2022年2月17日、獅子座で満月を迎えます。「ホロスコープをスイスイ読めちゃう講座」の講師・やなかえつこ先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2022年2月17日 1:56頃 獅子座で満月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
満月は、新月から吸収してきた何かを外側に出していくタイミング。
それでは、何を外側に出していけばいいのか考えていきましょう。
Contents
2022年2月17日 獅子座満月のホロスコープを徹底解説!
2022年2月17日の獅子座満月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。
- 獅子座28度(数え度数)でおこる満月
サビアンシンボル「大きな木の枝にとまるたくさんの小鳥」
力を入れ過ぎず気楽に生きる - 満月(太陽/月)にアクセスする星達
【1】満月、太陽、ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルがグランドクロス
周囲の期待を飲み込み過ぎない
【2】満月に冥王星がクインカンクス(150度)
素の私の変容 - その他、特徴的な配置
・水星と冥王星がコンジャンクション
価値観の変容
・火星と金星がコンジャンクション
楽しいことで活力を得る
・木星と天王星のセクスタイル
リニューアルで可能性が広がる
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
獅子座28度のサビアンシンボル「大きな木の枝にとまるたくさんの小鳥」
今回の満月は獅子座の28度で起きます。
この度数には「大きな木の枝にとまるたくさんの小鳥」というサビアンシンボルがあてられています。
たくさんの可愛らしい小鳥が寄ってくる木は、とても心地よい場所なのかもしれません。
大きな木の枝にたくさんの小鳥がとまっている風景を思い浮かべてみると、賑やかで楽しそうですね。
自然と笑顔になってしまいます。
このサビアンシンボルは、わたしたちに「力を入れ過ぎず気楽に生きること、心地良く快適な生活をすることに目を向けましょう」というメッセージを送っています。
2週間前の新月に「みんな目線で世界を見るバロメーター」を手に入れたあなたは、この2週間で自分を含む世界を大きな視点で見る事を覚えました。
その視点によって「私の役割ってこれかな?」と、社会の中での自分の役割に気づいたことでしょう。
現実でも、まるでそのタイミングに合わせるかのように、あなたがその役割を全うできるような出来事が色々と起こったかもしれません。
そして、今回の満月からの2週間は、その大きな視点を持ちながらも、それだけにとらわれず、
小鳥たちが安心できる木でゆっくりしているように、あなた自身もあなたの生活を心地良くしていく、そんな2週間になります。
安定を超えていく
今回満月が起こる獅子座は、The 自己表現の星座です。
けれど、今回の満月のホロスコープを見ると、
新月の正面にいる水瓶座の太陽と、それぞれ牡牛座・蠍座にあるドランゴンヘッド・ドラゴンテイルとでグランドクロスという大きな正方形を作っています。
今回の満月は、ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルのノード軸と月、太陽ですっきりとしたきれいな正方形ができています。(グランドクロス)
4という数字は、現状維持に留まりがちな私たちを表していますが、グランドクロスなので、本当の心地よさはその外にあることを物語っています。
正方形は4つの頂点を持つ形であり、古来から4という数字は安定・固定・硬さ、さらには権力なども表す数字とされてきました。
元々は仏教の言葉である四天王という言葉も、今では特定の集団の中で特に優れた人、つまり権力を持っている人という意味で使われたりもします。
安定性があるということはもちろん良いことでもありますが、裏を返せば自由度が足りない…そんな意味もあります。
ホロスコープの太陽は父親像や目上の人を表し、ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルは人とのつながりを示すこともあります。
今回の満月は周りの人や目上の人からの期待や要求を飲み込みすぎると、ちょっと苦しくなるというふうに読み解くこともできます。
誰かの期待に答え過ぎていないか、振り返ってみましょう。
さらに、月は冥王星とクインカンクスという関係。(150度)
冥王星が壁からすこーし顔を出して、無言でじーっと月を見つめながら、結構な圧力をかけています。
月は飾らない素の自分。
そこに、根本的な変容を促す冥王星が関わっているので、素の自分と深く向き合わされるでしょう。
普段、自分ではありのまま素の自分で振舞っていると思っていても、実はそうではなかったということに気づかされるかもしれません。
よって、今回の満月でいつもだったらこうするだろうという、あなたが抱いている自分に対するイメージから離れて、いつもの自分がしないような方法を試みることも必要になってくるでしょう。
月は私たちの安全装置であり、ストッパー
実は、月というのは私たちの安全装置であり、ストッパーなんです。
私たちが傷ついたり失敗したりしないように、いつも自分でかけているブレーキでもあります。
それを冥王星は「今回の満月で外してみなさい」って言っているんですね。
例えば、今回の満月が起こる獅子座は、それぞれが尊重されるべきだと思っています。
ただ、いつもの自分でいると尊重されないなぁと感じる相手には、思い切ってその事を伝えてみる必要があります。
それで相手に理解してもらえたら、あなたの生活は心地よくなりますし、素直に伝えた事でその人と離れることになってしまったとしても、その後のあなたの生活は心地よくなっているかもしれません。
逆に、いつも自分は、周りのことをあんまり尊重してないなぁという人は、周りの人の希望に沿った行動をしてみるのもよいでしょう。
それによって、周りの人との関係性や調和が進むことで結果的に自分の生活が心地よくなる、ということもあります。
今回はこれまでの心地よさを超えるため、ストッパーを外すチャレンジをしてみる満月なんですね。
私たちは決して一人ぼっちではない
さらに、満月のサビアンシンボルに「たくさんの小鳥」とあるように、自分以外の存在、他者との関係については見逃せません。
なんにせよ、自分は一人ではないんだって事を感じられる満月になるでしょう。
今回の満月は、太陽・ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル・冥王星の3方向から詰め寄られている、ややハードな星の配置ではあります。
しかし、その他の特徴的な星たちの配置を見てみると、協調的な関係性をとっている星も多く、ストッパーを外すお手伝いをしてくれそうです。
月に変容を迫っている冥王星は水星と重なり合っています。(コンジャンクション 0度)
水星は知性やコミュニケーションを表す星なので、ここでもコミュニケーションや人間関係がポイントになる事を物語っています。
ありのままの自分に気づいたら、コミュニケーションの方法もガラリと変わって、今まで考えもしなかったもっと良いコミュニケーションの取り方が思いつくかもしれないですね!
そして、火星と金星の重なりもあります。(コンジャンクション 0度)
重なり合っている星同士は一体化して力を発揮するので、楽しい事、嬉しい事のためなら、普段出せないパワーを発揮できる配置です。
「心地よい生活」にウキウキするような感覚が生まれれば生まれるほど、そうしたい!という気持ちが盛り上がり、具体的な行動につながっていきますよ。
最後に、木星と天王星のセクスタイル(60度)。
木星は広がり・拡大を表す星であり、天王星はリニューアルや変化を表します。
この2つの星が協調的な関係をとっている時は、リニューアルすればするほど、自分自身の可能性が広がっていきます。
家と一緒で、古いところを直して増築すればするほど、家が広く快適になっていく。
そんなふうに読み解くことができます。
【まとめ】2月17日の獅子座満月から次の新月までの過ごし方
最後に、2022年2月17日の獅子座満月から3月3日の魚座新月までの過ごし方のポイントを、まとめておきましょう。
- 社会的な役割や使命のためだけに生きるのでは疲れてしまいます。自分自身の生活を心地よくすることにも目を向けましょう。
- 心にぐいーっと圧力がかかる場面もあるかもしれませんが、普段は外せない心の安全装置を外すチャンスと捉えましょう。
- 現状維持に留まらず、自分で思っている自分らしさの先にある世界を探しに行きましょう。
以上です。
素敵な満月をお過ごし下さい。
2022年2月17日の獅子座満月について、スピリチュアルリーダーズTVもぜひご覧下さい♪
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