命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
年・月・日には、それぞれ干支(かんし)が割り当てられています。
そもそも干支とは、【十干(じゅっかん)】と【十二支(じゅうにし)】の組み合わせのことで、全部で60種類あることから総称して六十干支(ろくじっかんし)とも呼ばれます。
この記事では、六十干支の57番目である壬午(みずのえうま)が巡るときの運気のムードや、おすすめの過ごし方をお伝えします。
Contents
壬午(みずのえうま)は57番目の干支で【夏のピークの海】を表す
干支(かんし)は全部で60種類あり、年や月、日ごとにどの干支が割り当てられるかが決まっています。
たとえば、2025年は巳年ですが、干支でいうと乙巳(きのとみ)の年です。
また、2025年1月は丁丑(ひのとうし)の月、2025年1月1日は庚午(かのえうま)の日というように、年・月・日それぞれに干支が決められています。
干支は60種類あることから、年の干支は60年、月の干支は60ヶ月、日の干支は60日で1周します。
おすすめの過ごし方を知ることで、運気の波にスッと乗るヒントにしていこう♪
では、干支が持つムードと干支が持つ星を掛け合わせて庚辰の運気を読み解いていきましょう。
壬午が巡る年・月・日のムードは【夏のピークの海】
どのような運気か知るために、まずは壬午(みずのえうま)が持つムードをつかみましょう。
【壬(みずのえ)】の五行は「水」で、自然界で例えると「水、流れるもの、生命の源」を表します。
そして【午(うま)】は、季節の中でも「夏のピーク」を表す十二支です。
よって壬午(みずのえうま)の運気が巡ってくると、夏のピークの海のようなムードに包まれるとイメージできます。
壬午が巡る年・月・日の星は【正財・胎】
次に、壬午が持つ星の性質から、壬午の運気が巡るときのテーマを考えます。
壬午が持つ星は、
です。
通変星は、どのような強みを持っていて、どんなことが得意なのかを教えてくれる星です。
財の星である正財は、コツコツと真面目に人脈や財を築くという性質を持ちます。
周りと合わせるよりも自分らしさを大切にする傾向があり、良い意味でのライバル意識や刺激があると、より一層実力を発揮できる性質を持っています。
十二運星は、どのような場面だと才能を発揮しやすいかを示してくれる星です。
「胎児のエネルギー」を持つ絶は、何ものにもとらわれないピュアな感覚で物事を見て、自分の世界を広げていく力をもたらします。
つまり努力を重ねながらも、自由な発想をのびのびと発揮できる環境で力を発揮しやすいと読み解くことができます。
壬午が巡る年・月・日の運気はどうなる?
では、夏のピークの海という壬午が持つムードに、通変星の正財(せいざい)・十二運星の胎(たい)がもたらすテーマを組み合わせると、どんな運気が巡るでしょうか。
真夏の海のように、内側から湧きあがる情熱というエネルギーに包まれるときです。
そこに、正財の着実に築いていく力と、胎のまっさらな感性が重なることで、やりたい気持ちと現実を動かす力が、自然と調和していきます。
枠にとらわれない自由な視点を持ちながら、足元を大切にして進むことで、信頼や豊かさが少しずつ形になって流れに乗っていけるでしょう。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
命式であなただけの開運日・月・年を調べよう
巡る干支とあなたが命式の中に持つ干支の関係性によっても、運気からどのような影響を受けるかが変わってきます。
特に運気の影響を受けやすいのは、あなたの日柱にある干支との相性です。
オレンジで囲まれた部分に書かれているのが日柱の干支です♪
この干支と、運気で巡る干支との関係性をチェックしましょう!


チャンス到来!壬午が巡る年・月・日が幸運期になる人
ここでは、壬午が巡る年・月・日に、運気の後押しを受けられる日柱の干支の代表例を取り上げて紹介します。
日柱干支が壬午の人
あなたの日柱の干支が壬午(みずのえうま)のときは、大きな後押しを受けられるタイミングです。
あなた自身の本質と運気がピタリと重なることで、まさに自分らしさが追い風になります。
周りに合わせるよりも、「これが私」と素直に表現できるほど、まわりもあなたの魅力に引き寄せられていくでしょう。
律音の過ごし方を詳しく知りたい人は、下の記事をチェックしよう♪

日柱干支が丁卯・丁丑・丁亥・丁酉・丁巳の人
あなたの日柱の干支が、丁卯(ひのとう)・丁丑(ひのとうし)・丁亥(ひのとい)・丁酉(ひのととり)・丁巳(ひのとみ)のいずれかにあてはまる場合、これまで1人で頑張ってきたことに対して、価値を認めてくれる人や応援してくれる存在が現れやすくなります。
丁さんにとって、心に秘めてきた想いや情熱を、安心して分かち合えるチャンスのとき。
人と関わる中で、自分らしい表現が自然に花開いていく流れが巡ってきますよ。
干合のおすすめの活用方法は下の記事でも解説しているよ!

日柱干支が辛未・癸未・乙未・己未の人
あなたの日柱の干支が、辛未(かのとひつじ)・癸未(みずのとひつじ)・乙未(きのとひつじ)・己未(つちのとひつじ)のいずれかにあてはまる場合、内に秘めた情熱や思いやりを外に向けて表現するチャンスです。
自分の意見を伝える勇気や、人との温かな交流が運気の追い風になるでしょう。
ほんの少し勇気を出して踏み出すことで、信頼や安心感が育まれ、ご縁が広がりやすくなりますよ。
支合について解説している下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね♪

日柱干支が壬寅・壬戌の人
あなたの日柱の干支が壬寅(みずのえとら)・壬戌(みずのえいぬ)にあてはまる場合、仲間との絆が強まり、協力して成果を上げやすいタイミングです。
壬午の持つ行動力と決断力が、子や辰の頭の回転のはやさと理想を描く力と組み合わさることで、グループ活動や共同プロジェクトで力を発揮できるでしょう。
この時期は特に、自分一人で頑張るよりも、周りの人と力を合わせることで、より大きな目標に向かって進んでいくことができます。
お互いの強みを活かした取り組みが、予想以上の成功に繋がりそうです。
味方となる十二支が運気で巡ってくるから、後押しを受けられるんだよ!

壬午が巡る年・月・日はちょっと注意が必要な人
ここでは、壬午が巡る年・月・日に、運気の影響を受けて、今までとは違う変化が起こりやすい日柱の干支の代表例を取り上げて紹介します。
日柱干支が戊子・丙子の人
あなたの日柱の干支が、戊子(つちのえね)・丙子(ひのえね)のいずれかにあてはまる場合、これまでのやり方や価値観に、変化の風が吹きやすい時期です。
最初は混乱してしまうような状況も、実は古い価値観を手放し、次のステージに進む準備ができましたよという合図です。
ひとつの流れが終わることで、新たな道が見えてくることも。
やみくもに変化を怖がらず、柔らかく受け入れる姿勢が運気の流れを整えてくれますよ。
心配になってきちゃいました。
天剋地冲は「破壊と再生のエネルギーを持つ」とも言われているからこそ、どんなものか知って活かしていくことが大事なんだよ。
天剋地冲のおすすめの過ごし方を詳しく解説しているので、上手に運気を乗りこなしていきましょう♪

日柱干支が丁未の人
あなたの日柱の干支が、丁未(ひのとひつじ)の場合、運気の波が大きく揺れる時期。
うれしい話や出会いがある一方で、気持ちが不安定になったり迷いが生じやすくなることも。
たとえば「良い話が舞い込んだけど、なぜか決めきれない…」というように、チャンスと迷いが同時にやってくることもありそうです。
物事を焦って決めず、自分の本心を確かめながら進むことで、流れを味方につけていけますよ。
だから良いものが重なったことで運気がプラスになりすぎないよう、マイナスも起こることでバランスをとっているんじゃないかな。
ちなみに、干合と支合が重なった関係を【晦気(かいき)】と呼びます。

日柱干支が壬子の人
あなたの日柱の干支が、壬子(みずのえね)の場合、これまでの流れを1度リセットし、新たな方向へ踏み出すタイミングです。
もし迷いや停滞感があるなら、思い切って手放したり、ゼロからやり直すことで、思いがけない展開が開けてくるかもしれません。
不安になるよりも、これまでの経験を土台に自分らしく再スタートを切るチャンスと捉えてみてくださいね。
どうして白紙に戻りやすいのか知りたい人は、ぜひ下の記事をチェックしてみてくださいね♪

壬午はどんな年?壬午の年の開運行動
壬午が巡る年は、情熱と勢いにあふれながらも、自分の内側とじっくり向き合う時間が大切になる時期。
これまで積み重ねてきた努力や人とのつながりを見つめ直し、「私は本当はどう生きたい?」という問いに正直に向き合うことで、新たな1歩が生まれます。
まわりに合わせるよりも、自分の選択を大切にして進んでいきましょう。
・仕事運
地道に頑張ってきた人ほど、その努力が形になるときです。
誰かの役に立ちたいという想いが評価され、信頼と成果の両方を手にできそうです。
表舞台よりも、縁の下の力持ち的な姿勢が運気アップのカギとなるでしょう。
・恋愛対人運
表面的な関係よりも、心の深い部分でつながれるご縁が育ちやすいタイミングです。
一緒にいるだけで安心できる相手との関係が深まり、かけがえのない絆へと進化していく可能性も。
本音を大切にすることで、絆がゆるぎないものへと育っていきますよ。
1年の運勢とあわせてチェックしてみよう!

直近の壬午の年|一覧表でご紹介
直近の壬午が巡ってきた年及び壬午が巡る年は下記の通りです。
和暦 | 西暦 |
---|---|
明治15年 | 1882年 |
昭和17年 | 1942年 |
平成14年 | 2002年 |
令和44年 | 2062年 |
壬午の年にまつわる出来事や物事
壬午の年は、時代の価値観や人々の暮らしに大きな変化が訪れることが多いようです。
たとえば1882年には日本銀行が開業し、日本の金融システムが近代化へと動き出しました。
同年には鹿鳴館外交が始まり、西洋文化との接点が本格化していった年でもあります。
1942年は太平洋戦争のさなか、日本本土で初めて空襲を受けたことや、ミッドウェー海戦の敗北により戦局が変わった年。
一方で、婦人標準服の制定など、生活を守る知恵も生まれました。
さらに2002年には日韓W杯が開催され、国境を越えたつながりが強まった象徴的な年に。
携帯メール文化の広まりも、私たちのコミュニケーションに新たな形をもたらしました。
こうした動きからも、壬午は古い枠を超えて、次の時代の価値へと向かう節目の年と読み解けるでしょう。
壬午はどんな月?壬午の月の開運行動
壬午が巡る月は、情熱が高まる一方で、ふと心の奥にある本音と向き合いたくなるような、不思議な調和がうまれる時期です。
「何に心を動かされているのか?」そんな問いが湧いてくるかもしれません。
この月は目立つ行動よりも、自分にとってしっくりくる選択を大切に。
あなたらしい一歩が、未来への道を照らしてくれるでしょう。
・仕事運
日々のルーティンの中に自分らしい工夫や想いを込めることで、信頼が積み上がっていくとき。
「何を築いていきたいか」という未来への視点を持つことが、正財の後押しと重なって成果につながりやすくなります。
派手な結果よりも、堅実な土台づくりが開運アクションです。
・恋愛対人運
感情の機微に敏感になりやすく、心の深いところでのつながりを求めたくなるとき。
かっこよく見せようとしなくても大丈夫。
あなたの素直な想いが、自然と相手の心に届いていきます。
言葉よりも、どう感じているかに正直になることが、関係を深めるカギとなりますよ。
毎月の全体運はもちろん、日干ごとの総合運や仕事運、恋愛運もお届けしているよ♪
直近の壬午の月
直近の壬午が巡ってきた月及び壬午が巡る月は下記の通りです。
庚辰が巡る月
|
||
平成18年 | 2005年 | 6月 |
平成22年 | 2010年 | 6月 |
平成27年 | 2015年 | 6月 |
令和2年 | 2020年 | 6月 |
令和7年 | 2025年 | 6月 |
令和12年 | 2030年 | 6月 |
壬午はどんな日?壬午の日の開運行動
壬午が巡る日は、動きたくなる、挑戦したくなる、そんな情熱と感情のエネルギーが高まります。
理屈よりも感じる力を大切にすると、運気が味方してくれるでしょう。
ずっと温めてきたアイデアや気持ちを、勇気を出して外に表現するのにぴったりのタイミングです。
・仕事運
思い切ったアクションが良い結果を引き寄せる日。
普段は控えがちなアイデアや提案が、意外な形で評価される可能性もあります。
完璧でなくても大丈夫。
今の自分ができる精一杯を、言葉や行動に乗せて届けてみましょう。
・恋愛対人運
本音で向き合うことが大切になる日です。
「ありがとう」「ごめんね」「実はね…」など、心の中の思いを素直に伝えることが、相手との関係を温かくほぐしてくれます。
ちょっと恥ずかしい気持ちも、そのまま伝えてみましょう。
ありのままのあなたを見せることが、絆を深める大切なカギとなりますよ。
直近の壬午の日
その日に巡ってくる干支に関して、干支カレンダーにまとめています。
干支カレンダーを活用すると、直近の壬午が巡ってきた日及び壬午が巡る日を知ることができますよ。


【まとめ】壬午の年・月・日の運気を知って乗りこなそう
干支は全部で60種類あり、年・月・日ごとにそれぞれ干支が割り当てられていましたね。
巡る干支によって、どのような運気のムードになるのか変わるからこそ、まずは知ることが大切です。
この記事では、特に壬午が巡る年・月・日はどのような運気になるのかをお伝えしました。
自然界の象徴は夏のピークの海で、通変星の【正財(せいざい)】と十二運星の【胎(たい)】が巡る壬午の運気は、これまでに得た経験や人とのつながりを活かし、自分もみんなも幸せになれる大きな理想を描いていく時期です。
そのとき流れる運気のムードにあわせて行動することで、運気の波を乗りこなしていきましょう。
動画とワークで四柱推命を実践的に学べるよ。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる