2023年9月15日、乙女座(おとめ座)で新月を迎えます。
星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
今回の新月についての解説を担当いたします。
みんなと楽しく星読みできたらうれしいな~♪
2023年9月15日10:39ごろ、乙女座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。
新月から吸い始めた何かを満月には表に出していきます。
今回は新月なので、何かを取り込み始めるタイミング。
何を取り込んでいけばいいのか、見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪
Contents
2023年9月15日【乙女座(おとめ座)新月】ホロスコープを徹底解説
2023年9月15日10:39ごろ、乙女座で新月を迎えます。
「2023年9月の新月」の星読みをお伝えしますので、次の満月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用ください。
※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 乙女座22度でおこる新月
【乙女座22度】サビアンシンボル「王家の紋章」
優れたブランド的な評価を得る。 - 新月(太陽/月)にアクセスする星達
新月(太陽/月)と海王星のオポジション(180度)
日常に根ざしたファンタジー
新月(太陽/月)と天王星のトライン(120度)
現実を変えるきっかけと発想 - その他、特徴的な配置
水星Rと土星Rのオポジション(180度)
ルールや理屈に縛られがち
金星と木星Rのスクエア(90度)
依存心、大雑把さが裏目にでる
金星と火星のセクスタイル(60度)
ギャップがもたらす魅力、活発な恋愛関係
海王星Rと冥王星Rのセクスタイル(60度)
社会的混乱
ホロスコープを読むのが難しい…と感じる人は、下のボタンから星読みテラスのホロスコープを出してみてくださいね。
2023年9月新月は【麻酔が切れ、動き出すときがきた新月】
2023年9月15日 日本時間10:39ごろ、乙女座(おとめ座)で新月を迎えます。
乙女座というサインは、献身的で品が良く、理路整然としている性質を持ちます。
そんなイメージからは想像できないかもしれませんが、今回の新月のテーマは「覚醒」です。
しかも「起きましょう!」「気づきましょう!」というニュアンスではなく、「麻酔はもう切れてますよ」ということに気づかされるタイミングなのです。
大きな節目である秋分(しゅうぶん)直前でもありますので、このプロセスはなかなかに興味深いです。
さて「麻酔」とはなにか?
それが切れてしまうとはどういうことか?
新月のチャート(ホロスコープ)をヒントに読み解いていきましょう。
コツがつかめると、自分でどんどんホロスコープが読めるようになりますよ。
わかりやすいコツがいっぱい詰まった無料講座もチェックしてみてくださいね。
現代は虚しさを麻痺させるもので溢れている|乙女座新月
まず今回の新月の向かい側には、海王星がドーンと緊張の180度で居座ってます。
海王星は、まさに「麻酔」です。
あらゆる物事を曖昧にし、現実からファンタジーへの世界へとあなたを誘います。
この「麻酔効果」は、人生のある場面ではとても必要なものです。
ショックを伴う不安に襲われたときのように、心に棘が刺さっているときは、麻酔なしでその棘を抜くのは辛いです。
耐えがたい痛みがあるときは麻酔をかけてほしいですよね。
おそらく私たちは2020年の自粛期間以降、変化になんとか対応するために、心の中の不安感やむなしさを麻痺させながら、歩んできたところがあるのではないでしょうか。
心の麻酔も必要だったのです。
現代はちょっとしたストレスを解消できるもので溢れています。
心の空虚感や違和感を見つめなくても、あらゆる刺激で麻痺させることもできます。
恐らくネットも電気もない時代であれば、外からの刺激をうけないので、自分の心と向き合わざるを得なくなるのでしょうけど。
良くも悪くも、今の時代はいくらでもごまかしがききます。
でも今回の新月は「そろそろ麻酔が切れるよ」と言っています。
怖いよ~!
私はむしろ、とても良いことだと思います。
麻酔が切れるというのは、幻想の世界を日常に落とし込めるということでもあるからです。
憧れていたことや描いていた夢と真正面から向き合えれば、それを実現できることになりますよね。
身近な例でいうと、「ついつい時間があったらスマホのゲームばかりしちゃって、後悔するんだよね」という方がいたとしましょう。
ゲームをすることは悪くないけれど、やりながらモヤモヤしている状態があるってことは、「本当の自分の思い」に触れていないということになります。
この人の本音は「やりたいことはあるけど、どうせやっても失敗するし、できそうにない。でもこのままだと満たされない自分がいる」です。
ゲームという麻酔では到底満たされることはありません。
むしろそのモヤモヤの塊が大きくなる一方です。
麻酔も効かなくなってくるでしょう。
そんな自分にスイッチを入れるために、「なんだか最近つまんないなあ」という心の空虚感を細々とした刺激でごまかすのをやめて、向き合えばいいだけなんです。
そんなときは太陽星座を深掘りするのもいいみたいだよ♪
この新月を境に人生はおもしろくなる|乙女座新月
先程、自分のモヤモヤに向き合えばいいとお伝えしましたよね。
というのも今回の新月には、進化の天王星が120度という非常にクリエイティブな角度を取っているからなんです。
この配置に便乗することを、ぜひオススメします。
つまり「このままじゃ人生つまんない」からを脱却し、「自分の手で楽しくしよう」とコミットすれば、今回の新月からあなたは新しく生まれ変わることができるということです。
今の現実を変えていく発想をこの天王星が与えてくれます。
また、今回の新月は乙女座の22度で起こります。
ここには「王家の紋章」というサビアンシンボルが当てられており、あなたが自らブランドをたてて、世の中に打って出ていけることを表しています。
また感性をあらわす金星と、行動力の火星もエネルギッシュな配置。
世の中がつまらないのであれば、どうすれば面白くなるか?
自分の人生がつまらないのであれば、どうすれば楽しくなるか?
何か我慢していたことはなかったか?
今まで耳を傾けてあげられなかった心のリアルな声に耳を傾けることで、あなたの人生はグッと面白みを増していくのです。
天王星の力も借りて、グングン進化していきたいな~♪
もう心のトゲは抜けている|乙女座新月
さて、そんな風に取り組んでいただきたいわけですが、モチベーションがあがりつつも「どうせ、でも、そんなことできっこない」というあなたが顔を出すことも星に出ています。
それは逆行中の水星と、土星が緊張の180度を取っているからです。
水星は言葉や理屈、土星は制限。
つまり理屈をこねて、無理な理由ばかりを述べてしまいがちであることも星に現れているのです。
水星も土星も逆行中ということもあり、なかなか前を向いて歩けないし、まだまだ人生に対して「受け身でいたい」気持ちが強くなっていますね。
金星は馴染みのある感覚、木星はそれを増長させてしまう角度で関わっているため「誰かにどうにかしてほしい」という依存心も大きくなりがちです。
さらに逆行中の海王星と冥王星が、長期にわたる世間的な混乱を表しています。
以上のことから、気持ちが前向きになりづらいということも否めません。
しかし冒頭でお伝えした通り、今回の新月には、進化の天王星が120度という非常にクリエイティブな角度を取っているのです。
この天王星が与えてくれる力をしっかり活かしていきたいですよね。
また9月23日の秋分を控え、大きな成果を生み出す機運が高まっています。
この波に乗らない手はないと思うのです。
今回の新月を機に「よし、人生は自分の手で面白くするぞ!」というあなたになることで、次回の満月である9月29日には「こうすれば面白くなる!」という目処がたつことでしょう。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
【まとめ】9月15日乙女座(おとめ座)新月から次の満月までの過ごし方
最後に、2023年9月15日の乙女座新月から、9月29日の牡羊座満月までの過ごし方のポイントを、3つにまとめておきましょう。
- 置き去りにしていた「心の空虚感」に耳を傾けよう
- 秋分も控え、今回、人生を面白くするスイッチをONにする好機である
- 誰かに楽しませてもらうのではなく、自分から楽しいことを作ろうとする姿勢が大事
以上です。
素敵な新月をお過ごしください。
YouTubeチャンネル『スピリチュアルリーダーズTV』でも、2023年9月15日の乙女座新月について動画で解説しています。
ぜひご覧ください♪
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