2025年2月12日、獅子座(しし座)で満月を迎えます。
星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
「2025年2月の獅子座満月」の星読みをお伝えしますので、次の新月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用くださいね。
一緒に2025年2月の満月からのメッセージを受け取ろうね♪
Contents
2025年2月12日【獅子座(しし座)満月】ホロスコープを徹底解説
2025年2月12日 日本時間22時54分ごろ、獅子座(しし座)で満月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。

満月は、新月から吸収してきた何かを外側に出していくタイミング。
何が満ちていて、どんなことを外側に出していけばいいのか見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪

冬至(12/21)から春分(3/20)までの社会の雰囲気がわかるんだ~!

それでは、2025年2月12日獅子座満月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。

※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 獅子座25度でおこる満月
【獅子座25度】サビアンシンボル「砂漠を横切る大きなラクダ」
究極を求めて一人で突き進む - 満月(太陽/月)にアクセスする星達
・太陽と水星がコンジャンクション(0度)
高い思考力が生まれるが表現することに難しさを感じる・太陽/月の軸と天王星がTスクエア
自分自身の変化を迫られる・太陽/月の軸とリリスがメディエーション(調停)
社交力を呼び覚ますことでやわらぐ - その他、特徴的な配置
・火星(R)とカイロンのスクエア(90度)
情熱と過去の傷がぶつかる・火星(R)と土星のトライン(120度)
持続力が生まれる・金星と冥王星がセクスタイル(60度)
穏やかで深い愛情
ホロスコープを読むのが難しい…と感じる人は、下のボタンから星読みテラスのホロスコープを出してみてくださいね。

2025年2月の獅子座満月は【『自分らしさ』から自由になる満月】
2025年2月12日22時54分(日本時間)に獅子座で満月を迎えます。

今回の満月を一言でいうと、「『自分らしさ』から自由になる満月」。
変化を表す天王星の影響を強く受ける満月であり、
「変わりたいけど、変わったら『自分らしさ』がなくなってしまうかも…」
といった強い葛藤が生まれる配置になっています。

例えば
「色々な人と話したり一緒に出かけるのが好きだったけれど、一人で静かに過ごす時間を増やしたい気がする。でも、急に誘いを断るようになったら変かな?」
というような葛藤を抱えていませんか?
今回の満月は、どう対処したらこのモヤモヤを晴らすことができるのか?を学ぶことができる満月であると言えます。
満月は、新月からの積み重ねについての成果を受け取るタイミング。
前回の1月29日の水瓶座の新月では、足りないピースを見つけるために、必要な情報を徹底的に集めたり、自分のリソースの棚卸しをしてみましょうとお伝えしました。

調べ物をしたり、自分のリソースを棚卸しする中で、改めて「夢を叶えるためには自分らしさが大切だと分かったけれど、自分らしさってなんだろう?」と思った人もいるかもしれません。
今回の満月は、風の時代を生きていくために必要な「自分らしさ」を見つめ直すための大切な一歩を踏み出せる時。
満月のエネルギーを借りて、新しい時代を少しずつ迎え入れていきましょう。
新月満月占い|変わりたい、変わりたくない|獅子座満月
今回の満月では、
「特に理由はないけれど、変わらなきゃと思って焦る…」
「自分なりにここまでやってきたけれど、このままでいいのかな?」
という焦りやモヤモヤした気持ちを感じている人が多いかもしれません。
それは今回の満月に対して、天王星がスクエア(90度)のアスペクトを取り、Tスクエアを形成しているから。

Tスクエアは天体同士の緊張と葛藤を表します。
オポジション(180度)で向き合う緊張した天体同士が、スクエア(90度)で関わってくる天体からさらに課題を投げかけられるような配置です。
満月に対してスクエアで関わる天王星が表すのは「刷新、大きな変化」。
今回の満月では、現状維持を大切にしたい月と、未来を切り拓いて成長したいという太陽のせめぎ合いに対して、天王星が大きな変化、進化を促しているのです。
その上、このTスクエアは、獅子座の月と水瓶座の太陽、牡牛座の天王星と、すべて固定宮のサイン(星座)から構成されています。

固定宮のサインは安定感を重視するため、変化を苦手とする性質があります。
しかし、Tスクエアの頂点に位置するのは変化を示す天王星。
月と太陽、そして天王星との間で、
「変化したい」
「変化したくない」
そんな二つの思いがぶつかり合い、私たちの内面に大きな葛藤をもたらします。
時代の変化を察知して自分も変わらなければと思う一方で、今さら何かを変えて自分らしさを見失ったらどうしよう、というような複雑な矛盾を示しているかのようですね。
仕事の場などで、「周囲にAIを使いこなしている人が多くて焦る…私もその波に乗った方がいい?」「でも、AIを使って自分らしさを見失ったらどうしよう」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
今回の満月は、獅子座の25度で起こります。
サビアンシンボルは「砂漠を横切る大きなラクダ」。

「究極を求めて、一人で突き進む」エネルギーを表します。
獅子座は誇り高いサインですが、その誇りは、自分なりの美学に基づいているものです。
自分なりの美学を元に、周囲の助けや理解を必要とすることなく、独自の道を突き進んでいく強さ。
何に対しても真摯に向き合い、自分なりに最も良いと思った行動を取る獅子座の誇り高さ、強さが表れている度数です。
獅子座にとって最も大切なのは「自分らしさ」。
自分なりに考えて、「こうだったらかっこいい」と思える自分でいられるように努力して「自分らしさ」を表現するのが獅子座の使命であると言えます。

一方で、「自分らしさ」にこだわるあまり、それ以外のことが目に入らなくなってしまうことも。
これまで創り上げて、表現してきた「自分らしさ」と違う物事は受け入れるのが難しいと感じる時があるかもしれません。
今回の満月に強く関わる天王星がもたらそうとする変化に対して、抵抗を感じるのもこのためです。
「変わらなきゃいけない気がするけど、変わった結果、自分らしさがなくなったらどうしよう?」
獅子座の月と牡牛座の天王星のスクエアは、こうした強い葛藤を生みます。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
新月満月占い|「みんな」がいての「自分」|獅子座満月
「変わりたいけど、変わりたくない」
この葛藤をやわらげるためのヒントは、水瓶座の太陽にあります。
天王星は水瓶座の守護星であるため、アスペクトがスクエア(90度)であっても太陽は天王星のエネルギーをスムーズに受け取ることができます。

「自分らしさ」を表す獅子座に対して、反対側に位置する水瓶座が表すのは「みんなの個性」。
水瓶座は、自分も含めて「みんなが自分らしくいられること」を目指すサインです。
「自分らしさ」は、自分一人だけで輝かせることができるものではありません。
「みんなが自分らしくいられる」状況だからこそ、他の誰とも違う「自分らしさ」が輝きます。
「自分ではない誰か」の集まりである「みんな」の中にいることで初めて「自分らしく」いられるのです。
逆に言うと、誰にも「自分らしさ」がなければ、「みんな」でいる意味がありません。
「みんなの中にいるからこそ輝く個性があるよ」
水瓶座の太陽はこうしたメッセージを私たちに投げかけています。
でも実は他にも、月や金星など、他の星の星座からも、ひとりひとりの自分らしさや才能、運勢が分かるから、チェックしてみてね♪

新月満月占い|風の時代に必要な「自分らしさ」|獅子座満月
自分では特に意識していなかった部分について、何人かの人から「あなたらしいよね」と言われたことはありませんか?
「特に気にしたことがなかったけど、でも何人かに言われたから、自分ってこうなんだ」
と思ったことがあるのではないでしょうか。
「自分らしさ」とは、自分で自覚しているものだけではありません。
自分が思っている「自分らしさ」だけでなく、周りからしか見えない特徴など、自覚できる部分以外も全て合わせて「自分らしさ」が完成するのです。
自分の背中って自分で触れないから、気づかなかったんだ~!
風の時代はこれまでよりも色々な人とコミュニケーションを取ることが大切になります。
そうした中で必要とされるのが、客観的に自分のことを理解した上で、しっかりと自分らしさを発揮することができる力です。
たとえば、ある職場で新人の教育係を任されていたのに、転職したら周囲がかなり年上の人ばかりで、年上の人を相手に教える立場になってしまった、という人がいたとします。
最初の職場では効率を求められたため、決まったペースでしっかりと新人を教育して仕事をこなせることに対して「こうやって仕事を進めるのが、自分らしさだ」と思ったかもしれません。

一方で、転職した先では決まったペースで仕事を進めようとしても、年上の人から「よく分からなかった」「もう一回教えて」という声が続出してしまいます。
これまでの「自分なりの仕事の進め方」では対応が難しくなってしまったというわけです。
しかし、この人の仕事の進め方で大切だったのは「ペースを守ること」ではなく「分かりやすく教える能力」だったと気がついたら、どうでしょう?
ペースを落として、きちんと相手に伝わるまで教えることができます。
関わる人や環境がガラッと変わっても、変わらずに発揮することができるのが「自分らしさ」です。
変革の星である天王星が揺さぶりをかけてきても、水瓶座的な視点から「みんなの中で、自分はどうか?」と考えることで、揺るがない「自分らしさ」を見つめ直すことができます。
お馴染みの天体に、意外な天体も?初心者さんも楽しく見られる記事はこちら!

新月満月占い|自分らしさをいったん手放す|獅子座満月
「自分らしさ」を見つめ直す上で、これまでこだわってきた「自分らしさ」「自分像」のようなものがあるなら、一度見直してみる時かもしれません。
「本当はこうしてみたいけれど、自分のキャラではないような気がする…」
「あれをやってみたいけれど、失敗したり変に思われたらどうしよう」
こんな風に思って遠ざけていた物事があるなら、満月の今が手放しと変化のチャンス。
その中でハードルが低めのものを選んで、実際にやってみたらどうなりそうかを想像してみてください。
すぐにできそうなものがあったら、取り組んでみても大丈夫です。
誰とも違う人生を歩んできたあなたが体験するからこそ、誰とも違う、あなただけの結果が生まれます。
今までの自分だったらしなかったような選択をしても、その先に必ず残る「自分らしさ」があるのです。
今回の獅子座の満月は、そんなメッセージを私たちに伝えようとしています。
初めてでも簡単に楽しく星が読めちゃう記事もチェックしてみてくださいね。

【まとめ】2月12日獅子座(しし座)満月から次の新月までの過ごし方
最後に、2025年2月12日の獅子座満月から、2月28日の魚座新月までの過ごし方のポイントをまとめておきましょう。
- 自分らしくないから避けていたことを思い出す
リスト状に書き出してみるのもおすすめです。
すぐにできそうなものはチャレンジも◎
- 複数の人から言われた自分評について考える
自分では気が付かなかったけど、何人かに言われた特徴に本当の「自分らしさ」のヒント があるかもしれません。
「2025年2月の獅子座満月」についてのホロスコープ読み解きは以上です♪
素敵な満月をお過ごしください。
星の動きに乗りながら夢を叶える準備ができる手帳なんだよ〜♪

YouTubeチャンネル『みらいテラス』でも、2025年2月12日の獅子座満月について動画で解説します。
ぜひご覧ください♪
獅子座満月のパワーとあなたらしさを活かして星を読んでみませんか?
占星術の無料講座を私と一緒に学びませんか?
コメント機能を使って、質問することもできるんです♪
下のリンクから、講座案内を読んでみてくださいね。