2022年5月1日、牡牛座で新月と日食を迎えます。星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の新月・日食の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2022年5月1日 日本時間5時28分ごろ牡牛座で新月と日食を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
さらに今回は日食もほぼ同時に起こり、半年の節目にもあたります。
次の5月16日の蠍座満月、さらには半年後10月25日の日食に向けて、どのような種を蒔くタイミングなのでしょうか。
詳しく読み解いていきましょう。
あなたの星座へ新月のひとことメッセージがあるよ!
ぜひ最後まで読んでみてね!!」
Contents
2022年5月1日 牡牛座新月のホロスコープを徹底解説!
2022年5月1日の牡牛座新月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。
- 牡牛座11度でおこる新月(日食)
【牡牛座11度】サビアンシンボル「花に水をやる女」
自分の内面的な幸せを満たすことに、毎日コツコツと時間を使う。 - 新月(太陽/月)にアクセスする星達
【1】新月(太陽/月)に天王星とコンジャンクション(0度)
進化、新しい日常、節目、改革
【2】新月(太陽/月)に火星がセクスタイル(60度)
行動力がスイッチになる、新しい道へ舵を切る - その他、特徴的な配置
・火星、木星、海王星(魚座)がコンジャンクション(0度)
想定外の広がり、散漫さ
・冥王星と火星/木星/海王星(魚座)がセクスタイル(60度)
ひとつに絞る、集中する
・ノード軸に土星がTスクエア
長期的な展望、社会全体にとって良いこと、貢献につながること
・アセンダント付近で起こる新月(日食)
改革、脱皮
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
新しい自分に生まれ変われるチャンス
こんにちは。星読みテラス監修、占星術師のかげした真由子です。
今回の新月の星読みを担当させていただきます。
5月1日 5:28頃 牡牛座で新月を迎えますが、今回は日食を伴う特別な新月となります。
一言でいうと「まるっと改革を迫られる節目」となりそうです。
「まるっと!?」とは、どういうことか。
「改革」って、何をどう変えればいいのか?
ご自身のことに照らし合わせながら、お読みください。
普段、「変わりたくても変わるきっかけをつかめない。でも、このまま終わりたくない気がするなあ。」
という方にとって好機となる可能性があります。
この記事からヒントをつかんでいただき、上手に生かしていただけたらと思います。
この記事では、主に5月1日の新月から2週間の過ごし方について読み解いていきますが、今回の新月の星読みは半年ぐらい影響があると考えてよいでしょう。
新月満月は毎月の心や身体のサイクルですが、日食や月食は約半年毎の節目です。
日食は太陽の光が一旦闇になりまた光を取り戻すという現象。
「自我の生まれ変わり」と解釈されます。
またその太陽は私達の社会性を表すので、プライベートよりもオフィシャルな自分の自我が生まれ変わるタイミングといえます
というわけで、半年に一度の大切な節目でもある、今回起こる日食を伴う新月を読み解いていきましょう。
成長してきたからこそ、今の自分のサイズに改革できる
今回の新月は、牡牛座で起こる日食を伴う新月です。
牡牛座は物質的な豊かさ、五感・肉体的な心地よさを表します。
つまり、こういったテーマに関して、何かしら改革を迫られるのです。
しかし、これは何も困難な改革を強いられているというわけではなく、成長した今のあなたのサイズに合わせて、何か変えたほうがいいことがあるのではないか?
という呼びかけでもあるのです。
日食とは「自我の脱皮」ともいわれます。
古いサイズの小さな服を脱いで、今のサイズに合ったものに着替える節目のような感じでしょうか。
今のあなたのサイズには合わない現状をそのままにするのではなく、「あなたの豊かさ」「心地よさの基準」を改革していく必要があるということです。
日食を伴う新月というだけでも「改革」「脱皮」という色合いは濃くなりますが、今回の新月はそれをさらに強調する配置にもなっています。
なぜそういえるのか。
そもそも、何をどう改革すればいいのか?
自分の人生にどう活かすとよいのか?
ヒントを掴むため詳しく読み解いていきましょう!
身近な日常の景色が変わる
まず、今回、新月が起こる牡牛座の11度を見ていきましょう。
この度数には「花に水をやる女」というサビアンが充てられており、好きなもの、美しいものに囲まれた暮らしによって内面を充実させる様子が表されています。
更に、その新月に進化を促す天王星が重なっています。(コンジャンクション 0度)
そして自我の脱皮を意味する日食も伴っています。
つまり今回の新月は「あなたにとって新しい日常が始まる節目」といえます。
これがどんなことを表すかは人それぞれでしょう。
例えば、女性の方なら、メイクやファッションを変えたくなるかもしれません。
内面の変化が外見の変化に現れるのでしょう。
またその逆で、外見を変えることで「内面が変わった自分」に気づき、スイッチが入る人もいるでしょう。
牡牛座の支配星は金星でファッションやアートを表すのでそういったことも大いにありそうです。
また、外見ではなく、身近な変化を経済的なことで感じる人も。
例えばお金についての価値観が変わるといったこともあるでしょう。
これまでとは違ったお金の使い方、生かし方に目覚める人もいらっしゃるでしょう。
いずれにしても牡牛座で起こる新月、日食というのは「見る。聞く。さわる。」といった五感で確認できる様なことを表します。
極めて現実的な出来事を通して、新しく生まれ変わる感覚を得るでしょう。
このように、これまでの心地よさの基準が変わることもあり、身近なものをそう入れ替えしたくなるような節目なのです。
変わりたい人は行動への後押しがある
さて、そんな風に、この新月・日食では、日常が丸ごと入れ替わっていくような新鮮さを呼び込む時期となります。
その流れを活用し、望む変化に持っていく為に、あなた自身による舵取りが必要です。
ここからが重要ですので、少し詳しく解説したいと思います。
私が占星術師としていつも心に留めている昔の格言に「愚かものは星に従い、賢者は星に乗る」というものがあります。
皆さんにはもちろん「星に乗る」ことをお勧めしたいと考えています。
そして、今回「星に乗る」ためには、まず最初のきっかけとして、あなたの意志による舵取りが必要です。
ただ「なんか周囲の景色が変わっていく・・・馴染みのある感覚が変わりつつあるなあ…」という様子を受け身な姿勢で見守っているだけではなく、その変化の波を自分の思う方向へと流し込んでいく必要があります。
というのも今回は、新月に生産的な角度で関わる火星がそれを促すからです。(新月(太陽/月)に火星がセクスタイル 60度)
この新月とつながりの濃い火星は、あなたの行動力を表します。
それがスイッチとなり今回の節目に良い影響を与えるというわけです。
例えば、あなたがフリーランスの方だとしましょう。
あなたはちょっと前から新しい仕事のプランに取り組みたいけど、そのきっかけがつかめずにここまで来てしまったとしましょう。
すると、今回の新月を境に、その古い業務への取り組みに対し、少し悶々としてくることが起こるかもしれません。
その古い業務は、これまでそこそこ実績を上げていたし、やり方も慣れているので、わざわざ手放す必要に迫られることは、これまでありませんでした。
ただ、この新月を境に先が見えず、伸び悩むというような事が起こるかもしれません。
とはいえ、それはネガティブなサインではなく、新しいプランに着手するタイミングを知らせてくれているのです。
ですので、火星の行動力を意識的に使って新しい道へと舵を切ることが必要なのです。
日食の変化のエネルギーを願望実現につなげる条件とは?
さて、この変化の波を自分の願望実現に上手く引き寄せるには、あなたの意志による舵取りが必要なわけです。
その時にちょっとしたコツがあることも星が教えてくれています。
今回の新月チャートでは、行動力を司る火星は、木星、海王星とも重なっています。(火星/木星/海王星(魚座)がコンジャンクション 0度)
この木星、海王星は想定外の広がりと拡散を表します。
つまり、自分が思い描いたことが広がりやすいですし、下手をすると「願い事が散漫になる」ことが予想されます。
だからこそ、上手にこの大きなエネルギーを使うため、舵を切りやすくするため、あなたの願望をまずは「ひとつ」に絞ってみることを提案したいと思います。
火星は、「集中」が得意です。
狙いを絞り込むことで火星と新月の生産的な関係性をポジティブに生かすことができるでしょう。(冥王星と火星/木星/海王星(魚座)がセクスタイル 60度)
では、どのように狙いを絞り込めば良いのか?
それは土星がヒントを与えてくれています。
今回、過去と未来の架け橋となるノード軸(ドラゴンヘッド・テイル軸)に土星がTスクエアで関わっています。
土星は長期的な展望を表し、更に今回は土星の力を最大限に引き出す水瓶座にあります。
あなたの願い事が自分を豊かにするだけではなく、社会全体にとって良いこと、貢献につながることであればベストだといえます。
あなたの行動力をどこに集中させるかという課題に関して、社会全体への貢献は大きなヒントになるでしょう。
ちなみに伝統的な考え方では日食は、王様が失墜するなど、決して良い意味合いにはなりません。
葛藤を伴う変化や、望まない変化を象徴していることも確かです。
ですが「賢者は星に乗る」という言葉にもあるように、この配置を乗りこなしていくことに占星術の醍醐味があるなら、それを目指していきたいものですね。
今回、そのヒントをお伝えできていたら幸いです!
【まとめ】5月1日の牡牛座新月から次の満月までの過ごし方
最後に、2022年5月1日の牡牛座新月から5月16日の蠍座満月までの過ごし方のポイントを、まとめておきましょう。
- 「まるっと改革をせまられる」節目となりそう。
- 上手くいかないことは変化のチャンスを表すので、あたらしい局面に目を向けましょう。
- そのためには能動的に行動をすること。社会貢献にも自分の豊かさにもつながるだろう長期的に叶え続けたい夢を「ひとつ」絞って、そこに対してきっかけとなる行動をとってみることが変化の波に乗る方法です。
以上です。
素敵な新月と日食をお過ごしください。
星座のひとことメッセージ
あなたが生まれた時の「太陽」の星座をチェックしてみてくださいね
【火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)のあなたへ】
今回の新月・日食から半年は、お仕事や社会貢献に関して節目になる人が多いでしょう。理想を描いて諦めず、望むワークスタイルを目指し行動するとで、半年後に叶っていた!という人も多いはず。視野を広くもつこともポイントです。
【地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)のあなたへ】
今回の新月・日食は、あなたの成長を後押しし加速させてくれるでしょう。変化の波に楽しく乗れる宇宙の応援がきています。好きなことに取り組めるとステージアップが早いので、積極的に「好き」をみつけて行動してください。
【風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)のあなたへ】
もともと冷静にものごとを判断できるあなたですが、今回の新月・日食から半年は、右脳的なイメージ力も活性化します。発想やイマジネーションを大切に、周りや社会に貢献することで、影響力をもつことができるでしょう。
【水の星座(蟹座・蠍座・魚座)のあなたへ】
今回の新月・日食から半年は、人とのつながりやご縁から、まるっと改革できるきっかけがうまれそう。元々人とつながることが得意なあなたですが、この半年は言葉で伝えること、ポジティブに伝えることも意識してみてください。
望む未来が待っています!ワクワク行動してみてくださいね。
2022年5月1日の牡牛座新月について、スピリチュアルリーダーズTVもぜひご覧ください♪
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