2023年12月27日、蟹座(かに座)で満月を迎えます。
星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
「2023年12月の満月」の星読みをお伝えしますので、次の新月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用くださいね。
一緒に満月からのメッセージを受け取ろうね♪
YouTubeチャンネル『スピリチュアルリーダーズTV』では、12/30に2024年大予測について動画でお伝えします♪
さらに、元旦の1/1に「2024年12星座別運勢」をどどーんとお送りしちゃいます!開運につながるヒントもお届けしますので、お楽しみに~
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2023年12月27日【蟹座(かに座)満月】ホロスコープを徹底解説
2023年12月27日 日本時間9時33分ごろ、蟹座(かに座)で満月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。
満月は、新月から吸収してきた何かを外側に出していくタイミング。
何が満ちていて、どんなことを外側に出していけばいいのか見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪
それでは、2023年12月27日の蟹座満月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。
※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 蟹座5度でおこる満月
【蟹座5度】サビアンシンボル「列車に破壊された自動車」
完全なる自我の手放し。 - 満月(太陽/月)にアクセスする星達
満月(太陽/月)・木星(R)・土星がクレイドル
課題意識と楽観思考が安定感をもたらす。 - その他、特徴的な配置
水星(R)と火星がコンジャンクション(0度)
尖った知性・決断が早い・働きすぎと口論に注意。水星(R)と火星がコンジャンクション(0度)に海王星がスクエア(90度)
曖昧な考え、現実離れ。金星と天王星(R)のオポジション(180度)に海王星が調停
変革へのプレッシャーを目に見えない世界が和らげる。金星と海王星と冥王星がミニトライン
人を惹きつける魅力、美的センス、喜びが試行錯誤して発展。金星と土星がスクエア(90度)誤差多め
低い自己価値、価値を受け取れない。水星逆行中
やり取りの行き違いや小さなミスが起きやすいタイミング。
水星逆行中のミスは致命的にはならないのでご安心を。
ホロスコープを読むのが難しい…と感じる人は、下のボタンから星読みテラスのホロスコープを出してみてくださいね。
2023年12月の満月は【過去から固く握りしめていたものを手放す満月】
さて、2023年12月27日、9:33頃 蟹座で満月を迎えます。
今回の満月をひとことで言うと「過去から固く握りしめていたものを手放す」節目です。
というのも、蟹座は月の本拠地であり、感情を示す月がいつもに増して活動的になるからです。
また、蟹座の「蟹」は硬い甲羅を持っている通り、「守る力」がとても強く、一度守ると決めたものは命がけで守るようなところがあります。
特に「身内・仲間」と明確に意識された仕切りの内側にあるものに対して、あふれるほどの愛情を注ぎ、守るという性質を持っています。
そして前回の新月で、あなたは自分を応援してくれる人の存在を感じながら、ここまで進んできました。
最初は心細かったかもしれませんが、彼らに勇気をもらいながら、進んできたことでしょう。
もちろん、まだ応援を得ながらも、不安な方もいらっしゃるかもしれません。
いずれにしても、ここまでの期間は、勢いがある時期でした。
そこで、今回の満月では、改めて「理想と現実」のギャップを確認してみるとよいのです。
すると今ある些細な不安は払拭され、この先の道のりはスムーズになっていくでしょう。
特に今回の蟹座の満月では“大切なものを守りたいがため、周囲の期待に応えすぎていた自分”に気付く方が多そうです。
月の流れを知っているあなたは大丈夫です。
なぜなら今回の満月は、今のタイミングで向き合うべき「理想と現実のギャップ」に気づかせてくれるから。
つまり、今感じているズレは十分修正できます。
そのためには「あること」が必要です。
なんだろう…?
そうすることで、自分の魂の本拠地に戻ることができますし、社会でのさらなる活躍を期待できます。
「なんだか進んでいる方向には確信があるけど、いまひとつ突き抜けないんだよな」という感覚の方にも同じことが言えます。
このメッセージをさらに掘り下げていくために、満月のホロスコープから詳しく見ていきましょう。
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ご自身の状態でキャッチしやすい星のメッセージも変わってくるので、前回とは違った楽しさが味わえますよ♪
新月満月占い|自分の心と現実のズレがモヤモヤに
「こうなったらいいな」とあなたが抱いている理想や、「こうしなきゃ」とあなたが握りしめているものをイメージしながら読みすすめてみてくださいね。
今回、目的意識をあらわす太陽は、社会的な成功や現実化をあらわす山羊座に位置しています。
そして、高い向上心や理想の追求をあらわす射手座で水星と火星がぴったりと重なり合い、お互いの力を強めあっています。
水星は太陽の意志を実現していく参謀のような役割を、火星は行動力や情熱を司ります。
そのため今回の満月は、強い信念をもって理想や目標を達成してやるぞ~!という意欲と実現力を兼ね備えたタイミングであると言えます。
ですが、水星と火星のタッグには、夢や理想を司る海王星がスクエア(90度)という葛藤の角度で関わっているため夢や理想がどこまでも際限なく広がりやすいタイミングでもあるのです。
さらに、あなたのやりたいことを実現するために重要な役割をになう水星は逆行中です。
水星逆行の影響で計画通りにものごとが運ばずに、理想と現実のズレがどんどん大きくなっていくということもあるかもしれません。
モヤモヤする原因というのはいろいろなものがありますが、現実の世界がどうであるというよりも、自分の心と現実にズレが生じた時に苦しさややるせなさを感じるものです。
具体的に、どんな感じのことが起こりそうなんだろう?
例えば、同じ年収400万円のAさんとBさんがいるとしましょう。
Aさんは日々の小さな出来事にしあわせを見出し、衣食住がまかなえる現在の年収にとても満足しています。
その一方で、Bさんは車や持ち家など欲しいものが買えないと年収に不満を抱いています。
同じ状況でありながらも、その人が何にこだわっているのかによって幸せの感じ方が違うのです。
同じ環境にいても、持ってる理想や感じ方によって、見える世界って変わってくるもんね。
理想と現実のギャップを解消する方法は、主に2つあります。
自分の理想にあうように外側を変えるか、自分自身の心、つまり内側を変えるかです。
そのヒントは満月のサビアンシンボルが教えてくれていますから、一緒に見ていきましょう。
そもそもホロスコープが読める人は、どうやって読めるようになったんだろう?
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
新月満月占い|過去から固く握りしめていたものを手放す
今回の満月が起こる蟹座5度のサビアンシンボルには「列車に破壊された自動車」というちょっとドキッとするタイトルがあてられています。
自分の好きな方向へ自由に移動できる自動車が、大勢の人がのっている列車とぶつかり壊れてしまった。
これは、自我を手放し、自分の価値観が集団に吸収されることを意味しています。
ショッキングな出来事に見えますが、ずっと持っていた価値観やこだわりを手放したことで、自分が本当にすべきことが分かりやすくなるのです。
掲げていた理想や、社会の中で達成したいことなど、自分の内側で強~く握りしめていた想いを手放すことで本来の自分がやりたいことや進むべき道が見えてくるとも言えます。
つまり、自分自身の心と向き合い、「過去から固く握りしめていたものを手放す」ことが、理想と現実のギャップを解消していくカギであるということを、満月のサビアンシンボルは教えてくれているのです。
ここからは、不安感をやわらげ「手放し」をパワフルに応援してくれる星たちについて、詳しく見ていきましょう。
まゆちん先生の星読みは、ちゃんと安心できるメッセージも届けてくれるからありがたいんだよね~♪
でも実は他にも、月や金星など、他の星の星座からも、ひとりひとりの自分らしさや才能、運勢が分かるから、チェックしてみてね♪
新月満月占い|あなただけの応援団
今回の満月には、木星と土星がそれぞれ調停という配置を作って、満月の緊張感を2方向からやわらげて安心感を与えてくれています。
このように調停が2つある配置を、占星術の用語では「クレイドル(ゆりかご)」といいます。
クレイドル(ゆりかご)とは、1つのオポジション(180度)と2つのトライン(120度)、そして3つのセクスタイル(60度)を形成する複合アスペクトです。
オポジションが醸し出す緊張のムードを、2方向から和らげてくれます。
そのためクレイドルを持つ人は、問題が起きても調整する能力が高く、ピンチの時も思わぬ助けを得ることができると言われています。
しかも緊張感を和らげてくれるのは、物事の拡大・発展を司る「幸運の星」木星と、私たちに厳しい試練をあたえて成長を促してくれる土星。
木星も土星も、大きく現実を変えていく力のある星です。
木星はあなたにに「重たく考えずに、軽やかに物事をとらえてみると今後の発展につながるよ」と教えてくれています。
そして、「こだわりを捨てて、もっと大きな集団の価値観に吸収されてみる」という今回の満月のサビアンシンボルのメッセージを思い出してみてください。
このメッセージには、土星が位置する魚座のテーマでもある「集合意識」と通じるところがあるので、このタイミングで取り組むことで着実な成長が期待できます。
理想や目標に向かう足をとめて自分の内側と向き合う時間をとることは、タイムロスのように感じることもあるかもしれませんね。
ですが自分の心をみつめ、今回の満月のテーマとなる「過去から固く握りしめていたものを手放すこと」に取り組んだときには、木星と土星があなただけの応援団となってくれます。
この2つの星が、さらなる発展と成長の機会をあなたに与えてくれるでしょう。
お馴染みの天体に、意外な天体も?初心者さんも楽しく見られる記事はこちら!
新月満月占い|大いなる宇宙のサポート
最後にもう1つ、トランスサタニアンと呼ばれるパワフルな3つの星たちが、あなたの喜びを司る金星にこぞってアクセスしていることをお伝えしておきましょう。
トランスサタニアンとは、天王星、海王星、冥王星という3つの天体です。
占星術には年齢域という考え方があり、トランスサタニアンの3つの星は年齢域が最も高い天体です。
天体同士のかかわりでは、年齢域の高い天体が年齢域の低い天体に影響を与えるというセオリーがあります。
そのため今回、私たちの喜びや心地よさは、宇宙の最果ての星たちの影響を大いに受けるタイミングであると言えます。
まず、トランスサタニアンの中では一番年下の天体、革命をあらわす天王星に注目してみましょう。
天王星はオポジション(180度)という緊張の角度で金星にアクセスしているため、変化に対しては抵抗感やプレッシャーを感じることもありそうです。
これまで自分らしさを求め、理想を追い続けた人にとってこだわりや価値観を手放すというのは、やはり大きな変化のように感じるでしょう。
しかし、目に見えないものや夢、想像力を司る海王星が、調停という角度で関わり、変革に対するプレッシャーを和らげてくれています。
海王星は、スピリチュアリティや集合無意識といった、人類の枠を超えた大きなものもあらわします。
ですから過去から固く握りしめていたものを手放し、自分という枠をこえた大きな価値観に吸収されることは、怖さではなく思いのほか楽しさや心地よさを感じられるかもしれません。
さらに、避けることのできない変容をあらわす究極の天体である冥王星が、発展的な角度で金星と海王星に関わり、援護射撃でプレッシャーを和らげてくれているのです。
これまでは、こだわりを手放すことに対して、
「夢や理想を手放したら空っぽになっちゃうんじゃないかな…」
「いままで積み上げたのもが何もなくなってしまう気がする…」
といったように感じていた人もいるかもしれません。
しかし、今回の満月は、宇宙の最果てのパワフルな天体たちのサポートを受け、楽しさや心地よさを感じながら変化・変容へと一歩踏み出せるチャンスのタイミングなのです。
私も宇宙の流れに乗って、魂のままの自分と出会っちゃうぞ~♪
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【まとめ】12月27日蟹座(かに座)満月から次の新月までの過ごし方
満月からのメッセージはいかがでしたか?
最後に、2023年12月27日の蟹座満月から、2024年1月11日の山羊座新月までの過ごし方のポイントを、3つにまとめておきましょう。
- 自分の心と現実のズレが大きくなるタイミング。
- 手放しには抵抗感やこわさを感じることもあるかもしれませんが、大きく現実を変えていく力のある星が、あなただけの応援団となって力強く後押ししてくれています。
- 握りしめていた想いを手放すことで、自分の魂の本拠地に戻ることができ、社会でのさらなる活躍を期待できますよ。
以上です。
みんなも素敵な満月を過ごしてね~♪
YouTubeチャンネル『スピリチュアルリーダーズTV』2023年12月27日の蟹座満月について動画で解説しています。
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