命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
年・月・日には、それぞれ干支(かんし)が割り当てられています。
そもそも干支とは、【十干(じゅっかん)】と【十二支(じゅうにし)】の組み合わせのことで、全部で60種類あることから総称して六十干支(ろくじっかんし)とも呼ばれます。
この記事では、六十干支の26番目である己丑(つちのとうし)が巡るときの運気のムードや、おすすめの過ごし方をお伝えします。
Contents
己丑(つちのとうし)は26番目の干支で【冬の終わりの田畑】を表す
干支(かんし)は全部で60種類あり、年や月、日ごとにどの干支が割り当てられるかが決まっています。
たとえば、2025年は巳年ですが、干支でいうと乙巳(きのとみ)の年です。
また、2025年1月は丁丑(ひのとうし)の月、2025年1月1日は庚午(かのえうま)の日というように、年・月・日それぞれに干支が決められています。
干支は60種類あることから、年の干支は60年、月の干支は60ヶ月、日の干支は60日で1周します。
おすすめの過ごし方を知ることで、運気の波にスッと乗るヒントにしていこう♪
では、干支が持つムードと干支が持つ星を掛け合わせて己卯の運気を読み解いていきましょう。
己丑が巡る年・月・日のムードは【冬の終わりの田畑】
どのような運気か知るために、まずは己丑(つちのとうし)が持つムードをつかみましょう。
【己(つちのと)】の五行は「土」で、自然界で例えると「田畑」を表します。
そして【丑(うし)】は、季節の中でも「冬の終わり」を表す十二支です。
よって己丑(つちのとうし)の運気が巡ってくると、冬の終わりの田畑のようなムードに包まれるとイメージできます。
己丑が巡る年・月・日の星は【比肩・墓】
次に、己丑が持つ星の性質から、己丑の運気が巡るときのテーマを考えます。
己丑が持つ星は、
です。
通変星は、どのような強みを持っていて、どんなことが得意なのかを教えてくれる星です。
自我の星である比肩は、自分の力で目標を達成し、まっすぐに道を切り拓いていくのが得意という性質を持ちます。
十二運星は、どのような場面だと才能を発揮しやすいかを示してくれる星です。
「墓に埋葬された状態のエネルギー」を持つ墓は、ひとつのことに集中して深く探究する力をもたらします。
このことから、己丑は自分のペースを守りながら、じっくりと物事に取り組むことで力を発揮しやすいと読み解くことができます。
己丑が巡る年・月・日の運気はどうなる?
では、冬の終わりの田畑という己丑が持つムードに、通変星の比肩・十二運星の墓がもたらすテーマを組み合わせると、どんな運気が巡るでしょうか。
冬の終わり、春に向けて静かに栄養を蓄える田畑のように、自分の内側にエネルギーを溜め込み、着実に力を育てていく時期。
自分の意志を大切にすることで、自立心を司る比肩の後押しを受け、自分の中に揺るぎない軸を持ちながら前に進めそうです。
また、墓が巡ることで集中力が高まり、ひとつのことを深く掘り下げる探究心も強まるでしょう。
焦らず自分のペースで、コツコツと積み重ねていきましょう。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
命式であなただけの開運日・月・年を調べよう
巡る干支とあなたが命式の中に持つ干支の関係性によっても、運気からどのような影響を受けるかが変わってきます。
特に運気の影響を受けやすいのは、あなたの日柱にある干支との相性です。
オレンジで囲まれた部分に書かれているのが日柱の干支です♪
この干支と、運気で巡る干支との関係性をチェックしましょう!
チャンス到来!己丑が巡る年・月・日が幸運期になる人
ここでは、己丑が巡る年・月・日に、運気の後押しを受けられる日柱の干支の代表例を取り上げて紹介します。
日柱干支が己丑の人
あなたの日柱の干支が己丑(つちのとうし)の場合は、大きな後押しを受けられるタイミングです。
あなたの本質と巡る運気が重なり合うことで、飛躍のチャンスが広がっていくでしょう。
なかなか踏み出せなかった一歩を思い切って進むと、これまでの努力が実を結びやすくなります。
自分の信念を大切にしながら、粘り強く取り組むことが、あなた本来の力の発揮に繋がりますよ。
律音の過ごし方を詳しく知りたい人は、下の記事をチェックしよう♪
日柱干支が甲戌・甲申・甲午・甲辰・甲寅の人
あなたの日柱の干支が、甲戌(きのえいぬ)・甲申(きのえさる)・甲午(きのえうま)・甲辰(きのえたつ)・甲寅(きのえとら)のいずれかにあてはまる場合、新たな才能が花開きやすいタイミングです。
甲さんのまっすぐな向上心や行動力がプラスに働き、新たな道を切り開くチャンスが訪れそう。
変化の流れが強い時期なので、柔軟さを意識しつつも自分の意志をしっかり持って進むことで、あなたの中に眠っている本来の魅力が引き出されていくでしょう。
干合のおすすめの活用方法は下の記事でも解説しているよ!
日柱干支が丙子・戊子・庚子・壬子の人
あなたの日柱の干支が、丙子(ひのえね)・戊子(つちのえね)・庚子(かのえね)・壬子(みずのえね)のいずれかにあてはまる場合、物事が順調に運びやすいタイミングとなるでしょう。
人とのご縁がスムーズにつながるこの時期は、いつもより周りの助言を柔軟に取り入れてみることがおすすめ。
周りの助けを素直に借りることで自分の強みや魅力が自然と引き出され、より大きな成長に繋がりますよ。
支合について解説している下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね♪
日柱干支が己酉・己巳の人
あなたの日柱の干支が己酉(つちのととり)・己巳(つちのとみ)にあてはまる場合、自分の得意な分野やスキルを想像以上に伸ばすことができるタイミングです。
与えられたチャンスを前向きに捉え積極的に行動することで、勢いに弾みがつき、運気の波に乗りやすくなりますよ。
支えてくれる存在に感謝し、繋がりを大切にしながら着実に進むことが成功のポイントです。
味方となる十二支が運気で巡ってくるから、後押しを受けられるんだよ!
己丑が巡る年・月・日はちょっと注意が必要な人
ここでは、己丑が巡る年・月・日に、運気の影響を受けて、今までとは違う変化が起こりやすい日柱の干支の代表例を取り上げて紹介します。
日柱干支が乙未・癸未の人
あなたの日柱の干支が、乙未(きのとひつじ)・癸未(みずのとひつじ)のいずれかにあてはまる場合、思いがけない変化が起こりやすいタイミングです。
これまでの価値観に大きな揺らぎを感じるかもしれませんが、新たな可能性を切り拓くチャンスとも言えます。
一見マイナスに思える出来事も、現状を変えたいならむしろ追い風となる運気。
勇気を出して一歩踏み出してみましょう。
乙未さんは自らの意思で変化を起こすと、より自分らしい道へ進めそう。
癸未さんは訪れた変化を柔軟に受け入れながら、大切なものを見極める機会となりそうです。
心配になってきちゃいました。
天剋地冲は「破壊と再生のエネルギーを持つ」とも言われているからこそ、どんなものか知って活かしていくことが大事なんだよ。
天剋地冲のおすすめの過ごし方を詳しく解説しているので、上手に運気を乗りこなしていきましょう♪
日柱干支が甲子の人
あなたの日柱の干支が、甲子(きのえね)の場合、嬉しいことも試練も同時に訪れやすいタイミングです。
昇進などうれしい話が舞い込む一方で、新たな責任にプレッシャーを感じたり、幸運に恵まれたと思ったらトラブルが発生したりなど、喜びと試練が一緒にやってくることがあるでしょう。
大切なのは、目の前の出来事に一喜一憂せず、冷静に受け止めること。
良いことには感謝の気持ちを忘れず、困難からは学びの機会を見出すことで、甲子さんの持つまっすぐな向上心を活かしていく力となりますよ。
だから良いものが重なったことで運気がプラスになりすぎないよう、マイナスも起こることでバランスをとっているんじゃないかな。
ちなみに、干合と支合が重なった関係を晦気(かいき)と呼びます。
日柱干支が己未の人
あなたの日柱の干支が、己未(つちのとひつじ)、物事が白紙に戻りやすいタイミングです。
計画通りに進まないことに戸惑いを感じるかもしれませんが、焦らず受け止めると自分の器を広げるチャンスとなります。
己未さんの持つ柔軟性を活かし、もし続けてきたことに違和感を覚えているなら、思い切って方向転換するのも良い選択です。
未来の目標や夢のために、今できることを見直す期間として前向きに過ごしてみてくださいね。
どうして見直しが必要になるのか知りたい人は、ぜひ下の記事をチェックしてみてくださいね♪
己丑はどんな年?己丑の年の開運行動
己丑が巡る年は、自分の内側を見つめ、じっくりと力を蓄えていくタイミングです。
派手な動きよりも、地道な努力や準備が実を結びやすい時期。
自分の信念を大切にしながら、ひとつのことに集中して取り組むことで、着実に成長できる1年となるでしょう。
・仕事運
コツコツと積み重ねてきた努力が評価されそう。
専門性を深めたり、スキルを磨いたりすることで、周囲からの信頼も高まります。
新しいことに手を広げるよりも、今ある仕事を丁寧にこなすことが成果につながるでしょう。
自分のペースを守りながら、着実に前進していきましょう。
・恋愛対人運
深い信頼関係を築きやすい時期です。
表面的な付き合いよりも、心から分かり合える相手との絆が深まりそう。
ただ、自分の考えに固執しすぎると、相手との距離が生まれることも。
ときには相手の意見にも耳を傾け、柔軟な姿勢を心がけると、より良い関係を育めるでしょう。
直近の己丑の年|一覧表でご紹介
直近の己丑が巡ってきた年及び己丑が巡る年は下記の通りです。
| 和暦 | 西暦 |
|---|---|
| 文政12年 | 1829年 |
| 明治22年 | 1889年 |
| 昭和24年 | 1949年 |
| 平成21年 | 2009年 |
| 令和51年 | 2069年 |
己丑の年にまつわる出来事や物事
己丑は、地道な努力が大きな成果につながり、新たな時代の基盤が築かれやすい年です。
例えば、1889年には大日本帝国憲法が公布されました。
日本が近代国家として歩み始める大きな節目となり、長年の準備と議論が形になった年でした。
1949年は、戦後の混乱期から復興へと向かう重要な転換点。
湯川秀樹さんが日本人初のノーベル賞を受賞し、国民に希望と自信を与えました。
地道な研究の積み重ねが世界に認められた象徴的な出来事です。
また、2009年には裁判員制度がスタートし、一般市民が司法に参加する新たな仕組みが始まりました。
長年の議論と準備を経て実現したこの制度は、社会の基盤を支える大きな変化となりました。
己丑の持つ「着実に積み重ねる」エネルギーが、時代を動かす土台を築いてきたと言えるでしょう。
己丑はどんな月?己丑の月の開運行動
己丑が巡る月は、自分の軸を定め、ひとつのことに集中して取り組むのに適したタイミングです。
あれもこれもと手を広げるよりは、今自分が必要だと感じていることに意識を向けて粘り強く取り組むと成果が出やすいでしょう。
じっくり腰を据えて物事に向き合うことで、想像以上に確かな手応えを感じられる月となりそうです。
・仕事運
集中力が高まり、専門的な作業や細かい業務で力を発揮できそう。
周囲のペースに合わせるよりも、自分のやり方を貫くことで良い結果につながります。
ただし、頑固になりすぎないよう注意も必要。
必要な場面では周りと協力する姿勢を持つと、よりスムーズに進められるでしょう。
・恋愛対人運
信頼できる相手との絆が深まりやすい時期。
大勢で過ごすよりも、1対1でじっくり話す時間を大切にすると良いでしょう。
自分の気持ちを素直に伝えることで、お互いの理解と信頼が深まります。
新しい出会いよりも、今ある関係を丁寧に育てることを意識してみてくださいね。
毎月の全体運はもちろん、日干ごとの総合運や仕事運、恋愛運もお届けしているよ♪
直近の己丑の月
直近の己丑が巡ってきた月及び己丑が巡る月は下記の通りです。
| 和暦 | 西暦 | 己丑が巡る月 |
|---|---|---|
| 平成23年 | 2011年 | 1月 |
| 平成28年 | 2016年 | 1月 |
| 令和3年 | 2021年 | 1月 |
| 令和8年 | 2026年 | 1月 |
| 令和13年 | 2031年 | 1月 |
| 令和18年 | 2036年 | 1月 |
己丑はどんな日?己丑の日の開運行動
己丑が巡る日は、自分の内側と向き合い、じっくりと考えを深めるのに適したタイミングです。
慌ただしく動き回るよりも、落ち着いて物事に取り組むことで良い結果につながるでしょう。
ひとつのことに集中することで、新たな気づきや発見が得られそうですよ。
・仕事運
細かい作業や地道な業務で力を発揮できる1日です。
周囲のペースに惑わされず、自分のやり方で進めることが成果につながります。
大きな決断よりも、目の前のタスクを丁寧にこなすことを意識すると良いでしょう。
コツコツと積み重ねる姿勢が、周囲からの信頼にもつながりますよ。
・恋愛対人運
深い会話ができる1日です。
表面的なやり取りよりも、本音で語り合う時間を大切にすると、相手との絆が深まりそう。
自分の考えをしっかり持ちつつも、相手の話にも耳を傾けることで、より良い関係を築けるでしょう。
静かな場所で過ごす時間をとることが、心の充実につながります。
直近の己丑の日
その日に巡ってくる干支に関して、干支カレンダーにまとめています。
干支カレンダーを活用すると、直近の己丑が巡ってきた日及び己丑が巡る日を知ることができますよ。
【まとめ】己丑の年・月・日の運気を知って乗りこなそう
干支は全部で60種類あり、年・月・日ごとにそれぞれ干支が割り当てられていましたね。
巡る干支によって、どのような運気のムードになるのか変わるからこそ、まずは知ることが大切です。
この記事では、特に己丑が巡る年・月・日はどのような運気になるのかをお伝えしました。
自然界の象徴は冬の終わりの田畑で、通変星の【比肩(ひけん)】と十二運星の【墓(ぼ)】が巡る己丑の運気は、自分の軸を大切にしながら、ひとつのことにじっくりと取り組むことで着実に力を蓄えていくタイミングです。
そのとき流れる運気のムードにあわせて行動することで、運気の波を乗りこなしていきましょう。
動画とワークで四柱推命を実践的に学べるよ。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
やなか えつこ
専業主婦時代から独学・講座受講などを経て、現在は四柱推命・西洋占星術を用い講師の活動をおこなう。東洋と西洋の占術をバランスよく使用しながら、その人が持って生まれた性質をうまく活かせるようなアドバイスをおこなう鑑定スタイルが人気。2021年からは四柱推命協会の無料講座制作にたずさわる。占いを学ぶことで自身の人生が大きく変わった経験から、現在は鑑定師の育成にも力を入れている。2021年には時代を先読みした著書『STAR INNOVATION』を執筆し、発売から1ヶ月で2万部越えのヒット。
























