2023年5月20日、牡牛座(おうし座)で新月を迎えます。星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2023年5月20日 日本時間0時53分ごろ牡牛座(おうし座)で新月を迎えます。
今回の新月についての解説を担当いたします。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」でワンサイクルです。
新月から吸い始めた何かを満月には表に出していきます。
今回は新月なので、何かを取り込み始めるタイミング。
何を取り込み始めればいいのか、見ていきましょう。
あなたの星座へ新月のひとことメッセージがあります!
ぜひ最後まで読んでくださいね♪
Contents
2023年5月20日 牡牛座(おうし座)新月のホロスコープを徹底解説!
2023年5月20日 0:53頃、牡牛座で新月を迎えます。
「2023年5月の新月」の星読みをお伝えしますので、次の満月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用ください。
それでは、2023年5月20日の牡牛座新月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。
※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 牡牛座29度でおこる新月
【牡牛座29度】サビアンシンボル「テーブルの前の二人の靴職人」
1番大切にしたいことは何かよく考えてみる。 - 新月(太陽/月)にアクセスする星達
【1】新月(月/太陽)と海王星と火星のミニトライン(小三角形)
エゴをなくせば自分軸を取り戻せる。 - その他、特徴的な配置
・冥王星と木星のスクエア(90度)(冥王星、木星、火星のTスクエア)
時代の変容に振り回される、イライラ、焦る、ストレス爆発、リセット願望、ちゃぶ台返しに要注意。
・水星と土星のセクスタイル(90度)
知的で現実的な星同士の関係。
2023年5月の新月|あえて流れに身を任せてみる新月
2023年5月20日、0:53頃 牡牛座で新月を迎えます。
今回の新月をひとことで言うと『オートマチックな流れに身を任せる新月』です。
今回は牡牛座で起こる新月ですが、伝統的なセオリーにおいて「とても月の力が高まる」新月です。
月は私たちの心情やプライベートを象徴するもの。
豊かな気持ちでスタートを切れるタイミングとも解釈できます。
そして今回の新月は、牡牛座の最後に差し掛かる29度で起こります。
この度数には「テーブルの前の二人の靴職人」というサビアンシンボルが当てられています。
修理して使うのか、新しいものを手に入れるのか。
自分に何が大切で何を良しとするのか、さまざまな角度で捉えることのできるシンボルですが、自分にとって大切なことをじっくり考えてみよう!と読み取ることができます。
「自分なりに大事なこと」が分かっていれば、物事がオートマチックに動いていく流れに、身を委ねてみるのがいいのではないでしょうか。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
オートマチックな流れに身を任せる新月
そして、その新月は海王星と火星とがミニトライン(小三角)を形成しています。
牡牛座の新月は、大切なことに向かって歩みを続けていきますが、そこに海王星と火星のエネルギーが流れ込んできています。
魚座の海王星は、自分と周囲の間に境界線がない状態。
つまり私利私欲が薄い状態です。
一方、蟹座の火星は、不安から身を守ろうとして、攻撃心さえ出そうとしている状態です。
これらの異なったエネルギーが、私たちの「やりたいことを実現しようとする力」に横やりを入れそうな気配があり、なんとも複雑です。
とはいえ、それぞれの星が形成している角度はソフトなので、それほど厳しいものではありません。
ただ居続けるだけでいい
この星の配置を大自然に例えるなら、ある程度、成長して根付いた咲きかけの花があり、そこに大雨が降ってきた状態。
雨はもう降っていて、植物は動けないので抵抗しようがありません。
だから、自分の根っこの力を信じて、そこにただ居続けるしかできない。
言い方を変えると「ただ居続ける」だけでいいともいえます。
これも「流れに身をまかせる」ということの理由になります。
コントロールをあえて手放す方がうまくいきそうでもあるからです。
雨が上がった後、多少咲きかけの花びらは散っているかもしれませんが、根っこがしっかりしていれば、まだまだ花を開花させることができるでしょう。
コツがつかめると、自分でどんどんホロスコープが読めるようになりますよ。
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社会の変化に動じない根っこを信じよう
さらに、他の星の配置に目を向けてみましょう。
星と星の関係性、専門用語でいうと”アスペクト”といいますが、より誤差のない角度を影響力が大きいと判断し、優先してピックアップします。
今回その条件に当てはまるのは 冥王星と木星の90度という葛藤の関係性。
冥王星は「大きな力」、牡牛座の木星は「豊かさ」を表します。
この関係性から、例えば「お金に関する社会的ルールがいやおうなく変容する」とも読み取れます。
また、そこまで具体的な出来事でなくとも、社会で起こるあれこれが、私たち一人ひとりの心に揺さぶりをかけてくるかもしれません。
さらにその冥王星は、蟹座の火星と向かい合っています。(オポジション 180度)
オポジション(180度)は緊張を起こす角度であり、私たちは社会の流れに抗おうとしますが、一方で争うことへの恐れも感じやすいかもしれません。
先ほどの「咲きかけの植物が出会った大雨」の話にも通じるところがありますね。
幸いなことに、この火星が少し先の獅子座の0度なら影響は大きかったのですが、今回はアウト・オブ・サインとなり、それほど強い影響ではありません。
いずれにしても、先ほどの、小さな三角形の解説と併せて読むと、大きな出来事にイライラモヤモヤするのは、労力の無駄かもしれません。
ここはひとつ「地のエレメント」である牡牛座の強みであるマイペースで落ち着いている感覚を使って、ドーンと構えているのが良いでしょう。
社会では様々な出来事が私たちの心を逆撫でするように起こるかもしれません。
けれど、「それによってあなたの何かが脅かされるわけではない」ことにも気づいておくと良いでしょう。
根っこはしっかり育っているので大丈夫です。
雨に濡れたり、少し花びらが落ちるのを恐れずに「濡れるなら濡れてみよう。」ぐらいの気楽さで流れに身をまかせてみてください。
すると、自分の根っこが思いの外しっかりとしていたことに気づいて自信を取り戻す、なんていう展開もありそうです。
理性にスイッチ!感情に流されない
さて、過ごし方のヒントとして他の配置も取り上げておきます。
水星と土星もほぼ誤差なくセクスタイル( 60度)という生産的な関係性です。
水星も土星も現実的で知的な星です。
これによって自制心や規律を守ろうとする意識が強くなり、慎重さも増すかもしれませんが、生産的な角度ですのでうまく働きそうです。
例えば、変に感情に流されずに理性的に対処できる、といった感じでしょうか。
うまく活用していただきたいですね。
星読みの世界は、実はもっと面白いんですよ。
毎日の過ごし方から、才能のいかし方など、色んな事が分かりますよ。
【まとめ】5月20日の牡牛座(おうし座)新月から次の満月までの過ごし方
最後に、2023年5月20日の牡牛座新月から6月4日の射手座満月までの過ごし方のポイントを、まとめておきましょう。
- あえて流れに身を任せてみよう。
- 周囲や環境を無理やりコントロールするのではなく、自分にとっての大切なものだけ認識していれば心配は無用。
- 新月は始まりのとき。まだ結論は出てないので慌てずに。
以上です。
素敵な新月をお過ごしください。
星座のひとことメッセージ
四区分(火・地・風・水)の星座のメッセージをみていきますね♪
あなたが生まれた時の「太陽」の星座をチェックしてみてください。
【火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)のあなたへ】
前回満月から2週間、意欲や情熱に意識を集中することができたでしょうか。この満月では、情熱やビジョンを現実に落とし込んでいくことが大切になってきそうです。一番大切にしたいことを目に見える形へと実現するために、トライしていきましょう。
【地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)のあなたへ】
今の自分に必要のないものを手放すことが大切な2週間でしたがいかがでしたか?自分にとって大切なものを意識して、焦らず流れに身を任せましょう。じっくり待ち育てることで、大きな花を咲かせることができます。
【風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)のあなたへ】
前回満月から2週間、喜びをもってリスタートできたでしょうか。大きな変容を体感している方が多いかもしれませんが、抵抗するよりも、面白がってその流れに乗っていきましょう。新しい時代を良き方向へ導く担い手になってください。
【水の星座(蟹座・蠍座・魚座)のあなたへ】
表現したいことに集中することが大切な2週間でした。今回の新月で何か出来事があったとしても、あなたにどれほどの影響があるのか冷静に分析してみましょう。感情に流されず俯瞰してみれば、無駄にエネルギーを使わず自分に集中していられるでしょう。
安心安全を確保しながら、スモールスタートを切りましょう!
「タロットによる新月満月運勢」の読み解きも参考にしてくださいね。
2023年5月20日の牡牛座(おうし座)新月について、5月17日公開のスピリチュアルリーダーズTVもぜひご覧ください♪
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