2024年10月3日、天秤座(てんびん座)で新月を迎えます。
星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
今回の新月についての解説を担当します。
今月もみんなと楽しく星読みできたらうれしいな~♪
2024年10月3日、3時49分ごろ、天秤座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。
新月から吸い始めた何かを満月には表に出していきます。
今回は新月なので、何かを取り込み始めるタイミング。
何を取り込んでいけばいいのか、見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪
Contents
2024年10月3日【天秤座(てんびん座)新月】ホロスコープを徹底解説
2024年10月3日3時49分ごろ、天秤座で新月を迎えます。
「2024年10月の新月」の星読みをお伝えしますので、次の月食を伴う満月(2025年3月14日)までの約半年間の過ごし方のヒントとしてご活用ください。
※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 天秤座11度でおこる新月
眼鏡越しに覗き込んでいる教授」
【天秤座11度】サビアンシンボル「
他者の人生から学びを得て、自分の考え方も照らし合わせながら身に着けた独自の知恵を伝授する。相手目線で聞く伝える・コミュニケーションの達人 - 新月(太陽/月)にアクセスする星達
太陽/月と水星がコンジャンクション(0度)
目標や感情をスムーズに言語化する太陽/月と火星がスクエア(90度)
闘争本能、衝動、情熱、独立心 - その他、特徴的な配置
金星と火星がトライン(120度)
魅力、情熱的な恋愛、活発な創造活動金星と土星がトライン(120度)
蓄財力、献身的火星と土星がトライン(120度)
サバイバー的、自制心、努力家天王星と海王星がセクスタイル(60度)
理想の世界を作る、独特の才能、幻想の世界天王星と冥王星がトライン(120度)
今の社会を変えようとする欲求、根本的な変容海王星と冥王星がセクスタイル(60度)
神秘と変容の融合、スピリチュアル的なことへの関心カイロンと木星がセクスタイル(60度)
過去の傷を癒すための幸運な流れ
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2024年10月新月のテーマは【思いを使命に進化させる新月】
2024年10月3日、3時49分頃 天秤座で新月を迎えます。
今回の天秤座新月をひとことで言うと「思いを使命に進化させる新月」です。
しかも今回の天秤座新月は、日食を伴う特別な新月。
通常の新月は、次の満月(10月17日)までの約2週間が影響の範囲となりますが、今回は、次の月食(2025年3月14日)までの約半年間に渡って、影響力が続きます。
いつもより少し長いスパンで宇宙の配置と向き合えるからこそ、「使命」というような、大きなテーマも視野に入れることができるのです。
それでは、特別な新月のエネルギーをしっかり受け止めるために、星の配置を読んでみましょう。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
新月満月占い|この半年間を振り返ろう
まずは、半年前の天秤座満月(月食)について、振り返ってみましょう。
半年前の満月は「世界と調和し、願望実現する満月」でした。
この半年間で、内面ががらりと大きく変化するような経験をした人も多いはずです。
また、周囲の人たちと協力することで、描いていた夢が現実味を帯びてきた人もいるのではないでしょうか。
そんな人には、今回の天秤座新月のタイミングで、自分の方向性や取るべき行動が見えてくることでしょう。
ぜひ、新月のメッセージを活用して、更なる追い風を感じていきましょう。
一方で、まだちょっと方向性が絞れていないと感じている人も、この新月(日食)のエネルギーは、方向性を決めるのにぴったり。
これからお伝えする宇宙からのメッセージを受け取って、これからの方向性を定め、あなたの胸の奥に眠る「使命」を目覚めさせてくださいね。
新月満月占い|「使命」は「思い」の中に眠っている
今回の新月は日食を伴います。
そもそも日食とは、ドラゴンテイルかドラゴンヘッドが新月に重なっている状況を指します。
そして、ドラゴンテイルは「過去」や「これまでの縁」を指し、ドラゴンヘッドは「未来」や「これから取り組んでいく使命」を指します。
今回は、新月(太陽と月)にドラゴンテイルが重なって起こる日食です。
つまり、ドラゴンテイルのエネルギー(これまでの経験や縁の力)を、月(感情)や太陽(目的を持った行動)に乗せていくことを示しています。
そのため、過去の経験や縁を土台にし、自分の内なる感情に耳を傾け、明確な目標に向かって意識的に行動していくことが、未来や使命(ドラゴンヘッド)につながると言えるのです。
しかし、新月とドラゴンヘッドの関係性が、対立や緊張関係を示すオポジション(180度)であることからも想像できるように、使命までの道のりは平坦ではありません。
しかも、「使命」と聞くと少し重く感じて、簡単には向き合えないと感じてしまう人もいるかもしれませんね。
でも、身構えなくても大丈夫です。
今回の新月が示す「使命」は、あなたの心の奥の「思い」の中で眠っているものなのです。
もうすでに、あなた自身の中にあるものなら、思ったほど難しいことではないと感じられるのではないでしょうか?
あなたの心の奥にある「思い」を見つめて、「使命」に進化させるためのヒントを、星の配置からお伝えしていきますね。
新月満月占い|まずはやりきること
新月と重なっているドラゴンテイルは「過去」や「これまでの縁」を示すとお伝えしました。
また、ドラゴンテイルは「これまで十分にやってきたこと」なども表しています。
逆に言うと「十分にやりきっていない」と、ドラゴンテイルのエネルギーが不足して、ドラゴンヘッドの示す「未来」や「使命」までなかなか辿りつきません。
そのため、今回の新月からの半年間は、まずは「やりきること」が大切になります。
どんなことを「やりきる」ことで、使命につながる道が開けるのか、これから3ステップで紹介していきますね。
ぜひ実践して、あなたの「思い」を「使命」へとつなげてみてください。
初めてでも簡単に楽しく星が読めちゃう記事もチェックしてみてくださいね。
新月満月占い|Step1:感情を感じ切る
今回の新月の1つめのポイントは、新月にはたらきかけている火星です。
この火星が、新月と葛藤の角度(90度、スクエア)を形成し、私たちに揺さぶりをかけてきます。
さらにこの火星は、金星、土星とグランド・トラインを形成しています。
火星は蟹座、金星は蠍座、土星は魚座に位置し、水のエレメントによるグランド・トラインです。
水は感情を大切にするエレメント。
今回の新月から半年後の満月(月食)までの間は、あなたの感情を感じ切りましょう。
その中でも、とくに注目してほしい感情は、今回カギとなる天体である火星の示す「怒り」です。
火星の蟹座は「抱え込んだ怒り」を示します。
また、火星は蟹座の16度に位置していますが、これは真反対に位置する山羊座のエネルギーが侵入してくる度数です。
そのため、山羊座(地星座)の性質である「成果」を求めるあまり「こんなに頑張ってきたのに、なんで上手くいかないのだ!」という怒りが生まれるかもしれません。
さらに、木星とカイロンがタイトなアスペクトを形成していることから、過去に我慢した出来事や、ずっと抱え込んできた怒りを思い出してしまうこともありそうです。
過去の出来事が浮かんできたときは、当時の自分に対して「腹が立ったよね」「悔しかったよね」と共感して、寄り添ってあげると良いでしょう。
「私にも悪いところはあったはずだから…」や「あれも勉強になったと思おう…」など、周囲の事情を考慮したり、無理に前向きに受け止めようとする必要はありません。
このような考え方は素敵ですが、今回はただ「あなたがそのときどう感じたか」だけにフォーカスしていいのです。
ましてや「あれくらいのことで、私は怒ってはいない」などと、自分の気持ちをなかったことにもしないであげてください。
ただただ、あなたの感情を、そのまま受け入れてあげることが大切です。
グランドトラインや木星といった、幸運を象徴する配置や天体のサポートもあるので、受け入れられたあなたの感情は、これから進むためのエネルギーとなってくれるでしょう。
新月満月占い|Step2:感情から新たな願いを見つける
感情をキャッチし、感じ切ることが身に着いてきたら、次のステップに進みましょう。
冷静になってから、感情の根幹を見つめてみるのです。
すると、今回の新月のエネルギーを借りて、「新たな面」を見つけることができそうです。
というのも、新月を形成する太陽が天秤座、グランドトラインを形成する火星が蟹座に滞在していますが、これはどちらもフォール(下降)と呼ばれる配置です。
またグランド・トラインの一角である金星が蠍座にいる状態のことは、障害(デトリメント)と言います。
これらは、古典占星術におけるディグニティ(品位)と言う考え方に基づきます。
天体がフォールやデトリメントの配置においては「はたらきが弱まる」と考えることが一般的ですが、「変則的な面が出る」という捉え方もできます。
たとえば、友人の成功を素直に喜べず、なぜか怒りを感じているあなたがいたとします。
いつもだったら、怒りを感じるなんて、なんて小さい人間だろう!と自分を恥じて、反省してしまうかもしれません。
あるいは、怒りなんて感じていない、私は友人を祝福している、と思い込もうとするかも。
でも、今のあなたは、自分の中にある怒りを受け入れて感じ切った先に、新たに発見することがあるのです。
一例をあげると、あなたが怒りを感じているのは、成功した友人に対してではなく、彼女のように踏み出せていない自分自身だった、ということです。
このように、自分の感情を発端にして、その奥にある信念や願いに気付くことは、この新月ではとても大切なプロセスになります。
お馴染みの天体に、意外な天体も?初心者さんも楽しく見られる記事はこちら!
新月満月占い|step3:見つけた願いを言葉にする
感情を感じ切り、その感情からあなたの「願い」を見つけたら、今度はそれを伝えていきましょう。
今回の新月は、伝えることがとても得意な新月なので、このエネルギーを使わない手はありません。
まず、新月が滞在している天秤座。
天秤座は社交性が高く、相手に思いや考えを伝えることが得意な性質を持っています。
また、新月に水星が重なっていることも、感情を言葉にしたり、目標を言語化することを後押ししてくれます。
さらに、新月がいる天秤座11度のサビアンシンボルは「眼鏡越しに覗き込んでいる教授」。
このサビアンも、これまでの学びや知恵を人に伝授することがテーマで、相手に合わせて工夫しながら、伝える力を持っています。
あなたがどんな気持ちを抱えているのか、どんな願いを持っているのか、これからどうしていきたいのか、そういったことをどんどん言葉にしてみましょう。
誰かに知られることが恥ずかしかったら、最初は手帳やノートなどに書いておくだけでもかまいません。
ですが、手帳やノートに書いた「願い」が、あなたに浸透してきたら、いずれは誰かに話してみるといいですね。
誰かに伝えることで、あなたの「願い」を叶えるための協力者が現れたり、素敵な情報が手に入るようになったりと、実現に向けて具体的に動いていく力が得られそうですよ。
夢を実現するための工夫がいっぱいの手帳です♪
新月満月占い|「願い」も「使命」も最初からあなたの中にある
今回の新月では、土星、天王星、海王星、冥王星という、外側の天体全てが逆行中で、振り返りを促しています。
また逆行中の天体の内、天王星、海王星、冥王星はミニトラインを形成しています。
これら3つの天体は、社会の変容を象徴している天体です。
しかし、この時期は3つとも逆行中であることから、変化による世間の騒がしさが少し落ち着きます。
3ステップを通して、新たに見つけた願いは、もしかしたら、もっとずっと前からあなたの中に根付いていた願いなのではないでしょうか。
ただ、忙しさの中で忘れてしまったり、過去の失敗を通して無理だと諦めて眠らせてしまっていただけ。
けれども、天秤座新月のタイミングで怒りという形であらわれるほどに、実は強い思い入れがそこにはあったのです。
その怒りをしっかりと受け止めることは、あなたの願いや信念を明らかにしてくれるでしょう。
これまではどこか焦りながらがむしゃらにやってきたことも、今回の新月では、グランドトラインの後押しを受けて、喜びの方向へシフトさせていくことができるはずです。
今回の新月で、本来のあなたの願いや信念を取り戻し、あなたの「使命」へと進化させていきましょう。
でも実は他にも、月や金星など、他の星の星座からも、ひとりひとりの自分らしさや才能、運勢が分かるから、チェックしてみてね♪
【まとめ】10月3日天秤座(てんびん座)新月から次の魚座満月(月食)までの過ごし方
さて、今回の新月を読み解いてまいりましたがいかがでしょうか。
最後に、2024年10月3日の天秤座新月(日食)から、2025年3月14日の魚座満月(月食)までの過ごし方のポイントをまとめておきましょう。
- 自分の感情(とくに怒り)を受け入れて感じ切る
- 感情の根本にある願いや信念を見つめる
- 願いを言語化し、できたら誰かに伝えてみる
この3つのステップを実践してみることで、あなたの願いや信念を、使命へと進化させていくことができます。
天秤座新月は、本来のあなたらしい姿で生きていくための転機となるでしょう。
2024年10月の新月満月占い「10月3日天秤座(てんびん座)新月」のホロスコープ解説は以上です♪
素敵な新月をお過ごしください。
YouTubeチャンネル『みらいテラス』でも、星の流れについて動画で解説しています。
先生たちの声や表情を通して届けてもらえる星のメッセージは、文章で読んだときとは違ったヒントを受け取れることも多いんだ~♪
あなたらしい星読みを身に着けて、人生をもっと楽しくしちゃおう♪