生が開けること、ドラゴンテイルはこれまで十分にやってきたことを表します。
今回、新月に接近しているのは天秤座のドラゴンテイル、その真反対側にあるドラゴンヘッドは牡羊座です。
つまり、
ドラゴンテイル=これまで十分にやってきたこと=天秤座
周りをよく見渡してバランスをとる
ドラゴンヘッド=取り組むとこれからの人生が開けること=牡羊座
自分らしく突き進む
「周りに合わせるのはもう十分やってきた。これからは、自分らしく突き進むことで人生が開けていく」ということが読み解けます。
周りに合わせすぎる自分から脱皮して、ドラゴンヘッドが示す「自分らしく突き進むこと」こそ、今回の新月に隠されたテーマといえるでしょう。
自分らしく生きるための一歩
けれど「そうか…!自分らしく突き進めばいいのね!」とすぐに進める人はそんなに多くはないかもしれません。
新月の真正面にあるのは、傷ついたヒーラーとも呼ばれる星、カイロンです。
生まれ持った魂の傷を表すと同時に、それを乗り越え同じ傷を抱える人たちを癒していくとも言われています。
そんなカイロンは現在逆行中で、新月に非常に強い緊張感をもたらしています。
自分らしく生きるための一歩を踏み出そうとしても、以前自分らしく振る舞って辛い思いをしたとか、過去にトライしてうまくいかなかったなどを思い出してしまうかもしれません。
「わたしにはやっぱり無理だ…」と感じてしまう人もいるでしょう。
無理だと思っちゃったときは、どうしたらいいんだろう?
一緒に見ていきましょう。
あなただからこそ受け取れるメッセージ
さきほど、逆行中のカイロンがとても強い緊張感を新月に与えているとお伝えしました。
さらに新月には個性を表す天王星が、クインカンクスという調整が必要な角度で影響を与えてきますから、自分の個性を受け入れるのが難しい状態だとも言えますね。
「個性なんて出したら損をする、叩かれる…」という感覚も浮かんでくるかもしれません。
…でも、もうそろそろ受け入れる必要がある、ということも、うっすら感じている人が多いのではないでしょうか。
それだけに今回の新月からのメッセージは、自分のことよりも他者を優先してきた人ほど、これまでの自分を否定されてしまうようで受け入れづらいものかもしれません。
けれど、新月からのメッセージを誤解してほしくないのです。
このメッセージが受け取れるのは、あなたがこれまで周りの人たちを気遣ってきた優しいひとだからこそ、ということも忘れないでくださいね。
「自分を出していく」というのは、周りの人をないがしろにすることと決して同義ではありません。
天秤座の新月に牡羊座のドラゴンヘッドが寄り添っている、ここから読み解けるメッセージは、「自分と他者、そのどちらも大事にすることができる」というものなんです。
これまで他者を優先してきたからこそ、自分を優先するタイミングが来たんです。
だからこそ「自分を出せなくて苦しい」とか「社会で才能を活かすことに抵抗がある」という人も、今回の日食を伴う新月の力を借りて、怖いながらも一歩進んでみてほしいと思います。
ここで一歩踏み出すことで、これから約半年後の天秤座満月(2024年3月25日)には、確実にパワーアップした自分になっていることでしょう。
それでは、ここからは具体的に、今のあなたが周りと調和しながら、社会で自分の才能を発揮し活躍するために必要なことを、新月のチャートから見ていきましょう。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
他者を優先しすぎる習慣を見直す
ひとつは、他者を優先しすぎる習慣を見直すこと。
これは、金星と土星が真正面に位置している緊張の角度から読み解けます。
6ハウスという日々のルーティンや業務・奉仕を表す場所に入っている魚座土星は、他者を思いやれる非常に優しい星。
ですが、奉仕のエリア(6ハウス)に入ることで、その優しさゆえに他者を優先することが習慣になってしまっているように見えます。
そしてそれが、あなたの楽しみや喜びを司る星である金星を、知らず知らずに抑え込んでしまっているのです。
習慣を見直すカギを握るのは…?
けれど、安心してくださいね。
この土星と金星の緊張の角度に対する打開策も、ちゃんとホロスコープに描かれています。
そのカギは、土星と金星のオポジションに調停している蠍座火星が握っています。
他人を優先しすぎるという習慣は、この蠍座火星を使って(少し言葉は悪いですが)「ぶっちぎる」しかありません。
具体的な行動としては、火星の力を借りて「NO!」と言えるようになること。
「自分さえ我慢すれば…」は、本当にその人のためになっているでしょうか。
現実をフラットに見てみると、時にははっきりと断らなくてはいけないシーンもあるはずです。
とはいえ、「断るの苦手…」というひとに向けて、もう一つヒントをお伝えしますね。
それは、火星とセクスタイルという協調の角度にある金星の力も合わせてつかってみること。
他の人を優先なんかしていられないほど、「のめり込んで夢中になれるもの」を見つけてみてください。
例えば、すっごく大好きなお菓子を見つけて、独り占めしてみてください。
家族に「これ食べていい?」って言われても「これはだめ!」って言ってみましょう。
他には、大好きなアーティストを見つけてライブチケットを取りましょう。
その日に残業をお願いされても「どうしても行きたいライブがあるので難しいです…」って言ってみましょう。
ここに挙げたのは、ほんの一例ですが、小さなNO!が、あなたを変えていきます。
不満を溜め込むと思わず大爆発…!と読み解くこともできますが、逆に言えば、火星を使う!と意識することで、後ろに控える冥王星から力を貸してもらえる配置でもあります。
つまり、小さなNO!があなたの人生を大きく変化させるかもしれない…ということです!
自分と世界のバランスをとり、他者だけでなく自分も大事にし調和しながら、自分らしく突き進む。
そんな人生にシフトしていけるのが、今回の日食を伴う天秤座新月です。
お馴染みの天体に、意外な天体も?初心者さんも楽しく見られる記事はこちら!
【まとめ】10月15日天秤座(てんびん座)新月から次の満月までの過ごし方
最後に、2023年10月15日の天秤座新月から、10月29日の牡牛座満月までの過ごし方のポイントを、3つにまとめておきましょう。
- 今回の新月は他者との調和だけでなく、自分らしく突き進むことも隠されたテーマ
- 他者を優先しすぎる習慣を見直し、NO!という練習をしよう
- 冥王星をバックに控えた火星を使って、人生を大きく変えるチャンスのタイミングです
以上です。
素敵な新月をお過ごしください。
10/8に公開予定です。
YouTubeチャンネル『スピリチュアルリーダーズTV』でも、2023年10月15日の天秤座新月について動画で解説しています。
ぜひご覧ください♪
自分だけの星読みで、人生をもっと楽しくしちゃおう♪