命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
年・月・日には、それぞれ干支(かんし)が割り当てられています。
そもそも干支とは、【十干(じゅっかん)】と【十二支(じゅうにし)】の組み合わせのことで、全部で60種類あることから総称して六十干支(ろくじっかんし)とも呼ばれます。
この記事では、六十干支の27番目である甲寅(きのえとら)が巡るときの運気のムードや、おすすめの過ごし方をお伝えします。
Contents
甲寅(きのえとら)は51番目の干支で【春の始めの大樹】を表す
干支(かんし)は全部で60種類あり、年や月、日ごとにどの干支が割り当てられるかが決まっています。
たとえば、2025年は巳年ですが、干支でいうと乙巳(きのとみ)の年です。
また、2025年1月は丁丑(ひのとうし)の月、2025年1月1日は庚午(かのえうま)の日というように、年・月・日それぞれに干支が決められています。
干支は60種類あることから、年の干支は60年、月の干支は60ヶ月、日の干支は60日で1周します。
おすすめの過ごし方を知ることで、運気の波にスッと乗るヒントにしていこう♪
では、干支が持つムードと干支が持つ星を掛け合わせて庚辰の運気を読み解いていきましょう。
甲寅が巡る年・月・日のムードは【春の始めの大樹】
どのような運気か知るために、まずは甲寅(きのえとら)が持つムードをつかみましょう。
【甲(きのえ)】の五行は「木」で、自然界で例えると「大木・大樹・幹のしっかりした木」を表します。
そして【寅(とら)】は、季節の中でも「春の始まり」を表す十二支です。
よって甲寅(きのえとら)の運気が巡ってくると、春の始めの大樹のようなムードに包まれるとイメージできます。
甲寅が巡る年・月・日の星は【比肩・建禄】
次に、甲寅が持つ星の性質から、甲寅の運気が巡るときのテーマを考えます。
甲寅が持つ星は、
です。
通変星は、どのような強みを持っていて、どんなことが得意なのかを教えてくれる星です。
自我の星である比肩は、自分の実力で目標を達成していくことが得意という性質を持ちます。
十二運星は、どのような場面だと才能を発揮しやすいかを示してくれる星です。
「一人前として活躍する社会人のエネルギー」を持つ建禄は、責任感をもって物事を一つひとつ着実にこなしていく力をもたらします。
つまり、ハードルが高いと感じることにもコツコツ取り組むと、自分の力で物事を解決していく力が身に付き、達成感も得られやすいと読み解くことができます。
甲寅が巡る年・月・日の運気はどうなる?
では、春の始まりの大樹という甲寅が持つムードに、通変星の比肩・十二運星の建禄がもたらすテーマを組み合わせると、どんな運気が巡るでしょうか。
春のあたたかな空気の中でまっすぐと立ち、空へ向かって枝葉を伸ばす成長期の樹木。
こうしたイメージのように前向きに努力を惜しまず行動すると、自我の星である比肩の後押しを得て、さまざまな経験を成長の糧にすることができるでしょう。
着実に実績を積み重ねる建禄が巡ってきているため、初めてのことにも粘り強く取り組め、挑戦して得たものは自分をアピールするための強みに変えていけるとも考えられます。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
命式であなただけの開運日・月・年を調べよう
巡る干支とあなたが命式の中に持つ干支の関係性によっても、運気からどのような影響を受けるかが変わってきます。
特に運気の影響を受けやすいのは、あなたの日柱にある干支との相性です。
オレンジで囲まれた部分に書かれているのが日柱の干支です♪
この干支と、運気で巡る干支との関係性をチェックしましょう!


チャンス到来!甲寅が巡る年・月・日が幸運期になる人
ここでは、甲寅が巡る年・月・日に、運気の後押しを受けられる日柱の干支の代表例を取り上げて紹介します。
あなたの日柱の干支が甲寅(きのえとら)のときは、大きな後押しを受けられるタイミングです。
運気と足並みがピッタリそろったように、やりたいことを叶えるチャンスがやってきます。
夢を叶えるための道が最短距離で開いていると思って、アクティブに行動を起こしてみて。
周りからも力強く背中を押してもらえるので、清々しい達成感と自信を得られるでしょう。
律音の過ごし方を詳しく知りたい人は、下の記事をチェックしよう♪

日柱干支が己巳・己卯・己丑・己酉・己未の人
あなたの日柱の干支が、己巳(つちのとみ)・己卯(つちのとう)・己丑(つちのとうし)・己亥(つちのとい)・己未(つちのとひつじ)のいずれかにあてはまる場合、世界観が広がるタイミングです。
一つの種からたくさんの実が収穫できるように、この時期はこれまでとは違うことにも興味が出てくるかもしれません。
学習意欲の高い己さんの知識を活かして、新しく広がった世界からも学びとアイデアを取り入れていきましょう。
干合のおすすめの活用方法は下の記事でも解説しているよ!

日柱干支が丁亥・己亥・辛亥・癸亥の人
あなたの日柱の干支が、丁亥(ひのとい)・己亥(つちのとい)・辛亥(かのとい)・癸亥(みずのとい)のいずれかにあてはまる場合、安心して個性を発揮できる時期です。
協力してくれる人が現れたり、自身の決断力が高まったりすることで、状況があなたに味方してくれますよ。
十二支の【亥】を持つ人は、思いを胸にひた走るタイプ。
成功を信じて進めば、大きな発展が望めるでしょう。
支合について解説している下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね♪

日柱干支が甲午・甲戌の人
あなたの日柱の干支が甲午(きのえうま)・甲戌(きのえいぬ)にあてはまる場合、大きな変化を経験できるタイミング。
この時期は人生がギュッと濃縮されたような、豊かな流れが巡ってくるでしょう。
直感を信じてパワフルに進んでいくと、自らの意志で懸命に努力を重ねることができる甲さんの素質が後押しとなって、急成長を遂げられそうですよ。
味方となる十二支が運気で巡ってくるから、後押しを受けられるんだよ!

甲寅が巡る年・月・日はちょっと注意が必要な人
ここでは、甲寅が巡る年・月・日に、運気の影響を受けて、今までとは違う変化が起こりやすい日柱の干支の代表例を取り上げて紹介します。
日柱干支が庚申・戊申の人
あなたの日柱の干支が、庚申(かのえさる)・戊申(つちのえさる)のいずれかにあてはまる場合、新たなステージへ進むタイミングです。
今まではうまくいっていたことが通用しなくなり、大きな方向転換や別れを経験するかもしれません。
庚申さんは、あなたの大事なものをこれからも大事にできるように、必要なくなったものは自分から手放してみて。
戊申さんは、つらくなったときには他の誰かの視点を借りてみると、「こんなこともあるよね」と気持ちがふっと軽くなって未来へ一歩踏み出せそう。
どんなことが起こっても、自分の中にある軸を見失わないことで、経験をプラスに活かせるようになりますよ。
心配になってきちゃいました。
天剋地冲は「破壊と再生のエネルギーを持つ」とも言われているからこそ、どんなものか知って活かしていくことが大事なんだよ。
天剋地冲のおすすめの過ごし方を詳しく解説しているので、上手に運気を乗りこなしていきましょう♪

日柱干支が己亥の人
あなたの日柱の干支が、己亥(つちのとい)の場合、人生の大波を経験できるタイミング。
ネガティブなことがあった後に幸運がやってくる場合も、その逆もあり得る時期です。
長い人生の中で誰にでも訪れる、自らの器を広げてくれる運気が巡ってきています。
起こったことにどう反応し、どう受け取るかを試されているような感覚になるかもしれませんが、全体のバランスに目を向けて、冷静に過ごしていきましょう。
だから良いものが重なったことで運気がプラスになりすぎないよう、マイナスも起こることでバランスをとっているんじゃないかな。
ちなみに、干合と支合が重なった関係を【晦気(かいき)】と呼びます。

日柱干支が甲申の人
あなたの日柱の干支が、甲申(きのえさる)の場合、やり直しのタイミングです。
物事がいったん白紙になって、新鮮な目線で新しい可能性にも向き合えるでしょう。
自分自身では意図しなかったタイミングになるかもしれませんが、前向きに再スタートを切ることで、ボーナスステージとして活用することもできそうですよ。
どうして白紙に戻りやすいのか知りたい人は、ぜひ下の記事をチェックしてみてくださいね♪

甲寅はどんな年?甲寅の年の開運行動
甲寅が巡る年は、勢いに乗って計画を推し進めていけるタイミングです。
多少の忙しさや困難も、成長する楽しみの一部として、ポジティブに消化していけそうですよ。
努力した成果が自信に繋がり、日に日にステップアップしていく自分を頼もしく感じられるでしょう。
・仕事運
気力が充実してリーダーシップを発揮でき、仕事仲間から頼りにされる場面が多くなりそう。
努力して得る成果に大きな価値を感じられるため、タフに仕事に向き合えるでしょう。
スキルアップを目指して、新たな分野に挑戦してみるのもおすすめです。
・恋愛対人運
周りの人からの好意を前向きに受け取れる時期です。
「こうなれたらいいな」と思う理想の未来像があれば、試しに現実的なプランを考えてみて。
目の前の状況が一つひとつクリアになって、わくわくした気持ちで恋愛やコミュニケーションを楽しめそうですよ。
1年の運勢とあわせてチェックしてみよう!

直近の甲寅の年|一覧表でご紹介
直近の甲寅が巡ってきた年及び甲寅が巡る年は下記の通りです。
和暦 | 西暦 |
---|---|
安政元年 | 1854年 |
大正3年 | 1914年 |
昭和49年 | 1974年 |
令和52年 | 2034年 |
甲寅の年にまつわる出来事や物事
十干の【甲】は自らの理想を実現するために成長を繰り返し、十二支の【寅】はタイミングを狙って大胆に行動します。
そのため、甲寅の年は必要な条件が揃い、多様な個性や夢が社会に広がっていく勢いが増す年だと考えられます。
例えば、1854年は日本が開国するきっかけとなった日米和親条約が締結された年です。
西洋の文化や技術は、日本の生活様式や価値観に変化をもたらし、日本の近代化に大きな影響を与えました。
また1914年は、宝塚少女歌劇(現在の宝塚歌劇団)の第1回公演や、東京駅の開業があった年です。
第1次世界大戦が起こり世界の国々が自国の勢力を伸ばそうと争い合う一方で、夢のある話題を社会に届けるできごとだったと言えるでしょう。
1974年は、少女漫画雑誌『花とゆめ』の創刊、『ドラえもん』第1巻の発売、「ハローキティ」の誕生など、今でも幅広い世代から親しまれ続けているカルチャーが生まれています。
甲寅はどんな月?甲寅の月の開運行動
甲寅が巡る月は、落ち着いてコツコツ集中できます。
自分のことに意識を向けやすいため、順調に能力を伸ばしていけるでしょう。
あらかじめ達成したい目標を決めておくと、変化や不安な気持ちが起こっても冷静に対応できますよ。
・仕事運
予定が盛りだくさんでもタスクをサクサク進められ、何事もスムーズに対応できる時期。
始めた仕事は責任を持って最後まで見届けてあげると、周囲からの信頼も得られるでしょう。
・恋愛対人運
あなたの夢を一足先に叶えている人に出会える予感です。
「こうなりたい」という目標の人を見つけたときは、相手の行動や思いをリサーチしてみて。
人と話すことで心が弾み、ポジティブな気持ちで過ごせるでしょう。
毎月の全体運はもちろん、日干ごとの総合運や仕事運、恋愛運もお届けしているよ♪
直近の甲寅の月
直近の甲寅が巡ってきた月及び甲寅が巡る月は下記の通りです。
和暦 | 西暦 | 甲寅が巡る月 |
---|---|---|
平成20年 | 2008年 | 2月 |
平成25年 | 2013年 | 2月 |
平成30年 | 2018年 | 2月 |
令和5年 | 2023年 | 2月 |
令和10年 | 2028年 | 2月 |
令和15年 | 2033年 | 2月 |
甲寅はどんな日?甲寅の日の開運行動
甲寅が巡る日は、成長をリアルに感じられるチャンス。
ライバルの存在が、あなたの負けん気に火をつけることもありそうです。
迷いが生まれたときには動きながら考えてみると、積み重ねてきた経験がヒントとなり、意外とあっさり答えが見つかるかもしれません。
・仕事運
真面目にコツコツが、運気を活かすポイントです。
自分にできるか心配で仕事を先延ばしにするくらいなら、「こうしてみよう!」ととりあえず決めてみて。
たくさんアイデアがあるときは、リストに書き出して整理すると、スムーズに業務を遂行できますよ。
・恋愛対人運
自分の気持ちに正直になれるタイミングです。
パートナーや友人には、普段は強がって話せないことを素直に伝えられそう。
頭であれこれ考え過ぎず、自分の思いをシンプルに叶えてあげましょう。
直近の甲寅の日
その日に巡ってくる干支に関して、干支カレンダーにまとめています。
干支カレンダーを活用すると、直近の甲寅が巡ってきた日及び甲寅が巡る日を知ることができますよ。

【まとめ】甲寅の年・月・日の運気を知って乗りこなそう
干支は全部で60種類あり、年・月・日ごとにそれぞれ干支が割り当てられていましたね。
巡る干支によって、どのような運気のムードになるのか変わるからこそ、まずは知ることが大切です。
この記事では、特に甲寅が巡る年・月・日はどのような運気になるかをお伝えしました。
自然界の象徴は春の始めの大樹で、通変星の【比肩(ひけん)】と十二運星の【建禄(けんろく)】が巡る甲寅の運気は、これまでに得た経験や人とのつながりを活かし、自分もみんなも幸せになれる大きな理想を描いていく時期です。
そのとき流れる運気のムードにあわせて行動することで、運気の波を乗りこなしていきましょう。
動画とワークで四柱推命を実践的に学べるよ。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる