2025年10月7日、牡羊座(おひつじ座)で満月を迎えます。
星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
「2025年10月の牡羊座満月」の星読みをお伝えしますので、次の新月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用くださいね。
一緒に2025年10月の満月からのメッセージを受け取ろうね♪
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Contents
2025年10月7日【牡羊座(おひつじ座)満月】ホロスコープを徹底解説
2025年10月7日 日本時間12時47分ごろ、牡羊座(おひつじ座)で満月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。

満月は、新月から吸収してきた何かを外側に出していくタイミング。
何が満ちていて、どんなことを外側に出していけばいいのか見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ。


それでは、2025年10月7日の牡羊座満月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。

※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 牡羊座15度でおこる満月
【牡羊座15度】サビアンシンボル「毛布を編むインディアン」
対立していたものを調和させて、完成度の高い物へとコツコツ作り上げていく - 満月(太陽/月)にアクセスする星達
・目立ったアスペクトなし
太陽・月ともに、他のどの星からも影響を受けず純粋な状態 - その他、特徴的な配置
・ノード軸と金星と木星とリリスのカイト
好きだったけどもう必要がないものを手放して、感情を安定させる・水星と天王星と海王星のヨード
未来への予感の奥にある、言葉にできない真実・水星と冥王星のスクエア
徹底的に考え抜く・天王星と海王星と冥王星の小三角(ミニトライン)
時代の変容を推し進める力
ホロスコープを読むのが難しい…と感じる人は、下のボタンから星読みテラスのホロスコープを出してみてくださいね。

2025年10月の牡羊座満月は【ひとりの戦いを終える満月】
2025年10月7日12時47分、牡羊座で満月を迎えます。

今回の満月をひとことで表すなら 「ひとりの戦いを終える満月」。
胸の奥で燃やし続けてきた情熱、 ただひたすらに前へ進もうと握りしめてきた意思。
その力強さが、今のあなたを確かに形づくってきました。
前回、9月22日の新月のテーマは 「未来計画書を宇宙に宣言する新月」。
この時、胸に未来の自分を思い描きながら、静かに、あるいは力強く決意をした方もいたでしょう。

けれど前に進もうとするほど、 知らぬ間に肩に力が入ったり、 「自分のやり方」にこだわって、人の声を受け入れにくくなる瞬間もあったのではないでしょうか。
今回の満月は、その心の揺れをやさしく照らし出します。
これまでを支えてくれた「古い成功パターン」という名の鎧(よろい)を、 月明かりの下でひとつ、またひとつと脱いでいく。
そうして肩の重みがほどけ、浅かった呼吸が深くなり、 新しい景色へと歩みを進めるためのタイミングなのです。
夜空に散りばめられた複雑な星々の配置は、 私たちの変容を後押しする力強い旋律のよう。
未来へしなやかに向かうために、この満月のチャートを頼りに 「ひとりで戦い抜いてきた自分」を優しく見つめ直してみませんか。
そんな人には、動画で勉強できちゃう無料講座がおすすめだよ♪
新月満月占い|「私の正しさ」が、息苦しくなるとき|牡羊座満月
ひとりで戦ってきたあなたは今、なにかしら見えない壁を感じているのではないでしょうか。
当初は迷いなく、自分のやり方を純粋に信じて進んできたあなた。
今回満月が起こる牡羊座も、そうした純粋な情熱をあらわします。
けれど、その輝かしいはずの情熱が、今は新しい風の入ってこない、閉じた部屋の空気のようになっているとしたら。
胸のあたりが息苦しいように感じるのは、心の奥であなたの魂が「なにかが違う」とサインを送っているからかもしれません。
今回の満月が位置する牡羊座は、12星座のトップバッター。

凍った冬の大地を突き破って芽吹く、春の生命力を象徴するサインです。
その支配星である火星の衝動に導かれ、「自分であること」を始めようとする、純粋でまっすぐな勇気を宿しています。
けれど、生まれたてのエネルギーで「自分の正しさ」を強く握りしめるうち、いつしかその拳(こぶし)そのものが、あなたを締め付ける硬い鎧となっていたかもしれません。
今回の満月は、真正面からあなたを照らす天秤座の太陽の光によって、その鎧(よろい)の重さや、強張った肩の力に気づかせてくれます。
たとえば、会話の中でつい「でも」「いや」と反論したくなった時に、一度立ち止まってみる。
それだけで、固く閉ざした心の窓を少しだけ開けて、新しい風を招き入れることができるかもしれません。
新月満月占い|「安心」が「執着」に変わる|牡羊座満月
しかし、そうして心の窓を少し開けようとしても、なお私たちを内側から縛りつけるものがあります。
その硬い鎧の正体、心のブレーキの奥には、ある設計図が眠っているのです。
今回の満月チャートに描かれたカイトという特別な配置が、その設計図をそっと解き明かしてくれるでしょう。

今回のカイトは、以下の天体と感受点で構成されています。
- 魚座のドラゴンヘッド
- 乙女座のドラゴンテイルと金星
- 蟹座の木星
- 蠍座のリリス
このカイトの中心にあるのは、「今世のチャレンジポイント」をあらわす魚座のドラゴンヘッドと、「過去の得意パターン」を示す乙女座のドラゴンテイルとの間の、綱引きのような対立です。
私たちの心は、魚座的な「答えのない直感的な未来へ進みたい」と願いながらも、その正反対にある乙女座的な「完璧に分析された、間違いのない過去のやり方」に強く引き戻されてしまいます。
その構成や勝ちパターンは、あなたのキャリアの中で確かな評価と自信を与えてくれました。
しかし今、後輩から新しいやり方を提案されても、あの頃の「完璧な成功体験」が、素直に耳を傾けるのをためらわせる…そんな感覚に似ています。
それは、過去のやり方が、蟹座的な「守られた環境で育まれた感情的な豊かさの記憶」と、蠍座的な「心の奥底にある、失いたくないという根源的な欲求」と結びついているからです。
つまり私たちは、「あの頃のように心地よくありたい」し、「二度と失敗したくない」からこそ、「完璧だった過去のやり方」というブレーキを、どうしても手放せずにいるのです。
新月満月占い|心が迷子になってしまう時は|牡羊座満月
「自分の正しさ」に息苦しくなり、その原因が「過去の安心」への執着だと気づいた。
けれど、いざ新しい一歩を踏み出そうとすると、今度はどの道へ進めばいいのか分からず、立ち止まってしまう…。
心がひとりぼっちの迷子になってしまったような感覚がある人もいるかもしれません。
それもまた、星たちからの大切なメッセージを受け取っている証拠ですよ。
空では今、あなたのその感覚を映し出すかのように、ヨードという特別な配置が形成されています。
ヨードは「神の指」とも呼ばれ、私たちに「今、向き合うべき宿命的な課題」を指し示すと言われます。
今回の満月チャートにあらわれるヨードは、牡羊座の海王星、双子座の天王星、蠍座の水星から構成されています。

このヨードがもたらすのは、ある一点に向けられた、強力でありながらも扱いの難しいエネルギーの集中です。
牡羊座の海王星の「もっと情熱的に、直感のままに進んでみたい」という夢見がちな衝動と、双子座の天王星の「これもいいかも」「あんな方法もある」といった新しい情報や選択肢。
この2つの未来的なエネルギーが、まるで手を取り合うように、あなたの可能性を大きく広げます。
そして、その広がった可能性のエネルギーが、あなたの心の深い場所にある「本質を見極めたい」という思考へと注ぎ込まれようとするのです。
企画書の例でいえば、直感的で大胆なアイデアと、次々と集まる革新的な情報が、どちらも魅力的で、素晴らしい相乗効果を生み出している。
けれど、その豊かすぎるエネルギーを前にして、「本当に大切なことは何か」を深く見つめるあなたの思考が、圧倒されて動けなくなってしまう…といった状態です。
この霧の中から抜け出す鍵は、ヨッドの指先、蠍座の水星そのものにあります。

それは「外側の無数の声ではなく、あなた自身の内なる声を聞きなさい」というメッセージ。
たくさんの選択肢を前にして動けなくなっている今こそ、「いったん常識を手放す勇気」を持ち、自分の最も深い場所の声に耳を澄ませるべき時なのです。
新月満月占い|本当の自分には嘘をつけなくなる|牡羊座満月
心が迷子になったとき、私たちは必死に出口を探します。
しかし、今回の満月が導くのは、出口ではなく、自分自身の心の最も深い場所。
空では、思考を司る水星と、根源的な変容を促す冥王星が、スクエア(90度)という厳しい角度でにらみ合っています。

これは今回の満月における、静かで、最もパワフルなクライマックスです。
この星の配置は、私たちが無意識に蓋をしてきた本音に、強い光を当てます。
私たちの中の見たくない事実や、“変わらなきゃいけないのに変えたくない部分”に光が当たり、もう見て見ぬふりはできないのだと、心が告げてくるのです。
企画書の例で言えば、「後輩の意見が正しいかもしれない」と、胸の奥で完全に気づいてしまう瞬間。
その事実を認めることは、これまで積み上げてきたプライドを、根底から揺るがすことかもしれません。
心の底の本音と向き合うとき、心がヒリヒリと痛むでしょう。
ですが、その痛みの奥にある本音を見つめるために、日常で試せる1つの習慣があります。
それは、誰かに対して「こうあるべきなのに」と心の中で思った瞬間に、一度立ち止まる癖をつけること。
「なぜ私は、このやり方が『正しい』と信じているんだろう?」
その問いかけが、こわばった心の奥にある、無意識のプライドの正体をそっと教えてくれるはずです。
そうして見えてきた自分の本音やプライドと向き合うことを、どうか恐れないでください。
なぜなら、それは「直視してしまえば、逆に大きく飛躍できるチャンス」でもあるからです。
ずっと守り続けてきた脆いプライドではなく、自分の弱さや不完全さを受け入れる。
そのとき人は初めて、大地にしっかりと根を張るような「本当の強さ」を手に入れるのです。
それは、あなたの月星座が関係しているのかも。
心のクセを手放して“月の透明度”を高めたい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。

新月満月占い|世界と、もう一度「出会う」|牡羊座満月
心の奥にある本音と向き合ったとき、私たちは初めて、武器を置いて外の世界に心を開く準備ができます。
その道を照らしてくれるのが、満月の対岸で輝く天秤座の太陽です。

自分の情熱にまっすぐな牡羊座に対して、バランスを取りながら他者と関わろうとします。
もう、世界はひとりで戦う場所ではありません。
他者はあなたの間違いを責める存在ではなく、新しい可能性を映し出してくれる温かな「鏡」なのです。
それはきっと、あなた1人では決して見ることのできなかったものでしょう。
そのヒントは、今回の満月が宿る牡羊座15度のサビアンシンボル、「毛布を編むインディアン」に隠されています。

毛布を編むインディアンの周りには、静かで、創造的な時間が流れています。
このシンボルが教えてくれるのは、「戦い」ではなく「創造」の道です。
対立していたものを調和させ、1枚の美しい織物へと完成させていく姿。
あなたの「正しさ」という1本の糸と、他者が差し出してくれた「新しい視点」というもう1本の糸。
それらを丁寧に編み込むことこそが、ひとりの戦いを終えるための、具体的で創造的なアクションなのです。
これまでの肩書きや古い成功談は、一旦わきにおいても大丈夫ですよ。
なにも、大きなことから始める必要はありません。
たとえば、ランチのお店や週末の過ごし方など、小さな選択を誰かに委ねてみる。
一見すると些細なことですが、その瞬間、あなたは「自分の選択が一番だ」と固く握りしめていた拳を、そっと開くことになります。
結果の完璧さよりも、誰かと経験を分かち合う喜びを、あなたが選んでいるという証なのです。
それは、ずっと守ってきた砦(とりで)の門を、ほんの少しだけ開けてみるようなもの。
小さな信頼の一歩を踏み出したとき、あなたのひとりの戦いは終わり、世界が頼もしい味方になる新しい物語が始まるでしょう。
【まとめ】10月7日牡羊座(おひつじ座)満月から次の新月までの過ごし方
満月からのメッセージはいかがでしたか?
最後に、2025年10月7日の牡羊座満月から、10月21日の天秤座新月までの過ごし方のポイントをまとめておきましょう。
- ランチのお店など、小さな選択を誰かに委ねてみる。
自分の「好き」や「いつもの」から一度離れて、相手の提案にまるごと乗ってみる。予想外の発見が心を軽やかにしてくれるかも。 - 会話の中で「でも」「いや」を封印してみる。
反論したくなった瞬間に、一度ぐっとこらえて「なるべく、そういう考え方もあるんだね」と相手の世界を覗いてみる。勝ち負けではない対話が、頑なになった心をやわらかくしてくれる。 - 「〜べき」と心で思った瞬間に、一度立ち止まる癖をつける。
誰かに対して「こうあるべきなのに」と感じたら、チャンス!「なぜ私は、このやり方が『正しい』と信じているんだろう?」と自分に問いかけることで、無意識のプライドの正体が見えてくるはず。
「2025年10月の牡羊座満月」についてのホロスコープ読み解きは以上です♪
素敵な満月をお過ごしください。
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YouTubeチャンネル『みらいテラス』でも、2025年10月7日の牡羊座満月について動画で解説します。
ぜひご覧ください♪
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