2023年8月16日、獅子座(しし座)で新月を迎えます。
「ホロスコープをスイスイ読めちゃう講座」の講師やなかえつこ先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
今回の新月についての解説を担当いたします。
2023年8月16日18:38ごろ、獅子座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。
新月から吸い始めた何かを満月には表に出していきます。
今回は新月なので、何かを取り込み始めるタイミング。
何を取り込み始めればいいのか、見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪
Contents
2023年8月16日【獅子座(しし座)新月】ホロスコープを徹底解説
2023年8月16日18:38ごろ、獅子座で新月を迎えます。
「2023年8月の新月」の星読みをお伝えしますので、次の満月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用ください。
※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 獅子座24度でおこる新月
【獅子座24度】サビアンシンボル「身だしなみの整っていない男」
本質的な望みに集中すること。身だしなみを整えることや人の目を気にすることよりも、自分の中で1番大切なことに集中する。 - 新月(太陽/月)にアクセスする星達
新月(太陽/月)と金星のコンジャンクション(0度)
人気者・キラキラと輝く・愛情深さ。
新月(太陽/月)と天王星がスクエア(90度)
自意識が高くなる・頑固さ・傲慢さ。 - その他、特徴的な配置
水星と火星がコンジャンクション(0度):尖った知性・テンポの良い会話・決断が早い・働きすぎと口論に注意。
水星と木星がトライン(120度):広い視野・豊富なコミュニケーション。
金星と木星がスクエア(90度):甘え癖。
金星と天王星がスクエア(90度):わがまま・自由人。
火星と天王星がトライン(120度):大胆に決断する・自由を求める・個性的なやり方。
火星と海王星がオポジション(180度):非現実的になりやすい。
ホロスコープを読むのが難しい…と感じる人は、下のボタンから星読みテラスのホロスコープを出してみてくださいね。
2023年8月新月は「好き!」に生きるための人間関係を作り始める新月
2023年8月16日 日本時間18:38ごろ、獅子座(しし座)で新月を迎えます。
今回の新月を一言でいうと「『好き!』に生きるための人間関係を作り始める新月」です。
前回の水瓶座満月は「人生を豊かに活力に溢れたものにする満月」でしたね。
過去を振り返って、自分の喜びを見つけていける、そんなタイミングでした。
その先で訪れるのが、今回の新月です。
自分がやりたいことに全力を注いで成果を手に入れよう|獅子座新月
今回は最初にサビアンシンボルを紹介したいと思います!
獅子座24度で起こる新月のサビアンシンボルは「身だしなみの整っていない男」。
じつは今回、どうしてもサビアンシンボルからお話ししたいと思っていました。
なぜかというと、新月のホロスコープから読み解けるメッセージをそのまま的確に言い表しているからなんです。
このサビアンシンボルは、身だしなみを整えたり人の目を気にしたりするよりも、自分がやりたいことに全力を注ぐと大きな成果を手にできる、ということを意味しています。
そして、今回の新月のホロスコープは、新月に金星が寄り添っているんですね。
新月は自己表現を意味する獅子座の新月。
金星は、愛や喜びの星。
私たちの「これいい!これ好き!」という気持ちを司っています。
そういう「好き!」の気持ちは自分の内側から湧いてくるものなので、今回のサビアンシンボルのメッセージとぴったり合っています。
今回の新月は、
- サビアンシンボル
- 新月のサイン(星座)が獅子座であること
- ホロスコープの金星の配置
と何重にも、「自分の本質的な望み『好き!』に集中せよ!」というメッセージを発している新月なんです。
だれでも、自分の中で1番大切なことに没頭し、周囲からの評価も気にせず、自分が望む生き方を貫きたいという気持ちは、少なからず持っていると思います。
そうは言っても現実的に難しいということも、世の中には多々ありますよね。
ですが、それができるのが今回の新月です。
これだけ「『好き!』に集中して生きていこう!」という宇宙の流れが来ているわけですから、その流れに乗らないのはもったいないですよね。
これまでそういう流れに乗ろうとしてもなかなか乗れなかった人にとっても、今回はその第一歩をスタートさせられるタイミングでもあります。
なので、ここからは「どうやったらできるの?」ということを中心に、実際に次の満月までの2週間の過ごし方をお話ししていきます。
ホロスコープから読み解ける「これをやってみてくださいね~!」と「これはちょっと注意ですよ~!」の両面を伝えていきたいと思います。
最後は気分的に「これやってね!」で締めくくりたいので、まずは「これ注意!」ということから伝えていきますね。
コツがつかめると、自分でどんどんホロスコープが読めるようになりますよ。
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精神的な進化と甘えすぎない態度が求められる|獅子座新月
まずは、新月(太陽/月)と天王星がスクエア(90度)になっているところを見てみましょう。
変革の星とも言われる天王星が、今回の獅子座新月と葛藤の角度をとっています。
ここ数ヶ月の新月満月のサイクルでは、この天王星がポイントになることも多かったですね。
今回も、私たちの精神を表す「月」が天王星からの影響を強く受けていますので、「精神的に進化していく必要性がある」というメッセージがビシバシ来ている感じがします。
もしかしたら新月前後、ちょっと予想外の出来事に遭遇したりして、私たちの心もビシバシ鍛えられるかもしれませんね。
そんな天王星は、今回の新月に寄り添っている金星とも葛藤の角度90度(スクエア)をとっています。
そして、金星は木星ともスクエア(90度)なんですね。
実は金星というのは、キラキラした一面の裏側に「怠惰」や「わがまま」などの面も含んでいます。
人には誰しも良いところと悪いところがあるのと同じように、星にも良い面と悪い面があるということです。
なので今回は少し珍しく、あえて金星の裏側にフォーカスして読み解いてみましょう。
新月から満月までの2週間は、金星のわがままさ・甘えグセが、拡大という意味を持つ木星によって、広がってしまうかもしれないと読み解けます。
今回の新月は、自分の「好き!」に集中したいがための、わがままや甘えグセが過ぎると、孤立してしまう可能性があると考えられますね。
星の力を活かしながら自分の考えを発信していこう|獅子座新月
まず水星と火星がコンジャンクション(0度)している点に注目してみましょう。
獅子座新月のホロスコープ全体を見渡した時、新月と金星を除けば、重なりあっているのは、この水星と火星だけです。
星同士が重なりあっている状態を、占星術では「コンジャンクション」と言います。
このような星の配置を「アスペクト」と呼び、影響が強い星の配置であるコンジャンクションは、非常に重要なポイントとなるアスペクトです。
そして、この水星・火星のコンジャンクションの意味は「自分の考えを活発に伝えていく」こと。
「好き!」に集中して生きていくためには、自分の考えを活発に伝えていくことがポイントになりそうですね!
ですが気になるのは、火星が海王星とオポジション(180度)になっていること。
オポジションは、緊迫・対立を表す星の配置です。
そして海王星はぼやかしたり、霞がかかって見えなくさせるる性質を持っています。
さらに、この海王星のいる1ハウスは「自分」、火星のいる7ハウスは「相手」を表しているんです。
星からの影響は、無意識に受け取って日々なんとなく過ごしていると振り回されやすくなります。
今回は、海王星を意識して「使う感覚」で満月までの2週間を過ごしてみてほしいと思います。
初めてでも簡単に楽しく星が読めちゃう記事もチェックしてみてくださいね。
人間関係を整理することでコミュニケーションが広がる|獅子座新月
さきほど説明しましたが、海王星はぼやかす星。
実は「使う意識」でいれば、相手と自分の境界線をぼやかして、相手に深く寄り添うという共感力を高める力としても使えます。
この2週間は相手のことや相手の気持ちをいつも以上に深く理解できるタイミングになりますよ。
その上で、7ハウスにある火星・水星を使って「自分の考えを活発に伝えていく」と良いでしょう。
そして、対人関係を表す7ハウスは、乙女座がまるっとそのまま入った「インターセプトのハウス」になっています。
通常1つのハウスは、あるサイン(星座)から始まり次のサインに移行するので、2つのサインにまたがっている状態です。
一方、インターセプトのあるハウスには、3つのサインが存在します。
インターセプトになっている時は、努力して取り組むことで、その性質を手にすることができるんです。
今回は、
・乙女座の意味する「整理整頓」
・7ハウスの「対人関係」
・上のふたつを組み合わせて読み解いた「整理された人間関係」
が、火星・水星を使って「自分の考えを活発に伝えていく」ことで、手に入るということが分かります。
もしかしたら、自分の考えを活発に伝えることで、離れていく人もいるかもしれません。
それは一見、寂しいという気持ちを運んでくるかもしれませんが、決して悪いことではありませんよ。
次は火星と天王星のトライン(120度)に注目してみましょう。
このトラインというアスペクトは、大胆に決断する・自由を求める・個性的なやり方などの意味を持ちます。
人は安心感があるところでこそ、大胆に決断したり、個性を出したりできると思うんです。
それが、今回の新月のテーマ「好き!」に集中して生きることにつながります。
そのためにも、自分の考えを活発に伝えていくことで整理された対人関係が必要だったんですね。
そして水星は木星とトライン(120度)という配置にもなっています。
拡大を意味する木星からのバックアップを受け、整理された人間関係の中で、より心地よいコミュニケーションが広がっていくことでしょう。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
【まとめ】8月16日獅子座(しし座)新月から次の満月までの過ごし方
最後に、2023年8月16日の獅子座新月から、8月31日の魚座満月までの過ごし方のポイントを、3つにまとめておきましょう。
- 今回の新月は「好き!に生きるための人間関係を作り始める」新月
- 「自分の考えを活発に伝えていくこと」で本当に必要な人間関係、つまり整理された人間関係が残る
- 安心できる人間関係のなかで、大胆に決断したり、個性を出したりすることが、新月のテーマ「好き!」に集中して生きることにつながっていく
以上です。
素敵な新月をお過ごしください。
8/9に公開予定です。
YouTubeチャンネル『スピリチュアルリーダーズTV』でも、2023年8月16日の獅子座新月について動画で解説しています。
ぜひご覧ください♪
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