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保存版!星読み・占星術用語集|初心者向けに意味をわかりやすく解説

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この記事では、星読み(占星術)初心者さん向けに専門用語をわかりやすく解説します。

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なこ
なこ
特によく使われる用語には青いマーカーを引いておいたよ!初心者さんは参考にしてね♪

【あ】〜【お】|星読み用語集

【あ】

【IC(アイシー)】
ホロスコープの軸(アングル)のうち、第3ハウスと第4ハウスの境界線にある点。MC(エムシー)の対極にある。心が落ち着く場所や集合的無意識、潜在意識を表す。正式名称はImum Coeli(イムム・コエリ)。
>>ホロスコープのICとは?意味と12星座別の特徴を解説!

【アウト・オブ・サイン(Out of sign)】
ふたつの天体がアスペクトを形成しているが、それぞれが滞在するサインが通常はそのアスペクトを形成しない組み合わせになっている状態。たとえば、魚座の29度と牡羊座の1度に天体がある場合、オーブ(誤差)が8度以内なのでコンジャンクション(0度)を形成しているが、サインは異なっている。サインの性質(二区分・三区分・四区分)そのアスペクトの影響力は薄れると考えられている。

【アスペクト(Aspect)】
ホロスコープ上で2つ以上の天体の位置関係によって表される角度。0度、60度、90度、120度、150度、180度が代表的なアスペクト。何かが起こった時の反応や行動パターンなどの解釈のもととなる。座相(ざそう)とも呼ばれる。
>>ホロスコープのアスペクトを読み解くと行動パターンがわかる

【アセンダント(ASC、Ascendant)】
ホロスコープの軸(アングル)のうち、第1ハウスの起点(第12ハウスと第1ハウスの境界線)にある点。ディセンダント(DSC)の対極にある。第一印象や、社会に対して見せやすい顔を表す。
>>アセンダント(Asc)とは?調べ方や12星座別の特徴を解説!

【アングル(Angles)】
ホロスコープの縦軸(MCとICを結ぶ線)と横軸(AscとDscを結ぶ線)を指す。人生の流れや骨組みを表し、ホロスコープを読み解くときに重要なポイントとなる。
>>ホロスコープのアングル【アセンダント・ディセンダント・MC・IC】とは?

【い】

【イムム・コエリ(Imum Coeli)】
→【IC(アイシー)】を参照。

【インコンジャクト(Inconjunct)】
マイナーアスペクトのひとつ。ハードアスペクトの150度を指す。それぞれの天体のサインに共通する性質(二区分・三区分・四区分)がなく、異質なもの同士となる。ギクシャクしながら複雑に葛藤をおこすので、それぞれの天体の影響をお互いに調整していく必要がある。クインカンクス(Quincunx)とも呼ばれる。
>>【インコンジャクト(150度)】の意味|マイナーアスペクト

【インターセプト(Intercept)】
ハウスの中に、1つのサインが丸ごと入っている状態。そのハウスの分野において、才能や性質を発揮するまでにやや時間がかかるといわれる。
>>インターセプトのハウスはじっくり育って大器晩成するハウス!

【インド占星術】
古代インドで生まれた占星術。人間の精神的な成長や、内面的なことを重要視する。個人の性質、仕事や結婚など人生の大きなテーマ、未来予測など様々なリーディングに活用できる。人間と宇宙は一体であるという哲学的な思想や輪廻転生の思想がある。
>>インド占星術とは?内面を輝かせ幸せへ導く占星術(12/7公開)

【え】

【エグザイル】
→【デトリメント】を参照。

【エグザルテーション(exaltation)】
5つあるエッセンシャル・ディグニティのひとつ。天体の影響力がルーラーシップに次いで2番目に強いとされる。

【MC(エムシー)】
ホロスコープの軸(アングル)のうち、第10ハウスの起点(第9ハウスと第10ハウスの境界線)にある点。ホロスコープ上では頂点に位置し、IC(アイシー)の対極にある。MCのサインは社会での最終的な完成イメージを表す。職業や肩書として表れることが多い。正式名称はMedium Coeli(メディウム・コエリ)。Midheaven(ミッドヘブン)とも呼ばれる。
>>ホロスコープのMCとは?意味と12星座別の特徴を解説!

【エッセンシャル・ディグニティ(Essential Dignity)】
古典占星術(伝統的占星術)には「ディグニティ(品位)」という概念があり、これを二種類に分けたうちの一つ。一言で言えば「その天体らしさをどれくらい発揮できるか」という考え方のこと。エッセンシャルは「本質的な」という意味で、天体がどのサインやハウスにあるかによって、品位が高くなったり低くなったりする、という考え方が土台になっている。
エッセンシャル・ディグニティをさらに分類すると、ドミサイル、イグザルテーション(エグザルテーション)、トリプリシティ、ターム、フェース、デトリメント、フォールがある。このうちドミサイルはサインと支配星の関係のことで、現代占星術でもよく採用される考え方(別名:ロード、ルーラー)。天体の本質が非常にパワフルに発揮される関係となる。

【エレメント(Element)】
→【四区分】を参照。

【お】

【黄道(おうどう)】
→【黄道(こうどう)】を参照。

【オーブ(Orb)】
アスペクトの角度において認められる多少の誤差のこと。オーブの数値が小さいほどアスペクトの影響は強くなる。
>>ホロスコープのアスペクトを読み解くと行動パターンがわかる

【オポジション(Opposition)】
ハードアスペクトのひとつで、2つの天体が180度で向き合っていること。緊張した関係になりお互いの働きがぶつかり合うが、「対立」だけでなく「高め合う」意味も持つ。
>>占星術のアスペクトの見方 ホロスコープを読み解く3つのポイント

【か】〜【こ】|星読み用語集

【か】

【カーディナル・サイン(Cardinal signs)】
→【活動宮(かつどうきゅう)】を参照。

【カイト(Kite)】
複合アスペクトのひとつ。グランド・トラインでいずれかの頂点とオポジション(180度)を形成している天体がある状態。調和がとれたグランド・トラインに、オポジションの緊張感が加わることで、現状に甘んじることなく挑戦する力、目的意識、視野の広がりなど、才能を磨くきっかけがプラスされる。
>>占星術の複合アスペクト一覧①Tスクエア・グランドクロス・調停など

【カイロン(Chiron)】
土星と天王星の間に存在する小惑星のひとつ。ホロスコープにある場合、過去の傷やトラウマを表す。それを乗り越えたときの達成感が自分を癒すことから、「癒し」の意味も持つ。キロンとも呼ばれる。
>>命日のホロスコープから読み解くメッセージ【マイケルジャクソン】編

【カスプ(Cusp)】
ハウスを区切る境界線のこと。ハウスを家に例えると、カスプは「玄関」。カスプのサイン(星座)は玄関に掲げる「表札」で、そのハウスを特徴づける。
>>ハウスの境界線【カスプ】で星のないハウスの特徴も丸わかり!

【カルミネート(Culminate)】
MC(ホロスコープ上で最も高い位置)の近くに天体があることを指す。カルミネートする天体は、社会的に強い影響力をもつとされる。
>>2020年9月乙女座の新月とは【手放す】ことでひらめきを得るとき

【活動宮】
12星座を三区分で分類したうちのひとつ。牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座が該当する。物事をスタートさせ、最初のアクションを起こすのが得意な性質。
>>【占星術三区分】活動宮・固定宮・柔軟宮で行動パターンを知る

【感受点】
ホロスコープ上にある4つの重要なポイント。
ASC(またはAC):社会に見せる姿
DSC(またはDec、DC):対人関係、他者との関わり
MC:社会で目指す地点、人生の方向性
IC:自分の土台、心のよりどころ
これらを結ぶと、ホロスコープの横軸と縦軸の十字(アングル)になる。
>>ホロスコープのアングル【アセンダント・ディセンダント・MC・IC】とは?

【き】

【吉星】
→【ベネフィック】を参照。

【逆行】
天体が黄道上を東から西へと運行する「順行」に対し、天体が順行とは反対の方向に移動しているように見えること。実際に天体が逆方向に動くのではなく、あくまで見かけの状態を指す。太陽と月以外の天体は周期的に逆行する。
>>星読み(占星術)の逆行は水星逆行だけじゃない!天体別の期間と影響

【凶星】
→【マレフィック】を参照。

【キロン(Chiron)】
キローン、カイロンとも呼ばれる。
→【カイロン】を参照。

【く】

【クインカンクス(Quincunx)】
→【インコンジャンクト】を参照。

【クインタイル(Quintile)】
マイナーアスペクトのひとつ。天体同士が72度を形成している。豊かな創造性があり、一芸に秀でることが多いとされる。
>>【クインタイル(キンタイル)(72度)】の意味|マイナーアスペクト

【クオリティ(Quality)】
→【三区分】を参照。

【グランド・クロス(Grand Cross)】
複合アスペクトのひとつ。4つの天体が、4つのスクエア(90度)と、2つのオポジション(180度)を形成している。「波乱に満ちた人生」のアスペクトとされることも多いが、エネルギーを建設的に使うこともできる。
>>占星術の複合アスペクト一覧①Tスクエア・グランドクロス・調停など

【グランド・コンジャクション(Grand conjunction)】
3つの天体が密集している複合アスペクトのひとつ。2つの天体がコンジャンクション(0度)を形成していて、かつ、5度以内にもう1つの天体があることとなる。ステリウム、マジョリティとも呼ばれる。
>>占星術の複合アスペクト一覧①Tスクエア・グランドクロス・調停など

【グランド・セクスタイル(Grand Sextile)】
非常に珍しい複合アスペクトのひとつで、天体が形成する正六角形の中に六芒星(ろくぼうせい)が入っているような形。6つのセクスタイル(60度)と6つのトライン(120度)、そして3つのオポジション(180度)からなる。強運であり最高の吉角と言われる。
>>占星術の複合アスペクト一覧②ヨード・クレイドル・ホームベースなど

【グランド・トライン(Grand Trine)】
複合アスペクトのひとつ。四区分(火・風・地・水)が同じ3つの天体が、それぞれトライン(120度)を形成して正三角形(大三角形)になっている状態。「幸運の三角形」とも呼ばれる。
>>占星術の複合アスペクト一覧①Tスクエア・グランドクロス・調停など

【クリスタル(Crystal)】
複合アスペクトのひとつ。Tスクエアとクレイドル(ゆりかご)が組み合わさっている状態。オポジション(180度)の天体を軸に、葛藤から解決策を見出す生産的なエネルギーがあるとも言われる。
>>占星術の複合アスペクト一覧②ヨード・クレイドル・ホームベースなど

【クレイドル(Cradle)】
複合アスペクトのひとつ。1つのオポジション(180度)、2つのトライン(120度)、そして3つのセクスタイル(60度)で形成されている。オポジションの緊張を2方向から和らげている。
>>占星術の複合アスペクト一覧②ヨード・クレイドル・ホームベースなど

【グレート・コンジャンクション(Great conjunction)】
木星と土星が同じ位置で重なる現象。約20年に1度起こる。大きな流れの「節目」とされる。
>>2020年12月水瓶座のグレートコンジャクションとは|風の時代へ

【け】

【月相(げっそう)】
新月、上弦の月、満月、下弦の月といった月の満ち欠けの形を指す。ルネーションとも呼ばれる。
>>【月相占い】生まれた瞬間の月から読み解くあなたの本質

【現代占星術】
アラン・レオ氏が提唱した占星術で、太陽があるサイン(太陽星座)に重きをおいて読み解いていく。読み解きに使う天体は主に10天体で、その他小惑星も使われることがある。
>>【太陽編】3天体からあなたの人生を読み解こう!星読み初心者コース

【こ】

【恒星占星術】
「恒星」を用いた占星術。恒星から、主に魂の目的や人生に与える影響などを知ることができる。古代の人々は「魂の起源は太陽系の外側にある」という考えから、恒星の影響力は重要とし、占星術に恒星を用いていた。
>>恒星占星術とは?魂の目的を深く知る占星術

【黄道(こうどう・おうどう)】
太陽が通る道のこと。12等分され、それぞれサイン(星座)が割り振られている。
>>【基礎編】3天体からあなたの人生を読み解こう!星読み初心者コース

【黄道12宮】
黄道に割り振られた12星座(サイン)のこと。サインを「宮」と呼ぶことからこのように表現される。ゾディアック(zodiac)とも呼ばれる。

【コッホ(Koch)】
→【ハウスシステム】を参照。

【固定宮】
12星座を三区分で分類したうちのひとつ。四季の特徴がもっとも現れる時期のサイン牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座が該当する。物事を引き継ぎ、地道に発展させるのが得意な性質。不動宮とも呼ばれる。
>>【占星術三区分】活動宮・固定宮・柔軟宮で行動パターンを知る

【古典占星術】
現代占星術以前の占星術を指す。約3000年の歴史があるとされ、7つ基本惑星(太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星)を中心に読み解く。出生時間や出生場所の情報が必須。伝統的占星術とも表現される。

【五芒星】
→【ペンタグラム】を参照。

【コンジャンクション(Conjunction)】
ハードアスペクトのひとつで、天体が0度で重なること。「合」ともいう。天体が互いに力を強め合うとされる。
>>占星術のアスペクトの見方 ホロスコープを読み解く3つのポイント

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【さ】〜【そ】|星読み用語集

【さ】

【サイン(Sign)】
「星座」を指す。牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座・獅子座・乙女座・天秤座・蠍座・射手座・山羊座・水瓶座・魚座のこと。
>>星読み(占星術)の12サイン(星座)の区分・意味・キーワードを解説

【座相】
→【アスペクト】を参照。

【サターンリターン(Saturn return)】
ネイタルチャート(生まれた時のホロスコープ)の土星と経過中(トランジットチャート)の土星が重なること。土星回帰とも言う。サターンリターンの期間は人生の大きな転機を経験することが多く、試練や課題といった意味が強いとされる。
>>【命日占い】突然亡くなった父 伝えたいことがあったのでは|M雄さん(男性)

【サビアンシンボル(Sabian Symbols)】
ホロスコープ(360度)の1度ごとに与えられた、詩文のようなキーワード。女性詩人のチャネリングをもとに考案された。スピリチュアルな要素が強いサビアン占星術で使われる。
>>サビアンシンボルで知るあなたの【人生のテーマ】

【三区分】
12星座の特徴を、活動宮・固定宮・柔軟宮という3つのタイプに分類する考え方。クオリティとも呼ばれる。
活動宮:牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座
固定宮:牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座
柔軟宮:双子座・乙女座・射手座・魚座
>>【占星術三区分】活動宮・固定宮・柔軟宮で行動パターンを知る

【三重円】
才能・資質がわかるネイタルチャート(出生図)、人生の流れや内面の変化がわかるプログレス・チャート(進行)、外側から受ける影響がわかるトランジット・チャート(経過)の3つを重ねたもの。その人に関わる星の影響を総合的に読み解く高度な技術となる。

【し】

【シーソー(Seesaw type)】
ホロスコープ上の星が、対抗する2つのグループに分かれるように分布していている状態。客観性に富むが、両グループの間に強い緊張関係が生まれるという、オポジション(180度)に似た特徴をもつ。

【ジオセントリック(Geocentric)】
地球をホロスコープの中心として、各天体がどのような配置にあるかを見る占術。中世の天動説の時代からあるとされる。一般的に知られる占星術はジオセントリックを指すことが多く、いわゆる「星占い」のベースとなっている。
>>【コラム】ジオとヘリオを繋ぐ道① 2つの星読みの世界観の違いとは?

【四季図】
春分・夏至・秋分・冬至のホロスコープの総称。それぞれ春分図・夏至図・秋分図・冬至図と呼ばれる。春分図はその先1年間の、それ以外はその先3ヶ月間の社会全体の流れを表す。
>>2020年3月20日は春分!【根本的な改革】が求められる1年に

【始原図】
国が誕生した日のホロスコープのこと。国のネイタルチャート。個人ではなく、国全体の情勢を占う占術(マンデン占星術)というジャンルで用いられる。
>>【どうなる?ウィズコロナ時代】「日本の誕生日」の星を読み解く

【支配星】
ホロスコープの12サイン(星座)それぞれと縁が深い天体のこと。サインに支配星があると、天体のエネルギーが活発になるとされる。ルーラーまたは守護星とも呼ばれる。
牡羊座:火星、牡牛座:金星、双子座:水星、蟹座:月、獅子座:太陽、乙女座:水星、天秤座:金星、蠍座:冥王星、射手座:木星、山羊座:土星、水瓶座:天王星、魚座:海王星
>>12星座の【支配星】とは意識や欲求を高めるもの【徹底解説】

【獣帯(じゅうたい)】
zodiac(ゾディアック)とも呼ばれ、天文学上で言う黄道のこと。
→【黄道(こうどう)】を参照。

【柔軟宮】
12星座を三区分で分類したうちのひとつ。双子座・乙女座・射手座・魚座が該当する。物事を変化させながら次のステップへ引き継ぐのが得意な性質。
>>【占星術三区分】活動宮・固定宮・柔軟宮で行動パターンを知る

【守護星】
→【支配星】を参照。

【出生図】
→【ネイタルチャート】を参照。

【ジュノー(Juno)】
火星と木星の間に存在する小惑星のひとつ。おもにパートナーシップなど対人関係を表すとされる。

【ジュピターリターン(Jupiter return)】
ネイタルチャート(生まれた時のホロスコープ)の木星と経過中(トランジットチャート)の木星が重なること。木星回帰とも言う。ジュピターリターンの期間は木星の特質である「拡大・発展」などがより強調されると考えられている。
>>ジュピターリターン(木星回帰)とは?12年に1度の幸運期

【春分点】
太陽が牡羊座に入った瞬間、つまり牡羊座0度を指す。黄道(天の太陽の通り道)と、天の赤道が交差するポイントで、毎年異なる。
>>2020年3月20日は春分!【根本的な改革】が求められる1年に

【ジョイ(Joy)】
古典占星術において、その天体とハウスに共通の性質があり、居心地が良い関係性を指す。
第1ハウス=水星
第3ハウス= 月
第5ハウス=金星
第6ハウス=火星
第9ハウス=太陽
第11ハウス=木星
第12ハウス=土星

【シングルトン(Singleton)】
ホロスコープ上で、1つの天体がポツンと離れていたり、メジャーアスペクトを形成していなかったり、三区分・四区分で見て孤立していたりすること。シングルトンの天体は、本人にとっては意識しづらいが、無意識の領域ではその天体のエネルギーが強く影響していると言われる。

【心理占星術】
1970年代後半からユング心理学を元に、心理学的アプローチを西洋占星術に取り入れることによって生まれる。伝統占星術の解釈を広げ、いわゆる星占いで用いられる、個人のホロスコープを性格診断的に読む現代占星術のベースとなる。
>>心理占星術とは?心理学×西洋占星術の発祥からわかりやすく解説

【す】

【スクエア(Square)】
ハードアスペクトのひとつで、天体同士の角度が90度になること。不安定・衝突・葛藤などの意味がある。
>>ホロスコープのアスペクトを読み解くと行動パターンがわかる

【ステリウム(Stellium)】
→【グランド・コンジャクション】を参照。

【スプラッシュ(Splash type)】
ホロスコープ上で天体が偏らず、全体に散らばっている状態を指す。どの方面にも平均的な能力を発揮する万能さがあるとされる。

【スプレー(Spray type)】
スプラッシュと同様にホロスコープ上に天体が散らばっているが、3つ以上の天体がひとつのサインに集中していることが特徴。組織の中に入るのを嫌い、一匹狼的な要素があるとされる。

【せ】

セカンダリー(Secondary)】
プログレス(進行法)の計算方法のひとつで、一日が一年に相当する、という考え方で星の動きを計算する。未来予測の手法のひとつ。セカンダリー・プログレッションとも呼ばれる。たとえば、4月1日生まれの人の20歳の運勢は、4月21日のホロスコープを見る。

【セクスタイル(Sextile)】
ソフトアスペクトのひとつで、天体同士が60度を形成していること。2つの天体は調和的でなごやかな関係。
>>ホロスコープのアスペクトを読み解くと行動パターンがわかる

【セスキコードレイト(Sesqui-quadrate)】
マイナーアスペクトのひとつで、2つの天体が135度を形成していること。セスキスクエアとも呼ばれる。困難、否定、衝動性、障害という意味をもつ。困難から学びを得て成長するという意味は弱いとされる。
>>【セスキコードレイト(135度)】の意味|マイナーアスペクト

【セミスクエア(Semi-square)】
マイナーアスペクトのひとつ。2つの天体が45度を形成していること。影響力は強くないが、ストレスを感じやすくなる傾向がある。困難から学びを得て成長できる要素とされる。
>>【セミスクエア(45度)】の意味|マイナーアスペクト

【セミセクスタイル(Semi-sextile)】
マイナーアスペクトのひとつで、セクスタイル(60度)の半分(セミ)である30度のアスペクト。天体のサインが隣り合い、共通する性質(二区分・三区分・四区分)がない異質なもの同士となる。
>>【セミセクスタイル(30度)】の意味|マイナーアスペクト

【セミヨード(Semi Yod)】
複合アスペクトのひとつ。2つのセミセクスタイル(30度)と、ひとつのセクスタイル(60度)を形成している状態。セミヨッド、変則ヨッドとも呼ばれる。自覚しづらい才能に気づき、試行錯誤しながら開花させていく傾向がある。
>>占星術の複合アスペクト一覧②ヨード・クレイドル・ホームベースなど

【セレス(Ceres)】
火星と木星の間に存在する小惑星のひとつ。自分の中でまだ発揮されていない才能や意識などを育てることから、「保護」や「養育」といった特徴をもつ。
>>占星術のホロスコープの小惑星セレスとは?12星座別の意味と解釈

【そ】

【ソーラーアーク(Solar arc)】
プログレス(進行法)の計算方法のひとつ。1度が一年に相当する、という考え方で星の動きを計算する。未来予測の手法のひとつ。たとえば、4月1日生まれの人の20歳の運勢は、すべての天体を20度反時計回りに進めたホロスコープを見る。
>>ソーラーアーク占星術とは?人生の大きな転機を占える(1/3公開)

【ソーラーサイン・ハウスシステム(Solar sign house system)】
→【ハウスシステム】を参照

【ソーラーシステム(Solar system)】
→【ハウスシステム】を参照

【ソーラーチャート(Solar chart)】
ソーラーサイン・ハウスシステムを用いたチャートのこと。出生時間が不明な場合や、雑誌記事の12星座占いなどに幅広く活用されている。

【ソーラーリターン(Solar return)】
自分の生まれた時の同じ度数に、経過中(トランジットチャート)の太陽が回帰すること。太陽回帰ともいう。
>>命日と誕生日が同じ日になるのは意味がある かげした真由子の命日占い

【ゾディアック(Zodiac)】
→【黄道12宮】を参照。

【ソフトアスペクト(Soft aspect)】
天体同士が作るアスペクトのうち、セクスタイル(60度)やトライン(120度)などを指す。天体間のエネルギーがスムーズに働く。
>>ホロスコープのアスペクトを読み解くと行動パターンがわかる

【た】〜【と】|星読み用語集

【た】

【ターム(Term)】
古典占星術(伝統的占星術)で用いられるエッセンシャル・ディグニティの一つで、「境界線」を意味する。さほど大きな影響は与えないと言われている。

【太陽回帰】
→【ソーラーリターン】を参照。

【ダブルチャート(Double chart)】
→【二重円】を参照。

【ち】

【チャート(Chart)】
→【ホロスコープ】を参照。

【調停】
複合アスペクトのひとつ。オポジション(180度)の2つの天体に対し、もう1つの天体がトライン(120度)とセクスタイル(60度)を形成している。オポジションの緊張感を和らげ、対立を収束させるヒントを示すとされる。別名メディエーション(Mediation)。
>>占星術の複合アスペクト一覧①Tスクエア・グランドクロス・調停など

【て】

【ディグニティ(Dignity)】
天体が特定のサインやハウスに位置することで、その影響力が強くなるという考え方。古典占星術で用いられ、品位と訳される。サインとの関係を表す「エッセンシャル・ディグニティ」と、ハウスとの関係性を表す「アクシデンタル・ディグニティ」の2種類がある。

【Tスクエア(T Square)】
複合アスペクトのひとつ。3つの天体が、2つのスクエア(90度)と1つのオポジション(180度)を形成している状態。天体はいずれも同じ三区分に位置し、そこから課題がわかるとされる。
>>占星術の複合アスペクト一覧①Tスクエア・グランドクロス・調停など

【ディセンダント(DSC、Descendant)】
ホロスコープの軸(アングル)のうち、第6ハウスと第7ハウスの境界線に位置する感受点。どのように人と関わっていくか表す。対極にはアセンダント(ASC)がある。
>>ホロスコープのディセンダント(DSC)とは?意味と12星座別の特徴を解説!

【デーカン(Decan)】
1つの星座を3つ(約10度ごと)に区切り、より細密に読み解く手法。各星座の0度から第1デーカン、第2デーカン、第3デーカン。デークとも呼ばれる。

【デトリメント(Detriment)】
5つあるエッセンシャル・ディグニティのひとつ。ある天体にとって、滞在するサイン(星座)の向かい側のサイン(オポジションの関係)が、その天体が支配するサインである状態。たとえば金星(天秤座の支配星)が牡羊座(天秤座の向かい側のサイン)にある場合はデトリメントとなる。天体の影響力は弱まるとされる。

【天体】
占星術で読み解きに使用される、おもに太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10天体を指す。それぞれが異なる特徴を持つ。惑星と呼ぶこともある。
>>星読み(占星術)の天体の意味を解説!天体の位置関係や記号も紹介

【天文暦】
占星術で使用する場合、おもに太陽や月などホロスコープで扱われる天体の運行位置や日食・月食といった天象などの予報。天体暦とも呼ばれる。
>>星読みテラスの天文暦

【と】

【トゥルー・ノード(True node)】
細かい順行と逆行を正確に計算した正しい位置のドラゴンヘッドを指す。これに対し、平均値でおおよその位置のドラゴンヘッドは「ミーン・ノード」と呼ばれる。

【ドミサイル(Domicil)】
→【ルーラーシップ】を参照。

【トライン(Trine)】
ソフトアスペクトのひとつで、2つの天体が120度を形成していること。天体同士がお互いにフォローしあい、それぞれの良さを引き出しあうとされる。
>>ホロスコープのアスペクトを読み解くと行動パターンがわかる

【ドラゴンテイル(Dragon’s tail)】
太陽の軌道(黄道)と月の軌道(白道)が交差するの2つのポイントのうち、月が降りていくポイント(降交点)。様々な解釈があるが、「前世を含めた過去の自分」や「個人にとどまる自分」とされる。別名サウスノード。
>>ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルとは? 過去と未来の交差点

【ドラゴンヘッド(Dragon’s head)】
太陽の軌道(黄道)と月の軌道(白道)が交差するの2つのポイントのうち、月が昇っていくポイント(昇交点)。様々な解釈があるが、「未来の自分」「社会と結びつきたい自分」とされる。別名ノースノード。
>>ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルとは? 過去と未来の交差点

【トランジット(Transit)】
天体の「経過」のこと。トランジットチャートは天体の経過図のこと。本人の意思とは関係なく、環境や他人といった外部からもたらされる外的な影響が表される。

【トランジット法】
未来予知の方法のひとつ。調べたい時の天体の位置が、ネイタルチャート(出生図)の天体・感受点とどう関係しているか、またどのハウスハウスに位置するかを見て読み解く方法。
>>冥王星の「中年の危機」とは?乗り越える方法を知っておけば怖くない!

【トランス・サタニアン(Trans-saturnian)】
太陽系で土星よりも外側に軌道をもつ天王星・海王星・冥王星のこと。公転周期が長い。
>>【相性占い】トランスサタニアンのアスペクトで2人の人生観を知る!

【トリプル・コンジャンクション(Triple conjunction)】
木星・土星・冥王星が同じ位置で重なること。いずれも公転周期が長い天体なので、非常に珍しい現象。世界的に「偉大なる節目」と言われる。
>>2020年から世界は水瓶座時代へ!太陽を輝かせて自分を生きよう

【トリプルチャート(Triple chart)】
→【三重円】を参照。

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【な】〜【の】|星読み用語集

【な】

【ナチュラルサイン(Natural sign)】
第1〜12の各ハウスにとって、意味や象徴するものが共通しているサイン(星座)のこと。1ハウス:牡羊座、2ハウス:牡牛座、3ハウス:双子座、4ハウス:蟹座、5ハウス:獅子座、6ハウス:乙女座、7ハウス:天秤座、8ハウス:蠍座、9ハウス:射手座、10ハウス:山羊座、11ハウス:水瓶座、12ハウス:魚座。

【に】

【二区分】
12星座の特徴を、男性星座と女性星座という2つのタイプに分ける考え方。ポラリティとも呼ばれる。
男性星座:牡羊座・双子座・獅子座・天秤座・射手座・水瓶座
女性星座:牡牛座・蟹座・乙女座・蠍座・山羊座・魚座
>>【占星術二区分】シンプルだけど納得の男性星座と女性星座

【二重円】
異なる2つのホロスコープを重ねたもの。主に、相性を占うとき(2人のネイタルチャートを重ねる)、個人の人生の流れ・内面の変化を占うとき(ネイタルチャートとプログレス法のチャートを重ねる)などで用いられる。ダブルチャートとも呼ばれる。

【ね】

【ネイタルチャート(Natal chart)】
個人が出生した年月日・時刻と場所の情報で作られるホロスコープのこと。バースチャート、出生図とも呼ばれる。
>>【ホロスコープ作成編】あなたのホロスコープを無料で作成してみよう

【年齢域】
天体の特質を人間の年齢域(発達段階)に当てはめた考え方。月は0〜7歳、水星は7〜15歳、金星は15〜24歳、太陽は24〜34歳、火星は34〜45歳、木星は45〜57歳、土星は57〜70歳、天王星は70〜84歳、海王星は85歳〜死ぬまで、冥王星は死後とされる。
>>天体の年齢域から占星術の全体像をとらえよう

【の】

【ノーアスペクト(No aspect)】
他の天体とメジャーアスペクトを作っていない、孤立した天体のこと。個性が発揮されない消極的な場合と、個性が激しく暴走しやすい場合の両極端な解釈となる。
>>2020年10月牡牛座の満月は【自分軸の豊かさ】に気づくとき

【ノード(Node)】
太陽の通り道「黄道」と月の通り道「白道」の交点のこと。ルナノード、月のノード、とも呼ばれる。黄道に対して月が昇っていく交点(昇交点)はドラゴンヘッド(ノースノード)で、月が降りていく交点(降交点)はドラゴンテイル(サウスノード)。
>>ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルとは? 過去と未来の交差点

【は】〜【ほ】|星読み用語集

【は】

【バースチャート(Birth chart)】
→【ネイタルチャート】を参照。

【バーテックス(Vertex)】
卯酉線(PV)と黄道の交点(感受点)。バーテックスの反対側(180度)が「アンチバーテックス」となりこの2つの感受点は個人の使命や運命を表すとされている。
>>バーテックス・アンチバーテックスとは?意味と星座別の特徴を解説!

【ハードアスペクト(Hard aspect)】
天体同士が作るアスペクトのうち、コンジャンクション(0度)、スクエア(90度)、インコンジャンクト(150度)、オポジション(180度)を指す。天体の力が激しくぶつかり合い反発するなど、エネルギーが過剰な緊張状態とされる。難関突破の力として扱うこともできる。
>>ホロスコープのアスペクトを読み解くと行動パターンがわかる

【パート・オブ・フォーチュン(Part of Fortune、PoF)】
アラビア占星術で使われる感受点(アラビックパーツ)のひとつ。ネイタルチャートのASC(アセンダント)・太陽・月の正確な度数から計算して割り出される。その人の現世における開運ポイントを表すとされる。

【ハーフサム(Half-sum)】
ドイツの占星術家・エバーティンが考案した、感受点と感受点を結んで算出する中間点のこと。別名ミッドポイント。ハーフサム軸(ミッドポイント軸)とは、ハーフサムから45度間隔で点の位置を割り出し、対面の点と結んだ軸のこと。この軸に巡ってくるトランジット天体の影響を読み解く手法としてハーフサム(ミッドポイント)と呼ばれることもある。

【ハーモニクス(Harmonics)】
ネイタルチャートに一定数を乗じて出た値をもとに、新たに作成するホロスコープのこと。出生図をベースにして人生を段階的に深く読み解くことができる。別名、調波図。

【バイクインタイル(Bi-quintile)】
マイナーアスペクトのひとつで、2つの天体や感受点が144度を形成していること。特別な才能や精神的な努力を表す。
>>【バイクインタイル(144度)】の意味|マイナーアスペクト

【ハウス(House)
ホロスコープを12個の部屋に分けたもの。アセンダントが第1ハウスの起点となり、反時計回りに第2ハウス、第3ハウスと続く。星座(サイン(星座)の個性や力が発揮される場所・分野・方法などを表す。「室」とも呼ばれる。
>>ホロスコープのハウスとは?全12ハウスの意味や特徴を解説!

【ハウスシステム(House system)】
ハウスを分割する方法。数多くのハウスシステムが存在するが、星読みテラスでは日本でよく使われるプラシーダスを採用している。その他によく使われるハウスシステムは以下の通り。
コッホ:緯度が高い地域ではハウスの分割に偏りが生じてしまうというプラシーダスのデメリットに対処した方法。
ソーラーサイン・ハウスシステム:ASC(アセンダント)を、太陽があるサイン(星座)の0度に配置する方法。出生時間が不明な場合に使われることが多い。
ソーラーシステム:ASC(アセンダント)を、太陽の位置に配置する方法。第1ハウスの始まりが太陽の度数と同じになる。
>>ホロスコープのハウスとは?全12ハウスの意味や特徴を解説!

【バケット(Bucket type)】
ホロスコープ上で、ひとつの天体が孤立していて(シングルトン)、他の天体がその向かい側にずらっと並んでいる状態。星の分布がまるでバケット(かご)の取っ手の形に見えることが由来。取っ手の頂点にあたる天体の働きは重要で、ホロスコープ全体を統率する傾向がある。

【パラス(Pallas)】
火星と木星の間に存在する小惑星のひとつ。パラスの位置や角度により、内面にある男性性と女性性のバランスや性意識が読み取れるとされる。

【バンドル(Bundle type)】
ホロスコープ上の天体が、連続したサインに集まっている状態。スペシャリストの要素が強くあるとされる。

【ひ】

【品位】
→【ディグニティ】を参照。

【ふ】

【ファン(Fan type)】
ホロスコープ上で、ひとつの天体の向かい側に残りの天体が並んでいる状態。バケットと似ているが、対面に並ぶ天体がバンドル気味(サインに集中する)であることが異なる。エネルギーの流れもバケットとは逆で、ひとつ離れている天体から残りの天体へ拡散すると考えられている。

【フィクスド・サイン(Fixed signs)】
→【固定宮(こていきゅう)】を参照。

【ブーメラン(Boomerang)】
複合アスペクトのひとつ。同じく複合アスペクトの「ヨード」の頂点から、180度対極の位置に天体が入る状態。今世での使命や目的に気づける出来事があるとされる。

【フェース(Face)】
エッセンシャル・ディグニティのひとつ。影響力は最も弱いとされる。

【フォール(Fall)】
エッセンシャル・ディグニティのひとつ。天体がそのサイン(星座)に入ったとき、力が弱まる状態を指す。

【副支配星】
12星座(サイン)に支配星が定めれた時点では発見されていなかった天王星・海王星・冥王星の代わりに、当時割り当てられていた天体を指す。副支配星をもつのは蠍座(火星)・水瓶座(土星)、魚座(木星)のみ。
>>12星座の【支配星】とは意識や欲求を高めるもの【徹底解説】

【不動宮】
→【固定宮】を参照。

【プラシーダス(Placidus)】
ハウスの分割方法(ハウスシステム)のひとつで、日本でよく使われている。星読みテラスでもプラシーダスを採用している。
>>【基礎編】3天体からあなたの人生を読み解こう!星読み初心者コース

【プログレス法】
ネイタルチャートをベースに、ホロスコープを規則的に進行させて未来予測をする占い方。その規則にはセカンダリー・プログレッション(一日一年法)などがある。
→【セカンダリー】を参照。
>>占星術のプログレス法 ホロスコープで未来予測 読み方・意味とは

【へ】

【ベスタ(Vesta)】
火星と木星の間に存在する小惑星のひとつ。集中力を発揮する分野を表すとされ、仕事に対する能力などを知ることができる。職務というだけでなく、特定の趣味などを指すこともある。

【ベネフィック(Benefic)】
古典的占星術で「恩恵を与えること」が大きな特徴とされる天体のこと。代表格は木星と金星。次に太陽、月、水星とされる。吉星とも呼ばれる。

【ヘリオセントリック(Heliocentric)】
太陽を中心としてホロスコープを読む占星術。太陽系(太陽中心)のひとつである地球を自分自身と捉え、宇宙的な観点で自身を読み解くという特徴をもつ。地上的というより、宇宙的・より根源的な視点から自分を見ることができるとされる。
>>ヘリオセントリック占星術とは?一般的な占星術との違いを詳しく解説
>>【コラム】ジオとヘリオを繋ぐ道① 2つの星読みの世界観の違いとは?

【ペンタグラム(Pentagram)】
ホロスコープ上で、天体が五芒星(ごぼうせい)の形に並んでいる状態のこと。

【ほ】

【ボイドタイム(Void time)】
天体がメジャーアスペクトを形成したあと、次のサイン(星座)に入るまでに他のどの天体ともアスペクトを形成しない時間帯のこと。ボイドタイムは天体のエネルギーが効力を失うとされる。月のボイドタイムが広く知られているが、すべての天体にボイドタイムがある。

【ホームベース(Homebase)】
複合アスペクトのひとつ。グランド・セクスタイル(六芒星)の頂点のひとつが欠けた形。二重円で欠けている位置に経過中の天体が入るなど、欠けた頂点を補うような天体があると、グランド・セクスタイルと同じ作用があるとされる。
>>占星術の複合アスペクト一覧②ヨード・クレイドル・ホームベースなど

【ボール(Bawl type)】
10個の天体が連続する6つのサインに入り半円を作っている状態。ネイタルチャートにボールがある人は、物事を深く考え、自分自身をコントロールする能力に長けているとされる。経験を活かして成長したり人生を充実させたりする傾向がある。特に上半分・下半分・右半分・左半分の半球に集まっている場合、この個性傾向が強く出るとされる。

【ホラリー占星術】
質問した瞬間のホロスコープで占う西洋占星術。通常の占星術で用いる出生日時がわからなくとも占えるのが特徴。質問に対し「はい/いいえ」で答えることができたり、具体的な場所・時期などにも答えられる高度な占術とされる。占術としては歴史が古く、タロットカードと同じ卜術(ぼくじゅつ)にあたる。

【ポラリティ(Polarity)】
→【二区分】を参照。

【ホロスコープ(Horoscope)】
ある時点の天体の配置などが記されている円状の図のこと。星読みの基本情報となる。別名チャート。
>>【ホロスコープ作成編】あなたのホロスコープを無料で作成してみよう

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【ま】〜【も】|星読み用語集

【ま】

【マイナーアスペクト(Minor aspect)】
セミセクスタイル(30)、セミスクエア(45度)、クインタイル(72度)、セスキスクエア(135)、バイクインタイル(144度)、インコンジャンクト(150度)などがある。未来予測や複合アスペクトなどでは重要視されることもある。
>>マイナーアスペクトとは?意味と使い方|セスキコードレイトなど

【マジョリティ(Majority)】
→【グランド・コンジャクション】を参照。

【マレフィック(Malefic)】
古典的占星術で試練や困難、攻撃性といった形で、人生の転機や課題をもたらすとされる天体。土星、火星、天王星、海王星、冥王星が該当するとされる。凶星とも呼ばれる。

【マンデン(Mundane)占星術】
国家や大きな組織、政治や社会動向など、世の中の大きな流れや情勢を占う手法。個人ではなく、社会や集団といった規模の大きな対象を占うのが特徴。別名「社会占星術」とも言う。古代の占星術においてはマンデン占星術が主流であり、歴史は古い。
始原図はマンデン占星術で国全体を占うときに用いる。
>>マンデン占星術とは?国や組織、政治や社会動向など大きな流れを読む

【み】

【ミスティック・レクタングル(Mystic Rectangle)】
複合アスペクトのひとつ。2つのオポジション(180度)、2つのトライン(120度)、そして2つのセクスタイル(60度)で形成されている。生産的で、応用力・総合力に長けていることやクリエイティブな才能があることが特徴とされる。
>>占星術の複合アスペクト一覧②ヨード・クレイドル・ホームベースなど

【ミッドヘブン(Mid heaven)】
→【MC(エムシー)】を参照。

【ミッドポイント(Mid-point)】
→【ハーフサム】を参照。

【ミニトライン(Mini trine)】
複合アスペクトのひとつ。トライン(120度)を形成する2つの天体に対し、もうひとつの天体がセクスタイル(60度)を形成している状態。セクスタイルが刺激をあたえて、トラインによるマンネリ化を防ぐといわれる。
>>占星術の複合アスペクト一覧①Tスクエア・グランドクロス・調停など

【ミュータブル・サイン(Mutable signs)】
→【柔軟宮(じゅうなんきゅう)】を参照。

【ミューチュアル・レセプション(Mutual reception)】
ある2つの星に注目したとき、天体同士がそれぞれの支配星を交換している状態のこと。天体の力がより強く発揮されると考えられている。牡牛座の木星と射手座の金星はミューチュアル・レセプションとなる。
>>映画「天気の子」作品大ヒットの新海誠監督 2020年はどうなる?

【め】

【メジャーアスペクト(Major aspect)】
天体や感受点の角度(アスペクト)の中でも、特に大きな影響力がある角度。コンジャンクション(0度)、セクスタイル(60度)、スクエア(90度)、トライン(120度)、オポジション(180度)など。インコンジャンクト(150度)は、従来はマイナーアスペクトとされてきたが、近年はその影響力の大きさからメジャーアスペクトとして扱われることもある。
>>ホロスコープのアスペクトを読み解くと行動パターンがわかる

【メディエーション(Mediation)】
→【調停】を参照。

【や】〜【よ】|星読み用語集

【ゆ】

【ゆりかご】
→【クレイドル(Cradle)】を参照。

【よ】

【ヨード(Yod)】
ヨッドとも言う。複合アスペクトのひとつで、2つのインコンジャクト(150度)と1つのセクスタイル(60度)から形成される。「神の手」「神の指」とも呼ばれ、大きな使命を表しているとされる。
>>占星術の複合アスペクト一覧②ヨード・クレイドル・ホームベースなど

【四区分】
12星座の特徴を火・風・地・水という4つのエレメント(四元素)に例えて分類する考え方。エレメントによって価値観が異なる。
火:牡羊座・獅子座・射手座
風:双子座・天秤座・水瓶座
地:牡牛座・乙女座・山羊座
水:蟹座・蠍座・魚座
>>【占星術四区分】星座のエレメントでわかるあなたの価値観

【四元素】
→【四区分】を参照。

【四大小惑星】
ホロスコープで読み解きに用いられる主な小惑星のこと。セレス、パラス、ジュノー、ベスタがある。

【ら】|星読み用語集

【り】

【リターン(Return)】
トランジット(経過中)の天体が、ネイタルチャートの同じ天体の位置に重なる現象。回帰とも呼ばれる。リターン中は天体から強い影響を受けやすくなる。太陽の場合は、毎年の誕生日が「ソーラーリターン(太陽回帰)」で、自己実現のエネルギーが高まる。他にもジュピターリターンやサターンリターンがよく知られる。
>>命日と誕生日が同じ日になるのは意味がある かげした真由子の命日占い

【リターンチャート(Return chart)】
リターン図とも呼ばれる。
→【リターン】を参照。

【リリス(Lilith)】
火星と木星の間に存在する小惑星のひとつ。女性性の象徴とされ、秘めた魅力も表す。
>>占星術のホロスコープのリリスとは 12星座別あなたの深い欲求

【る】

【ルーラー(Ruler)】
→【支配星】を参照。

【ルーラーシップ(Rulership)】
5つあるエッセンシャル・ディグニティのひとつで、サイン(星座)と支配星の関係性のこと。天体の影響力がもっとも強いとされる。支配権とも言う。ドミサイルとも呼ばれる。

【ルナノード(Luna node)】
月のノード、とも言われる。
→【ノード】を参照。

【ルネーション(Lunation)】
→【月相】を参照。

【レボリューションチャート(Revolution chart)】
→【リターンチャート】を参照。

【ろ】

【六芒星】
→【グランド・セクスタイル】を参照。

【ロコモーティブ(Locomotive type)】
天体がホロスコープの3分の2に散らばっている状態。空白になっているサイン(星座)やハウスの課題に取り組もうと頑張って活動するといわれる。非常に努力する傾向がある。

【わ】|星読み用語集

【わ】

【惑星】
→【天体】を参照。

 

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ABOUT ME
久世麻紀子
久世麻紀子
星読みについては、感覚派から理論派へと発展させてお勉強中。趣味の登山で満点の星をテントから見上げるときが至福。あだ名はくぜっきー。