2022年1月18日、蟹座で満月を迎えます。星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2022年1月18日 8:48頃 蟹座で満月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
満月は、新月から吸収してきた何かを外側に出していくタイミング。
それでは、何を外側に出していけばいいのか考えていきましょう。
Contents
2022年1月の満月|限界を感じるが、何かを明け渡すと次の扉が開く
今回の満月を一言でいうと「限界を感じるが、何かを明け渡すと次の扉が開く」そんな節目です。
なんだかドラマチックですね。
2022年1月18日 蟹座満月のホロスコープを徹底解説!
2022年1月18日の蟹座満月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。
- 蟹座28度(数え度数)でおこる満月
サビアンシンボル「現代の少女ポカホンタス」
慣れ親しんだ環境に新しい価値観を取り入れようとする時 - 満月(太陽/月)にアクセスする星達
【1】太陽と冥王星がコンジャンクション
自我の変容、それに伴う強制的な変容
【2】満月(太陽/月)とノード軸とがミスティクレクタングル
馴染みのある環境を変えていく緊張感の中で、素晴らしいものを生み出す
【3】満月の翌日から、ノード軸のサインが変わる
双子座ー射手座軸から、牡牛座ー蠍座軸へ
変化の前の緊張感 - その他、特徴的な配置
・木星とノード軸のTスクエア
世の中のムードが変わる、終わりと始まり、人間関係の拡大や変化
・火星と海王星ののスクエア
集中力の欠如、怒りの蔓延
・金星とカイロンのスクエア
痛みをごまかす
・金星と天王星のトライン
愛着を超える
・水星とカイロンのセクスタイル
過去の傷も今を生きる筋肉になる
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
変わる事で何かが先に進む
今回は蟹座の28度で起きる満月で、この度数には「現代の少女ポカホンタス」というサビアンシンボルが充てられています。
これは「変わる事で何かが先に進む」ことを表しています。
やるだけやってみたところ、最後の最後で「あれ!うまくいかない!目の前に扉があるのに開けられない!」と一瞬感じることがあるかもしれません。
ですが、冷静になれば自分の両手が不要な荷物でふさがっていることに気づくのかも。
手放すだけで扉は簡単に開くのかもしれません。
そんなタイミングです。
何か素敵なものが生まれる気配
今回のチャートには少し珍しい形ができています。
ミスティックレクタングルです。
この形、ミスティックレクタングルは「神秘的な長方形」と呼ばれ、緊張感や葛藤の中でも素晴らしい何かが生まれることを物語っています。
その長方形は、満月である太陽と月、そして、ノード軸(ドラゴンヘッドとドラゴンテイル)が形成しています。
ノード軸とは、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルを結ぶ、図のライン(軸)のことです。
ノード軸(ドラゴンヘッドとドラゴンテイルの軸)は、私たちが「誰かと結びつきたい欲求」といわれ、あるいは、「社会や地球にとっての使命」を表すともいわれています。
それは、私達と社会との接点を象徴しているからでしょう。
そして、満月は物事が満ちていることを表します。
ということは、社会と私達の間で緊張感はあるものの、その先には素晴らしい未来が待っていそうです。
満月の翌日は、世間のムードが約1年半ぶりに変わる節目
では、どんな緊張感があるのでしょう。
実は今回の満月の翌日は、社会のムードが1年半ぶりに変わる節目の日です。
というのも、先ほどお話ししたノード軸(ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル)のサインが移り変わる日なのです。
これまでは双子座と射手座を結ぶ軸だったのですが、満月の翌日に牡牛座と蠍座に変わります。
つまり、私達と社会の間に生じているのは「変化の前の緊張感」といえます。
しかも、その変化の直前を表すノード軸に、木星が関わりTスクエアを形成しています。
木星は私達を守護してくれる星です。
変化をなんとか乗り越えやすいようにサポートしてくれていますが、葛藤の角度で関わっているので、その守護も一筋縄では行かない様相です。
さて、今回、変化の予兆を示すノード軸には奥深い様々な意味がありますが、ノード軸を形成するドラゴンヘッドは未来、ドラゴンテイルは過去を象徴してもいます。
つまり「何かが終わり、何かが始まる」そんな節目を表すとも言えます。
新しい何かを始めるために、何かを終わらせていく。
そういったことがテーマになるのではないでしょうか。
ノード軸は、人間関係、小社会とのつながりを示すこともあり、人間関係において「何かが終わり、何かが始まる」といった事があるとも考えられます。
緊張感は受け入れ難いけれど
木星とノード軸のTスクエアは、緊張感や受け入れ難さを伴うものだと予想できますが、もうひとつ、目的意識を表す太陽と冥王星のコンジャンクションも、それを物語っています。
冥王星はどこか強制的な変容をもたらし、あなたが思っているよりも根本的な変化を促すでしょう。
しかし、冥王星は私達が何かを手放すことで、空いた空間に大きなスケールの変化をもたらしてくれるものでもあります。
大事なのはあなたのこだわりで握りしめている感情や不毛な人間関係、もしくは不毛なやり方を手放していくことがポイントになります。
抵抗せずに、流れに身を委ねるのがおすすめです。
過去の痛みをごまかしていませんか
流れに身を委ねるとか、不毛なものを手放すとか、口でいうのは簡単ですが、これには個人差があります。
これまで自分の過去の傷や痛みを人生がうまくいかない理由にしてきた人は、不毛とわかっていても手放すことに違和感を伴うでしょう。
金星とカイロンのスクエアが「痛みをごまかす」ことを物語っているからです。
過去の痛みに向きあってきたかどうかが鍵
もうひとつ、過去の痛みを手放しづらくさせているのは、物事を「えいやっ!」と変化させていく火星が物事を曖昧にする海王星に押され気味なためもあります。
違和感を感じつつも「ノー」と言えない状況にもやもやするかもしれません。
向き合うことで決然とした選択、自然な進化を可能にする
まっすぐに痛みと向き合ってきた方は、社会と自分のスタンスが調和しつつ進化することを感じるでしょう。
「これは私には必要ない」と決然とした選択が可能になります。
これは金星と天王星のトラインが象徴しています。
金星は調和、天王星は進化で、この二つの星が創造的に関わっているので、変化の葛藤を、葛藤ではなく自然な進化として、迎えることができるでしょう。
自分で自分を縛っていたことに気づいて
もし今回、自分の痛みをごまかそうとしたくなったり、違和感にノート言えずモヤモヤするなら、自分の過去の体験が今に影を落としていないか確認してみてください。
「昔、私は深く傷ついた・・・傷つけられた。そのネガティブな体験のせいで今、うまくいかないのだ。」
と自分で自分に呪いをかけ、自分の動きに自らロックを掛けていないか確認してください。
もし「あ、自分で自分を縛っていた!」と気づいたら大丈夫です。
というのも、物事を意識化する水星と傷と癒しのカイロンがセクスタイルだからです。
とてもパワフルな角度ですから、あなたが「過去を超えたい!このパターンはもうたくさんんだ!」と意識するだけで、扉は開かれます。
「過去の傷も今を生きる筋肉になる」ことを実感し始めます。
【まとめ】1月18日の蟹座満月から次の新月までの過ごし方
最後に、2022年1月18日の蟹座満月から2月1日の水瓶座新月までの過ごし方のポイントを、まとめておきましょう。
- 行き詰まりを感じても大丈夫。自分を止めているのは自分であることに気づきましょう。
- 過去の傷ついた体験を理由に自分を止めていないか確認しましょう。意識すれば上手く言ったも同然。
- これらのことは人間関係に現れやすいでしょう。
以上です。
素敵な満月をお過ごし下さい。
2021年1月18日の蟹座満月について、スピリチュアルリーダーズTVもぜひご覧下さい♪
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