星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今月の星の動きの解説&12星座別の運勢とアドバイスをお届けします。
2020年11月は、天体が順行に戻っていく1ヶ月です。
天秤座で逆行していた水星は11/4に、そして牡羊座で逆行していた火星も11/14に順行に戻り、私たちは落ち着きを取り戻します。
また、約5ヶ月にわたって逆行していた海王星も、11/29に順行に転じます。
月末には、約半年に1回の月食という節目を双子座で迎えます。
2020年6月に始まったサイクルがここで一段落して、成果が出たり開放感を味わえたりすることもあるでしょう。
しかし、これは年末に控えるグレート・コンジャンクションという時代の節目に向けての序章のようです。
では、12星座別にはどのような1ヶ月になるのか、メッセージをお伝えしていきましょう。
2020年11月は【落ち着きを取り戻す】とき
2020年11月の星読みトピックス
- 逆行していた水星・火星・海王星が順行へ
- 双子座で月食
2020年11月の主な星の動き
日付 | 星の動き |
11/4 | 水星:順行へ(天秤座) |
11/11 | 水星:天秤座→蠍座 |
11/14 | 火星:順行へ(牡羊座) |
11/15 | 新月(蠍座) |
11/21 | 金星:天秤座→蠍座 |
11/22 | 太陽:蠍座→射手座 |
11/29 | 海王星:順行へ(魚座) |
11/30 | 満月・月食(双子座) |
【2020年11月】12星座別の今月の運勢とテーマ
【牡羊座】受け継ぐ・運命共同体の絆を結ぶとき
2020年11月の牡羊座さんは、逆行中だった火星が順行に戻る11/14以降、約2ヶ月ぶりに物事がスムーズに流れる感覚を取り戻します。
この時期、何か大きな役割のようなものを誰かから託される人もいます。
受け継ぐこと、または誰かと運命共同体としての絆を結ぶことがテーマになってきます。
あなたにとってのテーマが何なのか、11/15の新月で明らかになってくるでしょう。
すべては、あなたが人生をかけて取り組むような「使命」に関わっていきます。
【牡牛座】誰かとの会話を通して成長できるとき
2020年11月の牡牛座さんは、久しぶりに誰かと一対一で向き合うことがテーマとなります。
長い時間をかけて人生を転換中のあなたですが、今月は誰かとの会話を通して成長できるときです。
牡牛座さんは、9月ごろから潜在意識にくすぶった思いを抱えていたかもしれませんが、今月は解消の方向に向かいます。
久々にストレートな情熱が湧いてきそうです。
11/30の満月(月食)は、経済的なことにおいて成果を手にすることができそう。
そういった意味で大きな節目となるでしょう。
【双子座】大きなエネルギーが解き放たれるとき
双子座さんにとって縁が深い(支配星)水星は、2020年10月から逆行中でしたが、11/4には順行に戻ります。
あなたも本調子を取り戻し、思考も爽やかに回り始めます。
ペースダウンしていたことも軌道に乗り始めますし、人の意見や評価も過剰に気にならなくなるでしょう。
11/30にはあなたのエリア(双子座)で満月(月食)が起こり、大きなエネルギーが解き放たれます。
あなたの中で温めていた愛があふれ出すのかもしれませんし、自分らしい表現を形にできるようなタイミングです。
【蟹座】対人関係・パートナーシップの課題を総仕上げするとき
最近の蠍座さんは、「対人関係」「パートナーシップ」が長期的な課題ではありますが、2020年11月はそれらのテーマについて「総仕上げ」のような1ヶ月となるでしょう。
特に恋愛面では、11/15の新月で一つの大きなスタートがありそう。
ビジネスに関しては、11/14にあなたの「使命」を表すエリアで火星が順行に戻ると、勢いを取り戻せます。
月の前半は、これまでの見直しを丁寧に行うことがポイントです。
11/30の満月(月食)は、これまで気づいていなかった心の制限が取り払われるような体験があるかも。
【獅子座】一大決心の予感のとき
獅子座さんの2020年11月は、「自分の居場所・家庭」に力を注ぐと良いときです。
特に11/21以降は金星があなたにとっての家庭のエリアに入り、居心地の良さで満たされるでしょう。
11/8は、あなたのエリアである獅子座で下弦の月を迎え、何か一大決心をするかも。
その決心は、11/30の満月(月食)に、多くの人を幸せに導くようなムードを巻き起こしそうです。
11月前半は、調子が出なくても焦らなくてOK。
「成長したい!」という意欲は、火星が順行になる11/14以降にスムーズに発揮されます。
【乙女座】相手を「信頼できるかどうか」が鍵になるとき
2020年11月、乙女座のあなたが誰かとの信頼関係を取り戻したいなら、火星が順行になる11/14以降がおすすめです。
相手の気持ちがはっきり見えませんが、そこにこだわるのではなく「それでも信頼できるかどうか」が鍵になります。
経済的なことは、金星の影響をうけて11/21まで好調です。
それ以降は、経済的なことより、身近な人間関係がテーマに。
活発なディスカッションが期待できます。
【天秤座】輝きを得て次のフェーズに進むとき
2020年11月は、あなたのエリアである天秤座に11/20まで金星が滞在し、あなたはキラキラと輝きを放つことができます。
それ以降は「その輝きをベースに何を手に入れていくのか」というフェーズに移行します。
人気運が下がるのではなく、「実質的なものを得る」フェーズになるということです。
また、11/15の新月には、あなたの新しい才能に目覚めるかもしれません。
その才能をいかに活用するかも、テーマになってくるでしょう。
【蠍座】心地よい人間関係を経験できるとき
2020年11月は、月の後半からさまざまな天体が蠍座に集まり「蠍座祭り」となります。
前の月から滞在中の太陽に加えて、11/4からは水星、11/21からは金星が蠍座入り。
さらに11/15の新月も蠍座です。
あなたにとって愛と会話に満ちた特別なお誕生日月となりそう。
長期的に見て「対人関係」のエリアに変革の星・天王星が滞在しているせいか、ここ数年は「一筋縄ではいかない人間関係」を経験している方も多いかもしれません。
でも、2020年11月は、心地よさにあふれた人とのつながりを経験できそうです。
【射手座】誰かとの関係性に一つの結論が出るとき
11/30の満月(月食)は、射手座さんにとって「パートナーシップ」「一対一の人間関係」に関する節目となります。
誰かとの関係性に一つの結論が出るタイミングです。
あなたにとっては突然の結論のように思えても、機が熟した結論であると言えるでしょう。
幸せを引き寄せたいなら、金星が「願望実現」のエリアにいる11/21までに!
特に水星が順行している11/4〜21がおすすめです。
心の奥底に眠ったままの願望を思い出してみて。
【山羊座】課題や制限の向こう側に思いをはせるとき
山羊座にある木星・土星・冥王星は、あなたに長期的に影響を与えていますが、
2020年11月は3天体とも順行しているため、重苦しい雰囲気からは解き放たれるでしょう。
「責任とは何か」を問い続けていた方は、責任の向こう側にある自由について思いをはせても良いでしょう。
「役割とは何か」に制限を感じていた方は、役割に縛られず表現したいことを思い描くのも良いでしょう。
なぜなら、「使命」のエリアに11/21まで金星が滞在し、あなたの「人生の喜び」の方へ舵を切ってくれているからです。
11/30の満月(新月)には、ダイエットで成果が出るなど、健康や身体のことについて開放感を得られそうです。
【水瓶座】使命のスイッチがオンになるとき
2020年11月の水瓶座さんは、11/30の満月(月食)に、恋愛や趣味に関して一つの成果・結論を得ます。
でも、それがあなたの人生を決めるわけではありません。
2021年以降、あなたが大きく開花するための準備として、この成果・結論があるのです。
あなたにとっての優先順位や本音の気持ちを尊重しましょう。
学びに関しては向上心が高まり、仕事や使命につながるヒントが得られるかもしれません。
11/15には、あなたにとって「高度な学び」を表すエリアで新月が起こるので、それが何を示すのかヒントを得ることができるでしょう。
いずれにせよ、来年の拡大期を見据えて「使命のスイッチ」がオンになるタイミングです。
【魚座】身近な場所での気づき・発見があるとき
長期的な星の影響として、魚座さんの目線は未来や広い世界にあります。
でも2020年11月は、11/30の満月・月食に、身近な場所での気づきや発見がありそうです。
「これこそが私の求めていた居場所・家庭だ」という目覚めがあるかもしれません。
恋愛の出会いを求める人にとっては、多くの人と出会うというより、一対一で信頼関係を深める月になります。
これはビジネスにおいても同じことが言えます。
パートナーや大切な人との対話は、11/4に水星が順行に戻ってからがベストです。