三重円のホロスコープを使うことで、あなたの人生で重要な転機や、大きなチャンスが訪れる時期など、未来についてホロスコープで読み解くことができますよ。
この記事では、トランジット海王星の意味や、ネイタルの天体とアスペクトを形成したときの影響について、わかりやすく解説します♪
三重円のホロスコープを使うと未来予測ができます。
今回はネイタルとトランジットを使って未来を占ってみましょう。
これで未来が占えちゃうんだね~!
みんなも三重円のホロスコープを作って読んでみてね~♪
Contents
三重円のホロスコープの読み方
ホロスコープの三重円とは
ホロスコープにおける三重円とは、一般的に、出生図、プログレス図(進行図)、そしてトランジット図(経過図)の3つのチャートを重ねたものを指します。

1番内側にある出生図は、あなたが生まれた瞬間の天体の配置を示しており、生まれ持った才能や課題を表しています。
中央の円にあるプログレス図は、時間の経過に伴う内面の成長や変化を示しており、人生における内的な変化や重要な出来事を表しています。
最も外側の円であるトランジット図は、現在の天体がどの位置にあるのかを示しており、社会や環境から受ける外的な影響を表しています。
自分が生まれたときの天体の配置である出生図と、プログレス図やトランジット図の天体の関係を見ることで、未来の出来事やその影響を占うことができるのです。

トランジット法で未来予測をしてみよう
未来予測に使う技法のひとつが、トランジット法と呼ばれるものです。
トランジット法とは、調べたい時の天体の実際の位置を使って、出生図の天体や感受点と、どう関係しているか、どのハウスに位置するかなどを見て読み解く技法です。
1番内側にある出生図(ネイタル)と、最も外側の円であるトランジット図を照らし合わせて読み解きます。

トランジットは天体の「経過」「移行」「推移」という意味で、ホロスコープでは、実際の天体の位置を示します。
トランジット・チャートというと、天体の経過図のことを指しています。
トランジット法では、本人の意思とは関係なく、環境や他人といった外部からもたらされる外的な影響があらわれるとされています。

トランジットの海王星とは?
海王星は夢や理想、境界線を越えて融合することなどを象徴する天体です。
トランジットの海王星は約165年で12星座を移行します。
トランジットの海王星が、ネイタル(出生図)の天体とアスペクトをとると、それぞれの天体が持つテーマに対して、さらなる可能性を広げていきたいという気持ちが強くなります。
海王星は、夢や幻想、物事の境界線を超えていくことを表す星です。
想像力やインスピレーションが豊かになり、今までとは違った形でアプローチをしたくなるでしょう。
最初のうちは、やりたいことが曖昧かもしれません。
そんなときは、ノートに書き出してみたり、心惹かれる写真を眺めてみたりして、ぼんやりとしたイメージを具体的な形に落とし込めるよう、意識してみると良いでしょう。
あれもしたい、これもやってみたい!ってワクワクさせてくれるような星なのかな?
夢や希望、ビジョンを思いっきり広げてくれる海王星のパワーを活かすにはどうすればよいのか、これから解説していくわね。
海王星の性質について詳しく知りたい人はこちらもチェック♪

トランジットの海王星のアスペクトの調べ方
まずはホロスコープの三重円チャートを作成しましょう。
ホロスコープを出力するときに必要な情報は、以下の通りです。
- あなた自身の「生年月日」と「生まれた時間」と「生まれた場所(国・都道府県)」
- 「占いたい年月日と時間」、経過時エリアに「占いたい場所」

トランジットの海王星に対して、ネイタルの天体でできたアスペクトを確認しよう!
三重円のホロスコープが作成できたら、トランジットの海王星に対して、あなたのネイタルの天体が形成しているアスペクトを見てみましょう!

ホロスコープの下部にある詳細結果の「アスペクト表」をクリックすると、アスペクト表が表示されます。

その中の「ネイタル/トランジット」の表を見ると、ネイタルとトランジットの天体間のアスペクトが一覧表になって示されます。

ここに書いてある数字がアスペクトの度数よ。

こちらの例ではトランジットの海王星と
- ネイタルの海王星が90度(スクエア)
- ネイタルの冥王星が150度(クインカンクス)
のアスペクトを形成していることが分かります。
どれも同じくらい大事なの?
その中でも0度、180度、90度は影響が大きいからとくに注目するといいわ。
みんなも影響の大きいアスペクトを見つけて、意味を確認してみてね!
略号について
三重円のホロスコープのアスペクトについて示す際、略号を使う場合があります。
その場合、トランジットのことは「T」、ネイタルのことは「N」と省略され、たとえばトランジットの海王星は「T海王星」、ネイタルの太陽は「N太陽」と表記されます。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
【三重円】トランジットの海王星×ネイタルの太陽のアスペクト解説

トランジットの海王星(T海王星)とのネイタルの太陽(N太陽)がコンジャンクション(0度)
トランジットの海王星がネイタルの太陽とコンジャンクションをとる時期は、人生の可能性を大きく広げて、理想を実現していくのにピッタリなタイミングといえるでしょう。
これまでの生き方を見直し、とらわれていた枠組みや考え方を超えて、これからどのように生きていきたいのかをのびのびと思い描いていくときです。
誰でも慣れ親しんできた仕事や環境、日々の生活パターンを手放すのは簡単なことではありません。
けれども、この時期は思い切ってジャンプができるとき。
ずっと憧れていた業界へチャレンジする人などもいるでしょう。
トランジットの海王星(T海王星)とネイタルの太陽(N太陽)がソフトアスペクト(60度、120度)
トランジットの海王星とネイタルの太陽がソフトアスペクトをとる時期は、これまで思い描いていた夢が現実化しやすいときです。
一気にガラリと変わるというよりも、少しずつ変化が起こります。
理想へ向かって、一歩ずつ歩みを進めることができるでしょう。
一方で、やることがあやふやになり、よそ見をしやすい時期でもあります。
そのため、目標を見失わないように、目指す姿を「見えるかたち」にしておくのがおすすめ。
言葉を書きとめたり、写真などを手帳にはさんでおくのも効果的です。
トランジットの海王星(T海王星)とネイタルの太陽(N太陽)がハードアスペクト(180度、90度)
トランジットの海王星とネイタルの太陽がハードアスペクトをとる時期は、理想と現実のあいだで心が揺れ動くとき。
思いきり理想を膨らませたあとに、きちんと地に足のついた行動ができれば、夢が叶いやすくなるでしょう。
大きなことを成し遂げるには、一筋縄ではいきません。
きちんと計画を立てて、一つひとつのスモールステップを大切にしましょう。
また、海王星は「境界を曖昧にする天体」で、アルコールや薬物、幻想の世界など、「現実から意識をぼかすもの」と象徴的につながりがあります。
ストレス発散も大切ですが、この時期は、アルコールや依存性のあるものに惹かれやすくなることがあるので、注意が必要です。
心を緩めたいときは、ロマンチックな音楽など芸術作品に触れて、思いきり感動することで、海王星のパワーを活かしていけますよ。

【三重円】トランジットの海王星×ネイタルの月のアスペクト解説

トランジットの海王星(T海王星)とネイタルの月(N月)がコンジャンクション(0度)
トランジットの海王星とネイタルの月がコンジャンクションとなる時期は、感受性がおおいに高まるとき。
さまざまな物事に対して感情が揺さぶられ、普段よりも感動を感じやすくなるでしょう。
月は、情緒や無意識、心の揺れ動きを表す天体です。
その月に、集合的無意識を表す海王星が重なることで、いつも以上に周りの影響を受けやすくなり、発想力が強まります。
ロマンチックなムードも高まるため、素敵な恋愛を楽しめるチャンスです。
また、インスピレーションを絵や小説という形で作品として生み出すこともあるでしょう。
体験した感動を、具体的な形や行動に落とし込むのがおすすめですよ。
トランジットの海王星(T海王星)とネイタルの月(N月)がソフトアスペクト(60度、120度)
トランジットの海王星とネイタルの月がソフトアスペクトとなる時期は、周囲にいる人たちといつも以上に心を深く通わせられるでしょう。
家族や友人、仲間など、親しい人たちの気持ちを汲んで、やさしさと思いやりをもって接することができるタイミングです。
そのぶん、知らず知らずのうちに相手に気を取られることも多くなるかもしれません。
また、過度な心配や過干渉になりやすい時期なので、感情に流されすぎず、冷静さを保つことも大切です。
自分と相手の境界線をしっかり引いておくことを意識しておきましょう。
トランジットの海王星(T海王星)とネイタルの月(N月)がハードアスペクト(180度、90度)
トランジットの海王星とネイタルの月がハードな角度をとる時期は、自分の理想像と現実とのギャップを感じやすくなります。
「どうして自分はあの人みたいになれないのだろう」と、憧れの誰かと自分を比べて落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
これまでの自分の頑張りを、あなた自身でしっかりと認めてあげてください。
また、憧れの気持ちが膨らみすぎて現実が見えなくなっていないか、冷静になることも必要です。
気持ちが不安定なときは、あまり情報を追い過ぎず、一人で静かに過ごすのもおすすめ。
今やるべきことを一つひとつこなしていくことで、心を落ち着かせることができるでしょう。

【三重円】トランジットの海王星×ネイタル水星のアスペクト解説

トランジットの海王星(T海王星)とネイタルの水星(N水星)がコンジャンクション(0度)
トランジット海王星とネイタルの水星がぴったりと重なる時期は、豊かに湧いてくるひらめきを、言葉の力を使って具現化することがとても得意になります。
イメージを言葉として伝えることで、コミュニケーションも活発になり、相手との会話もはずむでしょう。
水星は、言語やコミュニケーション能力、また情報処理能力を表す天体です。
その水星と、イマジネーション力を司る海王星が重なることで、抽象的なイメージを言葉として具体的に表現し、周りの人へ上手に伝える力が育まれていきますよ。
トランジットの海王星(T海王星)とネイタルの水星(N水星)がソフトアスペクト(60度、120度)
トランジットの海王星がネイタルの水星にソフトアスペクトとなる時期は、知的な能力と豊かな感受性の両方をうまく組みあわせて活かせるとき。
ロマンチックで柔らかな印象を与えながらも、コミュニケーションや発信はしっかりできる人として、周りから注目されることもありそうです。
また、この時期は、集合的無意識との繋がりが強まるので、SNSで積極的に発信するのもおすすめです。
インフルエンサーとして大人気になる可能性もありますよ。
丁寧に言葉を選んで伝えることで、あなたの魅力はどんどん広まっていくでしょう。
トランジットの海王星(T海王星)とネイタルの水星(N水星)がハードアスペクト(180度、90度)
トランジットの海王星がネイタルの水星とハードな角度をとるときは、情報や言葉の正確さに注意が必要なタイミングです。
甘い言葉に惑わされたり、うっかり発した一言で足元をすくわれたりする可能性が、いつもより高くなります。
この時期は、周りから見ると、危なっかしい人と映っているかもしれません。
都合の良い情報だけを信じるのではなく、現実的な視点を持つことが大切です。
また、ひらめいたアイデアを実行する前に、それが本当に可能なことなのか、誰かを傷つけてしまわないかどうか、きちんと吟味するようにしてくださいね。

【三重円】トランジットの海王星×ネイタル金星のアスペクト解説

トランジットの海王星(T海王星)とネイタルの金星(N金星)がコンジャンクション(0度)
トランジットの海王星とネイタルの金星が重なり合うときは、華やかでキラキラした夢の世界が、あなたの中でどこまでも広がっていきます。
ロマンチックなムードが全開になりますので、あなたの魅力が輝き、周囲をひきつけるでしょう。
金星は、愛や美、恋愛を象徴する天体です。
ロマンを広げる海王星と金星が重なることで、天体同士が大きく共鳴して、エネルギーを増幅し合います。
この時期は、恋愛運が絶好調。
パートナーとの素敵なひとときを、心ゆくまで楽しんでください。
また、恋愛に限らず、夢中になれるものに出会えるときでもあります。
一方で、お金にルーズになる面もあるので、支出の把握をしておくこともおすすめです。
トランジットの海王星(T海王星)とネイタルの金星(N金星)がソフトアスペクト(60度、120度)
トランジットの海王星がネイタルの金星とソフトアスペクトとなるときは、あなたの不思議な魅力が高まります。
自分磨きや、好きなものに夢中になっているあなたを見て、惹きつけられる人も少なくないでしょう。
社交運も高まるときなので、人が集まる場所へ出かけると素敵な出会いがありそうです。
恋愛や美容はもちろん、芸術に対する感度も高まっているので、映画や絵画の鑑賞に時間をとるのもおすすめです。
トランジットの海王星(T海王星)とネイタルの金星(N金星)がハードアスペクト(180度、90度)
トランジットの海王星がネイタルの金星とハードアスペクトとなる時期は、人間関係のバランスを大切にしたいときです。
特に、恋人やパートナーなど、自分と親しい人との感情のやりとりが極端になりがちなタイミング。
相手に対してとても献身的に尽くしていたかと思えば、ふいに幻想からさめて失望してしまう…なんてこともあるでしょう。
自分の理想を相手に押しつけず、お互いに自立した関係を築くことが、この時期の大きなテーマとなります。
また、金銭感覚が曖昧になる時期なので、浪費や衝動買いにも気をつけましょう。

【三重円】トランジットの海王星×ネイタルの火星のアスペクト解説

トランジットの海王星(T海王星)とネイタルの火星(N火星)がコンジャンクション(0度)
トランジットの海王星とネイタルの火星がコンジャンクションとなる時期は、やる気やエネルギーが大きく膨らむときです。
そのため、エネルギーをコントロールし、目標を定めて計画を練ることが必要になるでしょう。
火星は、何かに向かって突き進む原動力、闘争心を表す天体。
目標がひとつに定まっていると爆発的な行動力を得られます。
一方で、海王星の持つ「広げる」作用と合わさることで、やるべきことが曖昧になったり、あれもこれもと移り気になったりすることも。
長期的な視野も持って計画を立てることが大切です。
トランジットの海王星(T海王星)とネイタルの火星(N火星)がソフトアスペクト(60度、120度)
トランジットの海王星とネイタルの火星がソフトアスペクトとなる時期は、やりたいことを具体的に進めていけるタイミングです。
エネルギーを向ける方向を意識することで、計画的に目標へ向かっていけるでしょう。
「集中するとき」や「休むとき」といった切り替えもスムーズにいく時期なので、体力やペースの管理も上手くできるでしょう。
コツコツと長期的に取り組みたい理想があれば、この時期に動き出すのがおすすめです。
衝動的な行動を控えて、着実に行動を続けることで、大きな物事を成し遂げられるでしょう。
トランジットの海王星(T海王星)とネイタルの火星(N火星)がハードアスペクト(180度、90度)
トランジットの海王星がネイタルの火星とハードな角度をとるときは、体力ややる気が不安定になる傾向が強まります。
やる気にムラがあり、今まで頑張ってきたことが急に無意味に思えてくることがあるかもしれません。
また、体力的に無理をし過ぎて、ケガや事故のもとになってしまう可能性もあります。
適度に緊張をゆるめたり、リラックスする時間を持ったりすると、燃え尽きてしまうことを防げるでしょう。
健康であると過信せずに、体調管理に気を配り、無理をしないことが大切なときです。

【三重円】トランジットの海王星×ネイタルのアセンダントのアスペクト解説
トランジットの海王星(T海王星)とネイタルのアセンダントがコンジャンクション(0度)
トランジットの海王星とアセンダントが重なるときは、周りの人たちやこの世界との関わり方を、今よりも大きく広げていける時期です。
この時期は、世界が楽しく明るく、夢に満ちたものに見えるかもしれません。
また、物質など目に見えるものだけではなく、目に見えないもの、精神世界やスピリチュアルなことへの関心が深まりやすくなります。
これまで人生を厳しく苦しいものであると感じていたとしても、急に楽しくなったと感じることもあるでしょう。
誰かのために、そして、社会をよくするためにと、ボランティア活動などを始める人もいるかもしれません。
ただ、この時期を過ぎると、夢からさめたように逆戻りしてしまう可能性もあります。
曖昧な理想が広がりやすい時期ですが、現実的な視点も大切にできると良いですね。

【三重円】トランジットの海王星×ネイタルのMCのアスペクト解説
トランジットの海王星(T海王星)とネイタルのMCがコンジャンクション(0度)
トランジットの海王星とネイタルのMCが重なる時期は、社会から見たあなたの姿を見直し、もっと可能性を広げていけるときです。
これまでやってきた仕事に意義を感じられなくなり、もっと世の中の役に立つことがしたいと、新しいことを始める人もいるかもしれません。
芸能界や社交場、芸術の世界など、華やかで人々に夢を与えるような場所への興味が高まる場合も。
また、社会的なイメージの刷新にも適したタイミングです。
「自分はこういう人間」と決めつけず、仕事や生活スタイル、ファッションなどを見直してみるのもおすすめです。

【三重円】トランジット海王星の影響が強まる時期

トランジットの天体が、ホロスコープをぐるっと周って、出生時にその天体があった場所に戻ってくることを「天体回帰」と呼びます。
海王星は公転周期が165年と長く、生きているうちに海王星回帰を迎えることは基本的にありません。
しかし、トランジットの海王星とネイタルの海王星がスクエア(90度)やオポジション(180度)のアスペクトを取る時期には、天体回帰と同様、その天体の影響が強まると考えられています。
トランジットの海王星がネイタルの海王星と90度の角度をとる時期は、あなたの生き方を見直し、これからの人生で何を叶えていきたいかをじっくり見つめるときです。
この時期は、40代、いわゆるミドルエイジ・クライシスにあたります。
これまでのあなたの生き方に対し、トランジットの海王星が「このままでいいの?あなたにはもっといろいろな可能性があるんだよ!」と、揺さぶりをかけてくることもあるでしょう。
これまで頑張って築いてきたキャリア、育んできた家庭や人間関係、恋愛や趣味の範囲に至るまで、「もっとこんなことがしてみたい!」と夢を広げていけるときです。
海王星は制限の枠を外し、理想を拡大させていく天体です。
狭くなりがちな私たちの視野を広げ、「世界はこんなに夢と理想に満ちているんだよ」と教えてくれるのです。
この時期は、年齢や環境を言い訳にしてあきらめていた夢や理想が、ふたたびパワーを取り戻すとき。
もう一度トライしようと思うことに全力を注げるチャンスですよ♪

角度のオーブ(許容範囲)について
アスペクトを形成するには、天体同士が意味のある角度に位置している必要があります。
とはいっても、天体がぴったりその角度になることはなかなかありません。
そのため、多少の誤差が認められています。この誤差のことを「オーブ」といいます。
オーブの数値が小さいほど天体同士がぴったり重なっているということなので、アスペクトの影響は強くなります。
星読みテラスのホロスコープで採用しているアスペクトのオーブは、次の通りです。
三重円のトランジットのオーブ
・すべての天体:±2度
三重円のプログレスのオーブ
・すべての天体:±1度
天体の影響は、生まれ持ったホロスコープ(出生図)の配置によって大きく左右されます。
また、木星・土星のトランジットではオーブを5度など広めに設定し、天王星・海王星・冥王星のトランジットのオーブは2度など狭くとる占星術家も少なくありません。
さらに、アスペクトが形成される過程でのアプライ(接近)より、セパレート(分離)のオーブをより狭くとる考え方も存在します。
皆さんも自分にしっくりくるオーブの取り方について、いろいろ検証してみてください。

【まとめ】
ここまで、トランジットの海王星がネイタルの天体や、アセンダント、MCにアスペクトをとるときの影響を見てきました。
海王星は、自分と他者の境界線を曖昧にし、夢や理想の世界にすべてを溶かし込もうとするようなエネルギーを持っています。
そのエネルギーが良い方向に作用すれば、この世界をもっと美しく、やさしくあたたかいものにすることができるでしょう。
その反面、バランスを崩してしまうと、現実逃避をしてしまったり、夢がさめて大きく失望してしまう可能性もあります。
夢で終わらせず、現実化していくためには、ほかの星の持つエネルギーをうまく意識しながら、バランスを取ることが必要です。
そして、思いやりや共感能力を大切にしながらも、自分と他者の境界線を意識することも、自分自身を守るために必要なことです。
海王星のエネルギーをうまく使いこなすことで、あなた自身の魅力もグッと輝かせながら、世界をより素晴らしいものにしていけるでしょう。