2023年8月2日、水瓶座(みずがめ座)で満月を迎えます。
星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
8月はどんな満月になるのか一緒に見ていきましょう!
2023年8月2日 日本時間3時31分ごろ、水瓶座(みずがめ座)で満月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。
満月は、新月から吸収してきた何かを外側に出していくタイミング。
何が満ちていて、どんなことを外側に出していけばいいのか見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪
Contents
2023年8月2日【水瓶座(みずがめ座)満月】ホロスコープを徹底解説
2023年8月2日 3:31ごろ、水瓶座(みずがめ座)で満月を迎えます。
「2023年8月の満月」の星読みをお伝えしますので、次の新月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用ください。
それでは、2023年8月2日の水瓶座満月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。
※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 水瓶座10度でおこる満月
【水瓶座10度】サビアンシンボル「一時的だと証明される人気」
どこにも属さない生き方を求めることを表す。自分のスタイルを貫きたいと思い、誰にでもできる仕事や、他者からの決めつけで割り振られた役割に染まりたくない。自分にしかできないことを見つけると、道が開ける。 - 満月(太陽/月)にアクセスする星達
【1】満月(太陽/月)と木星が固定宮のTスクエア
柔軟性の欠如による葛藤、意志の増幅、心機一転 - その他、特徴的な配置
木星と火星がトライン(120度):人生を楽しむ意欲、パワフル、ポジティブな活動力
水星と土星(R)がオポジション(180度):ネガティブ思考、不信感、苦労症、ひがみ
金星(R)・海王星(R)・冥王星(R)がヨード:人生を楽しむことは宿命である、過去の喜びに道を開くヒントがある
金星(R)とカイロンがトライン(120度):魂の傷が愛と喜びにより癒される
金星(R)と天王星がスクエア(90度):愛情や金銭に関する急変、経済観念の欠如、スキャンダル
冥王星(R)と海王星(R)と天王星が小三角形(60度):変革の方向性への納得感、深層心理の安定
ホロスコープを読むのが難しい…と感じる人は、下のボタンから星読みテラスのホロスコープを出してみてくださいね。
2023年8月の満月は【情熱の源泉を見出す満月】
2023年8月2日 日本時間3:31ごろ、水瓶座(みずがめ座)で満月を迎えます。
今回の満月を一言でいうと「人生に喜びと活力をもたらす情熱の源泉を見出す」満月です。
前回の7月18日蟹座新月は、「人生を楽しむか、それとも楽しまないのか」という究極の選択に迫られるようなタイミングでしたね。
あなたは今、どんな決意を胸に抱いているでしょうか?
人生を本気で楽しむことを決めて歩み始めた先で訪れる今回の満月では、いつもよりずっと強く自分の本音とつながるときとなりそうです。
今回の満月では、どんな思いを抱き、その思いをどのように活かすと未来の発展につながるのか?
水瓶座満月のホロスコープから詳しく読み解いていきましょう。
ぜひご自身と照らし合わせながら、最後までご覧くださいね。
いつもより強く本音を感じ取るとき|水瓶座満月
まず、今回の満月ではどのようなエネルギーが私たちを取り巻いているのか、水瓶座満月にアクセスする星から読み解いてみましょう。
夜空に浮かぶ満月は非常に美しいものです。
けれど占星術では月は、無意識に働く感情を司り、満月には月=感情が満ちるという意味もあります。
そのため、満月の前後は、気持ちがいっぱいいっぱいになったり、なんだかしんどい、と感じることも多いものです。
このように満月は自分の本音をありありと感じるタイミングですが、今回の満月は、いつもよりずっと強い感情の膨らみが生じるときとなりそうです。
というのも、今回の満月のホロスコープでは、満月(太陽・月)に対して、拡大発展を司る木星が葛藤の角度(90度)を2つ取るTスクエア(直角二等辺三角形)を作り、満月の緊張感をアップさせているからです。
Tスクエアでは、3つの天体が思い思いのほうへ向かおうとすることで、強い緊張感が生じます。
目標に向かっていても、別の方向へ引っ張られて前に進めない、そんな葛藤を抱く状態です。
ちゃんとTスクエアの意味や対策をお伝えしますよ♪
星が周期的に厳しい試練をもたらすのは、私たちに継続的な成長を促しているからです。
今回のTスクエアがもたらす大きな葛藤も、上手に活かすと、現状を打破していくための強力なパワーに変えていくことができますよ。
12星座の性質の分け方として、活動宮・柔軟宮・固定宮という3つのグループに分ける考え方があります。
今回、Tスクエアを形成している3つの天体は、全て固定宮に滞在しているんです。
固定宮とは?
分類される星座
牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座
意味合い
安定志向・固定化する・動かない・頑固など
この意味合いからも分かるように、固定宮のTスクエアは、お互いが頑固で譲らず、柔軟性がないことによって葛藤が生じます。
今回のTスクエアの場合は、
- 水瓶座の月
- 獅子座の太陽
- 牡牛座の木星
という3つの要素がぶつかりあって、脳内会議がまとまらず、動けなくなっている感じです。
Tスクエアの葛藤から抜け出すには、3つの天体が抱かせる思いをそれぞれ尊重しながら、柔軟に融合させていくことが必要となります。
自分の中にある情熱をコンパスにゆっくり動き出そう|水瓶座満月
それでは、今回の水瓶座満月のポイントとなる月・太陽・木星のTスクエアの意味を、ひとつずつ読み解いていきましょう。
<水瓶座の月>
水瓶座の月があなたに抱かせる思いは、今回の満月のサビアンシンボルからも読み取れます。
今回は水瓶座の10度で起こる満月であり、この度数には「一時的だと証明される人気」というサビアンシンボルがあてられています。
「一時的だと証明される人気」は、社会のいかなる役割にも同化することをやめて、どこにも属さない自由な生き方を求めることを表すサビアンシンボル。
風の時代の到来により、リモートワークなど時間や場所に制限されない自由な働き方や、SNSの発達で個人でも能力を発揮しやすい世の中になってきましたね。
様々な常識が崩され、「一個人としてどう生きるのか?」という、より本質的な生き方を自分に問いかけている人も多いでしょう。
水瓶座10度は、誰にでもできる仕事や、他者からの決めつけで割り振られた役割に染まりたくない気持ちも意味します。
<獅子座の太陽>
太陽は光まぶしく輝き、全ての中心となる星で、人生の目的や生命エネルギーを意味します。
また、今回太陽が滞在する獅子座のシンボルは、百獣の王ライオンで、一際目立つ存在です。
そのため、獅子座の太陽は、情熱的でドラマティックな人生を望みます。
自分の考えを曲げて他の人に従ったり、誰かに寄り添って生きたりするのではなく、自分らしく堂々と生きる姿を表します。
情熱を持って自分のやりたいことを貫き、周囲に一目置かれる影響力も持ち合わせています。
<牡牛座の木星>
Tスクエアの頂点にあたる木星は、拡大発展を司る星とされます。
木星が滞在する牡牛座は、五感や物質的豊かさ、金銭、マイペースな努力などを意味します。
また、木星には、情熱を司る火星が調和の角度を取っており、人生を楽しむ意欲や、ポジティブな活動力を注いでくれています。
木星が満月に与えているプレッシャーは、あなたの人生が豊かになる方向に、ゆっくりでも良いので具体的に動き出すことを後押ししているように思えます。
以上から、今回のTスクエアの意味をまとめると、
- 何にも縛られず自由に生きたい(水瓶座の月)
- 情熱的でドラマティックな人生を送りたい(獅子座の太陽)
という二つの異なる要素を満たした上で、現実的に豊かになれる努力の方向性を見出すこと(牡牛座の木星)が、満月の葛藤をプラスに変えるカギといえそうです。
これを例えるならば、地図のない人生の航海を創意工夫しながら進むという感じでしょうか。
最終目的地はわからないけど、とりあえず進むしかありません。
船の装備が今のあなたの能力で、道標となるコンパスはあなたの中にある情熱が向く方向といえるでしょう。
今持っている能力を何かの役に立てるように柔軟に工夫しながら、情熱に導かれる方向に進んでいくと、いつか見たかった景色が見られるのかもしれませんね。
ただ、自分のことは自分が一番よくわからないものだったりしますよね。
自分の人生を生きるためのヒントを、もう少し水瓶座満月のホロスコープから読み解いていきましょう。
コツがつかめると、自分でどんどんホロスコープが読めるようになりますよ。
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過去の喜びをじっくり振り返ろう|水瓶座満月
今回のホロスコープは、逆行する天体が多いという点もポイントです。
逆行期間 | 今回の満月で逆行中の天体/サイン |
5/2~10/11 | 冥王星/水瓶座→山羊座 |
6/18~11/4 | 土星/魚座 |
7/1~12/6 | 海王星/魚座 |
7/23~9/4 | 金星/獅子座 |
天体の逆行中は、その天体が司る事柄に関して、何かがストップする・遅れる・すれ違う・振り返る・戻るといった現象が起こりやすくなります。
そのため、逆行には、ネガティブなイメージを持っている方も多いかもしれませんね。
ですが見方を変えれば、過去や自分の内側を振り返り、歪みを調整するには有効な期間でもあります。
今回はゆっくり動く冥王星・海王星・土星が逆行しているため、これまでの自分について、じっくりと振り返ることが大切といえそうです。
また、逆行中の冥王星と海王星は、愛と喜びを司る金星と「ヨード」という特別な配置(複合アスペクト)を取っています。
ヨードは、前回新月(7月18日蟹座新月)でも生じていましたが、底辺は生産性の高い60度、頂点の星とは150度の角度を取って二等辺三角形を形成する配置です。
150度は一風変わった角度で、「占星術の構成要素である二区分・三区分・四区分すべてに共通点がない」という特徴があります。
共通した性質がなく異質なもの同士の関係性なので、天体同士を上手く連携させることが難しく、試練を感じやすい状態です。
そのため、150度が2つあるヨードは、別名「神の手」「神の指」とも呼ばれていて、まるで神に定められたかのように宿命を背負う、という意味があります。
その反面、150度の天体を上手く連携できれば天才的な才能を発揮できるともいわれています。
今回のヨードが、前回新月と異なるのは、二等辺三角形の頂点の金星が逆行中であるという点です。
今回、自分の潜在能力や、情熱が湧く対象を深く掘り下げるには、過去の喜びをじっくりと振り返ることが重要なのかもしれません。
あなたはこれまでの人生で、どんなときに喜びを感じてきたでしょうか?
この記事を読んで、あなた自身を深掘りするためのヒントを手に入れましょう♪
昔話に花を咲かせてみるのもオススメ|水瓶座満月
逆行中の金星には、変革を司る天王星が葛藤の角度を取り、また、癒しを表すカイロンが調和の角度を取っています。
生い立ちや今までの出来事を振り返って、人生の棚卸しをすることで、新たな発見があったり、喜びを数えることで心の癒しにもつながるのかもしれませんよ。
一方で、思考や情報を司る水星は、課題を司る土星と真正面から向き合って緊迫感があるため、過去を振り返ることで見たくないことや嫌なことも思い出してしまうかもしれません。
でも、そこで思考を止めてしまうのは、もったいないですね。
土星の逆行は、「社会から見た自分の役割」と「自分が取り組みたい役割」の歪みに目を向けて、調整していくことを促しています。
もし今の役割がしっくりこない場合は、あなたがどんなふうに変化していくと、人生の喜びが増えるのか、ゆっくりで大丈夫なので、自分の心を見つめ直してみましょう。
ただ、土星の強いプレッシャーで思考は少し偏屈になりやすいので、1人で考え込まないほうが良いかもしれません。
お友達や家族とお茶やランチをしながらリラックスをして、昔話に花を咲かせてみるのもオススメですよ。
あなたの過去は、あなただけのかけがえのない財産で、「人生の棚卸し」は「なりたい自分」になるための大切なプロセスでもあります。
満月からの2週間は過去をじっくり振り返って、自分自身への理解を深め、あなたに喜びと活力をもたらす情熱の源泉を見出していってくださいね。
こちらの記事をチェックしてみてくださいね♪
【まとめ】8月2日水瓶座(みずがめ座)満月から次の新月までの過ごし方
最後に、2023年8月2日の水瓶座満月から、8月16日の獅子座新月までの過ごし方のポイントを、3つにまとめておきましょう。
- 今回の満月はいつもより心の葛藤が増幅するとき。自分の本音をしっかり感じ取ろう
- 葛藤をもたらす複数の要因を柔軟な思考で融合させよう
- 過去の喜びを振り返って情熱の源泉を見出し、今後の努力の方向性を見直そう
以上です。
素敵な満月をお過ごしください。
YouTubeチャンネル『スピリチュアルリーダタロットと星読みの記事一覧ーズTV』でも、2023年8月2日の水瓶座満月について動画で解説しています。
ぜひご覧ください♪
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