2025年10月21日、天秤座(てんびん座)で新月を迎えます。
西洋占星術師・かげした真由子先生監修のもと、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
今回の新月についての解説を担当します。
今月もみんなと楽しく星読みできたらうれしいな~♪
まゆちん先生、なこちゃんと一緒に新月のメッセージをお届けします♪

2025年10月21日21時25分ごろ、天秤座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。

新月から吸い始めた何かを満月には表に出していきます。
今回は新月なので、何かを取り込み始めるタイミング。
何を取り込んでいけばいいのか、見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪

Contents
2025年10月21日【天秤座(てんびん座)新月】ホロスコープを徹底解説
2025年10月21日21時25分ごろ、天秤座で新月を迎えます。
「2025年10月の新月」の星読みをお伝えしますので、次の満月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用ください。

※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 天秤座29度でおこる新月
【天秤座29度】サビアンシンボル「互いの知識の範囲に橋をかける方法を模索する人類」
様々な考え方や文化がある中で共通する知恵を開発していこうと行動する - 新月(太陽/月)にアクセスする星達
・新月と木星がスクエア
楽観性、寛容さ、過剰、大雑把・新月と冥王星がスクエア
野心、強烈な個性、嫉妬、大きな変容 - その他、特徴的な配置
・水星と火星のコンジャンクション
頭の回転が早い、知的好奇心旺盛・水星と木星がトライン
多才さ、文才、博識さ・火星と木星がトライン
冒険心、束縛を嫌う・木星と土星(R)がトライン
拡大と制限のバランス、楽観と現実的な視点のバランス、発展のために長期的な展望で考える・土星(R)と海王星(R)がコンジャンクション
夢と現実のバランス・土星(R)と海王星(R)、天王星(R)、冥王星がミニトライン
時代の変容を推し進める力・金星がノーアスペクト
縛られることのない純粋な喜びや楽しみ
ホロスコープを読むのが難しい…と感じる人は、下のボタンから星読みテラスのホロスコープを出してみてくださいね。

動画講座なので、自分のタイミングで学べますし「わかりやすくて、楽しく学べた!」と好評の講座なんですよ♪
2025年10月新月のテーマは【鍵のかかった扉を開く新月】
2025年10月21日21時25分ごろ、天秤座で新月を迎えます。
10月の満月で執着や思い込みの手放しを経て、今回の天秤座新月では、新しいやり方を試したり、新たなフィールドへと踏み出したりする流れが訪れます。

すでに新しくチャレンジしたいことや、スタートしたいことが見えている人も少なくないでしょう。
一方で、「私はこれから何を選ぶのが正解なんだろう」と困ってしまっている人や、なぜかわからないけど踏み出せないという人もいるかもしれません。
なぜなら、この10月の新月は、私たちの心にじわっと不安を広げて、歩みを躊躇させるような配置が見られるから。
すぐ向こう側に新しいフィールドがあると分かっているのに、目の前に大きな壁が立ちはだかって進めないような感覚に陥りやすいのです。
けれども、あなたの目の前にたたずむものは、ただの壁ではありません。
じつはそれは「鍵のかかった扉」なのです。
扉は向こう側に進むためにあるもの。
今、目の前にある「鍵のかかった扉」もあなたが開いてくれるのを待っています。
勇気を出してガチャリと開けた扉の先には、あなたにとって本当に大切なものだけを育んでいける、あなただけの美しい花園が広がっています。
それでは一緒に、鍵を見つけて、扉の向こう側に進むためのヒントを、新月の配置図から読み取っていきましょう。
占星術の扉を開きたい人も今がチャンスかもしれないね♪

新月満月占い|鍵のかかった扉の正体
最初に注目したいのは、新月、キロン(カイロン)、木星で形成されている三角形(Tスクエア)です。

このTスクエアで、新月は天秤座、キロンは牡羊座、木星は蟹座に位置しています。
天秤座、牡羊座、蟹座はいずれも活動宮という共通点はありますが、エレメントがそれぞれ風、火、水とバラバラです。
そのため活発に動こうとする力はあるものの、様々なことを考慮するあまり、各エネルギーを連携させるまでに葛藤が生じやすい配置と言えます。
とくに今回の配置では、自分の望みを叶えるために行動しようとする新月を、真向いからキロンが引っ張ってブレーキをかけています。
キロンは「傷」を示す小惑星。

行動しようとすると、過去の出来事や潜在意識に抱えている「傷」に引っかかって、「怖い」という思いが浮かびやすいのです。
キロンは牡羊座に位置しているため、新しいことや初めてのことに挑戦しようとすると、どうしても弱気になりがちです。
このキロンが潜在的にもたらす「怖い」という気持ちや、Tスクエアのもたらす葛藤が「鍵のかかった扉」となって私たちを阻んでしまうのです。
それでは、他の人と異なった意見を掲げて歩むことや、あなたの進行を阻む「怖い」という感情を払拭するにはどうすれば良いのでしょうか。
あなたが花園に続く鍵を無事手に入れるためのヒントを探っていきたいと思います。
新月満月占い|1つめの鍵:正解のルートを求めない
今回の新月は天秤座で起こります。
天秤座は、正義の女神・アストライアーが持つ、善と悪を振り分ける天秤がモチーフとなっています。
そのため天秤座は、様々なものごとを「これは正しいことかな?」「これがより良い選択なのかな?」と判断しようとする性質があります。
それは客観的で公平な視点を育みますが、いきすぎると「間違ってはいけない」と自分の進む方向性を狭めてしまう場合も。
とくに今回の新月はTスクエアに組み込まれている影響もあり、「自分は正しい選択肢を選べているのだろうか?」という不安が深まりやすく、余計に行動を躊躇させているのです。
けれどもそんな新月に、「ジャッジを手放そう」と明るく促す配置があります。
それは、新月と同様に天秤座で輝く金星です。

金星は天秤座と関係の深い天体(支配星)であり、天秤座のエリアにいると、本来持っている力を大いに発揮できるため、楽しそうにいきいきと輝きます。
さらに他の天体とアスペクトを持たない、ノーアスペクトという配置であるため、何ものにも縛られない自由さを満喫している状態です。
この金星が、1つめの鍵を私たちに手渡してくれます。
ノーアスペクトの金星は、余計なことにとらわれることなく、喜びや楽しみに対して、純粋に向き合う力にあふれています。
「正解の最短ルートじゃなくたっていいんじゃない?回り道も楽しいよ。」と、金星はあなたの手を引いているかのようです。
不安になってしまったときは、「どちらが正しいか」という視点だけでなく、「どちらが楽しいか」という視点を持ってみるのも良いでしょう。
純粋に楽しむ姿勢を持つことで、あなたの才能や魅力が輝くように、金星がサポートしてくれますよ。
天体と星座の関係性について、詳しく知りたい人はこの記事で一緒に勉強してみよう~!


新月満月占い|2つめの鍵:共通点を見つける
扉を開けるための2つめの鍵は、サビアンシンボルが与えてくれます。
新月(天秤座29度)のサビアンシンボルは「互いの知識の範囲に橋をかける方法を模索する人類」。

未知のものと対峙したときに、相手の考え方や価値観の中に共通点を見出し、さらに発展させていくことを表しています。
新しいフィールドに飛び込むときは、今までのやり方が通用しなかったり、初めて知る文化に馴染む必要があったりして、驚くことも多いでしょう。
たとえば、毎日可愛いパンプスを履いていた人が、急に雪国の新雪の上を歩くことになったと考えてみてください。
いつものパンプスのままでは、足はびしょ濡れになり、何度も転んでしまうかもしれません。
けれども、新しい文化に馴染んで、パンプスを長靴に履き替えたら、きっと快適に歩くことができるでしょう。
だからといって「可愛いパンプスを好んで履いていた自分」を、必ずしも捨てる必要はないのです。
室内に入ってからパンプスに履き替えてもいいでしょうし、可愛いものが好きならば可愛いデザインの長靴を探すという手もあります。
こんなふうに、新しいフィールドでも必ず、あなたが大切にしてきた考え方や価値観と共通する視点が見つかります。
なぜなら、新月が輝く天秤座は、全体をよく見て、ものごとを調和させることがとても上手だからです。
重要なのは、あなたが大切にしたいものと、新しく出会ったものを、上手く調和させていけると信じて進むこと。
そして、共通点を見つけることができたなら、それをよりどころとしながら、新しいフィールドに慣れていくことで、やがては大きな発展を遂げることができるでしょう。
新月満月占い|3つめの鍵:気持ちや意見を交換し合う
そうは言っても、なかなか共通点がみつからない、よりどころになるものが手に入らない、というときもあるでしょう。
そんなあなたに、3つめの鍵も宇宙は用意してくれています。
今回「鍵のかかった扉」を作っているTスクエアに再び注目してみましょう。
Tスクエアでは、二等辺の三角形の先端となっている天体(=今回の新月図では木星)の向かい側のエネルギーを使うことで、大きく状況を動かすことができると言われています。
今回の新月図では、この木星の向かいの位置に、ちょうど冥王星がいます。

この水瓶座の冥王星の力を使うことが、3つめの鍵です。
水瓶座の冥王星は、年齢や肩書ではなく、個人でつながる自立した関係性を作っていくことを示しています。
ここでお伝えしている自立とは、何でもひとりでこなさなければいけない、ということではありません。
依存し合うことなく、対等にお互いが得意なことで助け合える関係を築くことを指しています。
進むことが怖いと感じていたり、思わぬ課題を前にして戸惑っている人は、目を閉じて深呼吸をしてから、ゆっくりと周りを見渡してみてください。
あなたと同じ志を持っている人、困ったら助けてくれる人、見ていると勇気を分けてくれるような人、そういった仲間はまわりにいませんか?
その人たちに、進みたいと思っている気持ちや、躊躇してしまう理由などを、何でも打ち明けてみてください。
このときに意識すると良いのは、ただ共感を求めるのではなく、自分の気持ちや考えを差し出すと同時に、相手からも情報や意見を受け取るということです。
気持ちや情報、価値観など、様々なものを「交換し合うこと」こそが冥王星の力を得るのに必要となります。
そうして、新たに手にしたものはTスクエアのもたらす葛藤をほどき、真向いにいる木星を後押しし、さらなる発展や拡大をもたらしてくれるのです。
使いこなすヒントがもっとほしい人は、下の記事も見てみてね!

新月満月占い|扉の向こうに広がる世界
最後に「鍵のかかった扉」を開けた先に、どんな世界が広がっているのかをお伝えしますね。
今回の新月図で興味深いのは、トライン(120度)が繋ぐ小道のような配置ができているところです。
土星から木星、木星から水星と火星、水星と火星からドラゴンヘッドへとパスをつなぐようにトラインの道が伸びているのです。

仮に土星をスタート地点と考えるのであれば、ゴールに当たるのはドラゴンヘッドです。
ドラゴンヘッドは「未来」や「今世で挑戦すべきポイント」そして「魂の目指す方向」を表します。
つまり「怖さ」を乗り越え3つの鍵を手に入れた先には、「あなたの魂が辿り着きたいと願う場所」へと繫がっていると言えるのです。
もちろん、人それぞれ置かれている状況も悩みも異なっているでしょう。
しかし、自分のペースや願いを大切にしながら3つの鍵を手に入れた時、そこにはあなたの魂が望む、あなただけの特別な花園=ゴールが待っているのです。
成功の過程で悩み苦しむことは多々あるかと思います。
それでも、必ずゴールはあること、花園が待っていることを信じて、コツコツと自分のペースで今月も鍵を集めてみてください。
その先に「あなたの魂が望む扉」がふっと現れるでしょう。
星の流れに乗って幸せになるヒントが散りばめられた手帳なんだよ〜♪

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【まとめ】10月21日天秤座(てんびん座)新月から次の満月までの過ごし方
最後に、2025年10月21日の天秤座新月から、2週間後の11月5日の牡牛座満月までの過ごし方のポイントを、3つにまとめておきましょう。
・正解のルートを求めない
正しくあること、間違わないことだけにこだわる必要はありません。
時には「正しい」よりも「楽しい」を優先してみてください。
・共通点を探して調和する
新しい分野に挑戦したり、未知のフィールドと向き合うときは、これまでの自分が大切にしてきたことと、新しい分野で求められることの共通点を探して、調和させる意識を持ってみましょう。
それがよりどころとなって、更なる発展や拡大が生まれそうです。
・気持ちや意見を交換し合う
自分ひとりでは上手く解決策が見つからない場合は、信頼できる仲間に打ち明けてみましょう。
気持ちや情報、価値観など、様々なものを「交換し合う」という気持ちで話してみると、停滞した状況を打開するきっかけになりそうです。
2025年10月の新月満月占い「10月21日天秤座(てんびん座)新月」のホロスコープ解説は以上です♪
素敵な新月をお過ごしください。
YouTubeチャンネル『みらいテラス』でも、2025年10月21日の天秤座新月について動画で解説しています。
先生たちの声や表情を通して届けてもらえる星のメッセージは、文章を読んだときとは違ったヒントを受け取れることも多いんだ~♪
あなたらしい星読みを身に着けて、人生をもっと楽しくしちゃおう♪
