命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
この記事では、四柱推命の大運の見方と過ごし方を解説します。
四柱推命では、自分の本質がわかるのはもちろん、1年ごとの運気や10年ごとの運気を知ることができます。
特に大運は、10年ごとの運気を読み解くことができる大切な節目。
四柱推命の大運を深め、人生の大きな流れや人生の節目を読み解いていきましょう。
Contents
- 四柱推命の大運とは【10年ごとの運気】を表す
- 四柱推命の大運は【通変星・十二運星・干支や五行の関係】で占う
- 大運【通変星】10種類の意味・過ごし方
- 大運【十二運星】12種類の意味・過ごし方
- 大運【胎(たい)】周囲の後押しを受け挑戦していく
- 大運【養(よう)】人の助けを受け天真爛漫に進む
- 大運【長生(ちょうせい)】信頼する人に囲まれぐんぐん成長
- 大運【沐浴(もくよく)】自由を謳歌し、のびのびと表現する
- 大運【冠帯(かんたい)】社交性を発揮し勢いよく前進
- 大運【建禄(けんろく)】堅実に目標を達成し成果を得る
- 大運【帝旺(ていおう)】大きな目標にリーダーとして挑む
- 大運【衰(すい)】知識と経験を武器にアドバイザーとなる
- 大運【病(びょう)】思考力と想像力をめぐらし優しさで包む
- 大運【死(し)】ストイックに物事をやりぬく
- 大運【墓(ぼ)】高い集中力と探究心で高みを目指す
- 大運【絶(ぜつ)】何にも縛られず変化を楽しむ
- 大運【干支や五行の関係】の意味・過ごし方
- 【まとめ】四柱推命の大運を知り活用していこう
四柱推命の大運とは【10年ごとの運気】を表す
四柱推命の【大運(たいうん)】は10年ごとの運気を表し、長期的な人生の流れや転機を読み解くことができます。
10年ごとに四柱推命の干支・通変星・十二運星という星が巡り、それぞれの星の性質や組み合わせを読み解くことで、約10年間の運気を掴むことができるのです。
大運で巡る星により、自分を取り巻く環境を事前に知ることができるので、あらかじめ準備をしたり心づもりをしておくことができます。
大運で巡ってくる星を知っておけば、大きな変化がありそうなタイミングが見えてきますね。
変化に向けて準備することもできそうです。
大運を読み解くことで、人生全体の大まかな流れを把握し、運気を味方につけた生き方にシフトチェンジしていきましょう。
四柱推命の大運は【通変星・十二運星・干支や五行の関係】で占う
10年ごとの運気を表す大運は、その期間に巡ってくる【通変星(つうへんせい)】や【十二運星(じゅうにうんせい)】を使って読み解きます。
また、巡ってくる【干支(かんし)】と自分の日干支に特別な関係がある場合、その10年間に現れる特別な運気として読み解きに加えます。
大運の【通変星】でどのように過ごせばいいのかを占う
【通変星】とは、自分の本質である日干から読み取れる「人生のテーマ」を叶えるために後押ししてくれる才能です。
大運で巡ってくる通変星は、その10年間に活かすとあなたがやりたいことの実現に近づけるという才能を示します。
自分の命式にある通変星が大運で巡ってきた場合、その能力を強める効果があります。
いつも以上に自分の才能を発揮させることができるでしょう。
自分の命式にない通変星が大運で巡ってきた場合、その能力をのばすチャンスとなります。
運気で巡ってきた通変星を上手に使うことで、これまで課題に感じていたことを打破したり、普段はできないような成果を残せるかもしれません。
人生を変化させるチャンスとして、大運で巡ってくる通変星を活かしていきましょう。
大運の【十二運星】で運勢の強弱を占う
【十二運星】は、「活躍のステージ」や「人生でどんなことに満足感を得るか」を表します。
大運では、巡ってくる十二運星が持つ示す運勢エネルギーや星の性質を使って、どんなふうに目的まで進んでいけば良いかを読み解きます。
運勢エネルギーが大きい十二運星が大運で巡ってきた場合、多くの人から援助を受けられるため、目的達成まではやく辿りつくことができます。
運勢エネルギーが小さい十二運星が大運で巡ってきた場合、目的達成まで少し時間がかかるかもしれませんが、自分のペースで進められたり、自分でコツコツと積み重ねていくことで目的達成という結果以外の実りを得られることも。
大運の十二運星を読み解くことで、巡ってくる運気と調和し、運気の波にスムーズに乗れるようになりますよ。
大運の【干支や五行の関係】で特別な運気を占う
大運は、干支や五行の関係などで、特別な運気を持つこともあります。
四柱推命の元になる考え方として【五行説(ごぎょうせつ)】があります。
五行説とは、木(き)・火(ひ)・土(つち)・金(きん)・水(みず)の5つの要素でこの世の全てが成り立っているという考え方です。
さらに、それぞれ「陰」と「陽」から成り立ちます。
5つの要素(五行)に対して陰陽の2タイプがあり、全部で10種類となることから【十干(じっかん)】となります。
この十干と十二支を組み合わせたものを干支といい、大運で巡ってくる干支と自分の日干支の間にどのような関係があるかで運気を占います。
この記事では、特に影響が大きい【大運天中殺(たいうんてんちゅうさつ)】と【大運律音(たいうんりっちん)】についても紹介していきます。
大運の通変星は、「活かすとやりたいことの実現に近づけるという才能」でしたね。
ということはじっくり腰を据えて物事に取り組むと、夢の実現に近づけるってことですね。
その調子で十二運星の読み解きにも挑戦してみましょう。
たっちゃんの大運の十二運星は何だったかな?
ということは、たっちゃんが今いる運気は・・・
たっちゃんは、何にチャレンジしたいですか?
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異常干支【甲戌(きのえいぬ)】について深めたい人はこちら
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大運【通変星】10種類の意味・過ごし方
大運の【通変星】を読み解くことで、その10年間をどのように過ごせばいいのかがわかります。
大運で巡ってくる通変星をうまく使いこなせている時はその通変星の良い面がでますが、振り回されている時は悪い面がでます。
まずは、どのような通変星が巡っているのかを知ることで星を使いこなせるようになりましょう。
天中殺周期もあわせて確認しておこう。
大運【比肩(ひけん)】自分で成し遂げる力が強まるとき
通変星の【比肩(ひけん)】は、自尊心・独立心・自己実現をテーマに持ち、惜しみない努力で自分の道を切り拓いていく力を後押ししてくれます。
大運で比肩が巡ってくる期間は、目標に向けて頑張る力が強まります。
達成したいことを決めて、実力を存分に伸ばせる環境を選ぶことがおすすめです。
星をうまく使いこなせている時は、「自分でやる」という気概にあふれ、自立と成長の機会に恵まれます。
まっすぐに前に進んでいくエネルギーを味方に、コツコツと努力を行い最後までやり遂げることができます。
星をうまく使いこなせていない時は、自意識が高まり我が強くなりすぎてしまいます。
「頑張りたい」という気持ちを持つことはとても素晴らしいのですが、周囲のアドバイスに耳を傾けることを意識すると、スムーズに進みやすくなりますよ。
大運【劫財(ごうざい)】チャレンジのとき
通変星の【劫財(ごうざい)】は、強い意志・頑張り・スケール感をテーマに持ち、周囲の人と協力して長期的な目標を達成する力を後押ししてくれます。
大運で劫財が巡ってくる期間は、他の人を巻き込み強い意志で達成する力が強まります。
達成するまでに長い期間かかる大きな目標を恐れずに掲げ、組織を作って実現していきましょう。
星をうまく使いこなせている時は、仲間とともに自分1人では成し遂げられないような大きなことをやりきり、達成感に包まれます。
夢に向かって諦めない強さを発揮できますよ。
星をうまく使いこなせていない時は、他人と比べて負けたくないという思いが強くなりがち。
自分の思い通りに進めるために、周囲を振り回してしまうことも。
謙虚さを忘れず、積極的に周囲に感謝を示すことがおすすめです。
大運【食神(しょくじん)】人生を存分に楽しめるとき
通変星の【食神(しょくじん)】は、遊び心・センス・おおらかさをテーマに持ち、屈託のない子どものような純粋さで周囲に愛される力を後押ししてくれます。
大運で食神が巡ってくる期間は、心の余裕ができ才能を開花させる力が強まります。
ありのままの自分で、心躍るわくわくすることに取り組みましょう。
星をうまく使いこなせている時は、おおらかな気持ちで愛嬌を発揮し、周りも自分も幸せな気持ちにできます。
なにか困ったことがあれば誰かが助けてくれるような強運に恵まれることも。
星をうまく使いこなせていない時は、周囲に甘えてわがままになりすぎたり、楽な方に流されやすくなります。
うまく進む時期だからこそ、すぐ諦めず努力を続けると活躍の幅がさらに広がりますよ。
大運【傷官(しょうかん)】直感を信じて技術を磨くとき
通変星の【傷官(しょうかん)】は、型破り・聡明・天性のセンスをテーマに持ち、鋭い直感を活かし、完成度の高いものを作り上げる力を後押ししてくれます。
大運で傷官が巡ってくる期間は、物事の本質を見抜き高い技術でオリジナルな世界を創造していく力が強まります。
繊細で豊かな感受性で得たインスピレーションを、心ゆくまで突き詰めていきましょう。
星をうまく使いこなせている時は、高い美意識とセンスを活かして芸術や技術の分野で才能を発揮します。
誰も真似できない孤高の存在として、他の人の憧れになることも。
星をうまく使いこなせていない時は、思い描く理想が高くなりすぎて、その通りに進まないことに対してイライラしがち。
自分にも他人にも厳しくなってしまうので、出来たところや良いところに目を向けてみましょうね。
大運【正財(せいざい)】生活が安定するとき
通変星の【正財(せいざい)】は、着実・正直・合理性をテーマに持ち、誠実に物事へ取り組む力を後押ししてくれます。
大運で正財が巡ってくる期間は、着実に信頼を重ね人脈や財を築く力が強まります。
結婚や不動産の購入、組織での出世など堅実な目標にむけ進んでいくことがおすすめです。
星をうまく使いこなせている時は、地道に進めることが苦にならず、気づけば想像以上の財を手に入れていることも。
これまでの取り組みが大きな評価を受けるという人も多い時期です。
星をうまく使いこなせていない時は保守的になり、融通を利かすことが難しくなりがち。
「今までこうだったから、これが正解」と思う気持ちをいったんおさえ、他の人の意見を取り入れてみると新たな道が開けますよ。
大運【偏財(へんざい)】お金を上手に使って増やせるとき
通変星の【偏財(へんざい)】は、多趣味多才・気遣い・柔軟性をテーマに持ち、たくさんの人と縁を結び大きなお金を動かす力を後押ししてくれます。
大運で偏財が巡ってくる期間は、考え方が柔軟になりビジネスで成功する力が強まります。
お金の使いどころを本能的にキャッチできるので、一時的には大きな出費でもロングスパンで考え投資を行いましょう。
「自分の特性や運気を詳しく知りたい」という人は四柱推命協会の無料講座もチェックしてみてね。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
星をうまく使いこなせている時は、社交性が増し気配り上手になるため、多くの人に慕われる人気者になるでしょう。
行動範囲が広がることで恋愛やビジネスの機会も増えそうです。
星をうまく使いこなせていない時は、相手を気遣いすぎて優柔不断になってしまうことも。
相手を嫌な気持ちにさせないコミュニケーションが上手なので、嫌なことがあればキッパリ断っても大丈夫。
断ることで生まれた余白に新しいチャンスが舞い込んできますよ。
大運【正官(せいかん)】自分の進むべき道がはっきりするとき
通変星の【正官(せいかん)】は、気品・信用・品行方正をテーマに持ち、誠実にやり遂げ結果に繋げる力を後押ししてくれます。
大運で正官が巡ってくる期間は、感情に流されず行動し責任を持って完遂する力が強まります。
自分が何を大切に進めば良いかわかるため、腰を据えてじっくり取り組むことがおすすめです。
星をうまく使いこなせている時は、社会の中で自分の立ち位置がはっきりし、天職や自分の使命に目覚めることも。
今まで取り組んできたことで評価を受けたり、お付き合いが結婚に発展することもありそうです。
星をうまく使いこなせていない時は、自尊心がプライドの高さに繋がってしまいがち。
本当に大切なものはなにかを考えることで、星の後押しを受けながら「負けるが勝ち」を選ぶことができるでしょう。
大運【偏官(へんかん)】行動力が高まるとき
通変星の【偏官(へんかん)】は、責任感・人情・革命をテーマに持ち、情に厚いリーダーとして目標を達成していく力を後押ししてくれます。
大運で偏官が巡ってくる期間は、行動的で前進力に富み、周囲をまとめる力が強まります。
やる気とバイタリティにあふれ、動くことで良い結果をうむため、良いと思ったらためらわず行動にうつしましょう。
星をうまく使いこなせている時は、自分の良しとする方法で進めていくと周囲から頼られ物事をぐいぐい進めていけます。
「ちょっと難しいかな」と思うことでも果敢に挑戦することで、新たな道を切り拓けるでしょう。
星をうまく使いこなせていない時は、ちょっぴり強引に物事を進めがち。
とても大きなエネルギーを持っているからこそ、打ち込む先を見つけるとリーダーとしての人望が集まりますよ。
大運【印綬(いんじゅ)】知識習得の意欲が高まるとき
通変星の【印綬(いんじゅ)】は、学問・名誉・思いやりをテーマに持ち、物事を深く考え知識を習得していく力を後押ししてくれます。
大運で印綬が巡ってくる期間は、学ぶ意欲が高まり内面的な成長を遂げる力が強まります。
伝統を受け継ぎ、今いる環境で学びを深めていくと安定した成果を手にできるでしょう。
星をうまく使いこなせている時は、知識習得への意欲が高まり堅実に勉強や仕事を行えるため、これまで積み重ねてきた努力が実績として評価されることも。
根気よく相手に向き合えるため、学んだ内容を他の人に教え広めていくこともおすすめです。
星をうまく使いこなせていない時は、じっくり考えすぎた結果、行動にうつすことをためらいがちに。
もし不安が大きくなってしまったら、考える力を活かして対策まで準備しておくと安心して動けるようになりますよ。
大運【偏印(へんいん)】変化を恐れず自分を磨くとき
通変星の【偏印(へんいん)】は、個性・発想力・自由奔放さをテーマに持ち、旺盛な好奇心で世界を広げる力を後押ししてくれます。
大運で偏印が巡ってくる期間は、環境の変化や価値観が変わり自分をアップデートする力が強まります。
今まで当たり前だと思っていたことを続けるのではなく、積極的に変化を楽しむと唯一無二の個性を発揮できるでしょう。
星をうまく使いこなせている時は、興味の赴くままに新しい知識の習得を行い、自分を成長させていきます。
変化を前向きに受け入れることで、しがらみから解放され自由を謳歌する人も。
星をうまく使いこなせていない時は、興味の幅が広いがゆえに次々に夢中になるものが変わってしまいます。
そんな姿に対し、まわりからは「飽きっぽい人」と思われてしまうかもしれません。
「自分の好き」を追求する姿勢は持ちつつ、「ここまでやったら次にうつる」という基準をあらかじめ決めておくこともおすすめです。
この時期に、四柱推命やスピリチュアルの学びを深めるのもおすすめ。
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大運【十二運星】12種類の意味・過ごし方
大運【十二運星】を読み解くことで、才能を活かせる環境や条件がわかります。
四柱推命では、どちらかに極端に触れることがない状態である「中庸」を大事にしているため、運気にも波が存在します。
もともとの四柱推命では、運勢エネルギーが大きければ運気を「吉」、小さければ運気を「凶」としていました。
しかし、優しい四柱推命では、「今、自分がどのような運気の中にいるかを知ること」が大事だと考えています。
たとえ自分の思い通りに行かないことがあっても、運気を確認しながらその運気にあった行動を心がけ、運気の波に調和することで良い結果をもたらしますよ。
運気は知ってこそ、活かせるものです。
自分を取り巻く運気を知ることで、運気に流されるのではなく、運気を活用していきましょう。
運気を知ることで活用していこう♪
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
大運【胎(たい)】周囲の後押しを受け挑戦していく
十二運星の【胎(たい)】は、お腹の中に宿った命の状態を表し、運勢エネルギーは3です。
胎児が母親のおなかの中で変化しながら成長するように、新しいことにトライできる環境で力を発揮します。
大運で胎が巡ってくる期間は、同じところにとどまらず新しいことにためらわず挑戦していくことがおすすめです。
胎児がお腹の中で大切にされることもあり、胎は周囲から好感をもたれ応援を受けるという性質があります。
運勢エネルギーは3と小さめだからこそ、やりたいことは積極的に挑戦しつつ、困ったらまわりの人を頼るほうが不思議とうまく進むことも。
やってみてしっくりこなかったら、次の可能性を信じて違うことに挑戦するのも良いでしょう。
大運【養(よう)】人の助けを受け天真爛漫に進む
十二運星の【養(よう)】は、保護者に守られ育てられる赤ちゃんの状態を表し、運勢エネルギーは6です。
赤ちゃんが家族をはじめたくさんの人に大切にされるように、人に囲まれる環境で力を発揮します。
大運で養が巡ってくる期間は、明るくのんびり自分の好きなことを思う存分楽しむことがおすすめです。
胎と同じく運勢エネルギーは6とそこまで大きくはないからこそ、多くの人に助けられて成長していく時期でもあります。
素直に甘えることで実は相手に役目を与えられると考え、周囲から向けられる優しさをありがたく受け取っていきましょう。
大運【長生(ちょうせい)】信頼する人に囲まれぐんぐん成長
十二運星の【長生(ちょうせい)】は、すくすくと成長する幼児期の状態を表し、運勢エネルギーは9です。
子どもではあるものの一人前の人間として自我があるように、尊重され信頼関係を築ける環境で力を発揮します。
大運で長生が巡ってくる期間は、旺盛な知識欲や習得欲を活かし、興味を持ったら積極的に行動していくと活躍の幅が広がりますよ。
また、長生は「長男長女」を表す星でもあることから、いつのまにか長子のようなまとめ役を任されているということも。
運勢エネルギーも9と比較的大きめなことから、みんなに信頼されるリーダーシップを発揮したり、みんなを見守り許す懐の深さを活かした調整役もおすすめです。
大運【沐浴(もくよく)】自由を謳歌し、のびのびと表現する
十二運星の【沐浴(もくよく)】は、中学生から20歳ごろのセンシティブな思春期の状態を表し、運勢エネルギーは7です。
青春時代は多感で鋭い感性と外の世界への憧れを持つように、束縛のない自由な環境で力を発揮します。
大運で沐浴が巡ってくる期間は、常識や世間体に縛られず、豊かなセンスで自分の感じるままを素直に楽しむことがおすすめです。
沐浴は「巣立ち」を表す星でもあることから、生まれた土地や家を離れたり、海外に縁がある時期になる可能性も。
夢と冒険心をもって様々な経験を積むうちに、気づいたら一回りも二回りも成長した自分に出会えますよ。
大運【冠帯(かんたい)】社交性を発揮し勢いよく前進
十二運星の【冠帯(かんたい)】は、20歳から30代前半の社会に出たての若者の状態を表し、運勢エネルギーは10です。
新成人がフレッシュなエネルギーにあふれるように、目標に向かって突き進める環境で力を発揮します。
大運で冠帯が巡ってくる期間は、失敗も糧にできる強さを持つため勇猛果敢に挑戦することがおすすめです。
大きな運勢エネルギーを持ち、常に注目される華やかさがあります。
強い推進力を持つため、組織から飛び出し独立するのも良いでしょう。
自分の意見を大事にし、目標の達成に向け勢いよく進むのにぴったりの時期です。
大運【建禄(けんろく)】堅実に目標を達成し成果を得る
十二運星の【建禄(けんろく)】は、一人前として活躍する社会人の状態を表し、運勢エネルギーは11です。
今までの努力が実り成果を受け取ったり責任ある立場を任されていく壮年期のように、着実に前進し成果をだせる環境で力を発揮します。
大運で建禄が巡ってくる期間は、与えられた役割に粘り強く取り組んでみましょう。
身につけた知識や経験を活かすだけでなく、観察力に優れ改善点を的確に指摘できるため今あるものを発展させていくこともおすすめです。
日々の努力を惜しまない姿勢は周囲から好感を持たれ、目上の人からも可愛がられます。
大きな運勢エネルギーを活かし、周囲のサポートと自分でやり遂げる力の両方を発揮すると、非常に大きな成果を得られるでしょう。
大運【帝旺(ていおう)】大きな目標にリーダーとして挑む
十二運星の【帝旺(ていおう)】は、人生でもっとも充実した壮年期の状態を表し、運勢エネルギーは12です。
長期間をかけて社会的地位を築きながら頂点を迎えた人物のように、決定権を持ちトップに君臨する環境で力を発揮します。
大運で帝旺が巡ってくる期間は、カリスマ性と統率力を活かして大きな目標に挑戦していくことがおすすめです。
十二運星で1番大きな運勢エネルギーを持つ帝旺。
やりたいことがあるならぜひこの時期に挑戦してみて。
たとえ失敗しても強い意志で困難を乗り越え、最終的には必ず達成に繋げられるでしょう。
大運【衰(すい)】知識と経験を武器にアドバイザーとなる
十二運星の【衰(すい)】は、ピークを終え落ち着いた円熟期の状態を表し、運勢エネルギーは8です。
豊富な知見を活かしてみんなを見守る長老のように、これまでの知識や経験をいかせる環境で力を発揮します。
大運で衰が巡ってくる期間は、みんなに頼られるアドバイザーとして一歩ひいた立場で誰かの夢を後押しすることがおすすめです。
冷静に状況を捉え、慎重に検討をして物事を進められる時期です。
運勢エネルギーは大きめのため、自分が中心となって行動することもできますが、サポート役にも向いています。
最前線にたたずとも、調整役として関わることで大きな感謝を受け取れますよ。
大運【病(びょう)】思考力と想像力をめぐらし優しさで包む
十二運星の【病(びょう)】は、病に伏せって身体が自由に動かない状態を表し、運勢エネルギーは4です。
病で身体が自由に動かないかわりに思考が鋭くなっているように、思考を膨らませ空想力を活かせる環境で力を発揮します。
大運で病が巡ってくる期間は、豊富なイマジネーション力を活かして芸術を極めたり、人を思いやり支えることがおすすめです。
豊かな想像力で相手の感情をキャッチできるため、本人が言葉にできない思いを汲み取って手助けすることができます。
運勢エネルギーがあまり大きくない時期だからこそ、まわりを献身的にサポートすることで後押しを受けることに繋がりますよ。
大運【死(し)】ストイックに物事をやりぬく
十二運星の【死(し)】は、肉体から魂が離れようとする瞬間の状態を表し、運勢エネルギーは2です。
死が物事の終わりや区切りをつけるように、完遂に向けストイックに取り組める環境で力を発揮します。
大運で死が巡ってくる期間は、決して諦めず最後まで物事に取り組むことがおすすめです。
霊感・直感が非常に鋭くなる時期のため、相手の気持ちを察知したり未来を見通すなど不思議な力を発揮する人も。
死は精神も肉体も無い世界であるため、目標達成に向け自由な発想でフラットに臨めますよ。
神社参拝などは開運につながる行動としておすすめだよ。
自分にぴったりの神社を探したい人はこちらをチェックしてみよう。
四柱推命の学びを深めたい人は、無料講座に参加してみましょう。
大運【墓(ぼ)】高い集中力と探究心で高みを目指す
十二運星の【墓(ぼ)】は、お墓に埋葬された状態を表し、運勢エネルギーは5です。
地中にあるお墓の中では身動きがとれないように、ひとつのことに集中しコミットできる環境で力を発揮します。
大運で墓が巡ってくる期間は、エネルギーを一点に集中させとことん探求することがおすすめです。
外部からの影響をあまり受けにくい時期のため、興味を持ったことに対して飽きることなく探求するのにぴったり。
一方でちょっぴり内にこもりがちなので、周囲と関わりを持つよう意識してみて。
ひとつの目標に向かって忍耐強く信念を貫くあなたに、周りは信頼を寄せていますよ。
大運【絶(ぜつ)】何にも縛られず変化を楽しむ
十二運星の【絶(ぜつ)】は、肉体を失い魂となった状態を表し、運勢エネルギーは1です。
魂が肉体から離れ何にも縛られていないように、自由でひらめきを活かせる環境で力を発揮します。
大運で絶が巡ってくる期間は、常識に囚われない発想力と順応性を活かしスピーディに行動することがおすすめです。
なんの制限も受けず自由に振る舞えるのがこの時期の魅力です。
時間的制限がないため、同時にいくつもの役割や仕事を担うことも可能ですし、未来を憂いたり過去に引っ張られること少なめ。
どんな状況にも合わせられ、何にでもなれる順応性があるため、変化に富んだ刺激的な生活を送る人もいるでしょう。
大運【干支や五行の関係】の意味・過ごし方
大運で巡ってくる干支と自分の日干支の間に、特別な関係がある場合、その期間に影響を及ぼします。
今回は、特に影響が大きい【大運天中殺(たいうんてんちゅうさつ)】と【大運律音(たいうんりっちん)】について紹介します。
大運天中殺は、自分の天中殺グループ(子丑・寅卯・辰巳・午未・申酉・戌亥)の十二支が大運で巡ってくる時期です。
基本的な性質や過ごし方は年運で巡ってくる天中殺と変わりませんが、大運天中殺は10年間と長期になる分、影響力が増すと考えられています。
大運律音は、自分の日干支と、大運で10年ごとに巡ってくる干支が同じになる状態です。
自分の本質である日干支と環境を表す大運が一致することから、非常に後押しを得やすい時期。
やりたいことがあれば、ためらわず実施してみて。
思いがけない大きな成果を得ることができますよ。
大運【天中殺(てんちゅうさつ)】予想を超える成長の可能性を秘めた期間
天中殺とは12年に1度やってくる「予想外の出来事が起こりやすい2年間」のことです。
天中殺の時期に生き方を見直すことで、人生をステージアップさせるチャンスとして活かすこともできます。
大運天中殺も基本的には年の天中殺と同じ意味を持ちますが、運気の波の動き方が異なります。
年の天中殺は、過ごし方によって運気の波全体のステージアップが臨めます。
一方、大運天中殺では20年間の最後の5年に元の運気に戻る動きができます。
運気の波が大きいからこそ、飛躍の時期に繋げることもできます。
大運天中殺の時期に運気の波が飛躍する場合、最初の15年間で大きな後押しを得ます。
これまで取り組んできたことが大々的に認められたり、場合によっては自分の実力以上に評価されることも。
やればやるだけ、やった以上の成果を得られるため、頑張ってきた人にとってはボーナスタイムといえるでしょう。
最後の5年間では、上昇していた運気の波が元に戻る動きをとります。
そのため、人によっては「下降した」と感じることも。
ボーナスタイムで得た成功に執着せず、その期間に得られたものを世のため人のために使っていけるようになると良いでしょう。
大運天中殺の時期に運気の波が下降する場合、最後の5年間は浮上のタイミングとなります。
運気が上向くタイミングを知り、それまでに準備をしておくことで、大運天中殺を成長させるチャンスの時期に変えられますよ。
大運【律音(りっちん)】大きな飛躍が見込める期間
大運律音とは、巡ってくる大運の干支と自分の日干が同じになる状態です。
自分の本質を表す日干と、自分を取り巻く環境を表す大運の日干が同じになることから、社会と調和しながら大きな活躍を遂げる10年となるでしょう。
自分が「やりたい」と思ったことが、まさに社会で求められているものと一致する期間です。
多くの後押しを受けやすいため、やりたいことがあれば積極的に言葉にして行動に移しましょう。
そんなあなたをみて、思わぬサポーターが現れますよ。
【まとめ】四柱推命の大運を知り活用していこう
この記事では、四柱推命の大運の見方と過ごし方について解説しました。
人生の大きな流れや人生の節目がわかる大運を読み解くことで、人生の大まかな設計図が手に入ります。
大運を知ることで、運気に流されるのではなく運気を味方につけた生き方にシフトチェンジしていきましょう。
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