2023年11月13日、蠍座(さそり座)で新月を迎えます。
星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
今回の新月についての解説を担当いたします。
みんなと楽しく星読みできたらうれしいな~♪
2023年11月13日18:27ごろ、蠍座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。
新月から吸い始めた何かを満月には表に出していきます。
今回は新月なので、何かを取り込み始めるタイミング。
何を取り込んでいけばいいのか、見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪
Contents
2023年11月13日【蠍座(さそり座)新月】ホロスコープを徹底解説
2023年11月13日 日本時間18:27ごろ、蠍座(さそり座)で新月を迎えます。
今回の新月は確固たる信念がうまれます。
それは「もう戦うのはやめよう」という信念。
「いや、特に私は戦っていない」という人も、実は無意識に戦うことを選んでいた可能性もあります。
いずれにしても、今回の新月は戦う以外の方法を見つけられるタイミングなのです。
※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 蠍座21度でおこる新月
【蠍座21度】サビアンシンボル「職場を放棄した兵士」
押しつけられた義務への反抗・強い信念 - 新月(太陽/月)にアクセスする星達
新月(太陽/月)と火星がコンジャンクション(0度)
闘争心、挑戦心の芽生え
新月(太陽/月)と天王星Rがオポジション(180度)
自己改革、私生活の思いもしない変化
新月(太陽/月)と海王星Rがトライン(120度)
目的の拡大、発展 - その他、特徴的な配置
火星と海王星Rのトライン(120度)
イマジネーション、ひらめきが冴える
水星と土星のスクエア(90度)
ルールに縛られる
金星と水星のセクスタイル(60度)
相談することで整理できる
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もう戦うのをやめる新月
さきほど、今回の新月では「もう戦うのはやめよう」という信念がうまれるとお伝えしました。
その理由や、新月のパワーを活かして開運する方法などを、ここから詳しくお伝えしていきますね。
あなたは何と戦っているのか
今回の新月は蠍座21度で起こります。
この度数には「職場を放棄した兵士」というサビアンシンボルがあてられています。
サビアンシンボルとは、12個ある星座をもっと360度、つまり360種類に分けて、全てにつけたタイトルのようなものです。
今回のサビアンはその名の通り、戦いを放棄するというという意味であり、その裏側には確固たる信念が生まれていることを物語っているのです。
「戦いをやめる」という意味を読み取れるのは、ここだけではありません。
今回の新月には戦いの星である火星が重なっています。
しかも蠍座の火星です。
火星にとって蠍座はホームグラウンドですから、戦いを意味する火星のパワーがとても強い新月であるといえますね。
私たちの中に息づく闘争心に意識が向かう新月ともいえます。
しかし、単に新月と火星が重なっているだけではありません。
その火星と新月の向かい側に位置する天王星が、進化を促します。
天王星には「切り離す」という意味があります。
つまり“戦う力を手放す”と読めるのです。
月は私生活を表すということもあり、あなたが戦いを手放すことでプライベートにも変化が訪れるのかもしれません。
例えば、あなたの中で迷いや戸惑い、対人関係での緊張を味わうこともありそうです。
プライベートな人間関係が変化していく可能性もあるので、その変化を不安に思っているのかもしれません。
でも、今回の新月は新しい信念をあなたに与えるので、そちらに意識を切り替えていくことがテーマになってくるというわけです。
戦いを手放し、新しい信念で動いていくとはどういうことでしょう。
また、そもそもあなたが戦っているとするなら、何と戦っているのでしょう。
何に対して「今に見てろよ!」「なにくそ!」「ぎゃふんといわせてやる!」「ゆるせない!」と憤っているのでしょうか。
思い通りにならない環境でしょうか、話が通じないあの人に対してでしょうか。
はたまた過去に自分に不条理な態度をとったあの人でしょうか。
ここで自分を振り返るときに注意していただきたいのは「私は自分に憤っている。ダメな自分を許せない」という感情の取り扱いです。
これは、実は本当の気持ちではありません。
本当は自分以外の環境や他人について怒っていたはず。
でも、それがどうにもならないので自分に向かってきたと考えます。
火星は戦いでもあり怒りです。
つまり「戦い」を心の問題に置き換えると「怒りの感情」を持ち続けていることになります。
あなたの中で何かしら許せない憤りがあり、それを持ち続けることが“自分の一部”になってしまっている、ということです。
怒りのエネルギーは、あなたの中で無意識に必要とされていた場合もあります。
例えば「なにくそ!」「ぎゃふんといわせてやる!」という感情がないとやる気が出ない、という場合は怒りの感情をガソリンにして頑張ってきたってことです。
しかし、それでは常に戦いながら生きているのと同じです。
もちろん怒り、戦いのパワーはとてもエネルギーの出力が大きいので、その「なにくそ!」という力で現状を打破したりすることもできます。
どん底からV字脱却するとき、一時的には発揮しなければいけません。
でも、そのモチベーションで現状を切り拓き続けていると、ある時、突然燃え尽きてしまいます。
それくらいあなたのエネルギーを消耗するからです。
また、「私は怒りたくないし、怒ったこともない」という方はもしかして本当は怒っているのに我慢し続けてきたかもしれません。
また、“怒ることは悪”だと思っていて、本当はある怒りを必死に抑えることで、自分を消耗させてきた方もいるのではないでしょうか。
それもある意味、自分の内部で起こっている戦い、言い換えれば内戦です。
また今回は、理性の水星と、ルールを重んじる土星が厳しい葛藤の角度なので、理屈で自分の感情を無かったことにしようという働きもあります。
本当の感情を理屈で抑えつけてしまっているかもしれません。
と、少しハードな話題が続きましたが、このようなことに身に覚えがある方に安心していただきたいので、あえて表現してみました。
なぜならば、今回の新月は、あなたが燃え尽きる前に「もう戦わなくても大丈夫だよ」というメッセージを届けてくれているからです。
初めてでも簡単に楽しく星が読めちゃう記事もチェックしてみてくださいね。
怒りや戦いのエネルギーを開運パワーに転化させる
冒頭に今回の新月には「職場を放棄した兵士」というサビアンシンボルが充てられているとお伝えしました。
実はここには、今回の新月パワーを開運に活用するヒントが隠されています。
兵士というのは社会から押し付けられた義務です。
そこに反発する様子が描かれているシンボルですが、反発するだけだと、現実的には「単なる文句言い」になってしまいます。
変に頑固になって自分の世界に閉じこもってしまうような罠もあるのです。
私、大丈夫かなあ…。
星はわたしたちを見離しません♪
新月のチャートでは、開運パワーに転化させる鍵は海王星が握っています。
海王星は集合意識でもあり、物事を広める働きもあります。
あなたが戦いを手放すだけではなく、他の兵士たちも戦いを手放していく流れも生まれそうです。
あなたがきっかけとなり周囲を平和に導くことができるのです。
平和への鍵は、あなたが握っていると言えます。
新月と海王星はクリエイティブな角度を取っていて、私たちの本来の理想の姿を見せてくれます。
あなたが戦いや怒りに縛られない生き方をするために、新しい方向性を映し出してくれるはずです。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
鎖から解き放たれて幸せな世界へ進んでいく
またイマジネーションを広げてくれる海王星は火星ともクリエイティブな角度を取っています。
海王星と火星の関係によって、新しい生き方や信念を元に行動していけることも物語っています。
というか、すでにあなたの中には「戦わずともやっていける強い信念」のようなものが存在しているはず。
それを思い出すだけでいいのです。
例えば、どうしても許せないパワハラ的な上司がいたとしましょう。
あなたがこれまでその上司に対して「自分のやり方のほうが正しい」ということを証明するために何かしら頑張ってきたのであれば、そのスタンスからは卒業です。
まずは、パワハラ気味上司のやり方に対してノーを突きつけます。
その上で、あなたはどんなふうに仕事に取り組みたいのか、どんな職場環境であれば幸せなのかを描き、その理想を周囲に投げかけていくと良いのかもしれません。
もし、その結果、何も現状が変わらないとしても、あなたが投げかけた理想は種となって良い影響を及ぼすに違いありません。
その後のあなたの現状にも良い変化が訪れるでしょう。
また長い間、
「あの人のことがどうしても許せない、私を傷つけたことを許せない」
という思いを抱え続けているのであれば、あなたは自分自身を許せていないことに気づいてほしいなあと思います。
実は許せないのは相手ではなく自分だったのです。
その人を許す必要はありません。
その人のやり方を受け入れる必要もありません。
その鎖から解き放たれてください。
鎖から解き放たれることは、どこか不安でもあります。
今まではその憤る気持ちがモチベーションだったわけですから。
でも、あなたには周囲をもっと幸せにしたいとか、自分をもっと満たしてあげたいという理想があるはずです。
すでにあるそういった意識に切り替えていくだけでいいと思うのです。
もし、一人じゃうまく心の整理ができないなあという方は、信頼できるお友達と会話してみましょう。
もしくはノートに書き出してみるだけでもOKですよ。
調和の金星と会話や言葉を象徴する水星が生産的な角度を取っているので、アウトプットすることでグンと気持ちの整理がスムーズになります。
以上が、今回の蠍座新月の解説です。
この後の【まとめ】で、開運ポイントを3つにまとめてお伝えしますね。
新月や満月の日時はもちろん、12星座別の運勢などもたっぷりお届けしていますよ。
【まとめ】11月13日蠍座(さそり座)新月から次の満月までの過ごし方
最後に、2023年11月13日の蠍座新月から、11月27日の双子座満月までの過ごし方のポイントを、3つにまとめておきましょう。
- 自分の内側にある「戦いの気持ち」「怒り」に気づいておこう
- すでに生まれている新しい生き方、信念を意識しよう
- 思いをアウトプットしよう
以上です。
素敵な新月をお過ごしください。
YouTubeチャンネル『スピリチュアルリーダーズTV』でも、2023年11月13日の蠍座新月について動画で解説しています。
返信は難しいのですが、全部いつも読ませていただいてますよ。
みなさんが怒りや戦いではなく新しい理想に向かって歩んでいけるようなエネルギーで、コメント欄を満たしておきますね!
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