自在に星読みをしている人の
思考パターンが分かっちゃう講座
2022年3月18日、乙女座で満月を迎えます。星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2022年3月18日 日本時間16時17分ごろ乙女座で満月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
満月は、新月から吸収してきた何かを外側に出していくタイミング。
それでは、何を外側に出していけばいいのか見ていきましょう。
Contents
2022年3月の満月｜春分3日前の満月！行き先はもう決まっている！？
今回の満月は、1年のスタートを意味する春分（3月21日）を、3日後に控えているので、1年を見据えて「行き先がほぼ決定するタイミング」となります。
西洋占星術では 1年の始まりは元旦？ではなく旧正月？でもなく「春分」なのです。
つまり、今回の満月は春分直前なので、今年最後の仕上げのタイミングである満月となります。
新しい行き先はほぼ決まっていて、そのための最終調整のタイミングですね。
2022年3月18日 乙女座満月のホロスコープを徹底解説！
それでは、2022年3月18日の乙女座満月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。
- 乙女座28度でおこる新月
【乙女座28度】サビアンシンボル「禿頭の男」
包み隠さず伝える。 - 満月（太陽/月）にアクセスする星達
【1】太陽と海王星がコンジャンクション（0度）
ビジョンの広がり
【2】新月（太陽/月）、海王星、冥王星、ドラゴンヘッドがカイトを形成
具体策が大いなるビジョンを支える - その他、特徴的な配置
・金星、火星がコンジャンクション（0度）
過剰な正義感、異性関係に関する出来事
・火星／金星（コンジャンクション 0度）と天王星がスクエア（90度）
人とは違うことを好む、愛着からの自立
・水星と天王星がセクスタイル（60度）
新しいセオリーが動き出す
・ノード軸に土星がＴスクエア
自分の価値基準をしっかり持たないと引きこもりがちに
行き先を見据えながら最終調整に入る
今回の満月は 12星座の中で調整が最も得意な乙女座で起こります。
サビアンシンボルは「禿頭の男」。
隠すものはもう何もない！といわんばかりに、自分をあらわにしていくことを表しているのです。
そうやって最終的な浄化のプロセスをたどり、数日後の春分には本格的な行き先の決定へと駒を進めていくタイミングです。
前回の新月では、「新しい出発に備えて出来るだけ身軽になっておきましょう！」とお伝えしました。
そうすることで船は安定した航路を見つけ、帆にいっぱいの風を受け、グングン進んでいくことができます。
今回の満月で、安定した航路を見つけ進み始めたあなたは、これからの1年間を見据え「あの目的地を目指そう！」と心に決めるのです。
本格的に心に決めるのは数日後の春分ですが、この満月では、ほぼ決まっている行き先を見据えながら、その最終調整に入るといった感じです。
目的地に向かって既に進んでいることに気づく
今、あなたの人生という船は、既に風を帆いっぱいに受け進んでいます。
つまり、これから1年をかけて達成すべきゴールに向かい、あなたの内面、環境は、既に準備が整い、動き出しているはず。
今回の満月では改めて、そういった現状に気づき、ゴールに向かう最終的な調整をしていくことが求められるでしょう。
チャートを読み解いていくと、その物語が見えてきますよ。
例えば、今回のチャートにはカイトという空に上がる凧のような形が形成されています。
この形は三角形ともう一つの点からできていますね。
三角形は、乙女座の月、牡牛座のドラゴンヘッド、山羊座の冥王星の「地」のエレメントの星たちが形成しており、現実化がどんどん進む様子を表しています。
更に、水のエレメントにある太陽と海王星が現実化の後押しをしています。
水のエレメント、今回は魚座に太陽と海王星がありますが、これは目的地、広がりきった最高の目的といえます。
といっても目的というだけで、まだ目の前で実現しているわけではありません。
ですが、そういったスケールの大きなビジョンを持つことで、現実をグイグイ動かしていける時が来ている、ということを物語っているのです。
イマジネーションを象徴する魚座にこれだけ多くの星たちが集合しているので、想像力も壮大で、見えない世界からのサポートも大いに受けられる時。
そのイマジネーションを単なる現実逃避の妄想に留めるのではなく、「地」の星座の天体たちのサポートを受け「実現できそう！」というリアリティをもって描くことも出来るはずです。
追いついていないのは心だけ
つまり、目的地はもう決まっていて、船は進んでいるということです。
あなたはまだ真の目的地が何かも気づいていないかもしれません。
けれど、心がキャッチしていること、環境が指南していることをじっくり観察すれば、既に目的に向かっていることに気がつくでしょう。
まずは、それをしっかり認識し直すことが大事なのです。
ですが認識しようとすると起こるのが「心のゆらぎ」。
この揺らぎは、理想と現実の間で起こっているものです。
というのも、目的意識を表す太陽は魚座で、更に海王星とも重なっており、理想やビジョンは大きなスケール感をもって広がってます。
一方、月は乙女座にあり、あなたの感情は現実的なものを見つめているので、大きな理想に対して、心がまだ噛み合っていない部分があるということが確認できると思います。
しかし、この”心だけが追いついていない状態”も何らかのメッセージをもたらすものです。
しっかり向き合ってみると良いでしょう。
満月というのは太陽と月の関係が極まった状態ですから、あなたの理想と心の均衡が色々な意味で限界に達しているわけです。
つまり今が限界なので、その揺らいだ状態をうまく調整すれば後は目的地に迷いなくグングン進んでいけるはず。
では、どんなことをヒントに自分の心と向き合っていけばよいのか？
他の星の配置にも触れていきましょう。
人と違うことを恐れなくていい
水瓶座に集合している火星と金星と土星が印象的ですね。
特に火星と金星はコンジャンクションです。
火星はゆずれない意志、金星は美意識や調和。つまり、人とは違う何かを求める気持ちを表します。
そこに「切り離し」のエネルギーを持つ天王星が葛藤のスクエアで刺激をいれてます。
これが何を表しているかというと、「人は違う何かを好むこと」とか「これまでとは違った自分らしさの発見」といったテーマなのです。
上記で説明した「理想に対して心がついていかない状態」というのは、自分の感覚に自信が持てないことが原因かもしれませんね。
だからこそ、理想を描くときは妥協なくあなたの「好き」という気持ちやセンスを大切にしていただきたいと思います。
土星が寄り添っているので、好きという感覚を信じることに若干のプレッシャーや責任を感じるかもしれません。
しかしそれは刹那的な「好き！」という気持ちではなく、これからも安定して続く調和の世界を目指しているのです。
良いプレッシャーとして受け止めましょう。
また、この配置は恋愛に関して、何かしらの展開が起きやすいことを物語っています。
恋愛に関しても捉え方は同様。
「自分の感性を大切に」することがポイントになってきます。
そして物事を具体的にどう勧めたらよいかということにヒントを与えてくれるのが、水星と天王星のセクスタイル（60度）です。
これは、あなたが大きな理想に向かって、自分の感覚を信じられた時、自ずと新しいセオリーや段取りも引き寄せられることを物語っています。
例えば、「今年1年かけて、新しい占い師という仕事を軌道に乗せ、沢山の人の人生に貢献するぞ！頑張るぞ！」というビジョンを描いたあなた。
最初「そんなこと私に出来るかな？占い師の仕事って世間的にはあまり印象が良くないかも。」と心が揺れます。
しかし、「やっぱり私は占い好き！」「この楽しさを伝えよう！」と感覚が理想と一致しだした時、占いの新しい仕事のオファーが入る、なんて展開があるかもしれませんね。
そして、最後にノード軸と土星の関係性も取り上げておきましょう。
ノード軸とはまさに未来を切り開くポイントを教えてくれるのですが、そこに土星という厳しめの星が、厳しめの角度でアプローチしてきます。（Tスクエア）
これは「自分の価値基準を持たないと、なかなか船が前に進みにくくなるよ」ってことを物語っています。
先程の「占い師として頑張るぞ！」の例で説明します。
「世間的に見る占い師の価値」ではなく、「あなたは占いという仕事にどんな価値を見出しているのか？」ってことのほうが大切だよということです。
以上が今回の満月読みとなります。
【まとめ】3月18日の乙女座満月から次の新月までの過ごし方
最後に、2022年3月18日の乙女座満月から4月1日の牡羊座新月までの過ごし方のポイントを、まとめておきましょう。
- 3月21日の春分の日を控え、１年先を見据えたゴールはもうあなたの中にあります。しっかり確認しましょう。
- ゴールを確認したら、理想と現実の間で揺れている自分を受け入れましょう。
- 世間的な価値観より、自分の価値観という軸を整えましょう。
以上です。
素敵な満月をお過ごしください。
2022年3月18日の乙女座満月について、3/15公開のスピリチュアルリーダーズTVもぜひご覧ください♪
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