2025年1月14日、蟹座(かに座)で満月を迎えます。
星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
「2025年1月の蟹座満月」の星読みをお伝えしますので、次の新月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用くださいね。
一緒に2025年1月の満月からのメッセージを受け取ろうね♪
Contents
2025年1月14日【蟹座(かに座)満月】ホロスコープを徹底解説
2025年1月14日 日本時間7時28分ごろ、蟹座(かに座)で満月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。
満月は、新月から吸収してきた何かを外側に出していくタイミング。
何が満ちていて、どんなことを外側に出していけばいいのか見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪
冬至(12/21)から春分(3/20)までの社会の雰囲気がわかるんだ~!
それでは、2025年1月14日の蟹座満月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。
※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 蟹座24度でおこる満月
【蟹座24度】サビアンシンボル「南から差しこむ太陽に照らされたところにいる女と2人の男」
仲間と一緒に理想的な環境づくりをする - 満月(太陽/月)にアクセスする星達
・月と火星(R)がコンジャンクション(0度)
焦燥感、焚きつけられている感じ・太陽/月の軸とノード軸と火星(R)と天王星(R)と海王星がホームベース
思わぬ不思議なご縁の後押しで手放す・太陽/月の軸とノード軸と天王星(R)と海王星がクレイドル
イメージで調和、改革で調和・太陽/月の軸とカイロンがTスクエア(小三角形)
何かを始めなければいけないと感じる気持ち - その他、特徴的な配置
・アセンダントと冥王星がコンジャンクション(0度)
大きな変容を意識せざるを得ない・ICと天王星(R)がコンジャンクション(0度)
居場所を刷新する・金星と土星のコンジャンクション(0度)に木星(R)がスクエア(90度)
大袈裟な愛情表現が抑えられる
ホロスコープを読むのが難しい…と感じる人は、下のボタンから星読みテラスのホロスコープを出してみてくださいね。
2025年1月の蟹座満月は【大きく変わるために手放す満月】
2025年1月14日7時28分(日本時間)に蟹座で満月を迎えます。
今回の満月は人生において、あとから振り返ってみても印象に残るような手放しを決断する節目となるでしょう。
というのも、時代の変容を強力に促す冥王星、そして「離」を示す天王星の影響を大きく受ける満月だからです。
満月は新月からの積み重ねにおいての成果を受け取るタイミングでもあります。
前回の12月31日の山羊座の新月では、制限なく夢を描きながら、スモールステップであなたができることを考えてみましょうとお伝えしました。
このプロセスを歩んできた人は、やるべきことが明確になる一方、「これからの私にこれは不要だ」ということにも気づくこともあったかもしれません。
「特に思い当たる理由はないはずだけど、なんだか気持ちがざわざわする…」
という人も、気づかないうちに深層心理がこの変容を感じ取ってざわざわしている可能性もあります。
というわけで、今回の満月は、いよいよスタートした風の時代に向けてあなたが大きく変化するための最初の小さな一歩。
満月のエネルギーを借りて、新しい時代を少しずつ迎え入れていきましょう。
新月満月占い|ざわざわ感の正体|蟹座満月
「なんだか気持ちがざわざわする…」の「ざわざわの正体」は、以下の3点から読み取ることができます。
①蟹座で起こる満月である
②月に火星が0度で重なっている(コンジャンクション)
③満月を形成する太陽近くに冥王星が滞在
今回の満月が起こるのは、蟹座です。
蟹座はとても繊細な感情の動きを司るため、私たちの気持ちはざわつきやすい状態になります。
さらに、その月に勢いの良い火星が重なっていることで、わたしたちの心を焚き付けているようにも見えますね。
また、今回大きな影響を与えている冥王星が表すのは「徹底的な変容」「死と再生」です。
その冥王星は風の星座(サイン)である、水瓶座へ移動したばかり。
これは数百年ごとに訪れる時代の変容を決定的に表しています。
つまり今回の満月では、程度の差はあっても、誰もが新しい時代の到来を感じ取り、「水瓶座的な変容」「水瓶座的な、大きな変化」を無意識に感じさせられることになっているのです。
これを読んでいる人の中にも、
「よく分からないけれど、何かを変えないといけない気がする」
「理由はないけれど、現状にモヤモヤしてきた」
と感じている人もいるのではないでしょうか。
人によっては、寝ている時も起きている時も、何をしていても落ち着かず、やるべきことが手につかない…といった状態になってしまうかもしれません。
それは冥王星があなたに、「水瓶座的な、大きな変容」を静かにうながし続けているから。
最も遠い場所にあり、動きのゆっくりな冥王星の影響はすぐに表れるものではありませんが、それだけに本質的な変容を促します。
じわじわと、重みのあるメッセージを絶え間なく送ってきているのです。
そして、冥王星が纏っているのは水瓶座という世界観。
「水瓶座的な、大きな変化」とは、「これまでの常識や枠にとらわれず、自分自身の人生を進む覚悟を決めて自立すること」でもあります。
土星は水瓶座の支配星ですが、水瓶座の自由には、土星が象徴する責任が伴います。
自分の人生を自由に生きるためには、自分の人生に対して自分が責任を持つという意識が必要なのです。
といったことから、この満月は
「自分らしい人生を生きる準備、進んでますか?」
と語りかけているかのようです。
冥王星水瓶座時代が本格的に始まったのは昨年11月20日からですが、いま一度、水瓶座に移動を完了させた冥王星が人々の意識にこんな風に語りかけているかのような配置と言えます。
新月満月占い|「また『風の時代』?」|蟹座満月
「自分らしい人生を生きること」と切り離せないのが、2024年11月20日から始まった「風の時代」です。
約200年続いた地の時代では、先人たちが作ってくれた枠組みの中にいてルールを守っていれば、幸せを得ることができました。
「いい子にしていれば、見返りをもらえる」受け身な時代であったとも言えます。
しかし、2024年11月20日からの約7ヶ月間という短い間に、時代を象徴するトランスサタニアン(天王星、海王星、冥王星)が全て男性星座に移動します。
ルールを守りながら幸せがやってくるのを待つのではなく、自ら行動して幸せを掴みに行く時代の到来です。
これまでとは180度違う価値観に転換すると言っていいでしょう。
「風の時代って聞いたことはあるけど、『大きく変わる』って言われ始めてもう4年ぐらい経ってない?」
こんな風に思った人もいるのではないでしょうか?
確かに、占星術的には2020年12月22日頃から、「風の時代が始まる」と言われるようになりました。
この4年間は驚くような事件が世間を騒がせたり、あなたの身の回りでも、働き方を変えるなどの思い切った選択をする人が増えているのではないでしょうか。
そうした周囲の変化を感じつつ、日々を過ごす中で、
「わたしも変わらないと、時代に取り残されてしまうのでは…」
「でも、何か決断したところでうまくいく自信もないし」
と、漠然とした不安が湧き上がってくるかもしれません。
けれど、大丈夫。
大きな変化を無事に遂げるための手放しのヒントを、今回の満月図から見ていきましょう。
初めてでも簡単に楽しく星が読めちゃう記事もチェックしてみてくださいね。
新月満月占い|「守るべきもの」を見極める力|蟹座満月
今回の満月チャートには、オーブを少し広めにとると、複合アスペクトであるホームベースと呼ばれる図形ができています。
とても珍しくラッキーな図形といわれますが、まさにホームベースの形をしていますね。
このホームベースは、
で形成されています。
先ほど「ざわざわの正体」をいくつかピックアップしましたが、その緊張感や焦燥感をやわらげるため、他の星たちが救いの手を差し伸べているかのようです。
また、この図形を形成しているエレメントを見ると、いずれも地のエレメントと水のエレメントで、地の時代を生きてきた私たちには馴染みやすいサインですね。
占星術で扱う天体の中で、私たちが住む地球から最も遠くにある冥王星は、風の星座に滞在しています。
この冥王星がじわじわと新しい時代への変化を促し続けてますが、同じ時代天体でもある天王星と海王星はまだ「地」の星座に滞在し、古い時代の価値観を維持しています。
新しさばかりを追い求める私たちに「古い時代にも忘れないでほしい良さはあるんだよ」と、なだめてくれているかのようです。
風の時代は知識と情報の時代ですが、その知識や情報は、無の状態から勝手に湧き出てくるわけではありません。
地の時代に、実際に物を所有して使ってみたり、その場所へ行って体感してみたりして、その結果どうだったかを伝えて残すという段階があったから、知識や情報が生まれたのです。
私たちが当たり前に知っている情報も、誰かが体験して後世に伝えてくれたものです。
良いものとはどういうものか、守るべきものは何なのか、それを判断するための価値基準を、私たちは持っています。
たとえば、今はSNSの普及によって、実際に会ったことがない人とも会話を成立させられる時代です。
時代が変わっても、人間が良く生きるために必要な価値基準は変わりません。
今回、満月を迎える蟹座は「守る力」を象徴します。
自分が何を守りたいのかが明確であれば、何が不要かも明確になります。
大きな手放しをする際のヒントもここから読み取ることができるでしょう。
でも実は他にも、月や金星など、他の星の星座からも、ひとりひとりの自分らしさや才能、運勢が分かるから、チェックしてみてね♪
新月満月占い|理想的な居場所の作り方|蟹座満月
今回の満月が起こる蟹座は感受性が豊かで繊細、そして誰よりも安心した居場所を求める星座(サイン)です。
蟹座は思いやり深く、一度仲間とした相手にはどこまでも寄り添いたいという性質を表しています。
新時代の到来をどこか心地よく思えない人の心情を象徴しているかのようです。
そんな気持ちにどう対処すればいいのか、今回の満月のサビアンシンボルからヒントを探ってみましょう。
月は蟹座の24度、サビアンシンボルは「南から差しこむ太陽に照らされたところにいる女と2人の男」です。
「心を許せる仲間と一緒に、理想的な環境を作り上げていく」というエネルギーを示しています。
これまで、大好きな友人や家族、仲間と一緒に心地いい居場所を作ることに力を注いできたとしたら、改めて、その意味をつかみ直すときなのかもしれません。
例えば、こうイメージしてみてください。
いつもの仲間のうち、誰かに何かがあって一緒にいられなくなってしまったら?
私たちは生き物で、未来へしか進まない時間の中を生きている限り、こうした変化は起こり得ます。
ですが、たとえ状況に変化があっても、あなたが「どういう相手を仲間だと思うか」「仲間に何をしてあげたいか」「どういう関係を築きたいか」は変化しません。
その意味を今一度、掴み直してみてください。
すると、あなたなりの理想が明確になり、何が必要で何が不必要かも明確になるでしょう。
その結果、たとえ場所を移ることになったとしても、さらに良いものを掴むことができるのです。
お馴染みの天体に、意外な天体も?初心者さんも楽しく見られる記事はこちら!
新月満月占い|動き出す前にまずは手放す|蟹座満月
今あるルールに関係なく、あなたが心から大事にしたい、何が起こってもこれは譲れないと思うものはありますか?
新しい時代には、それだけを持っていくことができます。
大切なものだけを持って、変化を恐れず主体的に行動していくこと。
風の時代を生き抜くために必要なことはこれだけです。
がんばりたいけど、ちょっと不安になってきました。
いきなり大胆な行動に出なくても大丈夫なんです。
今回の満月図の中で、天王星が満月の緊張をやわらげるかのようなアスペクトを取っています。
天王星は変化を表しますが、そのために「離れること」「離すこと」も表します。
つまり、「離すこと」でざわつく気持ちをやわらげることができると考えられますね。
まず必要なのは、いらないものを手放すこと。
自分の持っているもの、いまの生活スタイルや人間関係を振り返ってみてください。
次に何かの事情でいま住んでいる場所をすぐに離れないといけなくなったと考えてみてください。
その時に「これは持って行かなくてもいいかな…」というものはありますか?
思い浮かんだ人は、まずそれを手放すことを考えてみましょう。
新しいことを始める時には、それまでとは行動が変わるために頭がフル回転します。
「次はどう動こう?」「あれは自分でもできるかも、やってみよう」と、より良い自分を目指してたくさん考えるためには、自分の中に空きスペースが必要です。
「いつか使うかもしれない」「思い出があるから…」と手元に残っているものを見るたびに思いを馳せていると、新しい自分のために考える余裕が減ってしまいます。
手放すかどうかを迷った時の考え方のコツってありますか~?
そんなときは「新しく生まれ変わった自分が持っていて、しっくりくるどうか?」と考えてみてください。
私たちは新しい時代へ適応するため生まれ変わりますが、自分が人生の中で本当に大切にしたいものがどんなものかを見極める力は衰えません。
軽やかに前へ進んでいくために、まずは手放すこと。
今回の満月からはそんなメッセージを受け取ることができます。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
【まとめ】1月14日蟹座(かに座)満月から次の新月までの過ごし方
最後に、2025年1月14日の蟹座満月から、1月29日の水瓶座新月までの過ごし方のポイントをまとめておきましょう。
- 自分が守りたいものについて考える
大切な物事そのものについて、また、自分が大切にしている価値観について考えてみてください。 - できる範囲でいらないものを手放してみる
「新しい自分」が持っているのにふさわしいものかどうかを基準にしてみましょう。 - 自分の中に空きスペースを作る
物理的にも精神的にも余白となるスペースを作って、大きな変化に備えてください。
「2025年1月の蟹座満月」についてのホロスコープ読み解きは以上です♪
素敵な満月をお過ごしください。
星の動きに乗りながら夢を叶える準備ができる手帳なんだよ〜♪
YouTubeチャンネル『みらいテラス』でも、2025年1月14日の蟹座満月について動画で解説します。
ぜひご覧ください♪
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