2022年2月1日、水瓶座で新月を迎えます。ホロスコープをスイスイ読めちゃう講座でも講師をつとめるやなかえつこ先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2022年2月1日 14:45頃 水瓶座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
次の2月17日の獅子座満月に向けて、どのような種を蒔くタイミングなのでしょうか。
詳しく読み解いていきましょう。
Contents
2022年2月の新月|個や相手の存在を超えた視点で世界とつながる新月
今回の新月チャートでは、太陽・月以外の多くの天体が、12星座の中でも後半の星座の山羊座、水瓶座、魚座に集合しています。
12星座というのは牡羊座から始まって魚座で完結します。
12星座の物語は、12星座が進んでいく中で、実は牡羊座から牡牛座へ、牡牛座からふたご座、ふたご座から蟹座へと順番に成長して自分の世界を広げていく物語なんです。
牡羊座から魚座に向かって、世界とのつながり方が「わたし→あなた→みんな」と広がっていきます。
今回、天体が多く集まっている山羊座、水瓶座、魚座は、12星座の中の最後の3つで、持つ視点は「みんな」。
このことからも、今回の新月は自分と他者という身近な視点を超えて、両者を包み込むような大きな視点、高い視座、
自分本位でなく、だからと言って、他者だけを優先して自己犠牲に陥ることでもない、大きな視点で世界を見てみようという新月です。
2022年2月1日 水瓶座新月のホロスコープを徹底解説!
2022年2月1日の水瓶座新月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。
- 水瓶座13度(数え度数)でおこる新月
サビアンシンボル「バロメーター」
自分自身の考え方で世の中の流れを読み取ろうとする - 新月(太陽/月)にアクセスする星達
【1】新月(太陽/月)に天王星がスクエア
独特の方法で新しいものが生まれる、天王星が牡牛座にあるため自分視点が変わる
【2】新月(太陽/月)に土星がコンジャンクション
思いついたものが自分の土台になる
【3】新月(太陽/月)にカイロンがセクスタイル
傷を意識することで癒える
変化の前の緊張感 - その他、特徴的な配置
・木星・天王星・金星で小三角
変化や変わる世界を好意的に受け入れる・金星と天王星がトライン
変化を楽しめる、楽しみ方が変わる
・水星と冥王星がコンジャンクション
根底から意識が切り替わる、ドラゴンヘッド・テイル軸を調停するため、意識を切り替えることで関わる人、人脈が変わる
・水星と海王星がセクスタイル
無意識を言語化
・金星・火星と木星がセクスタイル
好きなことに没頭することで目の前の世界が広がる
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
水瓶座13度のサビアンシンボル「バロメーター」
今回太陽と月が重なる水瓶座13度のサビアンシンボルは「バロメーター」。
バロメーターはもともと気圧計のことですが、今では「健康のバロメーター」「人気のバロメーター」など何かを測る時の指標を指したりもしています。
つまり、自分の中で何かを測りながら世界をみる視点、自分自身の考えを元に、世界を捉えようとするのが今回の新月です。
というわけで、さらに詳しくチャートを読み解いていきましょう。
物を測る目盛りが変わる
まずは、今回の新月(太陽/月)にアクセスする星達を読み解いていきますね。
最初に、新月(太陽/月)に葛藤を生む角度で関わってきている天王星です。(新月(太陽/月)に天王星がスクエア)
天王星は、例えばお家をリフォームするように古い箇所を新しく刷新していく星。
今回の新月に天王星が影響を与えるということは、「あなたの中にある物事を測るバロメーター、ちょっともう古くなっていない?」という問いかけが来ることを示しています。
天王星と新月はスクエアという、引っかかりを乗り越えつつも進んでいく関係です。
あなたは、「自分も他者も含めたみんな」という新たな視点を手に入れ、生まれたバロメーターと、これまであなたが慣れ親しんできた「自分目線」というバロメーターを交互に使います。
そして「あ、もう自分目線だけのバロメーターはいらないや」という境地に達していくでしょう。
とはいえ、これまで慣れ親しんでいたバロメーターを新しいものにするにはちょっと大変さがありますよね。
目盛りが変わるとか、単位が変わるとか、今まで見ていた世界とこれからの世界がまるっきり違うように見える感覚に最初はちょっと戸惑うかもしれません。
新しいバロメーターがあなたの土台になる
けれど、この新月には土星が寄り添っています。(新月(太陽/月)に土星がコンジャンクション(0度))
土星は地に足をつけ物事をぎゅっと固める星。
あなたの中に生まれた新しいバロメーターをあなたの中にしっかりと根付かせ、また、新しいバロメーターは着実にあなたの土台になっていくことを物語っています。
土星は時間をかけじっくりと固めていく星なので、あなたのバロメーターが完全に切り替わるのには、ちょと時間はかかるかもしれません。
しかし、自分目線とみんな目線のバロメーターを行ったり来たりしながら、段々とみんな目線のバロメーターの使用頻度が増えていくでしょう。
バロメーターが切り替わることであなたが手にするもの
さらに、今回の新月には「傷と癒やしの星」であるカイロンが協力的に関わってくれています。(新月(太陽/月)にカイロンがセクスタイル(60度))
これは、あなたが新しいバロメーターを手に入れることで、あなたの中にある傷も癒えていくことを示しています。
例えば、過去に誰かに言われたひとこと。
そのひとことが、心の奥の方に小さな傷を作ったとします。
いつも痛むわけではないけれど、ふとした拍子にその傷に触れてしまうと辛かったことや痛みがぶり返す…そんなことってありますよね。
こういう古い小さな傷って、時々、ちょっと痛むから厄介なんです。
大きな傷であれば、どうにかして人は癒そうとするのですが、いつもは見えていない心の奥の方の傷はついつい見てみぬふりをしちゃうんです。
ただ今回の新月で、みんな目線のバロメーターを手にしたあなたは、自分から見た「辛かった、悲しかった」の次元を超えることができます。
みんな目線であなたに向けられた「その一言」を捉えることで、「あ、こういう見方もできるんだ!」って、これまであなたの中には無かった感情がこみ上げてくるでしょう。
そうして自分の傷を改めて見た時に、その一言があなたに与えられた意味を理解し、それはまるで長年の謎が解けたような感覚で、傷はだんだんと癒えていきます。
この癒しの経験によって、あなたの社会的な自分である太陽と、内面・精神を表す月は、寄り添う土星の力も借りて、より安定して揺るがないあなたへの変容を起こしていきます。
変わる世界の見え方を楽しむ姿勢がカギ
そして、この新月の日にはその他の星の配置からもたくさんのヒントを受け取ることができます。
さらにドラゴンヘッド・ドラゴンテイルの軸に対して、協力的な角度(調停)で関わっています。
根底から意識が切り替わり、そのことによって関わる人や繋がっていく人が変わっていくことを意味しています。
水星は海王星からも援助(水星と海王星のセクスタイル(60度))を受けているため、あなたの心の奥、無意識の範囲の変容は言葉、コミュニケーションにも反映されていくでしょう。
さらに、新月に対してガッツリと変化を促してくる天王星は、金星とトライン(120度)です。
変化をあなた自身が少し楽しむような、そんな雰囲気を醸し出しています。
さらに、ここには拡大・寛容の木星も関わって、木星・天王星・金星で小三角を形成しています。
自分自身の変化や見え方が変わる世界を好意的に受け入れる姿勢がヒントになりますよ。
なんだか、「楽しんだもの勝ち!」って感じですね。
【まとめ】2月1日の水瓶座新月から次の満月までの過ごし方
最後に、2022年2月1日の水瓶座新月から2月17日の獅子座満月までの過ごし方のポイントを、まとめておきましょう。
- あなたの中にあるバロメーターが新しくなるタイミング。世界の捉え方が変わっていきます。
- 自分中心の目線から、みんな目線・世界目線へと視野が広がり、過去の傷を捉え直すことで癒しが訪れるでしょう。
- 世界の見え方の変化を自分自身が楽しんじゃう姿勢を持ちましょう。
以上です。
素敵な新月をお過ごし下さい。
2022年2月1日の水瓶座新月について、スピリチュアルリーダーズTVもぜひご覧下さい♪
>>「2月の新月」動画(1/29公開予定)
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