2025年8月9日、水瓶座(みずがめ座)で満月を迎えます。
星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
「2025年8月の水瓶座満月」の星読みをお伝えしますので、次の新月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用くださいね。
一緒に2025年8月の満月からのメッセージを受け取ろうね♪
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Contents
2025年8月9日【水瓶座(みずがめ座)満月】ホロスコープを徹底解説
2025年8月9日 日本時間16時55分ごろ、水瓶座(みずがめ座)で満月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。

満月は、新月から吸収してきた何かを外側に出していくタイミング。
何が満ちていて、どんなことを外側に出していけばいいのか見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪


それでは、2025年8月9日水瓶座満月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。

※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 水瓶座17度でおこる満月
【水瓶座17度】サビアンシンボル「ガードをしている番犬」
社会の中で個人の権利を守る - 満月(太陽/月)にアクセスする星達
・太陽/月の軸とリリスのTスクエア
抑圧された本音を直視することで本当の自由が始まる - その他、特徴的な配置
・火星と水星と天王星と土星&海王星と冥王星のホームベース
行動と知性のバランスを取る
ホロスコープを読むのが難しい…と感じる人は、下のボタンから星読みテラスのホロスコープを出してみてくださいね。

2025年8月の水瓶座満月【何者でもない自分に還る満月】
2025年8月9日16時55分(日本時間)、水瓶座で満月を迎えます。

今回の満月を一言でいうと、「何者でもない自分に還る満月」。
これまで「何者か」になろうと必死に背伸びし、個性を演じてきたあなた。
その無意識の努力に気づき始めた人も多いかもしれません。
今回の満月は、そんなあなたに問いかけます。
「その個性、本当にあなたのもの?」「役割にしがみつく必要はあるの?」と。
月と太陽の光が、深い欲求を表すリリスと鋭く交差し、作り上げる天空の三角形(Tスクエア)が、心の奥深くに秘めた本音を静かに浮かび上がらせます。
同時に、風と火のサインにある天体が描くホームベースは、「演じる個性」から「素の自分」へとシフトするための強力な後押しをしてくれるでしょう。
前回の獅子座新月では、「『大好き』が未来を作る新月」として、自分の中の「大好き」に火をつけることの大切さをお伝えしました。

今回の水瓶座満月は、その「大好き」の火を無理に燃やそうとせず、ただ自然に揺らめく光に還っていく旅路を示します。
さらに今回の満月は、地球と恒星シリウスのエネルギーがつながるライオンズゲート期間に起こるため、そのエネルギーは非常にパワフル。
頭ではなく、心で魂の声を聞き、自分にとって本当に大切なものを感じ取る特別な時間が始まります。
未来へ軽やかに向かっていくために、一度、肩書きも役割も個性も脱ぎ捨てて、「何者でもない自分」に立ち返るためのヒントを、満月のチャートからみていきましょう。
新月満月占い|「誰かのための個性」を、そっと脱ぐとき|水瓶座満月
頑張って「自分らしさ」を出そうとしているのに、なぜか心がしっくりこない。
周りは認めてくれるのに、自分だけが違和感を感じている――そんなもどかしさ、ありませんか?
今回の水瓶座満月は、「何者かであろうとした自分」が満ちて、「本当の自分に還る」ための最終確認のタイミング。
「何者でもない自分に還る」ことは、「個性を捨てる」ことではありません。
むしろ、これまで「頑張って演じてきた個性」や、「周囲のために作ってきた自分像」を脱いで、まっさらな心で「私は本当はどうありたい?」と、自分自身に問いかける時です。
今回の満月が起こるサインは水瓶座。

水瓶座には、他の人たちが自由に個性を出せるように、あえてちょっと変わった自分を演出するような一面があります。
誰かの背中を押すために、あえて「ちょっと先を行く個性」を見せるなんて、かっこいい!
でももし、あなたのまわりの人たちが、もう自分らしさを自由に表現できるようになっていたとしたら?
「何者か」であろうとする努力は、そろそろ終わりを迎えてもいいのかもしれません。
今回の満月が位置するのは、水瓶座17度。
サビアンシンボルは「ガードしている番犬」です。

この度数は、私たちが無意識のうちに張りつづけてきた見えない緊張や、自分を守るための仮の役割を象徴していると読めます。
「何者かにならなければ、この社会の中で居場所を得る権利がもらえないかも?」
そんな風に焦りながら演じてきた自分を、今はいったん脇に置いてみるタイミング。
すると、静かだけれど確かな「私って本当はこうだったんだ」という感覚が、胸の奥からふと立ち上がってくるかもしれません。
この満月は、そんな鎧を脱ぐようなやさしさに包まれる時。
何者でもない、でもたしかに「わたし」と呼べる自分に還っていく時間が、そっと始まっていくのです。
星読みで本当の自分を楽しく読み解いてみませんか?
新月満月占い|本当の私ってなんだっけ?|水瓶座満月
私たちは誰しも、場に応じた自分像を自然と使い分けています。
空気を読んだり、誰かを気づかったり、話しやすい雰囲気をつくろうとしたり。
とくに人とのつながりを大切にしている人ほど、空気を読んでその場の雰囲気を調整するのが上手な気がする!
今回の満月が起こる水瓶座には、そうした「場のための個性」を引き受ける性質があります。
「私がちょっと変でも大丈夫って思ってもらえたら、きっと他の人も安心して自分らしくできる」って考えてるってことだね。
水瓶座さん、男前すぎて惚れちゃうっ…!
「個性のサイン」と言われる水瓶座ですが、それは目立ちたいからではなく、「みんなが自由に自分らしくいられるように」という願いから。
「みんなの自由」のために、自ら先陣を切って「個性的であろう」とするのです。
けれど今回の満月では、そんな水瓶座の「愛ある演出」が、いったん問い直されていきます。
今回の満月は、水瓶座の月と獅子座の太陽、それに対して蠍座のリリスがぶつかり合うTスクエアという配置になります。

Tスクエアは、大きな葛藤と矛盾、そしてそれを乗り越えることによって生み出されるものがあることを表します。
蠍座のリリスが表すのは、無意識のうちに抑圧してきた、自分の心の奥底にある本音。
その本音を見ることは、勇気がいることかもしれません。
本音を見てしまったら、これまで頑張って自分が演出してきた個性が揺らいでしまうかも…。
今回の満月の軸とリリスのTスクエアは、そんなヒヤッとした摩擦を生み出します。
そしてその結果、
「本当の私ってなんだっけ?」
「そもそも、胸を張って『これが私の個性です』なんて言える立派な個性は、自分にはない気がする」
といった空虚な感覚が芽生えてくることもあるかもしれません。
満月のメッセージの続きを見ていきますよ♪
新月満月占い|ただの「私」であること|水瓶座満月
そんな空虚感を抱える水瓶座の月を、真正面から堂々と照らすのが獅子座の太陽です。

太陽は獅子座の支配星なので、より強力なパワーを発揮します。
自分のホームである獅子座で輝く太陽は、「演出ではなく、自分の中心から自然にあふれ出す個性」の尊さを伝えてきます。
誰かの役に立とうとしなくても、たとえ他の人と似てしまっていると感じたとしても、あなたがここまで歩いてきた人生そのものが、他の誰にも真似できない「個性のかたまり」なのだと静かに語りかけてきます。
さらに、ちょうど今、空では惑星たちが一直線に並ぶ「惑星直列」のタイミングを迎えています。

太陽と水星が獅子座に、金星と木星が蟹座に、天王星が双子座に、そして土星と海王星が牡羊座に滞在し、牡羊座から獅子座までの間のサインに多くの天体が集中しています。
牡羊座と獅子座、2つの火のサインの影響が強まるこの配置は、情熱や衝動、生命力といった「内側から燃え上がるエネルギー」が私たちの内面で活性化することを示しています。
「何かになろう」とするのではなく、もともと自分の中にあるものを、抑えずにそのまま出すこと。
私たち1人ひとりの存在そのものが、個性の大切な種であるということにスポットライトが当たりやすい時期であると言えるかもしれません。
代わりに、小さな実感から始めてみるのがおすすめですよ。
子どもが夢中で絵を描くように、ただ「好き」「描きたい」という気持ちに従って行動すること。
誰に見せるでもなく、上手くなくてもよくて、ただ「これが好きだから」やってみること。
その純粋な衝動こそが、獅子座の太陽が思い出させてくれる「無邪気な自分」の中心です。
たとえば、ノートの余ったスペースに日記をつけてみたり、ドライヤーで髪を乾かしながら歌ってみたり。
「誰にも届かないけど、やってみたいと思ったこと」をやってみてください。
そうやって「誰かのために役立つ私」から少し離れ、「ただ私であること」を取り戻していくこと。
今回の満月はこうした静かなリセットを、私たちに促しています。

自分が自分であることは、誰かを押しのけることではありません。
むしろその姿に触れた人が、「自分も自分らしくいていいんだ」と気づくためのきっかけとなることもあります。
「みんなのため」に頑張ってきた自分自身にこそ、今は「自分のため」に、光を当ててあげてください。
それが私たちにとって、本当の意味での「世界と調和した個性のあり方」を始める小さな一歩となるのです。
新月満月占い|「役に立つ個性」を手放す勇気|水瓶座満月
今回の満月のチャート上では、「ホームベース」と呼ばれる、安定感のある珍しい複合アスペクトが形成されます。

2つのオポジション(180度)の緊張感をやわらげて、生まれたエネルギーを実際の行動や変化に結びつけるための地に足のついた後押しを与えてくれる配置です。
このホームベースは、以下の天体で形成されます。
- 獅子座の水星
- 天秤座の火星
- 双子座の天王星
- 牡羊座の土星と海王星
- 水瓶座の冥王星
土星より遠い天体がすべて含まれているこの配置は、時代や私たちの中の価値観そのものを塗り替えていくような、大きな更新の力を持っています。
月と太陽に絡むリリスに加え、トランスサタニアンが力強く時代を前へ進めようとする今回の満月で、私たちはいっそう「本当の私は?」「個性って何?」といった深い問いに直面させられる可能性があります。
誰かのために頑張ってきた自分がなんだか空っぽに感じられたり、ずっと「役立つ私」でいようとしてきたけど、それが本当の自分だったのか分からなくなったり…。
そんな揺らぎの中で、ホームベース型の配置は「あなたはちゃんと立っていていい」と、深い安心感とともに告げてくれます。
なんだか、ほっと安心できました♪
たとえば、天秤座の火星は調和を大切にしながらも、「譲ることと、自分を消すことは違うんだよ」と教えてくれるようです。
獅子座の水星は、頭で考えた正解ではなく、「胸の奥から湧いてきた言葉」を語る勇気をくれるかもしれません。
双子座の天王星は、「正しさ」や「役立つこと」に縛られすぎていた私たちに、「無駄を楽しむ遊び心」や「それって本当に必要?」という視点をもたらしてくれます。
牡羊座にある土星と海王星は、私たちが信じてきた「こうあるべき」という幻想を少しずつ整理しながら、「本当はどうしたいのか?」という夢や情熱に目を向けるタイミングを教えてくれるでしょう。
そしてホームベースの軸を担うのが、水瓶座にいる冥王星。

冥王星は、私たちひとりひとりの根っこそのものを書き換える星です。
たとえば、
- 社会から求められる「意味のある個性」
- 役に立つから価値があるとされる「自己表現」
- SNSで映えるための「クリエイティビティ」
- 誰かの評価に応え続ける「いい人風な仮面」
冥王星は、こんな「役に立つ個性」の演出の鎧を、根底から脱がせようとしてくるかもしれません。
「本当にやりたいことはそれだった?」
「誰にも見せなくたって、それがあなたの光なんだよ」
そんな声なき声が、冥王星から届いてくるようなときです。
この時期に、急に何かをやめたくなる気持ちが湧いてきたり、ずっと続けてきたけど「本当は違う」と感じることが気にかかる人もいるかもしれません。
それこそが今回の満月とホームベースによる静かな導きであると考えられるでしょう。

思ってもみなかった自分の本音に気がついた時にも、焦る必要はありません。
たとえば1日5分、誰にも見せないノートに「本当はどうしたい?」と書いてみたり、SNSにアップしない「誰からも褒められない時間」を、自分だけのために過ごしてみてください。
何の役にも立たなくても、たとえ形になる見込みが低かったとしても、「やってみたかったこと」をこっそり始めてみるのも良いでしょう。
誰の目にも触れない「自分だけの自由」こそが、今回の満月とホームベースがあなたに取り戻してほしいものなのです。
なんだか、ちょっと気持ちが楽になっていく感じがする♪
「何者でもない自分」でいることが、風の時代を生きていくために必要な、新しい個性の重要な土台となります。
そして「自分だけの自由」から自然に芽生えた個性は、周りの誰かの心を照らしはじめるはずです。
いまこの社会の中で、誰かに認めてもらうために無理に輝く必要はもうありません。
あなたがあなたであることそのものが、もう十分に光なんだよ、と今回の満月は教えてくれています。
新月満月占い|ライオンズゲートも背中を押してくれる|水瓶座満月
今回の水瓶座満月が起こるのは、「ライオンズゲート」がピークを迎えた直後になります。

ライオンズゲートとは、太陽と地球、そして地球から見える星の中でもっとも明るく輝く“シリウス”という恒星が、一直線に並ぶ期間のこと。
このとき私たちは、「魂の声」や「人生の本来の道」といった目に見えないものと繋がりやすくなるとされています。
そんな宇宙のタイミングと、水瓶座の満月が重なるということは、いま私たちの中に浮かび上がってくる違和感やモヤモヤもまた、魂からのメッセージだと考えられます。
「あなたの個性は、誰かがパッと見て評価するようなものじゃなくて、もっと深いところにあるよ」と静かに教えてくれているのかもしれません。
でも、そうじゃないってこと?
それを見た人たちが、「別に白じゃなくてもいいんだ」と気がついて、次第に自分の好きな色を着はじめる。
水瓶座は、みんながそれぞれ個性を発揮しているのを見るのが好きなんだね!
ただし、水瓶座が選んだ淡いグレーの色は、水瓶座が心から着たかった色ではないかもしれません。
手元にあったから、白じゃないから、とりあえずで選んだものだったのかもしれないのです。
今回の満月が伝えているのは、「とりあえずの個性」から、「自分の内側から湧き出てくる、本当の個性」へのシフトの必要性。
誰かの目を気にして、役に立ちそうな色を選ぶのではなく、「私はこれが好きだから」という理由だけで選んでいいんだよ、というメッセージを受け取ることができます。
ライオンズゲートの光は、私たち1人ひとりの内側から輝く個性を照らし出すスポットライトのようなもの。
こんなふうに、宇宙は静かに背中を押してくれていますよ。
このライオンズゲートと満月のタイミングで、静かな時間が取れそうだったら、「私は、どんなふうに在りたい?」と自分自身に問いかけてみてください。
その答えは、誰かに理解されるものである必要はありません。
うまく言葉にならなくても大丈夫です。
もう、「誰かのために演じる個性」は終わりにしていい時だからです。
「意味のある私」や「正しさを証明する私」を手放したその先に、あなたは、何者かであろうとしなくても愛される自分に出会えるのです。
ライオンズゲートのエネルギーにあふれた今回の満月は、私たちを、もっと自由でしなやかな世界へと導いてくれるでしょう。
【まとめ】8月9日水瓶座(みずがめ座)満月から次の新月までの過ごし方
最後に、2025年8月9日の水瓶座満月から、8月23日の乙女座新月までの過ごし方のポイントをまとめておきましょう。
- 「誰にも届かないけど、やってみたいことをやってみる
ノートの余ったスペースに日記をつけてみたり、ドライヤーで髪を乾かしながら歌ってみたり…自分1人だからこその創造性を活性化させると◎ - 自分だけの自由な時間をつくる
SNSにアップしない、誰からも褒められない、何にもならない自分だけの時間を過ごしてみる。それは誰かから「いいね!」されるよりも、ずっと贅沢なこと。 - 自分はどうありたいかを考える
誰かに理解されないでも、役に立たないでもいい。何者でもない=自由な自分に気がつくことから、新しい人生が始まる。
「2025年8月の水瓶座満月」についてのホロスコープ読み解きは以上です♪
素敵な満月をお過ごしください。
星の動きに乗りながら夢を叶える準備ができる手帳なんだよ〜♪

YouTubeチャンネル『みらいテラス』でも、2025年8月9日の水瓶座満月について動画で解説します。
ぜひご覧ください♪
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