2024年11月1日、蠍座(さそり座)で新月を迎えます。
星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
今回の新月についての解説を担当します。
今月もみんなと楽しく星読みできたらうれしいな~♪
2024年11月1日、21時47分ごろ、蠍座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。
新月から吸い始めた何かを満月には表に出していきます。
今回は新月なので、何かを取り込み始めるタイミング。
何を取り込んでいけばいいのか、見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪
Contents
2024年11月1日【蠍座(さそり座)新月】ホロスコープを徹底解説
2024年11月1日21時47分ごろ、蠍座で新月を迎えます。
「2024年11月の新月」の星読みをお伝えしますので、次の満月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用ください。
※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 蠍座10度でおこる新月
夕食親睦会」
【蠍座10度】サビアンシンボル「
自分の意志を持つ人を信頼し、共感し合い、強い結びつきを作っていく - 新月(太陽/月)にアクセスする星達
太陽/月と土星(R)がトライン(120度)
慎重さ、計画性、ブレーキ - その他、特徴的な配置
火星と冥王星がオポジション(180度)
大きなエネルギー、集中力、忍耐力、強引さ水星と火星と海王星(R)がグランドトライン
調和の取れた幸運の三角形、感情の豊かさ、共感力火星と冥王星の軸と水星が調停
緊張関係を知性やコミュニケーションが緩和する
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2024年11月新月のテーマは【隠してきた本音を告白する新月】
2024年11月1日、日本時間21時47分頃、蠍座で新月を迎えます。
今回の蠍座新月をひとことで言うと「隠してきた本音を告白する新月」です。
あなたが本音を口にしてしまったら、誰かを傷つけてしまう。
そんなふうに感じたことはありませんか?
傷つける相手は、あなたのお母さんかもしれませんし、友人かもしれません。
もしかしたら自分自身が傷つく羽目になると思っているのかも。
それゆえに、自分の本音に蓋をして、うっすらと窮屈さと違和感を感じながらも日々をやりすごしている人はいないでしょうか?
ドキッとした人には
そのステージに留まる期間はもうすぐ終了します!
宇宙がサポートをするので、次のステージへ進みましょう!
という宇宙からのメッセージが届いていますよ!
それでは、宇宙からの「メッセージ」を一緒に読んでみましょう。
新月満月占い|自分の中の本音を見つける
まずは、今回の新月のメッセージを読む前に、10月17日の牡羊座満月を振り返ってみましょう。
牡羊座満月は「心に大きな樹を宿す満月」でした。
あなたの心に「大きな樹(信念)を1本宿す」ことで、ブレることなく、素晴らしい枝葉をたくさん伸ばしていく未来を作っていけるよというメッセージをお届けしました。
この満月を通して、自分の中の1本の木(信念)を見つけた人も少なくないはずです。
今回の蠍座新月からは、前回の満月の頃に見つけた、あなたの信念を更に強化し、体現していくことになるでしょう。
なぜなら蠍座は、自分の心に深く潜って、本当の欲求や本音を見つめることができる星座(サイン)だからです。
きれいな上澄みでは見られないどろっとした欲望や、外に出すには勇気がいるような本音とも向き合うことが求められるでしょう。
今までは、欲張りな自分や夢見がちな自分を見つけてしまったような気持ちになって、目をそらしていたかもしれません。
けれどもその本音が、あなたが本当に欲しいものを手にして、笑っていられる世界へ向かうための、大切な核になるのです。
ですからまず、今回の新月では、あなた自身が、飾らない本音の部分では何が不満なのか、何を望んでいるのか、ということをしっかりと見つめてください。
とくに現在は、2008年から山羊座と水瓶座を行ったり来たりしていた冥王星が、水瓶座へ完全に以降する直前のタイミングです。
つまり、古いものを脱ぎ捨て、新しい時代へ向かうための、最終調整期間なのです。
もうこれ以上、本心から目を逸らせない!というところまで来ている人も多いでしょう。
何より、大きな時代の変革がすぐ後ろまで迫っている今、目を逸らしている場合ではないのです。
本当はこうしたいのになって本音に気づいても、いざ行動しようとすると、怖くなって踏み出せないときが多いんです~!
実はそうなってしまうのは、星の影響もあるんです。
ですから、分かっているのに動けない!というのは、必ずしも、あなたの意志が弱いとか、怠け者だからというわけではありません。
しかし理由はどうあれ、新しい時代の波が訪れようとしている今、もっと自分の望みに素直になって、自分らしく生きていきたいと願っているはず。
それではこれから、星の配置を知り、どんなふうに向き合っていけばよいか、一緒に読み解いてみましょう。
お馴染みの天体に、意外な天体も?初心者さんも楽しく見られる記事はこちら!
新月満月占い|本音を出したら怒られる
まずはじめに、せっかくあなたの本音を見つけたのに、簡単にそこに向かって踏み出せないのはどうしてでしょう?
理由のひとつは、蟹座に滞在する火星と山羊座の冥王星のオポジション(180度)が、あなたの中で警鐘を鳴らしているからです。
蟹座に滞在する火星は、外に向かって発散しにくい怒りや不満を指しています。
本当に嫌なことを嫌と言えなかったり、雰囲気を壊さないために本音を殺してしまったりしやすいと言えます。
また、その怒りや不満を外に吐き出し、現状を打破しようとすると、向かい合う冥王星が「そんなことをしたら大変なことになるんじゃないの?」とプレッシャーをかけてくるのです。
また、新月と土星のトライン(120度)の影響もあるでしょう。
感情を表す月や、自己実現を表す太陽に対して、制限を司る土星の影響があることで、感情を抑制しようとしたり、行動する事に対して慎重になったりしやすいのです。
こうした配置がもたらす葛藤は、もしかしたら漠然とした不安ではなく、過去に本音を出したことで嫌な思いをした経験に由来するものかもしれません。
そして、「美味しいからもっといっぱい食べたい。あげるのはもったいない」と正直な気持ちを伝えたら、「意地悪言わないの!」と、とがめられたことはありませんか?
このときのあなたは、ただ美味しいお菓子を満足するまで食べたいと本音を言っただけ。
お友だちに意地悪をしたかったわけではないのです。
でも、怒られたことで、我慢してお菓子を分け与えないと意地悪だと言われてしまうんだ、と学んでしまったとしたら。
それは大人になってからも、不満があっても我慢して誰かの望む通りに振舞ってあげないといけない、という意識として残り続けるかもしれません。
しかし、ここで抱く葛藤は、次のステージに進むために必要な通過儀礼のようなもの。
そんな葛藤と向き合いながら、勇気を出して本音を出してみたら、次のステージに進むことができるよ、と新月は示しています。
もちろん、葛藤を乗り越えられるようサポートしてくれる配置もあります。
それでは次は、そのサポートしてくれる配置を見ていきましょう。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
新月満月占い|本音は誰も傷つけない
抑圧された不満や怒りを表している蟹座の火星ですが、実は魚座の海王星、蠍座の水星とグランドトラインを形成しています。
グランドトラインは、ものごとがスムーズに進むよう後押しをしてくれる配置です。
火星の示す本音や不満を、理想を描く海王星や、コミュニケーションを示す水星の力と合わせて循環させることで、良い方向へとつなげることができるのです。
そのため、あなたの抱えている本音や不満を、押しとどめずに廻らせていくことが大切と言えるでしょう。
さらに、このグランドトラインの一角である水星は、火星と冥王星とともに、メディエーション(調停)という配置を形成しています。
このメディエーションという配置は、火星と冥王星の緊張感を、水星が和らげてくれる働きをしています。
つまりこの蠍座の水星が、今回私たちが抱える葛藤を解決するカギとなってくれるのです。
蠍座の水星には、表面的ではなく、深い本音で語り合う力があります。
さらに太陽と月も滞在して、この蠍座の力を強めてくれています。
蠍座は洞察力があり、相手の気持ちの深いところまで見抜くことができる星座です。
だからこそ、自分の言葉を飲み込んでしまったり、クールに振る舞ってしまう節も。
そうしているうちに、「自分の本音」がわからなくなってしまうことさえあるのです。
相手からしてみると、「自分の本音がどこにあるかわからない人」と付き合うことほど難しいことはありませんし、当然、深い繋がりを感じることも難しいでしょう。
言葉を飲み込んで相手に合わせるというのは、相手を思いやっているようで、実は相手の愛を受け取らない行為でもあるのです。
それどころか、裏を返せば、相手を信頼していないと言えるかもしれません。
この新月では、今まであなたが「本音を飲みこんできた」のは、実は相手のためではなく、自分を傷つけないためだったということに気づく必要があります。
本音を使って「相手」に何かしてもらうことが目的なのではなく、ただ「あなた」が本音を告白するということが大事です。
言い換えるなら、本当のあなたで相手とつながることが大事ということです。
この新月では、本当のあなたで、大切な人たちとつながってみてください。
ほかにどんな複合アスペクトががあるのかな?って気になった人はこちらの記事がおすすめだよ!
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新月満月占い|「本音は誰も傷つけない」ことを信じるために
先ほど「お菓子をもっと食べたい」と言ったら怒られてしまった子どもの例をあげましたが、もうそんなことは起こりません。
あなたが幸せを感じられるなら、食べたいものは食べていいのです。
それにもうあなたには、お菓子を他の人に分け与えても、自分も満足できるくらいの量を用意する力もあるんです。
もしかしたら、本音を伝えられる仲間たちに「美味しいお菓子をいっぱい食べたいんだ~」と打ち明けたら、素敵なお菓子を持ち寄って、お菓子パーティーを開けちゃうかもしれません。
これからは、あなたの本音を打ち明けても大丈夫です。
ここで大切なポイントは、怖くても本音を伝えていく、本心に従って行動する、という体験を、時間をかけて何度も経験することです。
葛藤が大きい人ほど、過去の記憶が深く染みついているため、たった一度の挑戦では、なかなか「本音は誰も傷つけない」ということを、本当の意味で納得しづらいためです。
新月にアクセスしている土星は、ただ単に慎重さを招いているだけでなく、時間をかけて育むことの大切さを示してくれているのです。
ぜひ星のサポートがあるこの時期に、本音を伝えても誰も傷つけることはない、むしろみんながもっと幸せになれる、という体験をしてみてください。
そんな体験を重ねるほどに、あなたの中にある「本音を出すと怒られる」というルールが書きかえられ、「本音は誰も傷つけない」と信じられるようになるはずです。
でも実は他にも、月や金星など、他の星の星座からも、ひとりひとりの自分らしさや才能、運勢が分かるから、チェックしてみてね♪
新月満月占い|本音が作る幸せな世界
本音を出せるようになったら、あなたがどんな未来を手に入れられるのか、それは今回の新月のサビアンシンボルが示しています。
今回の新月は蠍座10度に位置しており、サビアンシンボルは「親睦夕食会」です。
このサビアンシンボルは、壁を打ち破って突き進む力を身につけた人が、仲間と共感し合い「親睦夕食会」で語り合っている様子を表しています。
まさに、勇気を出して本音を伝えることができたあなたと、それを受け入れてくれるひとたちとの、豊かな未来を示しているようですね。
この「親睦夕食会」の参加者は、みんな自分と同じように壁を乗り越えた人たちです。
信念に異なる部分があったとしても、それぞれが自分の信念に従って行動することを尊重し、その勇気を認め合える人たちとも言えるでしょう。
あなたが本音を言っても、笑顔で受け入れる人たちや、その本音が満たされるように協力してくれる人たちと作っていく世界を。
その世界であなたはみんなでわいわいと楽しそうにすごしていますか?
それとも、あたたかな場所で安心して笑っているでしょうか?
描く世界は人によって異なると思いますが、いずれにしても幸せなヴィジョンであることは間違いないでしょう。
その幸せな世界を実現するために、ちょっと怖くても、不安でも、「本当のあなた」でえいっと世界とつながってみてくださいね。
初めてでも簡単に楽しく星が読めちゃう記事もチェックしてみてくださいね。
【まとめ】11月1日蠍座(さそり座)新月から次の満月までの過ごし方
さて、今回の新月を読み解いてきましたがいかがでしょうか。
最後に、2024年11月1日の蠍座新月から、11月16日の牡牛座満月までの過ごし方のポイントをまとめておきましょう。
- 今まで見ないようにしていた本音や不満と向き合う
- 信頼している人には、本音を伝えて、本当のあなたでつながる
- 「本音は誰も傷つけない」という体験を重ねることが、本当の願いが満たされた幸せな世界を作ることにつながる
2024年11月の新月満月占い「11月1日蠍座(さそり座)新月」のホロスコープ解説は以上です♪
素敵な新月をお過ごしください。
数字にも意味があるんだって!
こちらのサイトで詳しく書いてあるので、興味がある人はぜひどうぞ♪
YouTubeチャンネル『みらいテラス』でも、星の流れについて動画で解説しています。
先生たちの声や表情を通して届けてもらえる星のメッセージは、文章で読んだときとは違ったヒントを受け取れることも多いんだ~♪
あなたらしい星読みを身に着けて、人生をもっと楽しくしちゃおう♪