2023年10月29日、牡牛座(おうし座)で満月を迎えます。
星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
10月はどんな満月になるのか一緒に見ていきましょう!
一緒に満月からのメッセージを受け取ろうね♪
2023年10月29日 日本時間5時24分ごろ、牡牛座(おうし座)で満月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。
満月は、新月から吸収してきた何かを外側に出していくタイミング。
何が満ちていて、どんなことを外側に出していけばいいのか見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪
Contents
2023年10月29日【牡牛座(おうし座)満月】ホロスコープを徹底解説
2023年10月29日 5:24ごろ、牡牛座(おうし座)で満月を迎えます。
「2023年10月の満月」の星読みをお伝えしますので、次の新月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用ください。
それでは、2023年10月29日の牡牛座満月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。
※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 牡牛座6度でおこる満月
【牡牛座6度】サビアンシンボル「渓谷にかけられる建設中の橋」
人と人の間に橋をかけ、コミュニケーションを取る。
他者が持つ自分とは違う部分を見て、自分の価値観の狭さに気づく。
どんな壁があっても、自分から意思疎通しようと努力することで、他者や外の世界とつながる事ができると実感していく。
少しずついろいろな人とコミュニケーションを取ってみることで、自分の心を開けるようになるだろう。 - 満月(太陽/月)にアクセスする星達
ノースノード(ドラゴンヘッド)側で起こる月食
何かが完成し、何かが始まる。新しい要素の流入。
変化を受け入れる必要性。その変化の影響は身近なところにも及ぶ。
ノード軸と冥王星がTスクエア。プライベートでの根本からの変容。
太陽と水星と火星がグランド・コンジャンクション(0度)
目的意識にあった手段と行動力、知的好奇心が旺盛。
太陽・水星・火星と月・木星(R)がオポジション(180度)
パワフルな実現力とマイペースな心。
太陽と土星(R)がトライン(120度)
努力と目的意識が噛み合う。真面目さ。
月と土星(R)がセクスタイル(60度)
真面目、努力家、内向的。 - その他、特徴的な配置
金星と海王星(R)のオポジションに天王星(R)が調停
理想主義、現実逃避を技術革新が和らげる。進歩的な愛情関係。
ホロスコープを読むのが難しい…と感じる人は、下のボタンから星読みテラスのホロスコープを出してみてくださいね。
2023年10月の満月は【未来からの招待状が届く満月】
さて、2023年10月29日、5:24頃 牡牛座で部分月食を伴う特別な満月を迎えます。
約半年ごとの大きな節目であり、通常の新月と満月とは異なった「特別でパワフルなもの」だと考えられています。
半年前といえば、4月20日に日食を伴う新月がありましたが、その頃に種を蒔いたことがここで結果となって現れる方も多いでしょう。
まず、お伝えしたいこと。
それは、今回の節目であなたが手にするものは、いわば「未来からの招待状」だということです。
招待状の具体的な内容は人それぞれですが、あなたの心はその内容を知っているはずですよ。
おそらく、あなたは4月20日頃から何か変わろうとしてきたのではないでしょうか。
もしくはその頃、未来にビジョンを投げかけた人もいるでしょう。
その投げかけが改めて招待状としてやってくるのです。
その招待状を受けて、今回の月食を伴う満月では、あなたのプライベート、内面においての変化が促されるでしょう。
というのも、新月満月は毎月の心や体のサイクルですが、日食や月食は約半年ごとの節目を表します。
そして月食は、「内面的な変化」「プライベートな変化」を意味すると言われているのです。
さらに、月食はドラゴンヘッド(龍の頭)側でおこる場合と、ドラゴンテイル(龍の尻尾)側でおこる場合の2つのパターンがあります。
このことから、あなたが密かに望んでいた未来があるなら、その未来にふさわしい自分に生まれ変わるようなタイミングといえます。
そういう場合は、何も起こらない満月になっちゃうの?
月食は、あなたの内面に大きな影響をもたらすからです♪
ただし、変化を促されるからといって、待ちの姿勢でいれば望む未来へ辿り着けるというわけではありません。
月食は「生まれ変わり」をあなたに求めるからです。
私はよく「サイズが小さくなった服をチェンジする機会」とお話しします。
窮屈だけど馴染みのある服を着たままでもいいのですが、それだと新しい未来には辿り着きにくいでしょう。
今いる場所にとどまることも、もちろんできます。
この月食という変化しやすい機会を味方につけ、今の自分に合わない服を脱ぎ捨てて、チャンスの波に乗るかどうかはあなた次第ですよ。
さらに、今回の満月を形成する太陽には水星と火星が、月には木星が寄り添い、パワフルな実現力を携えています。
いつもは現状維持を選択しがちな人にとっても、一歩踏み出すチャンスとなりそうです。
満月のホロスコープをヒントに、チャンスの波に乗るためのポイントを読み解いていきましょう。
変化するかしないかはあなた次第|牡牛座満月
最初に、満月にアクセスする星を見ていきましょう。
まず、目的意識をあらわす太陽には、知性やコミュニケーションを司る水星が寄り添っています。
水星は太陽の意志を受け取り、実現していく強力な実行者でもあるのです。
望みを実現するために、この星たちのタッグを味方につけたいところですよね。
さらにそのタッグには、行動力と情熱を司る火星が援護してくれていて、ゆるやかにグランド・コンジャンクションという特別な配置を形成しています。
これによって太陽、水星、火星の天体のエネルギーが強調されて、さらにパワーが強まります。
また、火星にとって蠍座はホームとも呼べる居心地の良い場所なので、とてもパワフルに力を発揮できる状態です。
あなたの望みにぶれがなければ、スムーズに段取りが組まれ、それをこなす行動力にも勢いが生まれるという配置になっているのです。
そういったパワフルな星たちのかたまりの対岸には、私たちの感情をあらわす月と寛容さを意味する木星が滞在しています。
気持ちが大らかになる配置ですが、この木星は逆行中のため、楽観的になりすぎることに注意が必要です。
このように今回の月食を伴う満月は、あなたの内面が生まれ変わるようなタイミングと言えるのですが、その勢いをダウンさせる要素も今回のチャートから読み取れます。
というのも、月が滞在する牡牛座は、じっくりとひとつの物事に取り組んだり、ルーティーンで磨きをかけていくことを好むサインだからです。
「もっとゆっくり変化したい」という気持ちと「今、変化したい」という気持ちがせめぎあっているとも言えます。
特に今回の月食が促す変化は表面的なものではなく本質的なものです。
ためらってしまうのも無理はありません。
ですが、2023年10月29日の満月では「今、変化する」ことに舵を切ったほうが星の流れにうまく乗れます。
今回は月が滞在する牡牛座に、桁違いの進化をもたらす天王星が滞在しているからです。
特に今回の天王星は逆行中。
逆行天体は私たちの意識を外側から内側に向ける影響もありますので、今回の「内面の生まれ変わり」に対する後押しは強力です。
これを活かさない手はないでしょう。
また過去と未来をあらわすドラゴンヘッドとドラゴンテイルに、根本的な変容を司る冥王星がいささかハードな関わり方をしていることも注目したいポイント。
過去の延長線上では想像もできないような新しい未来に向かうための、プライベートの大きな変化のタイミングが来ていることを予感させます。
例えば、ちょっぴり内気なあなたが「会社員からフリーランスになりたい!」という未来を望んでいるとしましょう。
そのためにプライベートの過ごし方や心の姿勢を変えていくことが促される可能性があります。
フリーになるためには多くの人から情報を集めたり、つながりを作ったりする必要があるかもしれませんよね。
内気だったあなたも、すこし社交的に生まれ変わる必要があるでしょう。
最初は勇気がいるかもしれませんが、未来に向かっての一歩を踏み出すと、おのずと現実は変化していきますよ。
私たち人間には、ホメオスタシスという環境を一定に保つための機能が備わっています。
そのため変化に対して無意識のうちに怖さを感じたり、ブレーキを踏みたくなってしまうこともあるかもしれません。
「やることは目の前にあるのについつい後回しにしてしまう」「怖くて踏み出せない」「まだ時期ではない、とチャレンジを諦める」そんな思いが湧いてくることもあるでしょう。
しかし、今回の月食を伴なう満月のホロスコープは、パワフルな実現力はあなたの中にすでにあるということを教えてくれています。
変革の天王星の後押しも強力です。
ここは一つ、変化の波に乗ってみるのはいかがでしょうか。
とはいえ、不安が伴うのも確かです。
ですので、このタイミングで変化していくためには、月を満たし、感情を上手に取り扱うことがポイントとなるのです。
ここからさらに詳しく、心を整え、チャンスの波に乗るためのヒントを読み解いていきましょう。
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ご自身の状態でキャッチしやすい星のメッセージも変わってくるので、前回とは違った楽しさが味わえますよ♪
大きな視点で見ると、具体的な一歩が見える|牡牛座満月
チャンスの波に乗るためにどのように心を整えると良いかのヒントは、満月を調停している土星が教えてくれています。
メッセージは、「大きな視点でとらえてみよう」です。
「調停」というのは、2つの天体の緊張状態を緩和する働きのことを言いますが、今回は魚座の土星が緩和してくれています。
本音では変化を望んでいても、「やっぱりこのままでいいかも…」「今じゃなくてもいいかな」と気持ちが揺らいでしまうことってありますよね。
そんなあなたに魚座の土星は「もっと全体を捉えてみよう」「もっと長期的に見てみよう」という視点を与えてくれるでしょう。
一歩引いた大きな視点で全体の幸せを思い描いてみることで、変化への一歩を踏み出す勇気が湧いてくるかもしれません。
「あなたの望みを実現することで幸せになる誰か」を思い浮かべるのもおすすめですよ。
先ほどの例でいうと「フリーランスになることで、どんな人を幸せにできるのか?」をイメージしてみるのもいいですね。
すると自ずと「ここから始めよう」という具体的な一歩が見えてくるでしょう。
また魚座の土星は、あなたの確実な一歩を後押ししてくれるだけではなく、歩んだ分だけ確実な成果を約束してくれる天体です。
小さくても着実に積み重ねた一歩は変化の実感を生み、その実感がまた、次の一歩を踏み出す勇気を生みだしてくれるでしょう。
他者との違いから学び、自分の枠を打ち破る|牡牛座満月
さて大きな視点でとらえたときに、「よし、やってみよう!」とちょっとでも思えたあなたへ、チャンスの波に乗るヒントをもう1つお伝えします。
それは「他者から学ぼう」ということです。
新しい自分に生まれ変わるためには、古い自分の枠を越える必要があり、越えるための目線を他者が与えてくれるのです。
今回の満月が起こる牡牛座6度には、「渓谷にかけれられる建設中の橋」というサビアンシンボルがあてられています。
これは、他者の目線を取り入れることで自分の価値観を広げていくことを意味しています。
今回の満月では、自分の望みを力強く実現していく意志と行動力が満ちています。
そして自分の望みを確認した後は、他者とコミュニケーションの中で見識を広げてみることが大切であると教えてくれているのです。
フリーランスになるにしても、実際にフリーで活躍した人に話を聞いてみると、新しい発見がもたらされるでしょう。
例えばフリーになるためにはある程度の所持金が必要だと思っていたけど、所持金がなくても始められることがあったとか。
このように他人との目線の違いから新しい世界を知り、自分の枠を打ち破ることで、新しい状況へ向かえるようになるのです。
ただし、調子のよすぎる相手や情報には注意が必要です。
というのも、愛と喜びをあらわす金星と、物事の境界線を曖昧にする海王星が緊張の角度を取っているから。
ただでさえ変化するときは期待と不安が入り混じるものです。
そんなとき調子のいい情報や相手は、どこか魅力的に見えてしまいます。
極端に警戒する必要はありませんが、「そういう考え方もあるよね」という客観的な目線を保ちながら関わるのがおすすめ。
幸いなことに、新しい価値観を作る天王星が金星と海王星の緊張関係をゆるめる位置にいます。
相手の情報をそのまま受け入れるのではなく、自分の価値観と照らし合わせて必要だと思えるところだけを受け取れるといいですね。
そうすればお互いにとって心地が良く、学びの多い関係性を築くことができるでしょう。
そもそもホロスコープが読める人は、どうやって読めるようになったんだろう?
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
【まとめ】10月29日牡牛座(おうし座)満月から次の新月までの過ごし方
満月からのメッセージはいかがでしたか?
最後に、2023年10月29日の牡牛座満月から、11月13日の蠍座新月までの過ごし方のポイントを、3つにまとめておきましょう。
- 「望む未来へいくための内面的な生まれ変わり」が起こりやすい節目です。すでに望みを実現していくための手段と行動力を持ち合わせていることに気付き、「変化の波に乗るんだ」と選んで決めることが未来への大きな一歩となります。
- 大きな視点でとらえてみて、具体的な一歩を見出しましょう。
- 他者との違いから学び、自分の枠を打ち破り、新しい状況への一歩をふみだしましょう。
以上です。
素敵な満月をお過ごしください。
YouTubeチャンネル『スピリチュアルリーダーズTV』でも、2023年9月29日の牡羊座満月について動画で解説しています。
ぜひご覧ください♪
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