命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
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通変星で【あなたの強み】や【得意なこと】がわかる
【通変星(つうへんせい)】は、四柱推命のもとになっている陰陽五行を用いて、「日干」を中心に「年柱・月柱・時柱の十干」との関係性を表しているものです。
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年柱・月柱・日柱までの三柱だと5つ、時柱まで含めた四柱だと7つの通変星を持つことになります。
通変星を読み解くことで、「あなたの強み」や「得意なこと」がわかりますよ。
これはまたキミらしいというか…。
命式とぼくを見比べながらニヤニヤしてる気が…。
ではさっそく、通変星の5つのグループとそれぞれの星の特徴を見てみましょう。
各通変星の特徴
通変星は、それぞれ下のような特徴を持っています。
【自我の星】
自分の夢を叶える
- 比肩(ひけん):自分の夢を自分の力でコツコツ実現する
- 劫財(ごうざい):自分の夢を皆と一緒に実現する
【表現の星】
伝達・表現する
- 食神(しょくじん):素直にストレートに表現する
- 傷官(しょうかん):繊細な感性で表現する
【財の星】
人脈を元に拡大させていく
- 正財(せいざい):几帳面に管理する、心遣い
- 偏財(へんざい):優れたコミュニケーション能力、気遣い
【実行力の星】
とにかく動く・形にする(実行力)
- 正官(せいかん):ステップをきちんと踏みながら社会の役に立つ
- 偏官(へんかん):自分のやり方で道を切り開く
【知性の星】
知識を習得し活かす
- 印綬(いんじゅ):知識を継承、人に伝える
- 偏印(へんいん):新しいものや概念を作り出す
自分の命式にある通変星とこれまでの経験を照らし合わせてみると、さらに星の理解も深まりますよ。
振り返ってみると、ぼくは勉強して得た知識をみんなに広めて、しっかり社会の役に立てるようにって考えながら行動している気がします。
師匠がさっき命式とぼくを見比べてニヤニヤしてたのは、こういうことだったんですね!?
自分の通変星の特徴を知ることで、自分の才能や強みを自覚できます。
そうすることで意識的に才能を使えるようになり、今よりさらに活躍の幅が広がっていきますよ。
十二運星で【人生のどの場面のエネルギーを持ち生まれたか】がわかる
【十二運星(じゅうにうんせい)】は、「日干」と「年柱・月柱・日柱・時柱の十二支」との関係性から導き出される星です。
十二運星は各柱1つずつあり、日柱までの三柱だと3つ、時柱まで含めた四柱だと4つの十二運星を持つことになります。
十二運星は、人がお腹に宿ってから天に還るまでという成長ストーリーになぞらえた星。
十二運星は、以下の12種類あります。
- 胎(たい)
- 養(よう)
- 長生(ちょうせい)
- 沐浴(もくよく)
- 冠帯(かんたい)
- 建禄(けんろく)
- 帝旺(ていおう)
- 衰(すい)
- 病(びょう)
- 死(し)
- 墓(ぼ)
- 絶(ぜつ)
自分の持っている十二運星の特徴を知ることで、人生のどの場面のエネルギーを持って生まれてきたか知ることができます。
キミはどの星を持ってるかな?
各十二運星の特徴
では、それぞれの十二運星の特徴を見てみましょう。
【胎(たい)】
胎児のエネルギー
新しいことに果敢にチャレンジします。
胎児には果てしない可能性があるように、胎を持つ人もいろいろと体験したい魂を持っているため、自然と多芸多才になります。
【養(よう)】
赤ちゃんのエネルギー
赤ちゃんのような可愛らしさを持ち、自然と周囲から可愛がられ、引き立てられる運を持っています。
大人になってからも甘え上手で素直なので、自然と目上の人から可愛がられます。
【長生(ちょうせい)】
小学生のエネルギー
順応性があり、器用に他人や周囲に合わせられる才能があります。
皆を見守り許す懐の深さがあるため、社会生活においては信頼を寄せられることも多い星。
【沐浴(もくよく)】
思春期の少年少女のエネルギー
多感で鋭い感性を持ち続けられるので、芸能・芸術に縁が深く非常にセンスが良いのが特徴。
海外にも縁があり、生涯自由を追い求めます。
精神的自由を確保できることが大切。
【冠帯(かんたい)】
新社会人・成人のエネルギー
明るく素直な性格の人気者ですが、つい余計な一言を言ってしまう面もあるので注意が必要です。
華やかに装い、社交的な生活を送ることで運気がアップします。
【建禄(けんろく)】
部長・壮年期のエネルギー
十二運星の中では1番安定感があり、用心深く物事を進める性質です。
誠実な人柄のため男女問わず人望があり、皆に優しく友好的な関係を築くことができる星です。
【帝旺(ていおう)】
社長のエネルギー
信念が強く頑固で、ややわがままなところもありますが、その分窮地や試練を乗り越える強さを持っています。
挑戦し続ける生き方こそ帝旺を持つ人の理想の生き方ですよ。
【衰(すい)】
老人のエネルギー
新しいことを始めるときにも経験からより良い選択を導き出します。
考える時間が長くなりがちで堅実で保守的ですが、言葉に重みがあり良いアドバイザーとして活躍します。
【病(びょう)】
病床のエネルギー
繊細な感性を持つ音楽と芸術の星です。
やや浮世離れした雰囲気を持ち、周囲への対応も寛大でソフト。
その場を和ませるマスコット的存在にもなりやすいです。
【死(し)】
死人のエネルギー
完璧主義者で努力家。最後まで諦めません。
直感が非常に鋭く、霊感がある人も。
死とは生とは人生とは…という哲学的な思考を持っています。
【墓(ぼ)】
入墓のエネルギー
先祖供養やお墓を守る役目を担います。
保守的で慎重派。
研究探求する星であり、何か1つのことを決めると忍耐強く信念を貫き、地道に1つのことをコツコツと積み上げていく星です。
【絶(ぜつ)】
あの世のエネルギー
強烈な妄想力を持ち、その力をプラスに使うかマイナスに使うかで人生が大きく変わります。
普通では考えられないような天才的な才能を発揮する人も。
例えば「衰」は、たくさんの経験を積んだ老人のように、「自分の経験を活かせる場面で活躍しやすい」と捉えることができますよ。
「冠帯」は新社会人のような素直な性質を持つ星。キミの真っ直ぐなところはこの星の影響かもね。
でも実際こうしてえつこ先生や師匠にもよくしてもらってるし、合っている気がする…。
普段しやすい行動に当てはめながら、十二運星の性質を読んでみるのも面白いと思います♪
星を活かして生きるコツ
星を活かして生きるコツは、「自分が持っている星を“強み”にして、持っていない星を“強み”にしようとしない」ことです。
人は、命式にあるさまざまな要素によって成り立っています。
いろいろな特徴を持った星が複雑に絡み合って、「あなたというひとりの人」を形作っているのです。
そして、人によって持っている通変星・十二運星の種類が異なります。
皆それぞれ違った個性を持つことも、「命式」という目に見える形で見られることも、四柱推命の素晴らしさの1つなんです。
自分の持っている星を理解することで、闇雲に努力するよりも成果が出やすくなり、ストレスなく自分の力を発揮できるようになりますよ。
- 自我の星(比肩・劫財)を多く持っている人
自分で決定する - 表現の星(食神・傷官)を多く持っている人
楽しいと思うことをする - 財の星(正財・偏財)を多く持っている人
人と積極的に関わる - 実行力の星(正官・偏官)を多く持っている人
とにかく行動する - 知性の星(印綬・偏印)を多く持っている人
学ぶ・勉強する
「自我の星」「財の星」「知性の星」も1つずつあるし、学んだり人と関わったりしながら、これ!と自分で決めたことに向かって行動するとよいのかな?
自分が持っている通変星の特徴に目を向けることが、星を活かして生きるコツになりますよ。
自分の星を活かして【自分の道】を歩もう
「自分が持っている星を“強み”にして、持っていない星を“強み”にしようとしないこと」は、一見すると簡単なように思えますが
- 自我の星(比肩・劫財)がない人が「自分で何とかしなくちゃ!」と1人で頑張ろうとしたり…
- 表現の星(食神・傷官)がない人が「楽しいことをしよう!」と無理やり楽しもうとしていたり…
- 財の星(正財・偏財)がない人が「人脈を広げないと!」と思ってお茶会に参加しまくっていたり…
- 実行力の星(正官・偏官)がない人が「とにかく行動行動!」と動きまくって疲れ果てたり…
- 知性の星(印綬・偏印)がない人が「知識がたくさん無いとダメだ」と思い込んで、必死で知識だけを詰め込もうとしていたり…
自分にない星のことを頑張ろうとしている人がやたらと多いんです!
自分にない星を、自分の一番の強みにしようとすると、だんだん辛くなっていきます。
まずは自分が持っている星を活かすようにして、そのスタンスを崩さないことが大事です。
さて、たっちゃんの命式もだいぶ読み解けたと思うので、次からは運気について見ていきましょう。
まずは、よく耳にする「天中殺」についてお伝えしていきますよ。
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